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第八章 激闘!トーナメントバトル
第二百六十八話 本当の好きな人
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第一試合終了後、スタジアムの外では零夜と三上が話をしていた。両チームのダメージはすっかり完治しているが、後はゆっくり休む様にと言われているのだ。
「まさか三上がココアを庇うとは驚いたな……あの行動は見事としか言えないぜ……」
「いや、大した事じゃないけどな。それにこの戦いを通じて、勝利よりもある事が大事だと実感したからな」
「大事な事?何か分かったのか?」
三上は空を見上げながら説明し、零夜はそれに首を傾げる。勝利よりも大切な物がある事は気になるのも無理なく、話を聞かなければ分からないだろう。
「俺……本当に好きな人が分かったんだ……その人がココアだという事を……」
「えっ……!?」
三上からの説明に零夜は驚きを隠せず、その場で呆然としてしまう。零夜の恋人が多くいるのを見て羨ましがっていた彼が、本当の好きな人を見つけた事は衝撃的と言えるだろう。
「ココアが好きだなんて……それは本当なのか……?」
「ああ。ココアがピンチになった時、俺は黙っている理由にはいかなかった。だからあの様な行動をしたのさ」
三上の説明を聞いた零夜は、ただ驚きの表情をしながら聞くしかなかった。もし、ミミとココアの戦いが逆であったのなら、その時は零夜が向かっていたのかも知れなかっただろう。
「そうだったのか……もし、俺も三上と同じその時が来たら……どう選択すれば良いのだろうか……」
零夜は自信に胸を当てながら、自分が同じ立場の時の事を考え始める。自身の大切な人がピンチになった時、勝利か仲間のどちらかを選ぶ事がある。しかし、其の内のどれかを犠牲にしなくてはならない。零夜に至ってはどうすれば良いのか分からず、混乱するのも無理ないだろう。
「大丈夫だ。考える時間は十分にある。それまで決めておいた方が良いぞ」
「お、おう……何から何まで悪いな……」
三上の優しい笑みに、零夜が苦笑いしながら応えるしかなかった。するとミミが姿を現し、零夜達に向けて手を降っていた。
「ミミ姉!」
「話は聞かせて貰ったわ。その証拠にココアもいるからね」
「えっ?ココアが?」
ミミの説明に三上が驚いた直後、ココアがミミの手を握りながら姿を現す。しかも彼女の目には涙が流れていて、まだ自分のせいだと言う事を悔やんでいるのだろう。
「ココア!」
「晴哉……本当にごめんなさい……私のせいで皆に迷惑かけちゃって……」
ココアは涙を流しながら、三上に謝罪をしていた。自分のせいでチームが負けてしまった事に罪悪感を持ちながら、心から謝罪をしているのだ。
それを見た三上はココアに近付き、ゆっくりと彼女を抱き締めた。彼なりの優しさがあるのだろう。
「大丈夫。俺達は負けてしまったが、戦士達の役に立つ仕事がまだ残っている。この悔しさをバネに強くなろうぜ!」
「うん……!」
三上の優しさにココアはまたしても泣いてしまい、零夜とミミはその場から離れた。ここは二人きりにした方が良いと言う彼等の心優しさなのだろう。
※
「取り敢えずメテオファルコンズには勝ったけど、ますます油断できないわね。この第二試合で、決勝の組み合わせが決まるから」
「シャイニングナイツとプリンセスヴァルキリーズか。あの二チームは強敵だからな……」
別の場所では零夜とミミが真剣な表情で話をしていて、決勝の行方を考えていた。どのチームもかなり強力で、決勝戦はそう簡単にいかないだろう。
まずはヒューゴ率いるシャイニングナイツ。彼等は零夜達と初めて出会った勇者一行であり、民の為に戦う心優しき戦士達だ。しかも準決勝はグラディアスで戦う事になっているので、グラディアス全国民が彼の勝利を心から信じているだろう。
もう一つは風子率いるプリンセスヴァルキリーズ。彼女達は連携、戦力、作戦はどれもトップクラス。零夜達と一時練習試合を行っていたが、その時は乱入者で試合は中断。しかし風子達の強さを改めて思い知らされてしまい、零夜達は彼女達を超える為に日々強くなる事を決意しているのだ。
「この戦いは見逃せない展開となるけど、零夜も覚悟はできている?」
「ああ。俺としてもこの試合は見過ごせない。それがたとえどんな困難が起ころうとしても、必ず勝利を掴み取る!戦士としての使命を果たす為だけじゃなく、誰も死なせない為にも!」
零夜のは拳を握りしめながら決意を固め、それにミミも真剣な表情で頷く。彼は仲間を大切にしながら、諦めずに勝利を掴む信念を持っている。だからこそ一致団結で立ち向かう信念を、チーム内の誰よりも大切にしているのだ。
「そうね。あと……零夜も誰が好きなのかハッキリさせないとね」
「へ?ハッキリさせる?それってどういう……な!?」
零夜がミミに指差す方を見て、その光景に驚きを隠せずにいた。なんと倫子、エヴァ、ルリカ、美津代の四人が異様なオーラを放ちながら姿を現し、そのまま零夜へと近付いてきたのだ。彼は逃げたい気持ちが強くあるが、金縛り状態で逃げられないのだ。
「零夜君……分かっているよね?」
「さっさと選ばないと……」
「痛い目に遭いますよ?」
「分かっているわね?」
四人の身体から邪悪なオーラが溢れ出し、近付いたら危険な状態になってしまう。更にミミからも邪悪なオーラが溢れ出し、零夜をギロリと睨みつけてきたのだ。
「おい!これはその……頼むから落ち着いてくれ……」
「「「さっさと決めろォォォォォォ!!」」」
「ぎゃあああああ!!」
そのまま零夜はミミ達に襲い掛かり、断末魔が辺り一面に響き渡り始めた。まあ、こういうのは自業自得であるから、しょうがないと言えるが。
※
零夜の叫びが響き渡っていたその頃、ヒューゴは真剣な表情をしながら戦闘準備を終えていた。次の準決勝は自分達の番であるが、この戦いは一筋縄ではいかない。何故ならこの戦いは、自分達の故郷の凱旋試合でもあるのだ。
「いよいよですね。ヒューゴさんだけでなく、私達の凱旋試合が」
「ああ。だからこそ、負けられない戦いになるからね」
紬の真剣な表情に対し、ヒューゴも真剣な表情で返していく。この場にいる誰もがお互い負けられない気持ちとなっていて、一致団結していると言えるだろう。
すると大会の係員が姿を現し、ヒューゴ達に対して一礼する。その様子だと戦いの合図と言う事だろう。
「よし!行くぞ!」
ヒューゴの合図と同時に、彼等は控室から入場口へと移動する。この世界の皆に自分達の勇姿を見せる為だけでなく、勝利を掴み取って零夜達と戦う為にも……
※
その頃、別の控室では風子達が準備を終えていた。今回の戦いはそう簡単に勝てる物ではなく、むしろ苦戦するのが確定と言える。しかし風子は強敵と闘う事が大好きなので、この事に関しては大歓迎だ。それが良い癖でもあり悪い癖でもあるのだが。
「お嬢様。そろそろ参りましょう!」
「ああ。では、行くぞ!」
風子の合図と同時に、彼女達はすぐに控室から移動し始めた。あの時の練習試合の続きを行う為にも、零夜達ともう一度戦いの仕切り直しをする為にも。ここで負ける理由にはいかないのであった。
※
試合会場ではいよいよ第2試合が始まろうとしている。観客達は急いで自分達の席に座り、その時をハラハラしながら見守っているのだ。ヒューゴ達と風子達の戦いが始まりを告げられる瞬間を。
「まさか三上がココアを庇うとは驚いたな……あの行動は見事としか言えないぜ……」
「いや、大した事じゃないけどな。それにこの戦いを通じて、勝利よりもある事が大事だと実感したからな」
「大事な事?何か分かったのか?」
三上は空を見上げながら説明し、零夜はそれに首を傾げる。勝利よりも大切な物がある事は気になるのも無理なく、話を聞かなければ分からないだろう。
「俺……本当に好きな人が分かったんだ……その人がココアだという事を……」
「えっ……!?」
三上からの説明に零夜は驚きを隠せず、その場で呆然としてしまう。零夜の恋人が多くいるのを見て羨ましがっていた彼が、本当の好きな人を見つけた事は衝撃的と言えるだろう。
「ココアが好きだなんて……それは本当なのか……?」
「ああ。ココアがピンチになった時、俺は黙っている理由にはいかなかった。だからあの様な行動をしたのさ」
三上の説明を聞いた零夜は、ただ驚きの表情をしながら聞くしかなかった。もし、ミミとココアの戦いが逆であったのなら、その時は零夜が向かっていたのかも知れなかっただろう。
「そうだったのか……もし、俺も三上と同じその時が来たら……どう選択すれば良いのだろうか……」
零夜は自信に胸を当てながら、自分が同じ立場の時の事を考え始める。自身の大切な人がピンチになった時、勝利か仲間のどちらかを選ぶ事がある。しかし、其の内のどれかを犠牲にしなくてはならない。零夜に至ってはどうすれば良いのか分からず、混乱するのも無理ないだろう。
「大丈夫だ。考える時間は十分にある。それまで決めておいた方が良いぞ」
「お、おう……何から何まで悪いな……」
三上の優しい笑みに、零夜が苦笑いしながら応えるしかなかった。するとミミが姿を現し、零夜達に向けて手を降っていた。
「ミミ姉!」
「話は聞かせて貰ったわ。その証拠にココアもいるからね」
「えっ?ココアが?」
ミミの説明に三上が驚いた直後、ココアがミミの手を握りながら姿を現す。しかも彼女の目には涙が流れていて、まだ自分のせいだと言う事を悔やんでいるのだろう。
「ココア!」
「晴哉……本当にごめんなさい……私のせいで皆に迷惑かけちゃって……」
ココアは涙を流しながら、三上に謝罪をしていた。自分のせいでチームが負けてしまった事に罪悪感を持ちながら、心から謝罪をしているのだ。
それを見た三上はココアに近付き、ゆっくりと彼女を抱き締めた。彼なりの優しさがあるのだろう。
「大丈夫。俺達は負けてしまったが、戦士達の役に立つ仕事がまだ残っている。この悔しさをバネに強くなろうぜ!」
「うん……!」
三上の優しさにココアはまたしても泣いてしまい、零夜とミミはその場から離れた。ここは二人きりにした方が良いと言う彼等の心優しさなのだろう。
※
「取り敢えずメテオファルコンズには勝ったけど、ますます油断できないわね。この第二試合で、決勝の組み合わせが決まるから」
「シャイニングナイツとプリンセスヴァルキリーズか。あの二チームは強敵だからな……」
別の場所では零夜とミミが真剣な表情で話をしていて、決勝の行方を考えていた。どのチームもかなり強力で、決勝戦はそう簡単にいかないだろう。
まずはヒューゴ率いるシャイニングナイツ。彼等は零夜達と初めて出会った勇者一行であり、民の為に戦う心優しき戦士達だ。しかも準決勝はグラディアスで戦う事になっているので、グラディアス全国民が彼の勝利を心から信じているだろう。
もう一つは風子率いるプリンセスヴァルキリーズ。彼女達は連携、戦力、作戦はどれもトップクラス。零夜達と一時練習試合を行っていたが、その時は乱入者で試合は中断。しかし風子達の強さを改めて思い知らされてしまい、零夜達は彼女達を超える為に日々強くなる事を決意しているのだ。
「この戦いは見逃せない展開となるけど、零夜も覚悟はできている?」
「ああ。俺としてもこの試合は見過ごせない。それがたとえどんな困難が起ころうとしても、必ず勝利を掴み取る!戦士としての使命を果たす為だけじゃなく、誰も死なせない為にも!」
零夜のは拳を握りしめながら決意を固め、それにミミも真剣な表情で頷く。彼は仲間を大切にしながら、諦めずに勝利を掴む信念を持っている。だからこそ一致団結で立ち向かう信念を、チーム内の誰よりも大切にしているのだ。
「そうね。あと……零夜も誰が好きなのかハッキリさせないとね」
「へ?ハッキリさせる?それってどういう……な!?」
零夜がミミに指差す方を見て、その光景に驚きを隠せずにいた。なんと倫子、エヴァ、ルリカ、美津代の四人が異様なオーラを放ちながら姿を現し、そのまま零夜へと近付いてきたのだ。彼は逃げたい気持ちが強くあるが、金縛り状態で逃げられないのだ。
「零夜君……分かっているよね?」
「さっさと選ばないと……」
「痛い目に遭いますよ?」
「分かっているわね?」
四人の身体から邪悪なオーラが溢れ出し、近付いたら危険な状態になってしまう。更にミミからも邪悪なオーラが溢れ出し、零夜をギロリと睨みつけてきたのだ。
「おい!これはその……頼むから落ち着いてくれ……」
「「「さっさと決めろォォォォォォ!!」」」
「ぎゃあああああ!!」
そのまま零夜はミミ達に襲い掛かり、断末魔が辺り一面に響き渡り始めた。まあ、こういうのは自業自得であるから、しょうがないと言えるが。
※
零夜の叫びが響き渡っていたその頃、ヒューゴは真剣な表情をしながら戦闘準備を終えていた。次の準決勝は自分達の番であるが、この戦いは一筋縄ではいかない。何故ならこの戦いは、自分達の故郷の凱旋試合でもあるのだ。
「いよいよですね。ヒューゴさんだけでなく、私達の凱旋試合が」
「ああ。だからこそ、負けられない戦いになるからね」
紬の真剣な表情に対し、ヒューゴも真剣な表情で返していく。この場にいる誰もがお互い負けられない気持ちとなっていて、一致団結していると言えるだろう。
すると大会の係員が姿を現し、ヒューゴ達に対して一礼する。その様子だと戦いの合図と言う事だろう。
「よし!行くぞ!」
ヒューゴの合図と同時に、彼等は控室から入場口へと移動する。この世界の皆に自分達の勇姿を見せる為だけでなく、勝利を掴み取って零夜達と戦う為にも……
※
その頃、別の控室では風子達が準備を終えていた。今回の戦いはそう簡単に勝てる物ではなく、むしろ苦戦するのが確定と言える。しかし風子は強敵と闘う事が大好きなので、この事に関しては大歓迎だ。それが良い癖でもあり悪い癖でもあるのだが。
「お嬢様。そろそろ参りましょう!」
「ああ。では、行くぞ!」
風子の合図と同時に、彼女達はすぐに控室から移動し始めた。あの時の練習試合の続きを行う為にも、零夜達ともう一度戦いの仕切り直しをする為にも。ここで負ける理由にはいかないのであった。
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