49 / 403
第1章 カイト、五歳までの軌跡
49 この世界のお風呂事情。石けんは灰。
しおりを挟む
ルーク団長と別れ、お風呂に入る。
今日もアリと一緒。4歳と3歳だから、まだ一緒に入ってる。男女別々になるのはどちらかが5歳になってからだ。
「アリ、ねぇねぇ」
振り向いたアリの可愛いほっぺにボクの人差し指が刺さる。
「ぶぇっ」
いや、アリ、お口にお水入ってたのねー!?
お兄ちゃん、アリのお口から水鉄砲噴射されたからね、見事に顔面に掛かったじゃんかぁ~、ばっちー。
「汚~い」
いくら大好きな妹の口から出た水だからって、ちょっと、やだ。
「もうお兄ちゃま、意地悪しないで。おにいちゃまが悪いんでしゅ」
ぷりぷり怒ったアリのお顔も可愛い。
「ごめんね」
許してくれたのかな?ニヘラって笑うアリ、やっぱり天使だ。
さぁ、はい、お風呂終わりー。
メイドさんに連れられて脱衣場にゴー、ゴゴー。フリフリしてるボクのボクなんて気にしないさ。
マールにお風呂を浴びせてもらったあとは、相変わらずマアヤに髪を乾かしてもらう。
優しい風で髪を乾かしてもらってるうちに考える。
我が家は、基本、掛け湯だ。
お風呂に毎日入れるのは貴族の高位に限られているみたい。
うちが辺境伯でよかったー。
毎日お風呂に入れるからね。
けど毎日じゃなくても、数日置きにお風呂に入ったり、お風呂自体入ったことない、水風呂や体を拭くだけの人たちも居るって、それは仕方の無いことかもだけど、どうにか出来ないかな?
この前マールから教えてもらった話。
この世界の風呂事情はこうだ。
大きなふたつの瓶。
1つの瓶にメイドが湯を運び入れる。
別のもう1つには水を運び入れる。
次に中瓶には、大きな2つの瓶からお湯や水を交互に混ぜ入れ適温にする。
それを、小さな取っ手のついた瓶で適温の湯を汲んで、掛け湯する。
石鹸はなくて、たぶん灰かな?それを水に溶かしてクリーム状にして使ってんだよね。
「ね、マール、そーいえば、あの粉ってなあに?」
「あの粉って、お風呂の時に使う粉ですよね?あれは薪や植物の灰を水に溶かしたもので汚れを落としてくれるものですよ、灰といいます。」
「灰っていうんだ」
そのまんまじゃん。
「はい、そうですよ」
灰に返事がはいって、ちょっウケるんだけどー。
けどさ、これもなー、お風呂も、石鹸もどーにかしたい。
「さ、カイトお坊ちゃま。お着替えも済みました。お母様の所へ参りましょう」
「うん」
トントン!
「カイトです。ママ入っていいですか?」
部屋に入るとママが出迎えてハグしてくれる。アリとは違う、ママの匂い。ママの匂いは落ち着くねー、頬に当たるママのお胸も柔らかくて最高ー♡♡
「さっ、カイくん。時間が経ってしまったけど、今日は教えてもらいますよ。魚の骨が肥料になるって話。」
「うん」
ってママ、お目目が、また¥¥になってるからねー。
「まずは肥料になるまでの作り方から教えてちょうだい。」
ボクの両肩に置いたママの両手。
お願いだから少し力を抜いて~。
前後に揺するのも、や~め~てっ。
「ママ、ちょっとやめて、気分が悪くなっちゃう」
うっ、ゲボっ。
タイミング悪すぎー。
「きゃー、カイ君ごめんね~」
大丈夫だよ、ママ。
やっぱりママは偉大。
ボクがちょっとゲロったの、躊躇わずに手で受け止めてるじゃん。
「大丈夫だょ」
ボクの大丈夫に安心したママ。
手にはボクのゲロをもったママ。
ママだけに~っ。
「ごめんなさい。ママ、少しお花摘みに行ってくるわ。」
優雅に、あ、違うみたい。いつもより早足だ。
「はーい」
しばらくしてママがお花摘みから戻ってきた。実際花も摘んできたのかな?
あれ?これはなにか?誤魔化してるのか?な?
今、ママが持ってるあの花瓶に飾られたハイビスカス、さっき廊下に飾られていたよね。
「綺麗なハイビスカスだね」
「そうね」
ママの顔笑ってるけど?
だから、ボクも笑ちゃお、ニッ!
今日もアリと一緒。4歳と3歳だから、まだ一緒に入ってる。男女別々になるのはどちらかが5歳になってからだ。
「アリ、ねぇねぇ」
振り向いたアリの可愛いほっぺにボクの人差し指が刺さる。
「ぶぇっ」
いや、アリ、お口にお水入ってたのねー!?
お兄ちゃん、アリのお口から水鉄砲噴射されたからね、見事に顔面に掛かったじゃんかぁ~、ばっちー。
「汚~い」
いくら大好きな妹の口から出た水だからって、ちょっと、やだ。
「もうお兄ちゃま、意地悪しないで。おにいちゃまが悪いんでしゅ」
ぷりぷり怒ったアリのお顔も可愛い。
「ごめんね」
許してくれたのかな?ニヘラって笑うアリ、やっぱり天使だ。
さぁ、はい、お風呂終わりー。
メイドさんに連れられて脱衣場にゴー、ゴゴー。フリフリしてるボクのボクなんて気にしないさ。
マールにお風呂を浴びせてもらったあとは、相変わらずマアヤに髪を乾かしてもらう。
優しい風で髪を乾かしてもらってるうちに考える。
我が家は、基本、掛け湯だ。
お風呂に毎日入れるのは貴族の高位に限られているみたい。
うちが辺境伯でよかったー。
毎日お風呂に入れるからね。
けど毎日じゃなくても、数日置きにお風呂に入ったり、お風呂自体入ったことない、水風呂や体を拭くだけの人たちも居るって、それは仕方の無いことかもだけど、どうにか出来ないかな?
この前マールから教えてもらった話。
この世界の風呂事情はこうだ。
大きなふたつの瓶。
1つの瓶にメイドが湯を運び入れる。
別のもう1つには水を運び入れる。
次に中瓶には、大きな2つの瓶からお湯や水を交互に混ぜ入れ適温にする。
それを、小さな取っ手のついた瓶で適温の湯を汲んで、掛け湯する。
石鹸はなくて、たぶん灰かな?それを水に溶かしてクリーム状にして使ってんだよね。
「ね、マール、そーいえば、あの粉ってなあに?」
「あの粉って、お風呂の時に使う粉ですよね?あれは薪や植物の灰を水に溶かしたもので汚れを落としてくれるものですよ、灰といいます。」
「灰っていうんだ」
そのまんまじゃん。
「はい、そうですよ」
灰に返事がはいって、ちょっウケるんだけどー。
けどさ、これもなー、お風呂も、石鹸もどーにかしたい。
「さ、カイトお坊ちゃま。お着替えも済みました。お母様の所へ参りましょう」
「うん」
トントン!
「カイトです。ママ入っていいですか?」
部屋に入るとママが出迎えてハグしてくれる。アリとは違う、ママの匂い。ママの匂いは落ち着くねー、頬に当たるママのお胸も柔らかくて最高ー♡♡
「さっ、カイくん。時間が経ってしまったけど、今日は教えてもらいますよ。魚の骨が肥料になるって話。」
「うん」
ってママ、お目目が、また¥¥になってるからねー。
「まずは肥料になるまでの作り方から教えてちょうだい。」
ボクの両肩に置いたママの両手。
お願いだから少し力を抜いて~。
前後に揺するのも、や~め~てっ。
「ママ、ちょっとやめて、気分が悪くなっちゃう」
うっ、ゲボっ。
タイミング悪すぎー。
「きゃー、カイ君ごめんね~」
大丈夫だよ、ママ。
やっぱりママは偉大。
ボクがちょっとゲロったの、躊躇わずに手で受け止めてるじゃん。
「大丈夫だょ」
ボクの大丈夫に安心したママ。
手にはボクのゲロをもったママ。
ママだけに~っ。
「ごめんなさい。ママ、少しお花摘みに行ってくるわ。」
優雅に、あ、違うみたい。いつもより早足だ。
「はーい」
しばらくしてママがお花摘みから戻ってきた。実際花も摘んできたのかな?
あれ?これはなにか?誤魔化してるのか?な?
今、ママが持ってるあの花瓶に飾られたハイビスカス、さっき廊下に飾られていたよね。
「綺麗なハイビスカスだね」
「そうね」
ママの顔笑ってるけど?
だから、ボクも笑ちゃお、ニッ!
751
あなたにおすすめの小説
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
聖女召喚の儀式に失敗したので旅に出ます
仲室日月奈
ファンタジー
異世界から聖女を召喚する儀式を失敗した宮廷魔術師長イェレミアス。
激怒した国王によって王宮から追い出されて無職になったため、冒険者のパーティーに入れてもらおうと決意。
乗合馬車で訪れた交易都市で、異世界の少女と運命の出会いを果たす。
王宮から追放された魔術師と、僕っ子男装聖女のお話。
異世界召喚された俺の料理が美味すぎて魔王軍が侵略やめた件
さかーん
ファンタジー
魔王様、世界征服より晩ご飯ですよ!
食品メーカー勤務の平凡な社会人・橘陽人(たちばな はると)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。剣も魔法もない陽人が頼れるのは唯一の特技――料理の腕だけ。
侵略の真っ最中だった魔王ゼファーとその部下たちに、試しに料理を振る舞ったところ、まさかの大絶賛。
「なにこれ美味い!」「もう戦争どころじゃない!」
気づけば魔王軍は侵略作戦を完全放棄。陽人の料理に夢中になり、次々と餌付けされてしまった。
いつの間にか『魔王専属料理人』として雇われてしまった陽人は、料理の腕一本で人間世界と魔族の架け橋となってしまう――。
料理と異世界が織りなす、ほのぼのグルメ・ファンタジー開幕!
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
もふもふで始めるのんびり寄り道生活 便利なチートフル活用でVRMMOの世界を冒険します!
ゆるり
ファンタジー
【書籍化!】第17回ファンタジー小説大賞『癒し系ほっこり賞』受賞作です。
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『もふもふで始めるVRMMO生活 ~寄り道しながらマイペースに楽しみます~』です)
ようやくこの日がやってきた。自由度が最高と噂されてたフルダイブ型VRMMOのサービス開始日だよ。
最初の種族選択でガチャをしたらびっくり。希少種のもふもふが当たったみたい。
この幸運に全力で乗っかって、マイペースにゲームを楽しもう!
……もぐもぐ。この世界、ご飯美味しすぎでは?
***
ゲーム生活をのんびり楽しむ話。
バトルもありますが、基本はスローライフ。
主人公は羽のあるうさぎになって、愛嬌を振りまきながら、あっちへこっちへフラフラと、異世界のようなゲーム世界を満喫します。
カクヨム様でも公開しております。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福無双。〜メシ作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
現代知識と木魔法で辺境貴族が成り上がる! ~もふもふ相棒と最強開拓スローライフ~
はぶさん
ファンタジー
木造建築の設計士だった主人公は、不慮の事故で異世界のド貧乏男爵家の次男アークに転生する。「自然と共生する持続可能な生活圏を自らの手で築きたい」という前世の夢を胸に、彼は規格外の「木魔法」と現代知識を駆使して、貧しい村の開拓を始める。
病に倒れた最愛の母を救うため、彼は建築・農業の知識で生活環境を改善し、やがて森で出会ったもふもふの相棒ウルと共に、村を、そして辺境を豊かにしていく。
これは、温かい家族と仲間に支えられ、無自覚なチート能力で無理解な世界を見返していく、一人の青年の最強開拓物語である。
別作品も掲載してます!よかったら応援してください。
おっさん転生、相棒はもふもふ白熊。100均キャンプでスローライフはじめました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる