15 / 44
夏の章
4 いのち短し 食っとけエビチリ②
しおりを挟む
時刻は十一時を少し回ったところ。僕と石橋さんは清流のそばの林に沿って歩きながら、獲物を探していた。とにかくセミの声は四方八方から聞こえるのだが、発見するのはなかなか難しい。絶対にこの木にいる、と確信しても、全然姿が見えないのだ。
「石橋さん! いました。あそこ」
僕が指差す先を、石橋さんが細い目をさらに細めて見上げる。
「クマゼミっすね。いきなりの大物とは、ついてます」
ジイジイという太い鳴き声と、黒っぽくて太い体。まさにクマのように威厳のあるセミだ。
「令和のガンマンの腕が鳴るっす」
石橋さんがニタニタと歯を鳴らした。悪いことを考えている人のように見えて、ちょっと怖い。
いよいよゴム銃の出番だ。僕に与えられたのは小型の拳銃。『2014式ベレッタ92』という名前らしい。その意味は分からないけど、使い方は指でゴムを飛ばすのと同様、単純にゴムを引っかけて引き金を引くだけでいい。
「渡辺くんのはシンプルで扱いやすい半面、威力はたいしたことないんで、狙うなら小型か中型のセミにしといたほうがいいっす。今回は俺ので仕留めます」
「これ、弱いんですか?」
「弱いなんて、とんでもないっすよ!」石橋さんの声は普段より高くて、目の色も違う。「FPSも男女の仲も適材適所、臨機応変、当意即妙っす! 獲物や状況によって武器を使い分け、分(ぶ)をわきまえ、柔軟に対処するのがプロっすよ。バカみたいにフルオートで敵に突っ込んでいく脳死野郎も、味方が全滅するまで後ろでこそこそしてる無能なイモ野郎も、クソくらえっす。要するに俺のライフルで小型を撃つと、威力が高すぎて食材が痛むんすよ。そういうときはそいつの出番っす。使い分けるってことっす」
「な、なるほど」
ちなみにFPSとは、主人公の視点で銃などの武器を使って戦うシューティングゲームのことである。
「ええ、そういうわけで、さっそく一匹目やります。セミが落ちたら捕獲してください」
石橋さんの銃は僕のより銃身が長くて大型だ。何やら複雑な内部機構が備わっているらしい。石橋さんが真剣な面持ちで両手に銃を構える。狙いをつける先には、クマゼミの黒い体。僕は息を飲んだ。
軽く木材のかみあうような音がして、数発の輪ゴムが発射された。それは狙いをたがわず獲物に命中し、クマゼミの歌は中断され、地面に落ちてきた。僕は素早くしゃがみこんでセミを手のひらで包んだ。……捕獲成功だ!
虫かごにおさめた獲物を見て、石橋さんは「うっし。この調子でガンガンいくっすよ」と歯を見せた。
「今みたいな感じで、渡辺くんもガンガンしとめてください。お互い見えるところで別行動するってことで、いいっすか」
「はい、たぶん、大丈夫です」
「小型は自分でバシバシ狙っていいんで、大型を見つけたら俺に教えてください。俺も小型を見つけたら呼ぶんで。そんな感じで」
「了解です」
「渡辺くん、どうせやるんだから黒毛和牛はうちらがかっさらいますよ」
「はい!」
それから僕らは互いが見える範囲をうろうろして、セミを捕まえていった。最初の三十分ほどで僕は二匹、石橋さんは七匹の収獲を得た。さすが昨年のチャンピオンだ。僕はとても心苦しい。
「まあ、初めてならこんなもんすよ。回収するのがめんどうですけど、輪ゴムを三個くらいまとめて撃ってみてください」
「了解です」
成果を報告し合っていたとき、視界に先輩と須藤教授が入りこんだ。向こうも僕らを見つけて近づいてくる。
「やあ、石橋くん渡辺くん。たくさん取れたかい?」
須藤教授が気さくに話しかけてくる。
「先生、しゃべってる場合じゃないですよ! はやく肉を捕まえないと」
先輩にはすでにセミが黒毛和牛に見えているのではなかろうか。
「猪俣さん、君はライバルの状況が気にならないのかい?」
「気になるけど知りたくありません!」
とか言ってそっぽを向きつつ、ちゃっかりと僕らの報告に耳をそばだてている先輩。僕らは合計九匹。先輩たちはそれぞれ四匹ずつで、合計八匹。ほとんど差がない。どう考えても僕が足を引っぱっている。先輩と会えて喜んでいる場合ではない。
現状を知った先輩は不満そうな顔から明るい笑顔に変わった。
「先生、これいけますよ! 和牛が目の前まで来てますよー! ところで渡辺くん」急に名前を呼ばれてハッとする。「申し訳ないけどね、我々は新人に決して手加減などしないのだ! がんばりたまえ! 先生、行きますよ、あっちです」
先輩は一人でずんずん進んでいき、須藤教授がやれやれという様子であとを追った。「先生、いた! これ先生のヤツで、しとめて! はやく!」と教授を急かす。僕らもうかうかしていられない。
「足引っぱってすみません」
「ここから挽回すればいいんすよ」
残りの三十分、僕らはスパートした。斎藤さんと凜ちゃんが、二人とも真面目な顔で何か話しながら林の周囲を歩いているのが見えた。凜ちゃんはなぜか今日も女子高生ルック――制服姿である。小太りで人相の怪しい斎藤さん――二十三歳だが四十三歳にも見える――と連れたって歩いている様は、妙に危険な香りのする光景であった。ここが駅前だったら絶対に警察に声をかけられると思う。
そもそもあの二人は仲が良いのだろうか。凜ちゃんはさらっとひどいこと言ったりするし、心をえぐるような目をしているし。斎藤さんもズバズバと遠慮せずに物を言うし、言い方もキツいし。二人が親しくしているところは未だに見たことがないし、想像もできない。
「あの二人は昨年の二位と三位なんで、要注意っすよ」
「仲はいいんですか」
「特別良くも悪くもないって感じですかね。チームワークも未知数っす」
「あの二人が仲良くしてたら、なんか怖くないですか。通報されそうですよね」
「笑わせないでくださいよ、渡辺くん」
石橋さんは盛大に吹き出している。
あの二人、どんな会話してるのかな。
「今の発言は、あとで斎藤さんに報告しておきます」
「それはやめてください!」
僕らは残り時間を気にしながらセミを撃ち落としていく。遅刻すると甚大なペナルティが発生するため、だんだん集合場所に近づくように移動する。他のチームも同じ考えらしく、集合場所の周辺にすべてのチームが集まってしまった。腕時計に目をやる。残り五分。セミの声は洪水のように四方から降り注いでいるのに、肝心の声の主がなかなか見つからない。額から汗が垂れる。上ばかり見ているので首も痛い。
「さすがに同じところをぐるぐるしてるようじゃ、効率悪いっすね。ここで足踏みするのはマズいっすよ」
石橋さんは首に巻いた濡れタオルで顔の汗をぬぐった。
「少し移動してみますか?」
「リスクも増えますけど、やむをえないっす」
そのとき先に斎藤さん&凜ちゃんが走った。集合場所から離れる動きだ。
「渡辺くん、俺らも」
「はい!」
小川の飛び石を跳んで、別の林へ。梢を見上げ、照りつける真夏の太陽を手で隠して目をこらす。汗ばんだシャツ、かすかに髪をゆらす風、腐葉土のにおい。こうやって夢中でセミを追いかけたのは小学生のとき以来だろう。
先輩はものすごく黒毛和牛が食べたそうだった。僕らが負けて先輩たちが勝利したほうがよいのではないだろうか。それとも僕らが優勝したら、先輩は僕のことをちょっとだけすごいと思うだろうか。
そんなことを頭の隅で考えていても、僕はあえて答えを出さない。それはなぜかといえば、僕はただこうやって無心で何かを追い求めている今が――この時間が好きだからだ。心と体が満ち足りているような気がするのだ。勝ち負けではない。報酬でもない。今こうやって自分の手足や五感を使って、汗をかき、息を切らしながら一生懸命に何かをしていることに、価値があると思うのだ。それは長らく忘れていた感覚だった。あの頃には、いつだって周りを見れば友だちがいた……。
僕は見つけた。緑がかった小ぶりな体に透き通った羽。リズムよく特徴的な音色を奏でるセミ――ツクツクボウシだ。
「渡辺くん、二分前っす! そろそろ行きますよ!」
蝉時雨を縫って、そんな石橋さんの声もちゃんと耳に届いていた。だが僕は左手をざらついた幹に突き、右腕を伸ばし、獲物に照準を合わせる。高い枝だ。厳しいか? いっぱい背伸びをして、限界まで手を伸ばす。ツクツクボウシは懸命に、短い命を生きる。僕は懸命に、その命を狙う。
――動くな。お願いだから動くなよ。
「渡辺くん、時間が!」
僕は引き金を引いた。
「石橋さん! いました。あそこ」
僕が指差す先を、石橋さんが細い目をさらに細めて見上げる。
「クマゼミっすね。いきなりの大物とは、ついてます」
ジイジイという太い鳴き声と、黒っぽくて太い体。まさにクマのように威厳のあるセミだ。
「令和のガンマンの腕が鳴るっす」
石橋さんがニタニタと歯を鳴らした。悪いことを考えている人のように見えて、ちょっと怖い。
いよいよゴム銃の出番だ。僕に与えられたのは小型の拳銃。『2014式ベレッタ92』という名前らしい。その意味は分からないけど、使い方は指でゴムを飛ばすのと同様、単純にゴムを引っかけて引き金を引くだけでいい。
「渡辺くんのはシンプルで扱いやすい半面、威力はたいしたことないんで、狙うなら小型か中型のセミにしといたほうがいいっす。今回は俺ので仕留めます」
「これ、弱いんですか?」
「弱いなんて、とんでもないっすよ!」石橋さんの声は普段より高くて、目の色も違う。「FPSも男女の仲も適材適所、臨機応変、当意即妙っす! 獲物や状況によって武器を使い分け、分(ぶ)をわきまえ、柔軟に対処するのがプロっすよ。バカみたいにフルオートで敵に突っ込んでいく脳死野郎も、味方が全滅するまで後ろでこそこそしてる無能なイモ野郎も、クソくらえっす。要するに俺のライフルで小型を撃つと、威力が高すぎて食材が痛むんすよ。そういうときはそいつの出番っす。使い分けるってことっす」
「な、なるほど」
ちなみにFPSとは、主人公の視点で銃などの武器を使って戦うシューティングゲームのことである。
「ええ、そういうわけで、さっそく一匹目やります。セミが落ちたら捕獲してください」
石橋さんの銃は僕のより銃身が長くて大型だ。何やら複雑な内部機構が備わっているらしい。石橋さんが真剣な面持ちで両手に銃を構える。狙いをつける先には、クマゼミの黒い体。僕は息を飲んだ。
軽く木材のかみあうような音がして、数発の輪ゴムが発射された。それは狙いをたがわず獲物に命中し、クマゼミの歌は中断され、地面に落ちてきた。僕は素早くしゃがみこんでセミを手のひらで包んだ。……捕獲成功だ!
虫かごにおさめた獲物を見て、石橋さんは「うっし。この調子でガンガンいくっすよ」と歯を見せた。
「今みたいな感じで、渡辺くんもガンガンしとめてください。お互い見えるところで別行動するってことで、いいっすか」
「はい、たぶん、大丈夫です」
「小型は自分でバシバシ狙っていいんで、大型を見つけたら俺に教えてください。俺も小型を見つけたら呼ぶんで。そんな感じで」
「了解です」
「渡辺くん、どうせやるんだから黒毛和牛はうちらがかっさらいますよ」
「はい!」
それから僕らは互いが見える範囲をうろうろして、セミを捕まえていった。最初の三十分ほどで僕は二匹、石橋さんは七匹の収獲を得た。さすが昨年のチャンピオンだ。僕はとても心苦しい。
「まあ、初めてならこんなもんすよ。回収するのがめんどうですけど、輪ゴムを三個くらいまとめて撃ってみてください」
「了解です」
成果を報告し合っていたとき、視界に先輩と須藤教授が入りこんだ。向こうも僕らを見つけて近づいてくる。
「やあ、石橋くん渡辺くん。たくさん取れたかい?」
須藤教授が気さくに話しかけてくる。
「先生、しゃべってる場合じゃないですよ! はやく肉を捕まえないと」
先輩にはすでにセミが黒毛和牛に見えているのではなかろうか。
「猪俣さん、君はライバルの状況が気にならないのかい?」
「気になるけど知りたくありません!」
とか言ってそっぽを向きつつ、ちゃっかりと僕らの報告に耳をそばだてている先輩。僕らは合計九匹。先輩たちはそれぞれ四匹ずつで、合計八匹。ほとんど差がない。どう考えても僕が足を引っぱっている。先輩と会えて喜んでいる場合ではない。
現状を知った先輩は不満そうな顔から明るい笑顔に変わった。
「先生、これいけますよ! 和牛が目の前まで来てますよー! ところで渡辺くん」急に名前を呼ばれてハッとする。「申し訳ないけどね、我々は新人に決して手加減などしないのだ! がんばりたまえ! 先生、行きますよ、あっちです」
先輩は一人でずんずん進んでいき、須藤教授がやれやれという様子であとを追った。「先生、いた! これ先生のヤツで、しとめて! はやく!」と教授を急かす。僕らもうかうかしていられない。
「足引っぱってすみません」
「ここから挽回すればいいんすよ」
残りの三十分、僕らはスパートした。斎藤さんと凜ちゃんが、二人とも真面目な顔で何か話しながら林の周囲を歩いているのが見えた。凜ちゃんはなぜか今日も女子高生ルック――制服姿である。小太りで人相の怪しい斎藤さん――二十三歳だが四十三歳にも見える――と連れたって歩いている様は、妙に危険な香りのする光景であった。ここが駅前だったら絶対に警察に声をかけられると思う。
そもそもあの二人は仲が良いのだろうか。凜ちゃんはさらっとひどいこと言ったりするし、心をえぐるような目をしているし。斎藤さんもズバズバと遠慮せずに物を言うし、言い方もキツいし。二人が親しくしているところは未だに見たことがないし、想像もできない。
「あの二人は昨年の二位と三位なんで、要注意っすよ」
「仲はいいんですか」
「特別良くも悪くもないって感じですかね。チームワークも未知数っす」
「あの二人が仲良くしてたら、なんか怖くないですか。通報されそうですよね」
「笑わせないでくださいよ、渡辺くん」
石橋さんは盛大に吹き出している。
あの二人、どんな会話してるのかな。
「今の発言は、あとで斎藤さんに報告しておきます」
「それはやめてください!」
僕らは残り時間を気にしながらセミを撃ち落としていく。遅刻すると甚大なペナルティが発生するため、だんだん集合場所に近づくように移動する。他のチームも同じ考えらしく、集合場所の周辺にすべてのチームが集まってしまった。腕時計に目をやる。残り五分。セミの声は洪水のように四方から降り注いでいるのに、肝心の声の主がなかなか見つからない。額から汗が垂れる。上ばかり見ているので首も痛い。
「さすがに同じところをぐるぐるしてるようじゃ、効率悪いっすね。ここで足踏みするのはマズいっすよ」
石橋さんは首に巻いた濡れタオルで顔の汗をぬぐった。
「少し移動してみますか?」
「リスクも増えますけど、やむをえないっす」
そのとき先に斎藤さん&凜ちゃんが走った。集合場所から離れる動きだ。
「渡辺くん、俺らも」
「はい!」
小川の飛び石を跳んで、別の林へ。梢を見上げ、照りつける真夏の太陽を手で隠して目をこらす。汗ばんだシャツ、かすかに髪をゆらす風、腐葉土のにおい。こうやって夢中でセミを追いかけたのは小学生のとき以来だろう。
先輩はものすごく黒毛和牛が食べたそうだった。僕らが負けて先輩たちが勝利したほうがよいのではないだろうか。それとも僕らが優勝したら、先輩は僕のことをちょっとだけすごいと思うだろうか。
そんなことを頭の隅で考えていても、僕はあえて答えを出さない。それはなぜかといえば、僕はただこうやって無心で何かを追い求めている今が――この時間が好きだからだ。心と体が満ち足りているような気がするのだ。勝ち負けではない。報酬でもない。今こうやって自分の手足や五感を使って、汗をかき、息を切らしながら一生懸命に何かをしていることに、価値があると思うのだ。それは長らく忘れていた感覚だった。あの頃には、いつだって周りを見れば友だちがいた……。
僕は見つけた。緑がかった小ぶりな体に透き通った羽。リズムよく特徴的な音色を奏でるセミ――ツクツクボウシだ。
「渡辺くん、二分前っす! そろそろ行きますよ!」
蝉時雨を縫って、そんな石橋さんの声もちゃんと耳に届いていた。だが僕は左手をざらついた幹に突き、右腕を伸ばし、獲物に照準を合わせる。高い枝だ。厳しいか? いっぱい背伸びをして、限界まで手を伸ばす。ツクツクボウシは懸命に、短い命を生きる。僕は懸命に、その命を狙う。
――動くな。お願いだから動くなよ。
「渡辺くん、時間が!」
僕は引き金を引いた。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【完結】年収三百万円台のアラサー社畜と総資産三億円以上の仮想通貨「億り人」JKが湾岸タワーマンションで同棲したら
瀬々良木 清
ライト文芸
主人公・宮本剛は、都内で働くごく普通の営業系サラリーマン。いわゆる社畜。
タワーマンションの聖地・豊洲にあるオフィスへ通勤しながらも、自分の給料では絶対に買えない高級マンションたちを見上げながら、夢のない毎日を送っていた。
しかしある日、会社の近所で苦しそうにうずくまる女子高生・常磐理瀬と出会う。理瀬は女子高生ながら仮想通貨への投資で『億り人』となった天才少女だった。
剛の何百倍もの資産を持ち、しかし心はまだ未完成な女子高生である理瀬と、日に日に心が枯れてゆくと感じるアラサー社畜剛が織りなす、ちぐはぐなラブコメディ。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる