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第三章 花咲くロベリア革命
第七十五話 楽しい夕食
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零夜達は夕暮れの空で焚き火の周りを囲みながら夕食を食べていた。メニューはチャーハン入りのローストチキン、山菜天ぷらとコーンサラダ、木の実、骨付きカルビ、焼き魚、焼きこしあん餅、塩焼きそば、焼き野菜。豪華なメニューばかりで実に見事としか言えないだろう。
「美味しい!この骨付きカルビ!」
「いい味しているし、最高!」
エヴァとルリカは尻尾を振りながら喜んでいる。狼や犬はお肉が大好きなので、喜んで尻尾を振るのは当たり前と言える。因みに犬や狼の尻尾は感情を現しながら振っているのだ。
「お魚食べられて良かった」
「ええ!とても美味しいわ!」
「上手く交渉した甲斐がありましたね」
「噛み付かれたお陰で酷い目に遭いましたけどね!」
倫子、キララ、日和はお魚を食べて喜んでいるが、零夜は頭を噛み付かれた事を彼女に指摘する。しかし、倫子は横を向いて口笛を吹いて誤魔化していて、話を横に聞き流していた。馬の耳に念仏と言えるが、噛みつくのは良くない事だ。
「サラダもとても美味しいです!」
「天ぷらも美味しいわ!」
「山菜については食べられる物を用意したからね。木の実も食べられる物ばかりだから!」
「そうなのか!アミリスは凄いな!」
ジャンヌ、マーリン、アミリスはコーンサラダと山菜の天ぷらを食べていて、彼女の説明に木の実を食べているサンペイが彼女を凄いと褒めていた。アミリスは木の実は山菜は勿論、植物の種類やきのこなど様々な事を知っている。まさに天才頭脳の持ち主で、チームの中ではブレイン的存在と言えるだろう。
サンペイに褒められたアミリスは普通に笑顔で返し、そのままサラダを食べ続ける。
「チキンの中にチャーハンが入っているのは驚いたわね」
「とても香ばしくて美味しい!」
「いけるじゃねえか!」
「だろ?チャーハンの旨味が鶏肉の旨味を加えるからな」
マリー、コーネリア、杏はチキンを食べながら美味しさを味わっていて、ソニアが笑顔で彼女達に説明をしていた。確かにチャーハンと鶏肉の相性は効果抜群であり、チャーハンの旨味が鶏肉を美味しくするのだ。アウトドア料理としては満点と言えるだろう。
「このメニューはミノタウロス達にも好評だからね」
「ああ!とても上手いぜ!」
ヒカリはミノタウロス達の方を指差すと、彼等はチキンを上機嫌に食べていた。味もとても良く、かなり人気と言えるのも無理ない。
スライム達もチキンをとても気に入っているし、バクバク食べているからこそ好物になったのも無理はない。
「確かにな。俺もこのチキンは気に入ったぜ!」
「僕も焼き魚が気に入ったし」
ノースマンはチキンを食べながら微笑んでいて、トラマツは魚を美味しそうに食べていた。自らの好物がここまで美味しくなるのは凄いと感じているのは勿論、味付けもよいので更に美味しくなっているのだ。
それ程零夜の料理の腕前が上手だと言えるだろう。
「焼きそば、凄く美味しいです!」
「ソースも良いけど、塩味もいけるわね」
「俺は基本的に塩味が好きだからな」
ジェニー、ミミ、零夜は塩焼きそばを食べながら笑顔で話をしている中、マリーが彼に近寄って零夜の頭をよしよしと片手で撫でる。
「それにしても凄いわね。こんな料理を考えるなんて」
「ええ。料理については一人暮らしをしてから経験を積んでいますので」
零夜の説明に皆は納得の表情をする。彼は上京してから料理を学んでいて、今ではどんな料理も簡単に作れる事ができるのだ。今では此等の料理は勿論、満漢全席、イタリアン、韓国料理、様々な国の料理、甘味さえも簡単にできるのだ。
すると彼はある事を思い浮かべ、夕暮れの空を見上げる。
「それにしても今頃……ロベリア国内ではパニックになっているかもな」
零夜のふとした呟きに、マリー達もハッと気づく。現在ロベリアでは革命による騒ぎが起きていて、アークスレイヤーも革命軍に協力している。それに反対する輩もいるが、尽くアークスレイヤーと革命軍によって返り討ちにされているのだ。
「ええ。部下であるロベスピエールがアークスレイヤーと協力し、革命を起こしたからね。それによって家族は処刑され、私はアークスレイヤーに引き渡されたわ……」
マリーは俯きながら目に涙を浮かべていて、それを見た零夜は彼女の頭をよしよしと撫でながら慰める。
「けど、俺達が来た事で今のマリーさんがいるからな……だが、アークスレイヤーも黙っているわけには行かない。恐らく彼女を救出した事で、再びロベリアに来る事に危機感を感じているだろう」
零夜は当時の事を思い浮かべながら、今後の危機感を感じ取る。マリーを救出した事でロベリアの革命がさらに危機を感じるのは無理なく、革命を終えた後に零夜達を倒しに向かうだろう。
何れにしても革命を終わらせるにはロベリアに向かうしかない様で、アークスレイヤーもいるのなら見逃す理由にはいかないみたいだ。
「何れにしても戦うしかないですね。メンバーについては私達選ばれし戦士達とパートナー、そしてトラマツとノースマンとなります」
ジャンヌからの提案に全員が納得しながら頷く中、突如美津代が手を挙げる。どうやら何か言いたげのある様で、全員が彼女に視線を移す。
「私も行くわ。魔術も使えるようになったし、足手まといにはなりたくないの。それに私も強くなったし、精一杯サポートするから!」
美津代も零夜達と共に戦う事を決断しているが、零夜は横を向きながら手を挙手していた。
「美津代さん……あなたは寮母さんという立場あるのを……忘れていませんか?」
「あ……」
零夜からの指摘に美津代は思わず固まってしまう。彼女は寮母という立場であり、この島を守る役目がある。その彼女が遠征に出かけたらヒーローアイランドはピンチになってしまうだろう。
「じゃあ……お願いね……」
美津代はがっくりと項垂れながらもミミ達に託し、自身は寮母として皆と共にこの島を守る事を決意した。
すると美津代が彼の耳に視線を移して何かに気付く。どうやら気になった事があるに違いない。
「あら。耳掃除していないわね」
「う……選ばれし戦士達になってから、していなかったからな……」
美津代からの指摘に零夜は思わず赤面してしまう。戦う事に集中してあまり耳掃除をしていなかった為、指摘されるのも無理はない。あまり集中過ぎてしまうのも程々にするべきである。
「折角だから私が耳掃除してあげるわ」
「ええっ!?マジですか!?」
美津代の笑顔に零夜は驚いてしまい、その様子にミミとエヴァ、ルリカは嫉妬で頬を膨らましていた。どうやら零夜が他の女と楽しんでいる事が、気に食わないのだろう。
そのまま夕食後に美津代が零夜の耳掃除を行う事になり、アミリス達は苦笑いしながらこの光景を見るしかなかった。
※
一方、ロベリアにある会議場では、多くの議員達が真剣な表情で話し合いをしていた。それはマリーが零夜達に救出されてしまい、彼等と共にロベリアに向かうという事だ。
「今回の件に関しては極めて異例だ。ロベリアの革命が問題なく進めると思ったが、マリーが救出されたとなると……とんでもない反撃が起きて革命は終わりを告げられる」
「油断はならないな。こうなったら奴等がロベリアに来た以上、捕まえるしかないだろう」
議員二人の推測と意見に皆が納得したが、議長であるロベスピエールは更なる議題を持ち込む。
「しかし、問題なのはレジスタンスだ。奴等は我々のやり方に反発している。更に我々がアークスレイヤーと組んでいる事がバレてしまえば、民衆達からも次々と反発が出るだろう」
ロベスピエールからのさらなる推測に、議員達も冷や汗を流す。敵は零夜達だけでなく、レジスタンスもいるので油断もできない。恐らく彼等は結束して自分達を倒しに向かうだろう。
「何れにしても戦いは避けられない。何が何でも革命を成功させましょう!」
「その通りだ。反発する輩共は徹底的に始末せよ!これにて解散!」
ロベスピエールの合図と同時に彼等は解散し、会議場を後にする。それと同時にロベリアを巡る戦いも始まろうとしていたのだった。
「美味しい!この骨付きカルビ!」
「いい味しているし、最高!」
エヴァとルリカは尻尾を振りながら喜んでいる。狼や犬はお肉が大好きなので、喜んで尻尾を振るのは当たり前と言える。因みに犬や狼の尻尾は感情を現しながら振っているのだ。
「お魚食べられて良かった」
「ええ!とても美味しいわ!」
「上手く交渉した甲斐がありましたね」
「噛み付かれたお陰で酷い目に遭いましたけどね!」
倫子、キララ、日和はお魚を食べて喜んでいるが、零夜は頭を噛み付かれた事を彼女に指摘する。しかし、倫子は横を向いて口笛を吹いて誤魔化していて、話を横に聞き流していた。馬の耳に念仏と言えるが、噛みつくのは良くない事だ。
「サラダもとても美味しいです!」
「天ぷらも美味しいわ!」
「山菜については食べられる物を用意したからね。木の実も食べられる物ばかりだから!」
「そうなのか!アミリスは凄いな!」
ジャンヌ、マーリン、アミリスはコーンサラダと山菜の天ぷらを食べていて、彼女の説明に木の実を食べているサンペイが彼女を凄いと褒めていた。アミリスは木の実は山菜は勿論、植物の種類やきのこなど様々な事を知っている。まさに天才頭脳の持ち主で、チームの中ではブレイン的存在と言えるだろう。
サンペイに褒められたアミリスは普通に笑顔で返し、そのままサラダを食べ続ける。
「チキンの中にチャーハンが入っているのは驚いたわね」
「とても香ばしくて美味しい!」
「いけるじゃねえか!」
「だろ?チャーハンの旨味が鶏肉の旨味を加えるからな」
マリー、コーネリア、杏はチキンを食べながら美味しさを味わっていて、ソニアが笑顔で彼女達に説明をしていた。確かにチャーハンと鶏肉の相性は効果抜群であり、チャーハンの旨味が鶏肉を美味しくするのだ。アウトドア料理としては満点と言えるだろう。
「このメニューはミノタウロス達にも好評だからね」
「ああ!とても上手いぜ!」
ヒカリはミノタウロス達の方を指差すと、彼等はチキンを上機嫌に食べていた。味もとても良く、かなり人気と言えるのも無理ない。
スライム達もチキンをとても気に入っているし、バクバク食べているからこそ好物になったのも無理はない。
「確かにな。俺もこのチキンは気に入ったぜ!」
「僕も焼き魚が気に入ったし」
ノースマンはチキンを食べながら微笑んでいて、トラマツは魚を美味しそうに食べていた。自らの好物がここまで美味しくなるのは凄いと感じているのは勿論、味付けもよいので更に美味しくなっているのだ。
それ程零夜の料理の腕前が上手だと言えるだろう。
「焼きそば、凄く美味しいです!」
「ソースも良いけど、塩味もいけるわね」
「俺は基本的に塩味が好きだからな」
ジェニー、ミミ、零夜は塩焼きそばを食べながら笑顔で話をしている中、マリーが彼に近寄って零夜の頭をよしよしと片手で撫でる。
「それにしても凄いわね。こんな料理を考えるなんて」
「ええ。料理については一人暮らしをしてから経験を積んでいますので」
零夜の説明に皆は納得の表情をする。彼は上京してから料理を学んでいて、今ではどんな料理も簡単に作れる事ができるのだ。今では此等の料理は勿論、満漢全席、イタリアン、韓国料理、様々な国の料理、甘味さえも簡単にできるのだ。
すると彼はある事を思い浮かべ、夕暮れの空を見上げる。
「それにしても今頃……ロベリア国内ではパニックになっているかもな」
零夜のふとした呟きに、マリー達もハッと気づく。現在ロベリアでは革命による騒ぎが起きていて、アークスレイヤーも革命軍に協力している。それに反対する輩もいるが、尽くアークスレイヤーと革命軍によって返り討ちにされているのだ。
「ええ。部下であるロベスピエールがアークスレイヤーと協力し、革命を起こしたからね。それによって家族は処刑され、私はアークスレイヤーに引き渡されたわ……」
マリーは俯きながら目に涙を浮かべていて、それを見た零夜は彼女の頭をよしよしと撫でながら慰める。
「けど、俺達が来た事で今のマリーさんがいるからな……だが、アークスレイヤーも黙っているわけには行かない。恐らく彼女を救出した事で、再びロベリアに来る事に危機感を感じているだろう」
零夜は当時の事を思い浮かべながら、今後の危機感を感じ取る。マリーを救出した事でロベリアの革命がさらに危機を感じるのは無理なく、革命を終えた後に零夜達を倒しに向かうだろう。
何れにしても革命を終わらせるにはロベリアに向かうしかない様で、アークスレイヤーもいるのなら見逃す理由にはいかないみたいだ。
「何れにしても戦うしかないですね。メンバーについては私達選ばれし戦士達とパートナー、そしてトラマツとノースマンとなります」
ジャンヌからの提案に全員が納得しながら頷く中、突如美津代が手を挙げる。どうやら何か言いたげのある様で、全員が彼女に視線を移す。
「私も行くわ。魔術も使えるようになったし、足手まといにはなりたくないの。それに私も強くなったし、精一杯サポートするから!」
美津代も零夜達と共に戦う事を決断しているが、零夜は横を向きながら手を挙手していた。
「美津代さん……あなたは寮母さんという立場あるのを……忘れていませんか?」
「あ……」
零夜からの指摘に美津代は思わず固まってしまう。彼女は寮母という立場であり、この島を守る役目がある。その彼女が遠征に出かけたらヒーローアイランドはピンチになってしまうだろう。
「じゃあ……お願いね……」
美津代はがっくりと項垂れながらもミミ達に託し、自身は寮母として皆と共にこの島を守る事を決意した。
すると美津代が彼の耳に視線を移して何かに気付く。どうやら気になった事があるに違いない。
「あら。耳掃除していないわね」
「う……選ばれし戦士達になってから、していなかったからな……」
美津代からの指摘に零夜は思わず赤面してしまう。戦う事に集中してあまり耳掃除をしていなかった為、指摘されるのも無理はない。あまり集中過ぎてしまうのも程々にするべきである。
「折角だから私が耳掃除してあげるわ」
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美津代の笑顔に零夜は驚いてしまい、その様子にミミとエヴァ、ルリカは嫉妬で頬を膨らましていた。どうやら零夜が他の女と楽しんでいる事が、気に食わないのだろう。
そのまま夕食後に美津代が零夜の耳掃除を行う事になり、アミリス達は苦笑いしながらこの光景を見るしかなかった。
※
一方、ロベリアにある会議場では、多くの議員達が真剣な表情で話し合いをしていた。それはマリーが零夜達に救出されてしまい、彼等と共にロベリアに向かうという事だ。
「今回の件に関しては極めて異例だ。ロベリアの革命が問題なく進めると思ったが、マリーが救出されたとなると……とんでもない反撃が起きて革命は終わりを告げられる」
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