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第三章 花咲くロベリア革命
第八十一話 零夜と倫子のスキンシップ
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零夜達は孤児院を後にして宿屋へと向かっているが、彼は怒っている表情をしていた。ロベールの行為があまりにも許せなくて、こうなるのも無理はない。
「あのまま孤児院にいたら、ロベールが黙っていられないだろうな。宿屋に向かったのは正解と言えるだろう」
「それに俺達はシュヴァリアからの頼みを優先しないといけないし、シスターコルディからの依頼をこなせなければならないからな」
トラマツとノースマンの意見に零夜は頷きながら同意し、ミミ達は不満な表情をしていた。任務優先なので仕方がないが、本当は孤児達と一緒にいたいのだろう。
「そうだ。それにあの孤児院にエロガキがいたとは驚いた。ノアのお陰で助かったが、あいつのやる事は絶対に非道すぎる!」
零夜がロベールの行いに怒るのも無理なく、ミミ達が苦笑いしてしまう。それを見た倫子は彼に近付き、そのまま彼を真顔でじっと見る。
「もしかして零夜君。嫉妬しているんじゃない?」
「嫉妬!?いや、別にそんな事は……」
零夜は倫子の質問に一度驚いてしまうが、俯きながら否定する。しかし、彼女は彼の顎をくいっと上げて、そのまま自身に視線を合わせる。
「嘘をつかないの。気持ちは分かるけど、イライラしちゃ駄目」
「すいません……」
倫子からの頬を膨らましながらの指摘に零夜は俯いてしまうが、彼女は優しく彼の頭をよしよしと撫でる。その様子はまるで姉弟関係の様だ。
「でも、そういう時こそ私に良い考えがあるの。今日は二人きりで話をしましょう」
「あっ、はい……(倫子さんと二人きりか……なんか照れ臭くなるな……)」
倫子のウインクしながらの提案に、零夜は照れ臭くなりながらも承諾する。だが、ミミ、エヴァ、ルリカはジト目でこの様子を見ていて、日和達が苦笑いするのも無理なかった。
※
その夜、零夜と倫子は同室となり、彼等はベッドの上でお話をしていた。零夜に至っては照れ臭くてモジモジする中、倫子は笑顔で彼の頭を撫でている。
「まずはゆっくりとリラックスさせるの。まずは肩の力を抜いて」
「はい」
零夜は倫子の指示に従い、肩の力を抜き始める。それと同時に緊迫感も解けてきて、安堵のため息をつく。
「次は私をゆっくり抱き締めて」
「抱き締めるのですか?では……」
零夜は倫子をゆっくりと抱き締め、そのまま彼女の温もりを感じ取る。それはとても温かみがあり、思わず寝入ってしまうぐらいだ。デニムの感触が肌にも伝わっていて、興奮度も高まってくる。
「じゃあ、私を押し倒して」
「はい……」
零夜は倫子を押し倒し、うつ伏せの状態でスヤスヤと眠ってしまう。それを見た倫子は彼の頭をポンポン撫でながら抱き締めていた。
「すっかり眠ったみたい。甘えん坊の一面が残っているみたいね」
零夜は皆を引っ張る立場でありながらも、疲れて甘えたくなる部分もある。それを倫子は前から見抜いているからこそ、この提案を考えたのだ。
「よしよし。良い子良い子」
倫子が笑顔で眠っている零夜を見つめ、自身も深い眠りに落ちた。月が光り輝く中、その明かりは彼等を照らしていたのだった。
※
その頃、別の部屋ではミミ、ルリカ、エヴァは頬を膨らましながらベッドの上に座っていた。どうやら零夜が倫子と抱き合って眠っているのが気に食わなくて、嫉妬しているのも無理はない。
「まったく、零夜は……本当に女には甘いんだから……」
「少しばかり噛み付いておきましょうか?」
「私だったら牙が強いから少し怪我をするかも」
「これ以上好きな女性を増やしたら困るから、彼には良い薬かもね」
三人の話を聞いているヒカリ達は唖然とした表情をしているのも無理なく、彼女達から距離を取りながらヒソヒソと話をしていた。近付いて話しかけたら殴り飛ばされる事もあり得るので、なるべく離れているのだ。
「ひょっとすると零夜君、恋に関しては鈍感なのかな……?」
「プロレス馬鹿である事は確かですけど……」
ヒカリの質問に日和はそう答えるしかない。零夜の事については倫子から聞いているが、プロレス好きで自身も頑張っている事には変わりはない。今ではプロレス技を多くこなす事ができるが、どうやらプロデビューするのも時間の問題だろう。
「あらあら。これは大変な事になりそうかもね」
「「「はぁ……」」」
マリーは零夜の行動に苦笑いをしていて、ヒカリ達は盛大にため息をつくしかなかった。彼の悪い癖は何時になったら治るのやら……
※
同時刻、ロベリアから離れた場所にあるグラントルーズでは、アークスレイヤーロベリア支部基地が建てられている。西洋の城を元にした基地だが、黒く染められているのだ。
そこにある庭園では、色とりどりの植物が咲いていた。キクやチューリップ、更には薔薇。まさに豪華としか言いようが無いだろう。
その中にいるのはロベリア支部のボスであるアビスであり、彼は二十代後半ぐらいの年齢で赤い髪をしているのだ。
「美しい場所だ。この庭園こそ私に相応しい……」
アビスがうっとりと庭園を見つめている中、兵士の一人が扉から姿を現した。そのまま彼は冷静な表情でアビスに報告を始める。
「アビス様。選ばれし戦士達がロベリアに姿を現しました。どうやら彼等はロベリアの革命を終わらせるとの事です」
「なるほど……奴等も動き出したのか……」
兵士からの報告にアビスは真剣な表情をしながら、冷静に今後の事を考える。零夜達の事を知っているのは名前と画像、べムールを倒した事ぐらいだ。戦い方も知らないので、悩んでしまうのも無理はないだろう。
「べムールについてだが、我等グラディアス支部の中では最弱と言われている。だが、我々はそう簡単には倒せない」
「何れにしても奴等はまだ知りませんし、アークスレイヤーの真の恐怖をこれから体感するのですから」
アビスと兵士は不敵な笑みを浮かべながら、余裕の表情をしていた。
零夜達が倒していたべムールは、グラディアスにあるアークスレイヤー支部の中でも最弱と言われている。更にその上があるとなると、苦戦を強いられるのも無理ないのだ。
「更に仲間からの報告によれば、彼等はロベリアにある孤児院に寄っていたそうです。どうやら依頼を受けたみたいで」
「そうか……なら、やる事は決まった」
アビスは決意を固めたと同時に、首を後ろに向きながら兵士に視線を移す。その目は残酷な目をしていて、冷酷な表情をしていた。
「雷轟に伝えろ。孤児院を徹底的に潰せと!」
「はっ!」
アビスからの命令に兵士は一礼し、その場から走り去った。それと同時に……翌日の悪夢の結末が始まろうとしていたのだった……
「あのまま孤児院にいたら、ロベールが黙っていられないだろうな。宿屋に向かったのは正解と言えるだろう」
「それに俺達はシュヴァリアからの頼みを優先しないといけないし、シスターコルディからの依頼をこなせなければならないからな」
トラマツとノースマンの意見に零夜は頷きながら同意し、ミミ達は不満な表情をしていた。任務優先なので仕方がないが、本当は孤児達と一緒にいたいのだろう。
「そうだ。それにあの孤児院にエロガキがいたとは驚いた。ノアのお陰で助かったが、あいつのやる事は絶対に非道すぎる!」
零夜がロベールの行いに怒るのも無理なく、ミミ達が苦笑いしてしまう。それを見た倫子は彼に近付き、そのまま彼を真顔でじっと見る。
「もしかして零夜君。嫉妬しているんじゃない?」
「嫉妬!?いや、別にそんな事は……」
零夜は倫子の質問に一度驚いてしまうが、俯きながら否定する。しかし、彼女は彼の顎をくいっと上げて、そのまま自身に視線を合わせる。
「嘘をつかないの。気持ちは分かるけど、イライラしちゃ駄目」
「すいません……」
倫子からの頬を膨らましながらの指摘に零夜は俯いてしまうが、彼女は優しく彼の頭をよしよしと撫でる。その様子はまるで姉弟関係の様だ。
「でも、そういう時こそ私に良い考えがあるの。今日は二人きりで話をしましょう」
「あっ、はい……(倫子さんと二人きりか……なんか照れ臭くなるな……)」
倫子のウインクしながらの提案に、零夜は照れ臭くなりながらも承諾する。だが、ミミ、エヴァ、ルリカはジト目でこの様子を見ていて、日和達が苦笑いするのも無理なかった。
※
その夜、零夜と倫子は同室となり、彼等はベッドの上でお話をしていた。零夜に至っては照れ臭くてモジモジする中、倫子は笑顔で彼の頭を撫でている。
「まずはゆっくりとリラックスさせるの。まずは肩の力を抜いて」
「はい」
零夜は倫子の指示に従い、肩の力を抜き始める。それと同時に緊迫感も解けてきて、安堵のため息をつく。
「次は私をゆっくり抱き締めて」
「抱き締めるのですか?では……」
零夜は倫子をゆっくりと抱き締め、そのまま彼女の温もりを感じ取る。それはとても温かみがあり、思わず寝入ってしまうぐらいだ。デニムの感触が肌にも伝わっていて、興奮度も高まってくる。
「じゃあ、私を押し倒して」
「はい……」
零夜は倫子を押し倒し、うつ伏せの状態でスヤスヤと眠ってしまう。それを見た倫子は彼の頭をポンポン撫でながら抱き締めていた。
「すっかり眠ったみたい。甘えん坊の一面が残っているみたいね」
零夜は皆を引っ張る立場でありながらも、疲れて甘えたくなる部分もある。それを倫子は前から見抜いているからこそ、この提案を考えたのだ。
「よしよし。良い子良い子」
倫子が笑顔で眠っている零夜を見つめ、自身も深い眠りに落ちた。月が光り輝く中、その明かりは彼等を照らしていたのだった。
※
その頃、別の部屋ではミミ、ルリカ、エヴァは頬を膨らましながらベッドの上に座っていた。どうやら零夜が倫子と抱き合って眠っているのが気に食わなくて、嫉妬しているのも無理はない。
「まったく、零夜は……本当に女には甘いんだから……」
「少しばかり噛み付いておきましょうか?」
「私だったら牙が強いから少し怪我をするかも」
「これ以上好きな女性を増やしたら困るから、彼には良い薬かもね」
三人の話を聞いているヒカリ達は唖然とした表情をしているのも無理なく、彼女達から距離を取りながらヒソヒソと話をしていた。近付いて話しかけたら殴り飛ばされる事もあり得るので、なるべく離れているのだ。
「ひょっとすると零夜君、恋に関しては鈍感なのかな……?」
「プロレス馬鹿である事は確かですけど……」
ヒカリの質問に日和はそう答えるしかない。零夜の事については倫子から聞いているが、プロレス好きで自身も頑張っている事には変わりはない。今ではプロレス技を多くこなす事ができるが、どうやらプロデビューするのも時間の問題だろう。
「あらあら。これは大変な事になりそうかもね」
「「「はぁ……」」」
マリーは零夜の行動に苦笑いをしていて、ヒカリ達は盛大にため息をつくしかなかった。彼の悪い癖は何時になったら治るのやら……
※
同時刻、ロベリアから離れた場所にあるグラントルーズでは、アークスレイヤーロベリア支部基地が建てられている。西洋の城を元にした基地だが、黒く染められているのだ。
そこにある庭園では、色とりどりの植物が咲いていた。キクやチューリップ、更には薔薇。まさに豪華としか言いようが無いだろう。
その中にいるのはロベリア支部のボスであるアビスであり、彼は二十代後半ぐらいの年齢で赤い髪をしているのだ。
「美しい場所だ。この庭園こそ私に相応しい……」
アビスがうっとりと庭園を見つめている中、兵士の一人が扉から姿を現した。そのまま彼は冷静な表情でアビスに報告を始める。
「アビス様。選ばれし戦士達がロベリアに姿を現しました。どうやら彼等はロベリアの革命を終わらせるとの事です」
「なるほど……奴等も動き出したのか……」
兵士からの報告にアビスは真剣な表情をしながら、冷静に今後の事を考える。零夜達の事を知っているのは名前と画像、べムールを倒した事ぐらいだ。戦い方も知らないので、悩んでしまうのも無理はないだろう。
「べムールについてだが、我等グラディアス支部の中では最弱と言われている。だが、我々はそう簡単には倒せない」
「何れにしても奴等はまだ知りませんし、アークスレイヤーの真の恐怖をこれから体感するのですから」
アビスと兵士は不敵な笑みを浮かべながら、余裕の表情をしていた。
零夜達が倒していたべムールは、グラディアスにあるアークスレイヤー支部の中でも最弱と言われている。更にその上があるとなると、苦戦を強いられるのも無理ないのだ。
「更に仲間からの報告によれば、彼等はロベリアにある孤児院に寄っていたそうです。どうやら依頼を受けたみたいで」
「そうか……なら、やる事は決まった」
アビスは決意を固めたと同時に、首を後ろに向きながら兵士に視線を移す。その目は残酷な目をしていて、冷酷な表情をしていた。
「雷轟に伝えろ。孤児院を徹底的に潰せと!」
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