塩しかない世界に転生したので、料理で無双しながら領地を発展させます

あんり

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第1章 カイト、五歳までの軌跡

46 ボクの護衛は、ルーク応援団長?

 パパの執務室。ボクはパパの隣。

 目の前には甲冑を着こなしていている、青い髪の眼光の鋭いイケおじがパパとボクの前で、片膝をついて、パパを見上げている。

「ルーク、カイトの護衛は決まったのか?」

「はっ、このルークが致します」

「そうか、それ安心だな、任せた。早速だが」

 ルークって、だんちょー?!じゃん。

「カイトも4歳だ。貴族としての教育はマールからも順調だと聞いておる。この子はあまり手がかからない。カイトの護衛だからな、知っていても良かろう」

 ボクがイカルダの女神様から色々伝授されていること、鑑定、調合、合体のスキルがあるがまだちゃんと使えない事。カイチェアの発案者であり、ミソ汁はカイトが作ったことなどをセバスから伝えられた。

「ルーク、これからカイトを頼む、守ってくれ、いいな?」

「はい、お任せ下さい」

「約束だ。守らなければ」

「守らなければ?」

「針千本飲ます、からなっ。」

 ちょっとパパ、なに、それ?
 針千本飲ますって、流行ってるの?
 なに、気に入っちゃってるの?

「はぃぃ」

 ルーク団長、ビビりすぎじゃない?

「はい、あんな風にはなりたくありません。その前にマーシュ辺境伯様、マーシュ領に忠誠を誓ったこの身、命に替えてでもカイトお坊ちゃまをお守りします」

 あんなふうにって?え?
 どっかで使ったの?うそー。

「うん、ルーク団長。ボクを守ってね」

「はい、おまかせを!」


「父上、お願いがあります。ボクは探検がしたいですっ、庭ではなく、もう少し遠くの森に行ってみたいです」

 最近、マールから教わってるマナーでは、初めて会う人の前、貴族と会う時、必要な時は、父上、母上と呼び、敬語を使うように指導されている。
 もうすぐ家庭教師も付くようだ。

「そうだな、その前に少し訓練が必要だな、ルーク頼めるか?」

「はい、かしこまりました」


 ボクには目的があるんだ!
 けどまだ果たせなかったことなんだよね。
 それはねー、エルフの里を探して、エルフの長に会って、ナップルのあの湖を探すんだ。忘れていたわけじゃないよー。
 護衛をつけて貰えるこの日まで待ってたんだ~。

 やった、やっと叶えるかもしれない。
 ナップルの実をもっと広めたい。
 なんなら、ナップルを美味しい料理に変えるんだ。
 ワクワクしちゃうな、ボクの食べたいのはパイナップルで作ったスバゲッティ。
 酢豚もいいな。あー食べたーい。
 ボクの記憶ではどっちもトマト必要だよね。

 トマトも探さなきゃ。

 そして、やっとミソが手に入ったんだ。
 形は違うけど、もしかしたら、他にも調味料とかあるかもしれない。

 いろいろ探そー。
ルーク団長、頼りにしてます。

 美味しいものは正義!
 あ、色々やりたいこといっぱい。
 けど、まずはご飯から変えていこー。

 明日から早速訓練するんだって。
 楽しみだなー今日は寝れないかもっ。

  

はっ、はっ、はっ、息切れだよ。
ちょっとー、なーに?
ボク、こんなに訓練がキツイなんて、
聞いてないよー。
訓練って体力つけることだったー!
もう20分走らされてるよっ。
息切れー、しんどーい。
ルーク団長、鬼教官だったー。

 そんなとこで突っ立ってないで~。

「カイトお坊ちゃま、応援してますから頑張って下さいねー」

 って、ルークって、
やっぱ応援団長じゃん。

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