若き公爵閣下は突然できた妹が愛おしすぎる

父の急逝により、わずか十七歳でソレスタ公爵家の当主となったレオニル。
冷静沈着で誰にも情を見せない彼のもとに、ある日、父の遺言がもたらされる。

──“平民の女性との間にできた庶子・アメリアを、ソレスタ家に迎えること”──

突然現れた異母妹。
痩せ細った体。怯えるような瞳。
レオニルは貴族としての義務と割り切り、少女を王都の貴族学園に入学させる。

だが、身分の曖昧なアメリアは、そこで“貴族社会の洗礼”を受けることになる。
同級生たちに虐められ、次第に体と心を壊していったアメリアは、学園内で倒れてしまう。

──その報せを受けたとき、冷たかったはずのレオニルの心に、アメリアへの兄としての情が芽生えて……。


※兄が妹を溺愛するお話しです。
※ざまぁはありますが、それがメインではありません。
※某サイトコンテスト用なので、いつもと少し雰囲気が違いますが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
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