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第三章 花咲くロベリア革命
第八十話 シスターからの頼み事
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「さて、まずはこの孤児院について説明しましょう。ここは数年前にマリー元女王からの寄付で建てられていました」
施設の中にある部屋では、コルディは零夜達に孤児院の事を説明していた。参加しているのは零夜、トラマツ、ノースマンの三人で、ミミ達は子供達の遊び相手をしている。因みにノアはコルディのサポートをしているのだ。
「当初はここにいる孤児達はカトリーヌ、ジャン、ノアの三人だったのですが、ロベリアの革命で多くの孤児達が出てしまい、今に至るのです」
「じゃあ、今いる孤児達は革命によって両親を亡くしていたり、捕まってしまったりしていた事で……」
「そういう事になりますね」
トラマツの推測にコルディは頷く。ロベスピエールの革命が始まってから、住民達の間で反発が起こるのも無理ない。彼等はその様な住民達を次々と倒しまくり、それを見た他の住民達は大人しく服従するしかなかった。
一部の住民達はロベスピエールがこの国を変えると信じているが、アークスレイヤーと絡んでいる事を何も知らないだろう。
「僕達と同じ境遇の子供達が多くいたけど、殆どが革命に巻き込まれて亡くなってしまった。今いるのがこの子達なんだ」
ノアは窓の外に視線を移しながら、ミミ達と遊んでいる子供達を指差す。彼等もまた革命によって両親と離れ離れになり、現在は孤児院で生活しているのだ。
「ええ。ジュリアンはやんちゃで、この前木から落ちましたの。オデットはお人形遊びが好きなんです。昨日も夜遅くまでお人形と話してましたわ。最年少の男の子はダミアンです」
コルディは窓の外にいるダミアンに視線を移すと、彼はミミの胸の中でスヤスヤと眠っていた。彼も革命で両親を亡くしてしまい、ノア達に拾われて今に至る。両親の死を知るとなると、成長してからでないと伝える事が難しいだろう。
「さて、ここからが本題です。実は私はあなた方に依頼をします」
「依頼ですか?」
コルディからの依頼に零夜達はキョトンと疑問に感じ、彼女はその内容を話し始める。
「私の孫娘を……この孤児院に連れてきて欲しいのです」
「「「孫娘!?」」」
コルディからの依頼の内容に零夜達は驚きを隠せずにいた。彼女に孫娘がいた事に驚くのも無理ない中、ノアが説明を始める。
「ああ。彼女の名前はアンジェリック。僕等も彼女には世話になっていた。けど……革命が始まる前日……突然この孤児院から飛び出してしまったんだ……」
「つまり、家出という事なのか……」
ノアは寂しそうな表情でアンジェリックについて説明し、この話を聞いた零夜は真剣な表情で納得する。
「この喧嘩に関しては私にも責任がありますし、無理に押し付けたのは良くないと思いました。ですが、私が死んでしまえばこの孤児院は滅んでしまい、子供達は今後どうなるのか不安です」
コルディは俯きながらもアンジェリックと喧嘩した事を後悔しているが、孤児院の未来に不安な表情をしてしまう。
今のロベリアは革命騒ぎで大変な事になっていて、下手をすればこの孤児院にも飛び火が感染ってしまう。彼女はそれを心から一番心配しているのだ。
「だからこそ、彼女には帰ってきて欲しいのです。この子達の傍に寄り添って、私と共にこの孤児院を支えて欲しい。それが私の願いなのです」
コルディからの真剣な話を聞いた零夜達は、お互い顔を見合わせて彼女に視線を移す。話を聞いた以上は放っておけず、アンジェリックを探す必要があるのだ。
「アンジェリックについては探してみますが、彼女の手掛かりは無いですか?」
「確かシャングリという街に向かいました。特徴は金髪のポニーテールです」
零夜達はコルディからアンジェリックの手掛かりを教えられ、トラマツは忘れずにメモに書き留める。シャングリにはアークスレイヤーの戦士がいるので、まずはそこから向かう必要があるのだ。
「分かりました。この事を仲間達にも伝えます」
「お願いします」
零夜達はコルディからの依頼を承諾し、彼女は彼等に頼みながら一礼をする。同時に話が終わりを告げられ、零夜達はコルディとノアの二人と別れて部屋から出て行った。
※
孤児院の外では子供達とミミ達が遊んでいて、そこに話を終えた零夜達が駆け寄ってきた。
「おーい、皆!」
零夜からの掛け声に全員が彼に視線を移す。その様子だと何かあったのか気になるのも無理ない。
「もう話は終わったの?」
「ああ。明日の朝、シャングリに向かって出発する事になる。アークスレイヤーを倒すのは勿論だが、シスターから孫娘をこの孤児院に連れ戻して欲しいと頼まれたんだ」
零夜からの話を聞いたミミ達は納得するが、ジャンは孫娘という言葉にある事を思い出す。
「それってアンジェリック姉ちゃんの事だな。彼女、革命前日にこの孤児院を出ていたからな……」
「アンジェリックって、孫娘の事なの?」
ジャンの話にアミリスは疑問に感じながら質問し、彼は俯きながらコクリと頷く。
「ああ。家出したのは驚いたからな。俺達のお姉ちゃん的存在なんだけど、孤児院を継ぐよりはミュージシャンとして活動しようとしている」
「歌も上手いし、ダンスも上手い。芸能界に入る程のレベルだからしょうがないのは分かっているけど……シスターがそれを許さなかったから家出したの」
「俺やノア、カトリーヌもアンジェリック姉ちゃんを心配している。今頃あいつ何やっているんだよ……」
ジャンとカトリーヌは心からアンジェリックの事を心配していて、ミミ達も納得の表情をしながら何も言えずにいた。しかし、他の子供達はキョトンとしていて、中には首を傾げている者もいた。
「俺達はシスターやお前等の為にも、アンジェリックを連れ帰る必要がある。だが、孤児院存続の為にも、職員募集という手もあるんじゃないか?」
零夜は真剣な表情でカトリーヌ達にアドバイスをするが、彼女は首を横に振る。
「それなんだけど……革命によって経営危機となっているからね……雇う事もできないの……」
「となると……やっぱりアンジェリックを連れ戻す必要があるな……」
零夜は真剣な表情でこれからの事を考えつつ、すぐにミミ達に視線を移す。
「すぐに宿屋に向かおう。そこで作戦会議を行う!」
「宿屋に向かうの?でも、子供達が心配だからここで泊まるのもありだと思うわ」
零夜からの提案にヒカリは孤児院に泊まる事を提案し、それにエヴァ達も同意する。子供達が革命によって巻き込まれる危機感を感じていて、不安になってしまうのも無理ないのだ。
「けど、俺達がここに居る事をアークスレイヤーにバレたら、彼等まで巻き込まれて孤児院は滅茶苦茶になる。その為にも距離を取らなければならない」
「言われてみればそうかもね……でも、この子……私にしがみついて離れないし」
零夜からの説明に倫子達は納得するが、彼女は苦笑いしながら自身に抱きついている四歳ぐらいの男の子を指さす。彼は彼女に抱き着きながら喜んでいて、それを見たジャンは呆れながらズカズカと彼に近付く。
「ロベール……すぐに離れろ。気持ちは分かるがお前はなんでこんな事をするのかな?迷惑だろ」
「嫌だい!ここが良いんだい!」
ロベールのわがままを聞いたジャンの頭からプツンという音が聞こえ、カトリーヌ達は一斉に後退りしながらその場から離れてしまう。
「そうかそうか……それならもっと面白い事をしてやるよ!オラァッ!」
「うわっ!」
ジャンはロベールを倫子から強制的に引き剥がし、そのまま右ストレートで彼を強く殴り飛ばした。
「ぎゃあああああ!!」
ジャンに殴り飛ばされたロベールは、地面に頭から激突。そのまま地中に上半身を埋められて、ピクピクと痙攣していた。
「ああ。こいつはいつもこうなので気にするな。料理や洗濯については自分達でやっているし、お姉さん達は宿屋に向かってやるべき事に集中しな」
「そ、そうなんだ……じゃあ、遠慮なく」
ジャンからの説明にミミ達は苦笑いしながらも承諾し、そのまま零夜と共に宿屋へと向かい出した。
「アンジェリック姉ちゃんの事を頼んだぞ!」
ジャンは零夜達の背中を見ながら彼等に向かってエールを送り、そのままカトリーヌ達と共に教会の中へ向かい出した。だが、この時の彼等は知らなかった。何者かがこっそりと潜んでいた事を……
施設の中にある部屋では、コルディは零夜達に孤児院の事を説明していた。参加しているのは零夜、トラマツ、ノースマンの三人で、ミミ達は子供達の遊び相手をしている。因みにノアはコルディのサポートをしているのだ。
「当初はここにいる孤児達はカトリーヌ、ジャン、ノアの三人だったのですが、ロベリアの革命で多くの孤児達が出てしまい、今に至るのです」
「じゃあ、今いる孤児達は革命によって両親を亡くしていたり、捕まってしまったりしていた事で……」
「そういう事になりますね」
トラマツの推測にコルディは頷く。ロベスピエールの革命が始まってから、住民達の間で反発が起こるのも無理ない。彼等はその様な住民達を次々と倒しまくり、それを見た他の住民達は大人しく服従するしかなかった。
一部の住民達はロベスピエールがこの国を変えると信じているが、アークスレイヤーと絡んでいる事を何も知らないだろう。
「僕達と同じ境遇の子供達が多くいたけど、殆どが革命に巻き込まれて亡くなってしまった。今いるのがこの子達なんだ」
ノアは窓の外に視線を移しながら、ミミ達と遊んでいる子供達を指差す。彼等もまた革命によって両親と離れ離れになり、現在は孤児院で生活しているのだ。
「ええ。ジュリアンはやんちゃで、この前木から落ちましたの。オデットはお人形遊びが好きなんです。昨日も夜遅くまでお人形と話してましたわ。最年少の男の子はダミアンです」
コルディは窓の外にいるダミアンに視線を移すと、彼はミミの胸の中でスヤスヤと眠っていた。彼も革命で両親を亡くしてしまい、ノア達に拾われて今に至る。両親の死を知るとなると、成長してからでないと伝える事が難しいだろう。
「さて、ここからが本題です。実は私はあなた方に依頼をします」
「依頼ですか?」
コルディからの依頼に零夜達はキョトンと疑問に感じ、彼女はその内容を話し始める。
「私の孫娘を……この孤児院に連れてきて欲しいのです」
「「「孫娘!?」」」
コルディからの依頼の内容に零夜達は驚きを隠せずにいた。彼女に孫娘がいた事に驚くのも無理ない中、ノアが説明を始める。
「ああ。彼女の名前はアンジェリック。僕等も彼女には世話になっていた。けど……革命が始まる前日……突然この孤児院から飛び出してしまったんだ……」
「つまり、家出という事なのか……」
ノアは寂しそうな表情でアンジェリックについて説明し、この話を聞いた零夜は真剣な表情で納得する。
「この喧嘩に関しては私にも責任がありますし、無理に押し付けたのは良くないと思いました。ですが、私が死んでしまえばこの孤児院は滅んでしまい、子供達は今後どうなるのか不安です」
コルディは俯きながらもアンジェリックと喧嘩した事を後悔しているが、孤児院の未来に不安な表情をしてしまう。
今のロベリアは革命騒ぎで大変な事になっていて、下手をすればこの孤児院にも飛び火が感染ってしまう。彼女はそれを心から一番心配しているのだ。
「だからこそ、彼女には帰ってきて欲しいのです。この子達の傍に寄り添って、私と共にこの孤児院を支えて欲しい。それが私の願いなのです」
コルディからの真剣な話を聞いた零夜達は、お互い顔を見合わせて彼女に視線を移す。話を聞いた以上は放っておけず、アンジェリックを探す必要があるのだ。
「アンジェリックについては探してみますが、彼女の手掛かりは無いですか?」
「確かシャングリという街に向かいました。特徴は金髪のポニーテールです」
零夜達はコルディからアンジェリックの手掛かりを教えられ、トラマツは忘れずにメモに書き留める。シャングリにはアークスレイヤーの戦士がいるので、まずはそこから向かう必要があるのだ。
「分かりました。この事を仲間達にも伝えます」
「お願いします」
零夜達はコルディからの依頼を承諾し、彼女は彼等に頼みながら一礼をする。同時に話が終わりを告げられ、零夜達はコルディとノアの二人と別れて部屋から出て行った。
※
孤児院の外では子供達とミミ達が遊んでいて、そこに話を終えた零夜達が駆け寄ってきた。
「おーい、皆!」
零夜からの掛け声に全員が彼に視線を移す。その様子だと何かあったのか気になるのも無理ない。
「もう話は終わったの?」
「ああ。明日の朝、シャングリに向かって出発する事になる。アークスレイヤーを倒すのは勿論だが、シスターから孫娘をこの孤児院に連れ戻して欲しいと頼まれたんだ」
零夜からの話を聞いたミミ達は納得するが、ジャンは孫娘という言葉にある事を思い出す。
「それってアンジェリック姉ちゃんの事だな。彼女、革命前日にこの孤児院を出ていたからな……」
「アンジェリックって、孫娘の事なの?」
ジャンの話にアミリスは疑問に感じながら質問し、彼は俯きながらコクリと頷く。
「ああ。家出したのは驚いたからな。俺達のお姉ちゃん的存在なんだけど、孤児院を継ぐよりはミュージシャンとして活動しようとしている」
「歌も上手いし、ダンスも上手い。芸能界に入る程のレベルだからしょうがないのは分かっているけど……シスターがそれを許さなかったから家出したの」
「俺やノア、カトリーヌもアンジェリック姉ちゃんを心配している。今頃あいつ何やっているんだよ……」
ジャンとカトリーヌは心からアンジェリックの事を心配していて、ミミ達も納得の表情をしながら何も言えずにいた。しかし、他の子供達はキョトンとしていて、中には首を傾げている者もいた。
「俺達はシスターやお前等の為にも、アンジェリックを連れ帰る必要がある。だが、孤児院存続の為にも、職員募集という手もあるんじゃないか?」
零夜は真剣な表情でカトリーヌ達にアドバイスをするが、彼女は首を横に振る。
「それなんだけど……革命によって経営危機となっているからね……雇う事もできないの……」
「となると……やっぱりアンジェリックを連れ戻す必要があるな……」
零夜は真剣な表情でこれからの事を考えつつ、すぐにミミ達に視線を移す。
「すぐに宿屋に向かおう。そこで作戦会議を行う!」
「宿屋に向かうの?でも、子供達が心配だからここで泊まるのもありだと思うわ」
零夜からの提案にヒカリは孤児院に泊まる事を提案し、それにエヴァ達も同意する。子供達が革命によって巻き込まれる危機感を感じていて、不安になってしまうのも無理ないのだ。
「けど、俺達がここに居る事をアークスレイヤーにバレたら、彼等まで巻き込まれて孤児院は滅茶苦茶になる。その為にも距離を取らなければならない」
「言われてみればそうかもね……でも、この子……私にしがみついて離れないし」
零夜からの説明に倫子達は納得するが、彼女は苦笑いしながら自身に抱きついている四歳ぐらいの男の子を指さす。彼は彼女に抱き着きながら喜んでいて、それを見たジャンは呆れながらズカズカと彼に近付く。
「ロベール……すぐに離れろ。気持ちは分かるがお前はなんでこんな事をするのかな?迷惑だろ」
「嫌だい!ここが良いんだい!」
ロベールのわがままを聞いたジャンの頭からプツンという音が聞こえ、カトリーヌ達は一斉に後退りしながらその場から離れてしまう。
「そうかそうか……それならもっと面白い事をしてやるよ!オラァッ!」
「うわっ!」
ジャンはロベールを倫子から強制的に引き剥がし、そのまま右ストレートで彼を強く殴り飛ばした。
「ぎゃあああああ!!」
ジャンに殴り飛ばされたロベールは、地面に頭から激突。そのまま地中に上半身を埋められて、ピクピクと痙攣していた。
「ああ。こいつはいつもこうなので気にするな。料理や洗濯については自分達でやっているし、お姉さん達は宿屋に向かってやるべき事に集中しな」
「そ、そうなんだ……じゃあ、遠慮なく」
ジャンからの説明にミミ達は苦笑いしながらも承諾し、そのまま零夜と共に宿屋へと向かい出した。
「アンジェリック姉ちゃんの事を頼んだぞ!」
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