ボクは転生者!塩だけの世界で料理&領地開拓!

あんり

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第1章 カイト、五歳までの軌跡

145 いただきますは、感謝の言葉

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「ああ、実はカイトがいい事を教えてくれた。私たちが日々頂いている食事には、必ず命があることだ。その命を頂いて私たちも生きておるな。頂いている命には感謝しなければならない。それをカイトが教えてくれた。だから食事の前には、食べ物に感謝する意味を込めて「いただきます」と言おうと思う。良いな?」

「まあ、素敵ね。食べ物の命に感謝だなんて考えたこと無かったわ。そうね「いただきます」いい言葉ね。これからはそう言いましょう」

「ああ、そうしよう」

テーブルには色々な料理が並び、その中には卵焼きのガリガリクゥートマートゥソースがけ、魚と卵のおミソ汁が並ぶ。

「さあ、カイト、食べる前に、ただ「いただきます」と言えばいいのか?」

「あのね、より感謝の気持ちを込めて両手を合わせて、こんな風に祈る気持ちを表してもいいかも。」

ボクは、両手を合わせている。

「なんだ、カイト、祈る時はこうだ」

え?合掌じゃないの?お祈りなんだー。
うん、それでもいいよね!

「分かった、祈るように感謝して、だね」

「そうね、その方が気持ちが伝わるわ」

「では、感謝して頂こうか、いただきます」

「「「いただきますっ」」」

パパとボクは早速、ミソ汁を。

「お、これが魚と卵のミソ汁?なのか。これも美味いな。」

「え?魚と卵のミソ汁?カイくん、ママに内緒で新しいミソ汁作ったの?もう。あら?でもすごくいい香り。早速いただくわ。」

おー、怒られるかと思ったら、食欲に勝てなかったんだねー、ママ食いしん坊確定だねっ!

「お兄ちゃま、この黄色のふわふわしたの、これなーに?」

アリ、お目目キラキラ。期待に胸膨らませてる?あ、まだ、真っ平らだった。

「あのね、これは卵焼きって言うんだよ。そのソースにつけて食べてみて、美味しいよ、きっとアリの大好きな味だよ」

「うん、美味しそだから、食べてみる。
ふーっ、ふーっ」

そう、熱いから気をつけて、ほら?どう美味しい?アリ、もう卵に夢中じゃん。
慌てなくてもいいよ。貴族のお嬢様はそんなに慌てちゃダメだよ。

そんなボクの話も聞こえない様子。

ゴクッ、ゴクッ。

パパ、ママ、そうだよね。心に沁みるよね。卵のミソ汁、美味しいよね。魚汁に溶き卵最強に最高だよねー。

ボクも美味しさに震えながら、みんなが幸せそうに食べている姿を見て、やっぱり思う。

ご飯が欲しい。これもずっとずっと願っていること。

「はー、やっぱりこの卵焼き、美味しいわ。ガリガリクゥートマートゥソースとのこの組み合わせは最強ねっ。」

「ああ、卵はこんなに美味しいなんてな」

「ねー、美味しいねー」

「お兄ちゃま、やっぱりアリはお兄ちゃまと結婚するー」

「兄弟では結婚できないよー」

なんか、新しい料理を出す度にアリに結婚するーって言われてるよ。

「卵料理にはまだまだ色々な卵料理があるんだよ。甘いおやつも作れるよ。だから、新しい料理作る度に「お兄ちゃんと結婚するー」って言っていたら、アリはお兄ちゃんと何回結婚するのかな?」

ん?ボクなんか変なこと言った?
なんで、みんなしてボクを見て止まってるかな?

「カイくん、なんて言ったのかしら?」

「え?「新しい料理作る度に「お兄ちゃんと結婚するー」って言っていたら、アリはお兄ちゃんと何回結婚するのかな?」のこと?」

「違うわ、その前!」

「カイト、色々な卵料理っていってなかったか?」

あ!

「うん、そうね。」

「それはいつ作ってくれるのかしら?」

ママー、猛禽類ですかー?
デリベリは1羽しか居ないこと理由にしてー。

「えっと卵はそんなにないから、そんなに作れないよ」

「え?そんな、なんてこと」

ママの悲壮感ったら笑える。
目うるうるしてるじゃん。
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