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第1章 カイト、五歳までの軌跡
163 パパとママで祭りの出し物計画
しおりを挟む悪いな、今日はこれまでだ。
「さあ、話をしても良いか?」
あら?今日はいつになく真剣ね。
何の話かしら?カイくんの事よね?
「カイトの5歳の誕生日には王都に行かねばならないな。」
「そうね、イカルダの女神様から魔法を受ける大事な儀式があるものね。だれもが通る儀式よ、貴族の義務だもの。」
「ああ、そうだな。それと、カイトが生み出したものを陛下に献上しなければならないな。」
「そうね」
「ただな。カイトが生み出したものが、あまりにも多すぎるんだ。どうするんだ?いっぺんには出せないぞ。」
「本当に、どうしたらいいのか悩むわね」
「まずはカイトの誕生日、その後アリの誕生日が来るから、この2回で分けたいと思う。どれを出すか悩むんだか、どうしたらいいと思うか?アマナの意見を聞きたい。」
「そうね、確かに、一度にお披露目は難しいわね。あなたはどう思ってますの?」
「カイチェアは、既に売れてるな。だから、そのコーティングしたものをお茶碗と共に献上しようと思うんだ。」
「そこでだ、前にカイトが話していたスライムでのトイレの汚物を処分させるのも、合わせて案内できるだろ。」
「あなた、コーティングの技術はまだ不安定だわ。これはあとにしませんこと?まずは、カイチェアを出しましょ。テーブル以外の背もたれの部分は彫りを入れてもいいと思うの。2回目の時に、コーティングを披露すると更に盛り上がると思うわ」
「王太子のところの第1王子が今、生まれたばかりだからな、お座りしてカイチェアを使う頃がちょうどアリの誕生日頃になるんじゃないな。その時にコーティングしても、いいかもしれん。」
よし、それでいこう。
「よし、カイチェアはそれで行こう。ではミソはどうする?」
「食べ物については、カイトの誕生日パーティーをするわね。その時に一気に広めましょ。食べ物でみんなをびっくりさせるのよ」
「ああ、それはいいかもな」
「注文を取れるように、それまでに量産するわよ。ミソは今かなりの量を量産してるわ。そうね、カイくんの誕生日に盛大に、鶏肉や、牛、豚、ウォークのガリガリクゥー焼きにしましょうよ。」
「あとはそうね、ガリガリクゥートマートゥソースを掛けた卵焼きはどうかしら?まずは我が家でパーティーに出して、まずは貴族の皆様に味わって頂きましょ。卵のお披露目よ」
今まで、塩の薄い味しか知らなかった貴族達に、出汁の聞いたミソ汁や、ガリガリクゥーステーキ、卵焼き、それからなんだ?かなりの衝撃を与えるだろ。あとはカイトに聞いてみるか。まだ知らない料理があるかもしれん。
「では、我が領は祭りに合わせて何を公開するんだ?」
「そうね、街を綺麗にする意味でやっぱりトイレをお掃除してくれるスライムは用意したいわね」
「あと、私たち家族にコーティングしたカイチェアを用意しましょう。最近では改良版も出てきたらしいわ。大人用があるそうだから、そちらを用意しましょう。宣伝に使うわ」
「祭りには、そうね、冷やしたトマートゥとかどうかしら?季節関係なく採れるからちょうどいいわ。トマートゥは焼いても美味しかったわね。温かいもの、冷たいもの、両方出しましょ。量産はあの魚の骨の肥料があればいくらでもできるわ。ビービーとダブルジーは使えるわね、焼きましょう。塩で焼くのでも十分に美味しいわ」
「それはいいな、ただし、塩焼きは他でもでるかもしれん。領主主催の祭りだから、なにか特別感が欲しいな。やっぱりガリガリクゥー塩焼きとして売り出そう。祭りのあと、カイトの誕生日までは1ヶ月ある。」
「王都まで2週間、祭りが終わっても、それまでに噂はそう広がらんだろ」
「そうね。祭りまではあと1ヶ月ね。昼間は暑さを感じる季節よ。楽しみね。こんなお祭りなんて今までしたことないもの。」
「ああ、戦後復興に10年だ。祭りなんて無かったからどうなるか楽しみだ。領民にはぜひ楽しんでもらいたいな。」
「ええ、私たちも楽しみね」
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