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第一章 戦士達の集結
第十六話 ブラックボアとの戦い
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突然の音がした事に皆が真剣な表情で身構える中、ヒューゴは鋭い音感ですぐに足音の正体を察する。
「今の音は一体……」
「この音……ブラックボアだ!」
ヒューゴが真剣な表情で危機感を察したその時、ブラックボアの大群が姿を現した。黒い猪の姿だが、牙は象のような長さでとても大きい。
しかもその数は五十以上であり、一般人でも苦戦するレベルであるのは間違いないだろう。
「数が多いみたいだが、かなり危険なのか?」
「ブラックボアはかなり危険と言われているわ!ここは私に任せて!」
零夜の質問にエヴァが真剣な表情で身構えたと同時に、ブラックボアの一匹が彼女に向かって突撃してきた。
「ふっ!」
しかし、エヴァは両手でブラックボアの牙を掴んで止めてしまい、そのままヒョイと軽く持ち上げる。
ブラックボアの重さは約百五十kg以上あるが、エヴァにとってはお茶の子さいさいである。
「「「へ!?」」」
この光景にヒカリ達がポカンとしたその時、エヴァはそのままブラックボアを思いっきり遠くに投げ飛ばした。
ブラックボアはお星様となってしまい、そのまま素材と金貨がエヴァの手元に落ちてきた。
「投げちゃった……」
この光景にヒカリ達は思わずポカンとした表情をしてしまい、ヒューゴ達は苦笑いをしてしまう。
「エヴァはこう見えても怪力だからね。この間なんか盗賊の家を投げ飛ばして破壊したし、それによって盗賊達は重傷を負ったけど」
ヒューゴの説明に零夜達は盛大にずっこけてしまう。下手したらトラックどころかジェット機や戦車までも軽々と投げ飛ばして遠くに飛ばしてしまう。敵に回したら後が怖いのは確定で、手加減する事も難しいだろう。
「まあ……凄いとしか言いようがないな……けど、俺達も負けてられるか!」
ヒューゴの説明に零夜は驚きを隠せずにいたが、すぐにやる気を引き出してブラックボアの群れに立ち向かう。
「紅蓮斬撃!」
零夜は忍者刀を炎を纏った刀『炎帝刀』に変化させ、次々とブラックボアを炎の斬撃で倒しまくる。
するとブラックボアは次々と猪の丸焼きになってしまい、またしてもお約束となってしまった。
「結局こうなるのかよ!しかも、猪の丸焼きって……」
「お約束だからね……じゃあ、僕も!」
零夜のツッコミの叫びにヒューゴが苦笑いした後、彼は真剣な表情でブラックボアに立ち向かう。そのまま彼は剣を強く構えたと同時に、剣から光のオーラが溢れ出てきた。
「エンペラーソード!」
ヒューゴは広範囲の斬撃でブラックボアを次々と倒しまくり、半数を見事倒す事に成功。ブラックボアは倒れたと同時に、金貨と毛、肉、牙などの素材に変化したのだ。
(凄い……これが勇者の実力か……)
零夜がヒューゴの勇姿に心から驚きを隠せずにいたその時、ブラックボアの一匹が突進しながら彼に襲い掛かる。
「おっと!」
しかし、零夜は冷静に対処したと同時に、高く跳躍してブラックボアの突進を回避する。
その隙を見たヒカリはブラックボアに狙いを定めつつ、マジカルハートの態勢に入り始める。
「隙ありね!マジカルハート!」
笑顔のヒカリが放つハートの光線はブラックボアに当たり、彼はそのまま彼女に向きを変えて頭を下げて一礼する。
「ええ。宜しくね」
ヒカリが了承したと同時に、ブラックボアはスピリットとなって彼女のバングルの中に入った。
「大成功!」
ヒカリは指を鳴らしながら笑顔を見せ、この姿にクロエと紬は感心の表情をしながら微笑んだ。それと同時に彼女達の負けられない思いが強くなったのも無理はない。
「召喚魔術もできるみたいね。私も負けられないわ!フレイムボール!」
「こちらも参ります!スマッシュキャノン!」
ラストはクロエと紬が負けじと炎と無属性の合体魔術で残りのブラックボアを倒し終える。
ブラックボアは猪の丸焼きと毛皮、角、金貨となってしまい、零夜達はそれ等を全て回収し終える。
「取り敢えず倒したか……それにしても、凄い実力だった……流石は勇者パーティーだな……」
零夜は武器を収めながらもヒューゴ達の勇姿を称賛し、彼も笑顔で応える。
「ああ。君達も見事だよ。エヴァについてだけど、君達で大切にして欲しい。別々のチームになるけど、僕達は彼女の活躍を信じているから」
「任せてくれ!エヴァは俺達の大切な仲間だからな!」
零夜とヒューゴはハイタッチで約束を交わし、エヴァは正式に零夜達の仲間になった。
「ありがとう……二人共……」
エヴァは零夜とヒューゴに感謝しながら嬉し涙を流し、倫子が彼女の肩に手を置きながら微笑む。
エヴァは正式に零夜達の仲間になり、残るメンバーは後三人となった。
「じゃあ、急いで目的地に向かいましょう!時間が惜しいからね」
「そうだな……行くとするか!」
ミミの合図に零夜が頷きながら応えたその時、ヒューゴがある事を思い出す。
「そうそう。ホムラに行くにはこの林を通り抜けた後、ベイルーン丘がある。そこには今みたいにモンスターも潜んでいるから要注意だ」
「つまり、油断禁物という事ね。でも、経験値を積むのならもってこいと思うし、その為にも今を頑張らないと!」
ヒューゴの説明にヒカリはやる気をみなぎらせ、皆もコクリと頷きながら同意する。そのまま彼等はホムラの街を目指しながら、再び歩き始めた。
※
「異世界からのメンバーは全員集めたわね。皆、いい人で良かったわ」
ゴッドエデンにあるメディアの屋敷では、彼女とリリアが水晶玉でトラマツ達の様子を見ていて、今の様子に安堵の表情をしていた。
零夜、ミミ、倫子、ヒカリがこの戦いに協力する事になり、エヴァも正式に仲間になった。
「エヴァさんも仲間になりましたが、残るは3人。彼女達は協力するのか気になりますし、行方がどうなっているのかも不明です」
リリアはアミリス、ソニア、ジャンヌの行方が分からない事に不安な様子を見せている。三人の行方は未だに分かってなく、このままだと見つからない傾向もある。
リリアが三人の行方を心配している中、メディアが安心させるように優しく彼女の頭を撫でる。
「トラマツ達の説得に掛かるわね。無事に成功できる事を信じましょう」
「ええ…」
メディアとリリアはトラマツ達が無事に任務を達成する事を信じながら、彼等のこれからを見守る事にしたのだった。
「今の音は一体……」
「この音……ブラックボアだ!」
ヒューゴが真剣な表情で危機感を察したその時、ブラックボアの大群が姿を現した。黒い猪の姿だが、牙は象のような長さでとても大きい。
しかもその数は五十以上であり、一般人でも苦戦するレベルであるのは間違いないだろう。
「数が多いみたいだが、かなり危険なのか?」
「ブラックボアはかなり危険と言われているわ!ここは私に任せて!」
零夜の質問にエヴァが真剣な表情で身構えたと同時に、ブラックボアの一匹が彼女に向かって突撃してきた。
「ふっ!」
しかし、エヴァは両手でブラックボアの牙を掴んで止めてしまい、そのままヒョイと軽く持ち上げる。
ブラックボアの重さは約百五十kg以上あるが、エヴァにとってはお茶の子さいさいである。
「「「へ!?」」」
この光景にヒカリ達がポカンとしたその時、エヴァはそのままブラックボアを思いっきり遠くに投げ飛ばした。
ブラックボアはお星様となってしまい、そのまま素材と金貨がエヴァの手元に落ちてきた。
「投げちゃった……」
この光景にヒカリ達は思わずポカンとした表情をしてしまい、ヒューゴ達は苦笑いをしてしまう。
「エヴァはこう見えても怪力だからね。この間なんか盗賊の家を投げ飛ばして破壊したし、それによって盗賊達は重傷を負ったけど」
ヒューゴの説明に零夜達は盛大にずっこけてしまう。下手したらトラックどころかジェット機や戦車までも軽々と投げ飛ばして遠くに飛ばしてしまう。敵に回したら後が怖いのは確定で、手加減する事も難しいだろう。
「まあ……凄いとしか言いようがないな……けど、俺達も負けてられるか!」
ヒューゴの説明に零夜は驚きを隠せずにいたが、すぐにやる気を引き出してブラックボアの群れに立ち向かう。
「紅蓮斬撃!」
零夜は忍者刀を炎を纏った刀『炎帝刀』に変化させ、次々とブラックボアを炎の斬撃で倒しまくる。
するとブラックボアは次々と猪の丸焼きになってしまい、またしてもお約束となってしまった。
「結局こうなるのかよ!しかも、猪の丸焼きって……」
「お約束だからね……じゃあ、僕も!」
零夜のツッコミの叫びにヒューゴが苦笑いした後、彼は真剣な表情でブラックボアに立ち向かう。そのまま彼は剣を強く構えたと同時に、剣から光のオーラが溢れ出てきた。
「エンペラーソード!」
ヒューゴは広範囲の斬撃でブラックボアを次々と倒しまくり、半数を見事倒す事に成功。ブラックボアは倒れたと同時に、金貨と毛、肉、牙などの素材に変化したのだ。
(凄い……これが勇者の実力か……)
零夜がヒューゴの勇姿に心から驚きを隠せずにいたその時、ブラックボアの一匹が突進しながら彼に襲い掛かる。
「おっと!」
しかし、零夜は冷静に対処したと同時に、高く跳躍してブラックボアの突進を回避する。
その隙を見たヒカリはブラックボアに狙いを定めつつ、マジカルハートの態勢に入り始める。
「隙ありね!マジカルハート!」
笑顔のヒカリが放つハートの光線はブラックボアに当たり、彼はそのまま彼女に向きを変えて頭を下げて一礼する。
「ええ。宜しくね」
ヒカリが了承したと同時に、ブラックボアはスピリットとなって彼女のバングルの中に入った。
「大成功!」
ヒカリは指を鳴らしながら笑顔を見せ、この姿にクロエと紬は感心の表情をしながら微笑んだ。それと同時に彼女達の負けられない思いが強くなったのも無理はない。
「召喚魔術もできるみたいね。私も負けられないわ!フレイムボール!」
「こちらも参ります!スマッシュキャノン!」
ラストはクロエと紬が負けじと炎と無属性の合体魔術で残りのブラックボアを倒し終える。
ブラックボアは猪の丸焼きと毛皮、角、金貨となってしまい、零夜達はそれ等を全て回収し終える。
「取り敢えず倒したか……それにしても、凄い実力だった……流石は勇者パーティーだな……」
零夜は武器を収めながらもヒューゴ達の勇姿を称賛し、彼も笑顔で応える。
「ああ。君達も見事だよ。エヴァについてだけど、君達で大切にして欲しい。別々のチームになるけど、僕達は彼女の活躍を信じているから」
「任せてくれ!エヴァは俺達の大切な仲間だからな!」
零夜とヒューゴはハイタッチで約束を交わし、エヴァは正式に零夜達の仲間になった。
「ありがとう……二人共……」
エヴァは零夜とヒューゴに感謝しながら嬉し涙を流し、倫子が彼女の肩に手を置きながら微笑む。
エヴァは正式に零夜達の仲間になり、残るメンバーは後三人となった。
「じゃあ、急いで目的地に向かいましょう!時間が惜しいからね」
「そうだな……行くとするか!」
ミミの合図に零夜が頷きながら応えたその時、ヒューゴがある事を思い出す。
「そうそう。ホムラに行くにはこの林を通り抜けた後、ベイルーン丘がある。そこには今みたいにモンスターも潜んでいるから要注意だ」
「つまり、油断禁物という事ね。でも、経験値を積むのならもってこいと思うし、その為にも今を頑張らないと!」
ヒューゴの説明にヒカリはやる気をみなぎらせ、皆もコクリと頷きながら同意する。そのまま彼等はホムラの街を目指しながら、再び歩き始めた。
※
「異世界からのメンバーは全員集めたわね。皆、いい人で良かったわ」
ゴッドエデンにあるメディアの屋敷では、彼女とリリアが水晶玉でトラマツ達の様子を見ていて、今の様子に安堵の表情をしていた。
零夜、ミミ、倫子、ヒカリがこの戦いに協力する事になり、エヴァも正式に仲間になった。
「エヴァさんも仲間になりましたが、残るは3人。彼女達は協力するのか気になりますし、行方がどうなっているのかも不明です」
リリアはアミリス、ソニア、ジャンヌの行方が分からない事に不安な様子を見せている。三人の行方は未だに分かってなく、このままだと見つからない傾向もある。
リリアが三人の行方を心配している中、メディアが安心させるように優しく彼女の頭を撫でる。
「トラマツ達の説得に掛かるわね。無事に成功できる事を信じましょう」
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