魔道士(予定)と奴隷ちゃん

マサタカ

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その後~特別編~

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 室内の空気は張りつめていて、真冬の寒さを味わっているが如き体の震えが生じる。死そのものが隣にあると錯覚する圧迫感と恐怖もともにあり、生きた心地がしない。大地が唸るゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・という擬音すら聞こえてきそうだ。

「それでさぁ。騎士団長がお前は突っ走りすぎる、もっとチームワークというものを、なんて説教を始めちゃってさぁ。笑っちゃうよねぇ。今まで僕一人に単独行動させてた張本人が言うか、その残り少ない頭部の希望根っこから絶やすぞって考えちゃったりしてさぁ」
「はははは。うちの所長よりひどいじゃねぇか」
「・・・・・・・・・」

 三者三様。きっと傍目から見れば親友が見舞ってくれている素敵な和気藹々とした画としか映らない。俺の側に控えている奴隷のルウも、不自然さはない。二人が発している敵意と何一つ笑っていない目を除けば。
 
「ユーグ様。お茶を持ってきましょうか?」
「あ、ああ。そうだな。じゃあシエナはどうする?」
「ん~? 僕はいいかな。ところでユーグ。一つ質問いい?」
「どうした?」
「いつこの奴隷解放するの?」

 ピシ。何かが固まった音がした。俺か、ルウか、それともこの状況か。

「騎士である僕としては、この奴隷を処罰したいんだよ。ユーグがエドガーをとめたことで、保留になってるけど。犯罪者に協力してたわけだし? ユーグのお情けで助けてもらって奴隷として置いてもらってるわけだけどねぇ。上には報告してないわけだし」

 息苦しいほどの圧力。

「私はユーグ様の奴隷ですから。ご主人様がお望みなら騎士団に連行されてもかまいませんが」
「へぇ~。そうやってユーグに意志と責任を押しつけるんだぁ。奴隷って羨ましいなあ。自分から償おうとしなくても許されるなんて。僕の個人的な独り言なんだけど」

 悪意の塊が、ぶつけられまくっている。棘しかない言葉が、こわい。

「いやお前ら、ちょっと――」

「シエナ様。少しよろしいですか? 先程からご主人様との距離が近すぎのような気がしますが、つい言葉に出してしまいました」
「ルウ? ちょっと?」
「どこぞの奴隷にまた裏切られないように、身を守るためだって、ユーグ伝えて」
「にしてもです。ベッドに直接腰をかけるなんて。肩と肩がふれ合ってる距離ではないですか。お行儀が悪いのではないでしょうか? ご主人様伝えてください」

 回りくどいやり方はしかし暴力の応酬以上に激しさを増している。

「僕とユーグは親友だし、男同士だから問題ないでしょ。もしかしてこうしているとなにか困ることでもあるの? ユーグ伝えて」
「私はご主人様の貞操も気にしているのです。騎士には男色趣味の人が多いと聞きましたし。いくら女性と今後も私以外に縁がなさそうなご主人様ではありますが。ご主人様伝えてください」
「心外だなぁ。そうやってうがった見方しかできないのかい? いくら自分がユーグに所有されているだけの道具だからって、嫉妬してるのかい? ユーグ、伝えて――」
「もう直接喋れやぁああああああああ!!」

 なんなんだよこの二人! なんで俺がこんなことに巻き込まれてんだよ! 胃が痛ぇよ! ただでさえ体の自由がきかないってのに!

「なに? ユーグ。君はこの子の味方するの?」
「当たり前だろ。たとえ親兄弟と殺し合いする事態になっても俺はルウを優先するわ」
「ご主人様、最低です。肉親を犠牲にするなんて。会えなくなってから後悔と罪悪感に塗れる私と同じになるおつもりですか? そうやって私にも同じ苦しみをおもいださせるのですか?」
「好感度が下がったああああ!?」
「ふん、なんだい。僕のほうが付き合い長いのに」

 シエナは頬を膨らませて腕と足を組んで、そっぽを向く。しかし、毎回毎回こんな胃痛がひどい状況に巻き込まれる俺の身にもなれよ。騎士として、親友としてルウを許せていないっていうシエナの心情もわかるよ? それでも回りくどい。回りくどいよ。

「ルウ、お茶新しいの頼むよ」
 疲れた俺の意図を察したらしいルウは、パタパタと部屋を異動する。後ろ姿を眺めているだけで、癒やされる。ああ、好きだ、いとおしいって改めて実感する。

「ロリコン」

 ぼそっとした小声が、じんわりと広がっていたあたたかい感情をせきとめる。
「変態。もう犬でも飼ってろよ。異常性癖者。研究狂い。魔法馬鹿。魔道士(予定)のくせに恋にうつつを抜かしやがって」

 グサグサグサグサァ!鋭い切れ味を持つ刃物に刺されていく心地だった。

「はぁ・・・・・・。あのなぁシエナ? お前女の子に対してあんなやり方だめじゃないのか?」
「関係ないよ。たしかに僕は女の子全員を守るべき対象で、愛を囁く存在だって認知している。けど、敵じゃないっていう前提なんだよそれは」
「敵って」
「敵だよあの子。今でも僕にとっては。君だってどうなんだ。あの子のこと、よく許せたね。よくまだ好きでいられるね」

 俺としては、二人の関係をなんとかしたかっただけだけど、おもわない方向に舵を切られたらしい。ただあんな険悪で陰険で胃に穴が空きまくりそうな空間を形成するのを勘弁願いたかった。それもこのところ毎日なんだからたまらない。

 俺個人として、ルウの裏切りはもうすんだこととして納得している。そもそも、俺が間違えていた。あの子の心の機微も、把握してなかった。それに・・・・・・・・・・・・。

「しょうがねぇよ。惚れ抜いちまってるんだ。まだ好きでいられるほど好きなんだ」
「呆れたよ。友として忠告しておくけど、一度裏切ったやつは何度でも裏切るよ」

 騎士としての経験か非常に厳しい目でまっすぐ見つめてくる。真面目な表情と相まって親友に忠告する意味以外の凄みがある。

「いいんだよ。例え何度裏切られても、ルウに殺されるなら。きっと、裏切る理由と原因があの子と俺にもあるってことなんだから」
「僕とあの裏切り者とどっちが大切なのさ!」
「なんだそのめんどくさい恋人がほざくような台詞は!」
「最近ユーグは僕に対して冷たいじゃないか! あの奴隷ばっかり優先しちゃってさ!」
「お前が自分かルウを優先するかって言ってたんだろ!?」
「あの奴隷のどこがいいっていうんだ!」
「つっけんどんな態度でも耳と尻尾に感情が表れるところがかわいいし少ない収入でやりくりしてくれるところが健気だし文句言いながらも研究するの許してくれるし『もふもふタイム』で癒やしてくれて、その後の妙に色っぽいところなんて最高だしテンションの低いながらも掃除とか洗濯とかしてくれるし包帯を変えるときも俺が痛がってないか確認しながら気遣ってくれるところもいとおしいし――」
「ベタ惚れじゃないか!」
「なんだよ。お前だって良い所あるじゃねぇか」
「いいよ! あの奴隷の後に言われたって嬉しくないし!」
「俺のために仕事が終わった後も毎日見舞いに来てくれるところとか」
「だからいいって!」
「俺以上に俺の心配してくれてるところとか。必要以上に警戒してくれてるところとか。けど毎回短い時間しか家にいなかったり」
「・・・・・・・・・・」
「あとなにがしかお見舞い持ってきてくれたり。なんだかんだ俺の意志を尊重してくれたり」
「・・・・・・へへへ」

 ちょろすぎる・・・・・・。まだこいつの良い所はたくさんあるけど、こんなんで照れて機嫌が直るとか。けど、考えてみればシエナを少し蔑ろにしているかもしれない。こいつはまだ十七歳。しっかりしていて修羅場を潜り抜けて大人っぽくはあってもまだ子供。純粋に、寂しさもあるのかもしれない。

「なぁ、シエナ。体が治ったら二人で飲みにでも行くか?」

 今は無理でも,ちょっとずつルウとの関係を修復できれば。親友が好きな子を嫌悪しているなんて、俺も嫌だし。

「うん。それができたら嬉しいな。先輩とか女友達とかとも過ごす時間もあるから予定は後で決めないとだけど」

 この野郎。プライベートじゃルウとシエナしか会う人がいない俺からすれば十分恵まれてるじゃねぇか。けど、なんか機嫌直ったみたいだな。ひとまずはよかった。

「けどよ。好きな子がいるってのはいいもんだぜ? 俺のことだけじゃなくって、お前も恋人とか探したりしないのか? 女友達がたくさんいるのはいいけどよ」
「ん~? 僕恋人いるよ?」
「え?!」
「あと同棲もしてるし」
「ええ!?!?」
「付き合ってもう二年になるかなぁ」
「はぁぁ!?」
「今は別のところにいるけど、そろそろ帰ってくるんじゃないかな」

 衝撃の事実すぎるだろ! なんでそんなこと黙ってやがったこの野郎! 俺と出会ったときは既に恋人がいたってことかよこの野郎! というかこいつ基本的に騎士団の営舎に住んでるよな!? そんなところで同棲って許されるのか!?

「なんだよちくしょお。なんで黙ってたんだよぉ」
「まぁ言うタイミングがねぇ。ちょっと事情があってね」
「そんな大事なこと今初めて聞かされた俺の切なさ! 理解できるか!」
「あ~、うん」

 形勢逆転。さっきとは打って変わって今度はシエナが俺を宥める側になっている。
「ごめんてユーグ」
「どんなやつなんだよそいつ」
「え? あ~。いずれ紹介するよ」
「ここで言えないってことはやましいやつなんじゃないか? 仕事はなにしてるんだ? 年齢は? 身分は?」
「なに? お父さん目線?」
「魔法に携わってるか? それとも魔法が趣味か?」
「趣味が魔法ってどんなさ。ちょっと事情があるのさ。いろいろとね」

 ははは、と乾いた笑みを浮かべている。少し困った仕草は、事情の大きさを察することができるものだった。よっぽどのことがあるのか。親友で、シエナのことはなんでも知ってるとおもってたけど。

「っと。もうこんな時間だね。そろそろ帰るよ」
「ああ。じゃあまたな」
「うん。あ、そうだユーグ。あの奴隷って、君に謝罪したのかい?」
「あ? ああ。何度かな」
「そう。僕はされてないけどね」
「?」
「おやすみ。お見送りはいらないよ」

 素早く言い捨てると、シエナはさっさと出て行ってしまった。シエナの言った言葉の意味が頭でぐるぐると回って、同時に顎に親指をやって思案に耽る。

「ご主人様。お茶が入りました」

 僕はされてないけどね? 謝罪を? どうしてあのタイミングで伝えてくる? 意味があるのか?

「ご主人様?」

 もしかして、シエナはルウから謝ってもらってないことに腹を立てているのか? 俺を裏切ったことやエドガーに協力していたことは建前、ついでみたいなもので、根底にはそれがあるのか?

「おい、ご主人様」

 はは、なんだ。簡単なことじゃないか。だったら今度来たときまでに事情を――

「ふんっ! ふんっ!」
「ぎゃああ! 目がぁ!」

 ルウのふさふさな尻尾が、眼球にダイレクトに当たった。突如として尋常ではない痛みに襲われて、もんどり打つ。
「おおおお・・・・・・。痛ぇ、ルウ一体なにするんだああ・・・・・・!」
「ご主人様が私の問いかけに無反応でしたので。どこまでしたら反応するか試していました」
「うん。興味を持ったら調べるために実践するのが一番だから正しいね」
「ありがとうございます」

 けど、触ったら虜になってしまうルウの尻尾がまさか凶器になるなんて。まさに諸刃の剣。表裏一体じゃないか。

「シエナ様はお帰りになったのですね」

 せっかく入れてくれたお茶が無駄になってしまったのを残念がっているのか。椅子に腰掛けて片方のカップを俺の口元へ。ここまでしてくれなくても、流石に自分で飲めるんだけど、嬉しいし幸せだから身を任せよう。

「シエナ様の態度は、致し方ありません」

 ん?

「以前と同じようにしていても状況がよくならないのでいろいろ考えながらパターンを変えているのですが上手くいきませんね。そもそもは私のせいだというのに」
「・・・・・・」

 ルウも、このままだと駄目だってわかっているんだ。たしかに、さっきのルウの言動はこの子らしくなかった。不器用というのか、下手と言い表せばいいのか。けど、ルウらしい。

「まったく」
「ご、ご主人様?」

 いとおしさが、ほほえましさがたまらなくなって、頭を頻りに撫で回す。飲み込めていないルウは混乱しながら、為すがままに任せている。

「髪の毛がぼさぼさになります。いきなり女の子の命ともいえる髪の毛をぐしゃぐしゃにするなんて。強姦と一緒です」
「そこまで!?」
「責任とってください」
「わかった! 丸坊主にする!」
「冗談です」

 『紫炎』を一瞥すらせず、手櫛で頭を整えていく。俺は本気だったけど、耳と尻尾の動きから、喜んでいるってわかったから発動をとめる。
 
 この子は、こうやって以前と同じようにしていてもどこか遠慮しているんだろう。まだ自分を責めているのか。だから、自分でなんとかするしかないって抱え込んで。誰にも頼れなくなっているんじゃないか? 表面上、平気さを装っていても。
 
「なぁ、ルウ。さっきシエナがな?」

 だとしたら、俺ができることは一つしかない。
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