250 / 460
第1章 カイト、五歳までの軌跡
25サンディおばあちゃんはママの匂い
「ひとまず、お義父さまとお義母さまを応接間にお通しして。」
「カイト、料理はどうするんだ?」
「うーん、唐揚げができたら、あとはもう大丈夫だと思う。」
胡椒は蓋のある容器に入れるようにして食事の時に追加でふりかけられるように出してもらう。
あと、赤い実はふやけていたから1つつまんで中の白い部分を取り出し、これは乾燥させて置くように伝える。
乾燥したら、緑の実を十二分に乾燥させた黒胡椒と同じように、すり潰して粉にして容器に入れておくようにお願いをした。
牛肉はガリガリクゥー&ペッパーステーキに、豚肉と鶏肉はソテーぽくなった。
あとナス味噌もできている。
ただ、さっきパパが食べたよね。
全体的に皆が味見をしたから、絶対に足りないよね。
足りるように料理をしてもらい、夕食の一部として出してもらうように頼んだ。
おばあ様がどんな方かは分からないけど、女性は甘いの好きよね?
なにかないかな?
やっぱりシャーベットしか浮かばない。
牛乳やチーズが欲しいなー。
シャーベットは凍らせないといけない。
そうなるとやっぱりジュースだよね。
シーレモンを大量に用意させ、切って果汁を絞る。
別皿に粉黒糖を入れ、少量の水で熱を加えて溶かしていく。
シーレモンと液体になった黒砂糖を混ぜて水も加えながら味を確認して完成。これは冷やして貰うように手配。
1口飲んだサラマン。目をキラキラにして「甘い?酸っぱい?なんて言えばいいか分からないけど、美味しい。美味しい。もう幸せ過ぎて私の寿命が縮こまります」
ちょっと、縮みます、じゃない?
突っ込むのはやめといて。
「カイト、では、1度キレイにしてからおじい様、おばあ様にご挨拶しよう」
パパと一緒に風呂に入る。
お付の方もキレイに丁寧に風呂に入れてくれる。だけど、慣れないからまだ恥ずかしい。
着替えてパパに手を引かれ、応接間へ。
そこには宰相のおじいちゃんがいて、その隣にはママにそっくりな女性が佇んでいた。ママにそっくりだからおばあ様って気づくよね。
「ダウニー様カイト様、お時間頂きありがとうございます。隣が妻のサンディでございます。」
紹介されたおばあ様は、震えた声で挨拶してきた。
「お久しゅうございます、ダウニー様。突然の訪問に大変失礼を致しました。」
「義母上、大丈夫です。カイトに会いたかったのでしょう。お待たせして申し訳ありません。」
パパは、おばあ様の事をわざと義母上って呼んだんだ。きっと娘婿として接した方がいいって判断だ。
「いえ、いえ、いいのです。今までお忙しかったのは存じております。ですから我慢してました。けど今、会えましたもの。」
「カイトちゃん、初めまして。あなたの母上の母上ですよ。あなたのおばあ様ですよ。抱きしめてもいいかしら?」
涙うかべて恐る恐るボクを抱き寄せるおばあ様。少しだけママと似た匂い。
ちょっとママに会いたくなって涙が出ちゃった。
「あらあら、どうしたのかしら?おばあ様がカイトちゃんを泣かせてしまったのかしら?」
「大丈夫か?カイト」
心配そうにするパパに抱っこしてもらう、少し安心したみたい。
「おばあ様、ママの匂いがしたの」
「そうか」
そう言ってボクの背中をさするパパ。
「おかあ様はアマナに似てますからね。カイトはママが恋しくなったんでしょう」
「あらあら、そうなの。そうねまだ4歳だもの。こんなにママと離れること無かったから寂しくなったのね」
ボクは前世の記憶があるから、成人している気持ちが少しあるけど、こっちの世界ではまだ4歳だもの、子どもの感情に引っ張られることあるよね。仕方ないこと。
パパに抱かれ、おばあ様に背中を優しく撫でられたから少ししたら落ち着いたみたい。
「さあ、良かったらおじい様にも抱かせてくれないか?」
陛下のおじいちゃんが居たから前は少し遠慮していたのかもしれない。そう思うと自然におじい様に手を伸ばす。
おじい様、おばあ様に抱っこされ落ち着いたみたい。いつもはアリがいるから、お兄ちゃんのボクはちょっと遠慮がちだけど、アリは居ない。だから、ボクが甘えてもいいかな?そう思って、おじい様、おばあ様にギューって抱きついた。そんなボクを2人とも優しく抱きしめてくれた。
「カイト、料理はどうするんだ?」
「うーん、唐揚げができたら、あとはもう大丈夫だと思う。」
胡椒は蓋のある容器に入れるようにして食事の時に追加でふりかけられるように出してもらう。
あと、赤い実はふやけていたから1つつまんで中の白い部分を取り出し、これは乾燥させて置くように伝える。
乾燥したら、緑の実を十二分に乾燥させた黒胡椒と同じように、すり潰して粉にして容器に入れておくようにお願いをした。
牛肉はガリガリクゥー&ペッパーステーキに、豚肉と鶏肉はソテーぽくなった。
あとナス味噌もできている。
ただ、さっきパパが食べたよね。
全体的に皆が味見をしたから、絶対に足りないよね。
足りるように料理をしてもらい、夕食の一部として出してもらうように頼んだ。
おばあ様がどんな方かは分からないけど、女性は甘いの好きよね?
なにかないかな?
やっぱりシャーベットしか浮かばない。
牛乳やチーズが欲しいなー。
シャーベットは凍らせないといけない。
そうなるとやっぱりジュースだよね。
シーレモンを大量に用意させ、切って果汁を絞る。
別皿に粉黒糖を入れ、少量の水で熱を加えて溶かしていく。
シーレモンと液体になった黒砂糖を混ぜて水も加えながら味を確認して完成。これは冷やして貰うように手配。
1口飲んだサラマン。目をキラキラにして「甘い?酸っぱい?なんて言えばいいか分からないけど、美味しい。美味しい。もう幸せ過ぎて私の寿命が縮こまります」
ちょっと、縮みます、じゃない?
突っ込むのはやめといて。
「カイト、では、1度キレイにしてからおじい様、おばあ様にご挨拶しよう」
パパと一緒に風呂に入る。
お付の方もキレイに丁寧に風呂に入れてくれる。だけど、慣れないからまだ恥ずかしい。
着替えてパパに手を引かれ、応接間へ。
そこには宰相のおじいちゃんがいて、その隣にはママにそっくりな女性が佇んでいた。ママにそっくりだからおばあ様って気づくよね。
「ダウニー様カイト様、お時間頂きありがとうございます。隣が妻のサンディでございます。」
紹介されたおばあ様は、震えた声で挨拶してきた。
「お久しゅうございます、ダウニー様。突然の訪問に大変失礼を致しました。」
「義母上、大丈夫です。カイトに会いたかったのでしょう。お待たせして申し訳ありません。」
パパは、おばあ様の事をわざと義母上って呼んだんだ。きっと娘婿として接した方がいいって判断だ。
「いえ、いえ、いいのです。今までお忙しかったのは存じております。ですから我慢してました。けど今、会えましたもの。」
「カイトちゃん、初めまして。あなたの母上の母上ですよ。あなたのおばあ様ですよ。抱きしめてもいいかしら?」
涙うかべて恐る恐るボクを抱き寄せるおばあ様。少しだけママと似た匂い。
ちょっとママに会いたくなって涙が出ちゃった。
「あらあら、どうしたのかしら?おばあ様がカイトちゃんを泣かせてしまったのかしら?」
「大丈夫か?カイト」
心配そうにするパパに抱っこしてもらう、少し安心したみたい。
「おばあ様、ママの匂いがしたの」
「そうか」
そう言ってボクの背中をさするパパ。
「おかあ様はアマナに似てますからね。カイトはママが恋しくなったんでしょう」
「あらあら、そうなの。そうねまだ4歳だもの。こんなにママと離れること無かったから寂しくなったのね」
ボクは前世の記憶があるから、成人している気持ちが少しあるけど、こっちの世界ではまだ4歳だもの、子どもの感情に引っ張られることあるよね。仕方ないこと。
パパに抱かれ、おばあ様に背中を優しく撫でられたから少ししたら落ち着いたみたい。
「さあ、良かったらおじい様にも抱かせてくれないか?」
陛下のおじいちゃんが居たから前は少し遠慮していたのかもしれない。そう思うと自然におじい様に手を伸ばす。
おじい様、おばあ様に抱っこされ落ち着いたみたい。いつもはアリがいるから、お兄ちゃんのボクはちょっと遠慮がちだけど、アリは居ない。だから、ボクが甘えてもいいかな?そう思って、おじい様、おばあ様にギューって抱きついた。そんなボクを2人とも優しく抱きしめてくれた。
あなたにおすすめの小説
【完結】転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
ぽっちゃり令嬢の異世界カフェ巡り~太っているからと婚約破棄されましたが番のモフモフ獣人がいるので貴方のことはどうでもいいです~
翡翠蓮
ファンタジー
幼い頃から王太子殿下の婚約者であることが決められ、厳しい教育を施されていたアイリス。王太子のアルヴィーンに初めて会ったとき、この世界が自分の読んでいた恋愛小説の中で、自分は主人公をいじめる悪役令嬢だということに気づく。自分が追放されないようにアルヴィーンと愛を育もうとするが、殿下のことを好きになれず、さらに自宅の料理長が作る料理が大量で、残さず食べろと両親に言われているうちにぶくぶくと太ってしまう。その上、両親はアルヴィーン以外の情報をアイリスに入れてほしくないがために、アイリスが学園以外の外を歩くことを禁止していた。そして十八歳の冬、小説と同じ時期に婚約破棄される。婚約破棄の理由は、アルヴィーンの『運命の番』である兎獣人、ミリアと出会ったから、そして……豚のように太っているから。「豚のような女と婚約するつもりはない」そう言われ学園を追い出され家も追い出されたが、アイリスは内心大喜びだった。これで……一人で外に出ることができて、異世界のカフェを巡ることができる!?しかも、泣きながらやっていた王太子妃教育もない!?カフェ巡りを繰り返しているうちに、『運命の番』である狼獣人の騎士団副団長に出会って……
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
【完結】貧乏令嬢の野草による領地改革
うみの渚
ファンタジー
八歳の時に木から落ちて頭を打った衝撃で、前世の記憶が蘇った主人公。
優しい家族に恵まれたが、家はとても貧乏だった。
家族のためにと、前世の記憶を頼りに寂れた領地を皆に支えられて徐々に発展させていく。
主人公は、魔法・知識チートは持っていません。
加筆修正しました。
お手に取って頂けたら嬉しいです。
1歳児天使の異世界生活!
春爛漫
ファンタジー
夫に先立たれ、女手一つで子供を育て上げた皇 幸子。病気にかかり死んでしまうが、天使が迎えに来てくれて天界へ行くも、最高神の創造神様が一方的にまくしたてて、サチ・スメラギとして異世界アラタカラに創造神の使徒(天使)として送られてしまう。1歳の子供の身体になり、それなりに人に溶け込もうと頑張るお話。
※心は大人のなんちゃって幼児なので、あたたかい目で見守っていてください。
異世界スローライフ希望なのに、女神の過保護が止まらない
成瀬一
ファンタジー
HOTランキング1位感謝です!(2/3)
「小説家になろう」日間ランキング最高11位!(ハイファンタジー)
ブラック企業で過労死した俺、佐久間遼。
神様に願ったのは、ただ「異世界で、畑でも耕しながらのんびり暮らしたい」ということだけ。
そうして手に入れた、辺境の村での穏やかな日々。現状に満足し、今度こそは平穏なスローライフを……と思っていたのだが、俺の妙なスキルと前世の社畜根性が、そうはさせない。
ふとした善意で枯れた井戸を直したことから、堅物の騎士団長やら、過保護な女神やらに目をつけられることになる。
早く穏やかに暮らしたい。
俺は今日も、規格外に育った野菜を手に、皆の姿を眺めている。
【毎日18:00更新】
※表紙画像はAIを使用しています
一人、辺境の地に置いていかれたので、迎えが来るまで生き延びたいと思います
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
大きなスタンビートが来るため、領民全てを引き連れ避難する事になった。
しかし、着替えを手伝っていたメイドが別のメイドに駆り出された後、光を避けるためにクローゼットの奥に行き、朝早く起こされ、まだまだ眠かった僕はそのまま寝てしまった。用事を済ませたメイドが部屋に戻ってきた時、目に付く場所に僕が居なかったので先に行ったと思い、開けっ放しだったクローゼットを閉めて、メイドも急いで外へ向かった。
全員が揃ったと思った一行はそのまま領地を後にした。
クローゼットの中に幼い子供が一人、取り残されている事を知らないまま
【完結】胃袋を掴んだら溺愛されました
成実
恋愛
前世の記憶を思い出し、お菓子が食べたいと自分のために作っていた伯爵令嬢。
天候の関係で国に、収める税を領地民のために肩代わりした伯爵家、そうしたら、弟の学費がなくなりました。
学費を稼ぐためにお菓子の販売始めた私に、私が作ったお菓子が大好き過ぎてお菓子に恋した公爵令息が、作ったのが私とバレては溺愛されました。