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飛ばすわよ!
しおりを挟むいいわね!メアリーが魔物をガンガン攻めてくれたおかげで新品の剣が手に入ったわ
「『毒付与』よーしこれで毒の剣の完成よ~っ!」
アタシはサイコキネシスで剣を操ってビュンビュン飛ばす。
「メアリーちゃん交代しましょ 次はアタシの技を見せてあげるわ、行けーっ 飛べーっ 毒の剣よ!」
宙を舞う剣がゴブリン達を次々と切り裂いて行く
更に後ろにいる蛇のような姿の魔物ナーガだったかしらササッと切り裂いてやったわ。毒付きなんでちょっとでいいのよね~後は勝手にくたばってくれるのだから
アタシの探知で見つけられる限りジャンジャン切り裂きまくりに行くわよ。
— 数分後 —
コボルト供、牛人供、大鼠供、あと大蟷螂?とにかくこの町にいる魔物は全てチョイチョイっと切り裂いて来たので全滅するのは時間の問題ね。
「メアリーちゃん、終わったわよ」
「すっすごいですね! 先生1人だけでほとんどの魔物を倒してますよ!」
メアリー達から少し離れた所にいるノイエ達は伝達兵から町に侵入した魔物は全て倒された事を聞き、
私兵達と歓喜に打ち震える。……がそれと同時に新たな恐怖が目の前に存在しているという事を認識する。
私の私兵によると町に侵入して来た魔物の数は25~40匹程だという
それをこの魚の魔物だけでほぼ全滅さたというのか
この魔物、今は味方みたいだが もしコイツがシルヴェニア王国の敵となってしまったとしたら……我が国にとって最悪の存在となるであろうな。
いや、そんな事はさせんぞ………断じて!
反対側からヨハン爺とボミエが駆け寄って来た。えっ今頃~? コイツらは今までどこにいたのかしら?
「ちょっとアンタ達、今まで何してたの?」
「ワシらはそこの宿舎でのんびりと昼寝しとったんじゃがが何やら外が騒がしいので先程目が覚めてのう
ところで先程の浮遊する剣はお前さんの技かの?」
「そうよーっこれで大方片付いたのよ♪」
「じゃったら裏山の騒ぎもお前さんの仕業かのう?」
「裏山…何よそれ知らないわよ?」
「のうボミエ、そういえばさっきうちの隣に住んでる人が裏山の方から何か妙な叫び声がしたとか何とかいっておったがのう」
「それはきっと何処かのスケベカップルが真っ昼間からイチャイチャしているニャ」
「はぁ? ボミエさんが何を言っているのか私にはよくわかりませんが?」
「メアリーちゃんはそんな事気にしなくてもいいのよ! さっさと店に帰るわよ」
「そうだ私今晩はハンバーグが食べたいです」
はいはいはいそれじゃあさっさと店に帰るわよ。
被害とかそういう後の事はそこにいる貴族とかに任せて
「ま…待たれよ!」
「はい?」
「私はノイエ・フォン・ヴァイツゼッカーと申す者だがその……貴殿らと少し話がしたいのだが?」
「こ…これは領主様」
「オイ、お前らも挨拶しろニャ」
アラ~何? このヒゲ男爵みたいな人 何故かアタシに熱い視線を向けて来たわね~ もしかしてアタシに一目惚れしたとか? そんな訳ないかーっ! だって魚だしね……んじゃ何まさかメアリーか? ヤダわロリコンじゃないのよ~
「先生、この人はきっと町を救った私達に何かお礼がしたいんじゃないでしょうか? だったら私、ハンバーグがいっぱい食べたいです!」
そうかーっ!
やっぱそうよねなんかご褒美が貰えたりするーっ?
応援ありがとうございます!
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