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異変 崩壊。
病室~不安と記憶
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[しそ....]
しそが意識を失ってから一日が経過した。
[よつば、悪いんだけど....敵のアジトを攻撃しに行って欲しいの。]
隣に来た柚が申し訳なさそうに言う
[しそは....動けないから。俺1人で行くのか?]
[いいえ、別の社員を派遣するわ。しそ君が復帰するまでその人と....]
[嫌なんだよ!もう!!!]
よつばが柚の声を遮り叫ぶ
[今までずっと、ひとりでやってきた。だから....だから、迷惑を誰かにかけるってことを知らなかったんだ!だから俺はたくさんの異変者を潰してこれた!でも....もう!嫌だよ....こんなになるなんて....思ってなかったんだ..俺はもうだれにも....迷惑は掛けたくない。1人で。行くなら1人で行かせてくれ。]
[.....相手は特A...凛月よりは弱いにしても、あなたも怪我してるのよ?しかも、しそ君よりひどい。それで1人で行って死なない自信ある?]
[......それは....]
柚の言葉によつばが下を向く
[でも、俺は...迷惑かけない自信の方がない....]
[...そう]
柚が立ち上がる
[1時間後にまた来るわ。それまでに決めておいて]
トコトコトコ
足音が消える。
ここは治療室、負傷者が来る場所だ。以前変わらずしそは意識不明。よつばは左腕、肋骨、右足の骨折そして、全身に無数の打撲。
二人ともボロボロだったがなんとか一命は取り留めた。
[しそ...済まないな。俺が弱いばかりに....お前に能力の使いすぎをさせてしまって....あの時俺が代わりにやってれば...不甲斐ない]
よつばはそういい、ベットで寝ているしその額の汗をタオルで拭い、また椅子に座った.......
しそは夢を見ていた。
自分が信頼していた人が死ぬ夢。
[~~危ない!!!!]
信頼していた人が自分を庇って死ぬ夢。
最近この夢ばっかり見ている。そう思っていると、さらに続きが現れた。そこには灰色の髪、赤目の少年。僕だ。そして、髪が黒く瞳が青い少年。
そして、ここで、夢が終わる。
はずだった。今回はいつもと違い、さらに続きが現れた。
黒髪青目の少年を幼い頃の自分は[自分にとっての死神、]と認識始めたのもこの時だったか。
その[死神]は僕に呟いた。ニヤッと笑い、一言。
[さぁ、戻ろう?]
そう言って血にまみれた手を差し出した。
~しその記憶は戻りつつあった。
しそが意識を失ってから一日が経過した。
[よつば、悪いんだけど....敵のアジトを攻撃しに行って欲しいの。]
隣に来た柚が申し訳なさそうに言う
[しそは....動けないから。俺1人で行くのか?]
[いいえ、別の社員を派遣するわ。しそ君が復帰するまでその人と....]
[嫌なんだよ!もう!!!]
よつばが柚の声を遮り叫ぶ
[今までずっと、ひとりでやってきた。だから....だから、迷惑を誰かにかけるってことを知らなかったんだ!だから俺はたくさんの異変者を潰してこれた!でも....もう!嫌だよ....こんなになるなんて....思ってなかったんだ..俺はもうだれにも....迷惑は掛けたくない。1人で。行くなら1人で行かせてくれ。]
[.....相手は特A...凛月よりは弱いにしても、あなたも怪我してるのよ?しかも、しそ君よりひどい。それで1人で行って死なない自信ある?]
[......それは....]
柚の言葉によつばが下を向く
[でも、俺は...迷惑かけない自信の方がない....]
[...そう]
柚が立ち上がる
[1時間後にまた来るわ。それまでに決めておいて]
トコトコトコ
足音が消える。
ここは治療室、負傷者が来る場所だ。以前変わらずしそは意識不明。よつばは左腕、肋骨、右足の骨折そして、全身に無数の打撲。
二人ともボロボロだったがなんとか一命は取り留めた。
[しそ...済まないな。俺が弱いばかりに....お前に能力の使いすぎをさせてしまって....あの時俺が代わりにやってれば...不甲斐ない]
よつばはそういい、ベットで寝ているしその額の汗をタオルで拭い、また椅子に座った.......
しそは夢を見ていた。
自分が信頼していた人が死ぬ夢。
[~~危ない!!!!]
信頼していた人が自分を庇って死ぬ夢。
最近この夢ばっかり見ている。そう思っていると、さらに続きが現れた。そこには灰色の髪、赤目の少年。僕だ。そして、髪が黒く瞳が青い少年。
そして、ここで、夢が終わる。
はずだった。今回はいつもと違い、さらに続きが現れた。
黒髪青目の少年を幼い頃の自分は[自分にとっての死神、]と認識始めたのもこの時だったか。
その[死神]は僕に呟いた。ニヤッと笑い、一言。
[さぁ、戻ろう?]
そう言って血にまみれた手を差し出した。
~しその記憶は戻りつつあった。
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