ボクは転生者!塩だけの世界で料理&領地開拓!

あんり

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第1章 カイト、五歳までの軌跡

146 スライムが溶けた

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「アマナ、明日、カイトにオスのビービーとダブルビーを合体してベリデリのオスを誕生させてもらう予定だ。そうすれば、オスメス揃うから、卵を孵して、成長して、その鳥たちが卵を産むようになれば、卵料理がもっと食べられるようになるかもしれん」

「もしかして、あれでしょ?カイくんが昨日倒れたのって、合体そのせいでしょ?またあんなふうに倒れたら、どうしますの?ママは合体なんて反対だわ」

「え?」

「アマナ、カイトに訓練をさせる意味もあるんだ。私が付いている。あとグローもカイトの魔力欠乏症には訓練が必要だって言っていたから、明日は合体を許すつもりだ」

ママの不安そうな顔。そして色々考えてる。

「そう、そうなのね」

お!ママが理解してくれたみたい。

「では、分かりました。私も立ち会います。それでよろしいですね」

「あい、分かった」

「それで、オスメスから卵が生まれて、成長して、その子達が卵を産み始めるまでってどれくらい先のことですの?」

「うーん、分からんな」

「なんかね、卵から孵った雛が卵を産むまでに成長するには5ヶ月くらいかかるって。」

「そ、そんなに」

あからさまなショックを受けてるママに申し訳なく思う。

ごめーん、そんなに落ち込まないでー。
ボク、ちゃんと考えてるから。

そんな風に思いながら、ご飯を終えた。

明日、でも、ボクは楽しみだ。
ニコイチ、練習だもん。
絶対に数こなしていくよー。
もしかしたら色々便利なもの作れるかもしれないって、期待の方が大きい。

そう考えを巡らしながら、今日も睡魔に誘われて深い眠りについた。


朝から、大きな泣き声で起きた。
アリ?どうしたっ?

バン!

アリちゃん、扉はノックして、ボクが許可してから部屋に入ってきてね。

なんて言えないくらい、泣きまくりなアリ。

「お兄ちゃまー、エッグ、エッグ、うぁーーん、イム…くん、死んじゃったのー、うわぁーん、死んじゃっだー、ウグッ」

泣きながら抱きつくアリを受け止める。

アリの後をついてきたマアヤが困った顔をして立ち尽くしている。
その間もアリはずっと泣いたまま。

「どうしたの?何があったの?」

「実は、朝ごはんを食べるためにカイチェアに座ったお嬢様のテーブルのところにイムくんがよじ登ってきたんです。」

「そうしたら、間違えてイム君の核をフォークで刺しちゃったんです」

え?それって死んじゃうんじゃない?

「えー、じゃイム君は、死んじゃったんだねぇ、そっかー。」

「違うもん。マアヤが刺したんじゃないもん。アリが…アリが…刺しちゃったのー」
「マアヤは…えぐっ、わ、るくないっ……アリが、えぐっ、わりゅいのー、わーんっ」

「え?なんでまた?触っちゃダメだって言われていたでしょ?」

「………うん。」

アリ、目を逸らしちゃダメ。

「どうして、フォークで刺したの?」

「刺しちゃダメって……えぐっ、言われ、て、ガマンちたの……えぐっ」

んで?

「が、まん、…できなくでぇ、うわぁーん」

あ、ダメって言われたから、がまんできなかったのねー。どうなるか分からなかったんだね。なんか、気持ちわかるぅー。

ダメよ、ダメよ、いいってことよっ!

ん?あれ?どっかで聞いたことあるフレーズ。

「そうか、もうそんなことしたらダメだよ。分かった?」

「ゔん、うぐっ、うぐっ」

「あのー、カイトお坊ちゃま。あのイム君の核が壊れたあとちょっと不思議な事が起きまして」

ん?不思議なこと?

「不思議なこと?」

「はい、イム君の核が壊れたあと、イム君の体がドロッって溶けてしまって」

え?溶けた?どーいうことー?
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