ボクは転生者!塩だけの世界で料理&領地開拓!

あんり

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第2章 いよいよ開幕!――物語は“影”の深層へ!

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「カイト坊ちゃん、私は旦那様と奥様やアリアーナ様をお守りしなくちゃ行けません。……ですから、どなたかとご一緒に行動を共にして下さい」

「うん、セバス、パパたちをよろしくね。」

「カイト様、私達がご一緒します」

「2人とも来てくれるの?ありがとう」

「カイト坊ちゃんに2人がついてくだされば安心ですな」

「では、時間がないからボク行くね、まずは東側から行くよ」

シュン!

「私たちも向かうぞ!遅れる訳には行かんぞ」


(東側 城壁前)

遠くで戦いの音が響く。

弓を放つ鋭い風切り音、なにかに刺さる鈍い音、金属の弾かれる音、そして怒号。

まだ距離はある、今のうちに――。

「よし、防壁だ」

ボクは岩をイメージして、高さ1.5m、幅2mくらいの岩を次々と形成していく。

ドンッドンッドンッ。

軽く砂埃が舞うけど、気にしない。

イメージ通りに積み上がっていくのは、本当に便利だよね。

100mくらい並べたら、その上に石を置いていく。

ガラガラガラ………!

「さあ、どんどん積むよ」

「はぁ……はぁ……カイト坊ちゃん、もうこれだけ積み上げたんですか?」

ハンス副団長、走った来たんだ、遅いよ?

「仕事が……早いッ……!」

セルジュ団長分かってるー。

「続けるね」

ズドン、ズドンッ!

ボクはどんどん積み上げていく。
大人でも見上げる高さになった。

「これくらいかな?」

「いえ、敵が“簡単に乗り越えられない”くらいが良いですね」

「分かった!じゃ、もう少しねっ」

ズドン、ズドン!

ボクはさらに積み上げて、最終的には5mにはなったかな。

「これでいい?」

「はい、これだけで十分でしょう」

そういいながら、ハンスはスイスイと石の壁を登っていく。

……あれ?

ハンスがこれだけスイスイ登れるって事は、敵も登れるよね?

どうしよ……?
あ!閃いたよ、これこれ~!

「イメージ、イメージ……」

ボクはリュックに入れていた味噌と水を混ぜた、あのドロドロのイメージを強く想像する。

「ボクも上に行くね」

ボクも鍛えているんだ。これくらい登れるもんね。イケる、イケる。

ハンス副団長みたいには行かないけど、何とか壁の上に到着。

そして、敵側へ――
イメージした味噌を大量に流していく、満遍なく。

ドボボボボ……

「へっ?」

ハンスー、びっくりしたよね?

「え?ミソ……?なぜ流すのです?」

「えー、だってさぁ、初めて開けた時のあの“むわ~”って漂うウンコ臭。 
知らない人から嗅いだら絶対ウンコだと思うでしょ?誰も触りたくないよね?嫌でしょ?」

「うわー、カイト様、……これは……っ、臭っ……!」

セルジュ団長にもふる。

「セルジュ団長、そのミソ触ってー」

「ぜーったいに、嫌です!!」

「そんなこと言わずに、触ってみそー」

「…………」

「セルジュ、総括副団長としての命令だ!やれ!」

「ちょっ……!?ハンス副団長ぉー!私が!?……ミソまみれにぃぃぃ……!」

「じゃあね、セルジュ団長、そこから登ってみてー」

「う、うう……、わっ、分かりました……」
「わ、私のプライドがっ……ミソまみれだと?……くそっ」

ズルッ。

ズルッ。

「くっ……何度やっても……登れません……!」

よし、作戦成功ー!

「じゃ、ハンス副団長も試してみて。セルジュ団長“だけ”が登れないのか、確認したいからっ」

「え?私も?……ウンコ……違う……ミソまみれに……?」

「うん!」

ボクは笑顔でお願いする。

「………承知しました」

頑張って、ハンスッ!
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