191 / 277
第六章 山口観光騒動記
第百八十九話 健康パークの怪人騒動
しおりを挟む
零夜達は岩国を旅立ち、電車で下松に向かっていた。次の目的地は健康パークだが、そこは天然温泉とプールがある。しかもレジャープールなので、家族連れが多いだろう。
「今は平日だから、人が少ない。けど、今は夏休みだから子供が多いだろうな……」
零夜の呟きにヒカリ達も同意する。今は夏休みなので子供達がプールに行って遊ぶ事が多く、騒がしくて大変な事になるだろう。おまけにミミ、倫子、ヒカリ、日和は有名人。エヴァ達も人気があるので子供達が寄ってくる可能性があるのだ。
「まあ、しょうがないわよ。これもファンサービスと思って考えた方がいいわ」
「そうそう。たまにはこういう事もしないとね」
ミミと日和の意見に皆も同意する。彼女達は子供の面倒を見るのが得意である為、この様な事は慣れている。其の為、子供達から凄く人気があるのだ。
「兩人には敵わないな……まあ、下松に着いたらすぐ健康パークに行こう!」
「「「はーい!」」」
零夜の合図にミミ達は返事をしながら応え、電車はそのまま下松へと進んで行く。しかし、その先でハプニングがある事をまだ知らなかった。
※
下松駅に着いた零夜達は、歩きながら健康パークへと向かい出す。タクシーで五分掛かる為、歩きならその二倍掛かるのだ。
「十分ぐらいなら大丈夫だけど、健康パークに着いたらプールと温泉を楽しまないと!」
「そうね。レジャープールは人気があるから静かにできないけど、温泉ならゆっくりと入れるわね」
「じゃあ、まずはプールに入ってから、温泉に行きましょう!」
コーネリア、マリー、ヒカリの意見に皆が頷く中、ジェニーの耳が反応して違和感を覚え始める。どうやら行き先である健康パークに何かあったのだろう。
「どうしたの、ジェニー?何かあった?」
ヒカリが気になる表情でジェニーの顔を見ると、彼女は真剣な表情をしていた。この様子だと何かあったのは確かと言えるだろう。
「健康パークですが……人の気配がしません……」
「「「えっ?」」」
ジェニーの推測に皆が疑問に感じる中、アミリスは千里眼で行き先方向をまっすぐに見つめる。すると異様な気配を感知し、すぐに全員の方を向いてきた。
「どうやら健康パークで何かあったわ!只事では無いし、すぐに急ぎましょう!」
「分かったわ!すぐに急がないと!」
アミリスからの報告にマーリン達は頷き、彼女達は急いで健康パークへと向かい出した。もしかするとデビルキラーズの刺客である可能性もある為、戦う事になるのは確定と言えるだろう。
※
零夜達が健康パークに辿り着くと、駐車場の車の数はガラガラであまりなかった。しかも、お客が一人もいないのだ。
「お客さんがいない!?」
「どういう事!?」
「普通なら人が沢山いる筈なのに……一体何があったのかしら……」
倫子達が呆然とする中、健康パークの支配人の男が姿を現した。彼の名は鶴松潔。健康第一の男でツルッパゲが特徴である。
「おお!選ばれし戦士達ですか!」
「あなたは?」
「健康パークの支配人の鶴松潔です。実は昨日、謎の刺客がレジャープールに現れてしまい、お客が恐怖で次々と逃げ出しました!そのおかげでお客はすっかり来なくなってしまい、この健康パークは奴によって占拠されました……」
「「「ええっ!?」」」
鶴松は事情を説明した直後、項垂れながら涙を流してしまう。楽しい健康パークなのに、刺客のせいで全てとんでもない事になってしまった。このままだと倒産するのも時間の問題で、どうすれば良いか分からないのだ。
その様子を見たマーリンは鶴松に近付き、優しく声をかけ始める。
「大丈夫です!ここは私達に任せてください!必ず刺客を倒してみせましょう!」
「おお!戦士達、お願いします!ウチの施設を取り戻してください!」
「「「了解!」」」
マーリンの笑顔に鶴松は彼女の手を取りながら、健康パークを取り戻して欲しいと頼み込む。それに零夜達も了承し、彼等は健康パークへと突入を開始し始めた。
※
健康パークの中に入った零夜達は、刺客がいるプールレジャーへと向かう事に。彼は先に水着に着替え終えていて、ミミ達の合流を待っていた。因みに零夜の水着はボクサーパンツスタイルだ。
「彼奴等が水着に着替えるとしても、ビキニかスクール水着だろうな……いや、何考えているんだ俺は……」
零夜が呟きながら推測したその時、ミミ達が一斉に姿を現した。
「お待たせ!」
「おっ、来たか……な!?」
零夜が後ろを振り向くと、なんとミミ達はオーバーオールスタイルの全身水着を着ていたのだ。ロベリアの娼館の時とは違うが、デニム生地の肩紐オーバーオール風になっていた。しかも普通のオーバーオールとは違い、身体の横部分にもデニム水着の生地が精製されているのだ。
おまけに水に濡れても安心な素材である為、ミミ達はすっかり気に入っているのも無理はないだろう。
「その水着……オーバーオールに似ているが、気に入ったのか?」
「うん。お気に入りだから」
零夜はポカンとしながらミミ達に質問し、彼女達はコクリと頷く。彼はビキニかと思っていたが、まさかこの水着で来るとは想定外だっただろう。だが、こうする事で水着が脱がされる心配も無いし、むしろその選択は正しいと言えるだろう。
「取り敢えずは準備運動してから、プールに入りましょう」
「そうだな……(まあ、この水着なら安心だけど、逆に俺が顔真っ赤になりそうかもな……)」
倫子の提案に零夜も同意するが、心の中では複雑な思いを抱いていた。彼はいつもミミ達に身体を抱き寄せられている為、その苦労は絶えない。おまけにデニムオーバーオールやサスペンダージーンズを着ている為、それによって顔真っ赤で倒れる事もある。最近では倒れる事は無いみたいだが、再び倒れるかどうか不明である。
そのまま全員が準備体操に入り、ストレッチや柔軟体操を中心に行っていた。念入りに準備体操を終えた後、身体に水をかけて入り始める。こうする事で水没事故を防ぐ事ができるのだ。
「後は奴が来るだけだが、その行方は分かるか?」
「探してみるわ」
ソニアの質問を聞いたアミリスは、千里眼で刺客の行方を探し始める。すると敵の位置がすぐに判明し、そのまま真剣な表情で皆に視線を移す。
「敵が来るわ!戦闘態勢に入って!」
アミリスの合図で全員が戦闘態勢に入った直後、水の中から怪人が姿を現した。頭にカッパのお皿を着けていて、身体は人間で赤褌を着用していたのだ。しかもその顔は中年のおっさんで、身体はデブである。
「こいつが刺客なのか!何者だ!」
「俺は仕事人の一人、水着取りの川松。縄張りに入った奴等は成敗する!」
川松は自己紹介をしたと同時に、プールサイドに着地して戦闘態勢に入る。ウインドウが同時に出現し、川松のデータが映し出された。
水着取りの川松
プールや温泉などを縄張りとしていて、中に入った奴等から水着を奪い取る危険人物。性別関係なく奪い取るが、男は捨てて女は取っておく変態である。
「水着取りの仕事人って何だ!間違いなく変態じゃねーか!」
零夜のツッコミが響き渡り、それにミミ達も呆然とする。まさか次の刺客が変態だとは思ってもいなかっただろう。
「俺はお前等が来る事を予測して、事前にここを支配していたからな!さあ、覚悟しろ!」
「そうはさせない!はっ!」
「あがっ!」
川松は零夜達に勢いよく襲い掛かるが、彼の背後から日和が接近し、頭のお皿をガントレットのパンチで叩き割ってしまった。カッパの皿は割れてしまうと死んでしまうので、当然川松にも絶命大ダメージだ。
「俺の皿が……ガハ……」
川松は血を吐きながら絶命し、煙がボワンと出てしまう。煙が消えた直後、そこにいたのは川松ではなく、カッパのぬいぐるみだった。それこそ川松の正体である。
「弱点をすぐに見つけたけど、呆気なかったとしか言いようがなかったね……」
「「「ああ、納得……」」」
日和は苦笑いしながらカッパのぬいぐるみを持ち上げていて、それに皆は唖然としながらも同意する。二人目の刺客は無事に倒せたが、あまりの弱さに唖然とするのも無理なかった。
「今は平日だから、人が少ない。けど、今は夏休みだから子供が多いだろうな……」
零夜の呟きにヒカリ達も同意する。今は夏休みなので子供達がプールに行って遊ぶ事が多く、騒がしくて大変な事になるだろう。おまけにミミ、倫子、ヒカリ、日和は有名人。エヴァ達も人気があるので子供達が寄ってくる可能性があるのだ。
「まあ、しょうがないわよ。これもファンサービスと思って考えた方がいいわ」
「そうそう。たまにはこういう事もしないとね」
ミミと日和の意見に皆も同意する。彼女達は子供の面倒を見るのが得意である為、この様な事は慣れている。其の為、子供達から凄く人気があるのだ。
「兩人には敵わないな……まあ、下松に着いたらすぐ健康パークに行こう!」
「「「はーい!」」」
零夜の合図にミミ達は返事をしながら応え、電車はそのまま下松へと進んで行く。しかし、その先でハプニングがある事をまだ知らなかった。
※
下松駅に着いた零夜達は、歩きながら健康パークへと向かい出す。タクシーで五分掛かる為、歩きならその二倍掛かるのだ。
「十分ぐらいなら大丈夫だけど、健康パークに着いたらプールと温泉を楽しまないと!」
「そうね。レジャープールは人気があるから静かにできないけど、温泉ならゆっくりと入れるわね」
「じゃあ、まずはプールに入ってから、温泉に行きましょう!」
コーネリア、マリー、ヒカリの意見に皆が頷く中、ジェニーの耳が反応して違和感を覚え始める。どうやら行き先である健康パークに何かあったのだろう。
「どうしたの、ジェニー?何かあった?」
ヒカリが気になる表情でジェニーの顔を見ると、彼女は真剣な表情をしていた。この様子だと何かあったのは確かと言えるだろう。
「健康パークですが……人の気配がしません……」
「「「えっ?」」」
ジェニーの推測に皆が疑問に感じる中、アミリスは千里眼で行き先方向をまっすぐに見つめる。すると異様な気配を感知し、すぐに全員の方を向いてきた。
「どうやら健康パークで何かあったわ!只事では無いし、すぐに急ぎましょう!」
「分かったわ!すぐに急がないと!」
アミリスからの報告にマーリン達は頷き、彼女達は急いで健康パークへと向かい出した。もしかするとデビルキラーズの刺客である可能性もある為、戦う事になるのは確定と言えるだろう。
※
零夜達が健康パークに辿り着くと、駐車場の車の数はガラガラであまりなかった。しかも、お客が一人もいないのだ。
「お客さんがいない!?」
「どういう事!?」
「普通なら人が沢山いる筈なのに……一体何があったのかしら……」
倫子達が呆然とする中、健康パークの支配人の男が姿を現した。彼の名は鶴松潔。健康第一の男でツルッパゲが特徴である。
「おお!選ばれし戦士達ですか!」
「あなたは?」
「健康パークの支配人の鶴松潔です。実は昨日、謎の刺客がレジャープールに現れてしまい、お客が恐怖で次々と逃げ出しました!そのおかげでお客はすっかり来なくなってしまい、この健康パークは奴によって占拠されました……」
「「「ええっ!?」」」
鶴松は事情を説明した直後、項垂れながら涙を流してしまう。楽しい健康パークなのに、刺客のせいで全てとんでもない事になってしまった。このままだと倒産するのも時間の問題で、どうすれば良いか分からないのだ。
その様子を見たマーリンは鶴松に近付き、優しく声をかけ始める。
「大丈夫です!ここは私達に任せてください!必ず刺客を倒してみせましょう!」
「おお!戦士達、お願いします!ウチの施設を取り戻してください!」
「「「了解!」」」
マーリンの笑顔に鶴松は彼女の手を取りながら、健康パークを取り戻して欲しいと頼み込む。それに零夜達も了承し、彼等は健康パークへと突入を開始し始めた。
※
健康パークの中に入った零夜達は、刺客がいるプールレジャーへと向かう事に。彼は先に水着に着替え終えていて、ミミ達の合流を待っていた。因みに零夜の水着はボクサーパンツスタイルだ。
「彼奴等が水着に着替えるとしても、ビキニかスクール水着だろうな……いや、何考えているんだ俺は……」
零夜が呟きながら推測したその時、ミミ達が一斉に姿を現した。
「お待たせ!」
「おっ、来たか……な!?」
零夜が後ろを振り向くと、なんとミミ達はオーバーオールスタイルの全身水着を着ていたのだ。ロベリアの娼館の時とは違うが、デニム生地の肩紐オーバーオール風になっていた。しかも普通のオーバーオールとは違い、身体の横部分にもデニム水着の生地が精製されているのだ。
おまけに水に濡れても安心な素材である為、ミミ達はすっかり気に入っているのも無理はないだろう。
「その水着……オーバーオールに似ているが、気に入ったのか?」
「うん。お気に入りだから」
零夜はポカンとしながらミミ達に質問し、彼女達はコクリと頷く。彼はビキニかと思っていたが、まさかこの水着で来るとは想定外だっただろう。だが、こうする事で水着が脱がされる心配も無いし、むしろその選択は正しいと言えるだろう。
「取り敢えずは準備運動してから、プールに入りましょう」
「そうだな……(まあ、この水着なら安心だけど、逆に俺が顔真っ赤になりそうかもな……)」
倫子の提案に零夜も同意するが、心の中では複雑な思いを抱いていた。彼はいつもミミ達に身体を抱き寄せられている為、その苦労は絶えない。おまけにデニムオーバーオールやサスペンダージーンズを着ている為、それによって顔真っ赤で倒れる事もある。最近では倒れる事は無いみたいだが、再び倒れるかどうか不明である。
そのまま全員が準備体操に入り、ストレッチや柔軟体操を中心に行っていた。念入りに準備体操を終えた後、身体に水をかけて入り始める。こうする事で水没事故を防ぐ事ができるのだ。
「後は奴が来るだけだが、その行方は分かるか?」
「探してみるわ」
ソニアの質問を聞いたアミリスは、千里眼で刺客の行方を探し始める。すると敵の位置がすぐに判明し、そのまま真剣な表情で皆に視線を移す。
「敵が来るわ!戦闘態勢に入って!」
アミリスの合図で全員が戦闘態勢に入った直後、水の中から怪人が姿を現した。頭にカッパのお皿を着けていて、身体は人間で赤褌を着用していたのだ。しかもその顔は中年のおっさんで、身体はデブである。
「こいつが刺客なのか!何者だ!」
「俺は仕事人の一人、水着取りの川松。縄張りに入った奴等は成敗する!」
川松は自己紹介をしたと同時に、プールサイドに着地して戦闘態勢に入る。ウインドウが同時に出現し、川松のデータが映し出された。
水着取りの川松
プールや温泉などを縄張りとしていて、中に入った奴等から水着を奪い取る危険人物。性別関係なく奪い取るが、男は捨てて女は取っておく変態である。
「水着取りの仕事人って何だ!間違いなく変態じゃねーか!」
零夜のツッコミが響き渡り、それにミミ達も呆然とする。まさか次の刺客が変態だとは思ってもいなかっただろう。
「俺はお前等が来る事を予測して、事前にここを支配していたからな!さあ、覚悟しろ!」
「そうはさせない!はっ!」
「あがっ!」
川松は零夜達に勢いよく襲い掛かるが、彼の背後から日和が接近し、頭のお皿をガントレットのパンチで叩き割ってしまった。カッパの皿は割れてしまうと死んでしまうので、当然川松にも絶命大ダメージだ。
「俺の皿が……ガハ……」
川松は血を吐きながら絶命し、煙がボワンと出てしまう。煙が消えた直後、そこにいたのは川松ではなく、カッパのぬいぐるみだった。それこそ川松の正体である。
「弱点をすぐに見つけたけど、呆気なかったとしか言いようがなかったね……」
「「「ああ、納得……」」」
日和は苦笑いしながらカッパのぬいぐるみを持ち上げていて、それに皆は唖然としながらも同意する。二人目の刺客は無事に倒せたが、あまりの弱さに唖然とするのも無理なかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最初から最強ぼっちの俺は英雄になります
総長ヒューガ
ファンタジー
いつも通りに一人ぼっちでゲームをしていた、そして疲れて寝ていたら、人々の驚きの声が聞こえた、目を開けてみるとそこにはゲームの世界だった、これから待ち受ける敵にも勝たないといけない、予想外の敵にも勝たないといけないぼっちはゲーム内の英雄になれるのか!
扱いの悪い勇者パーティを啖呵切って離脱した俺、辺境で美女たちと国を作ったらいつの間にか国もハーレムも大陸最強になっていた。
みにぶた🐽
ファンタジー
いいねありがとうございます!反応あるも励みになります。
勇者パーティから“手柄横取り”でパーティ離脱した俺に残ったのは、地球の本を召喚し、読み終えた物語を魔法として再現できるチートスキル《幻想書庫》だけ。
辺境の獣人少女を助けた俺は、物語魔法で水を引き、結界を張り、知恵と技術で開拓村を発展させていく。やがてエルフや元貴族も加わり、村は多種族共和国へ――そして、旧王国と勇者が再び迫る。
だが俺には『三国志』も『孫子』も『トロイの木馬』もある。折伏し、仲間に変える――物語で世界をひっくり返す成り上がり建国譚、開幕!
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる