塩しかない世界に転生したので、料理で無双しながら領地を発展させます

あんり

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第1章 カイト、五歳までの軌跡

117 魚骨の肥料の今後の使い方

それねー、それはボクが知りたい。さっき鑑定眼君が(未知の肥料)によるだって。みんなに言いたいけど、言えないんだよ。

「アマナはこの肥料を売りたいんだよな?」

「そうね、でも、この成長はいくらなんでも外には出せないわ」

「うむ、私も同意見だ。」
「そこでだ」

ん?パパは何か考えがあるんだね。

けど、その前にボクは、こんなにいっぱいのトマートゥをどうしたらいいかな悩むよね?早く食べないと日持ちしないはずだし。

パパたちは、肥料の事で悩んでて、ボクはこのトマートゥをどう使おうか悩んでる。

けど、まずはこのトマートゥをパパもセバスにも味わって欲しいよね。考えるのはあとからでもいいんじゃん?

「パパ、考えるのは後にしてさ、まずはこのトマートゥ食べてみてよ、美味しいよっ」

ボクは両手に1つづつトマートゥを採り、また洋服の端で拭き拭きして、1つをパパに、もうひとつをセバスに差し出した。

「ほらっ、セバスも食べてみてよ」

あれ?パパ食べないの?
そっかー、あの時つまみ食いして食べたのトマートゥにすっごい顔していたもんね。エグ味も、生臭いもあったもんねー。躊躇うのわかるよー。でもね、パパこれはあのトマートゥとは違うんだなー。美味いんだなー、これが!

お!セバス、ひと口食べて目がキラッキラしてるじゃん。おー、早食いか?

それを見てパパ食べ始めましたー、目を見開いているねー、そしてすごい勢いで食べ始めましたねー。

パパとセバス、いい勝負ですねー。



そして、今に至る!
さっきまで美味しーいって叫んでいたのに、今は大人4人で話し込んでる。

「これはまたとんでもない物を作りましたね、旦那様いかが致しますか?」

「ああ、これもまたとんでもないぞ。効果が凄すぎる」

「そうね、種を撒いたらものの1時間位で完全に成長して実をつけてしまうわ。しかも、ものすごく美味しすぎるの」

「あれは、ありえないっすよ、旦那様。土魔法使える人は色々な使い方をしますけど、一瞬で成長して美味しい実を付けるなんて、そんな土は誰もできません」

「でも、これは食を変えるのよ。革命よ。広めて、毎日美味しい食卓に出来たら最高だわっ」

「ああ、それは私もわかるんだが。ただあまりにも質がよすぎるのだよ」

「はい、旦那様のおっしゃる通りです」

「どうすればいいか、悩むな」

おー、大人がみんな悩んでる。じゃ、ボクが解決策を教えちゃえー。

「ねー、ねー、あの畑に撒いたのは、コップ1杯の肥料だよ。肥料の量を調整してみるのはどう?あの大きさにコップに少しだけにしたら、もしかしたら、味もそこそこ美味しいとか、甘くは無いけど普通より早く採れるとか、色々試したらいいんじゃないかな?」

それだ!それしかないな。

「さすが、坊ちゃん。オラ、やるだ。どんなくらいにしたらええのかい?」

「パパどう思う?」

「カイトはどうしたらいいと思う?」

「まずは、植える土を変えてみるのはどう?」

「土を変える?どう変えるんだ?」

「あの畑を実験に使うんだよ。いくつかに分けるんだ。例えば、あのトマートゥの大きさを基本にするのよ。」

たしか25mプールの幅は12m位だったはず。単純に考えて、縦12列、横25列。
12×25で300になるはず。
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