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自称天使レア
レアの装備
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レアを堕としたリサだったが、いつだって本命はコンだ。
快楽と愛……どちらも両立するできる女を目指す。
リサはエッチな話をはぐらかして、改めてコンにレアを紹介した。
「そんなわけで、レアが正式に俺たちの仲間になったよ」
「よろしく頼む」
「ココン……リサがそう言うなら、コンは信じる」
「ありがと♡ コンちゃん♡」
コンもレアの実力を見たので、戦力的には欲しい素材だった。
それを理解しているリサだからこそ、レアに処女をあげる約束をしてまで、地上につなぎとめたのだから。
「レアがいるから、これからの冒険はもっとハードでいいと思うの。そのために、レアの鎧を買おうかなーって」
「いいと思う。前が崩れると、一気にわちゃわちゃする」
王都トカイの防具屋に入ったリサたちは、レアに似合う装備をぐるりと見渡した。
男心としては、重厚な鎧を与えたい。かっこいいし。
女心としては、かわいさとエッチさがある軽い装備がいい。
性能はともかく、機能美も追求すると、オーダーメイドしかない。
ひとまずは、出来合いの量産品でいくことになったが……。
それでも数十万アドはするのだから、すぐには決まらない。
「レアはこれとこれ、どっちがいい?」
「うぅむ……これまた極端だな。後者は煽情的すぎる」
「コンのは? 毛皮が付いてもふもふ」
「冬ならば選んだだろう。しかしドインカ農耕国はもう温かい」
「もー、わがままなんだから。で、レアが持ってきたものは?」
「少し迷ったが、これだ」
レアが持ってきた鎧は、どちらかと言うと軽鎧だ。
急所は鋼でしっかり守りつつ、防御と身軽さの両立ができそうだ。
最大の特徴は、大きく露出した背中だろう。
有翼人……翼がある種族向けに作られたもの。悪く言えば鳥人だよ。
とにかく既製品なので、予算内に収まる。
「後ろがガバガバだけどいいの?」
「私は騎士だから、攻撃は前から受ける。後ろはリサたちに任せるよ」
「そう? まぁ、別にいいけど」
はっきりとした回答とは思わなかったリサだが、鎧は気に入った。
レアの白い肌が冒険中も見れる。リサは迷わず買った。
さっそく試着させ、お披露目が始まる。
ちゃんとした装備を付けた効果もあり、いつにも増してレアがかっこかわいく見える。
最後に手甲を付けたレアが、くるりと回転して見せた。
「うんうん、いいね♡ かっこかわいい♡ 主人公みたいだ♡」
「ココン。リサの言う通り。ちょっとお姫様っぽさもある」
「そ、そんなに褒められると照れるじゃないか♡ さて、仕上げといこう」
レアは瓶を開けて、青い塗料を指で掬うと、鋼に刻まれた模様に塗った。
鈍い鋼色の無骨な鎧に、透き通った青模様のアクセント。
そのおかげで、安物も名品のように見えてくる。
「よし、これでリサが求めるかっこかわいさに近づいたと思う」
「鎧にペイントできるんだね。センスあるじゃん♡」
「ココン。強そう。強い。かっこいい。かわいい」
「騎士なりの主張というやつさ。支給された装備だと、どれが誰のものか分からなくなるからな。私の国では一般的だった」
「えー? まだ天界に未練があるの?」
「あぁ、いや、違うとも。地上で暮らした国……ガドー騎士王国の文化だよ」
ガドー騎士王国は、北の寒冷地にある。
騎士道精神が何よりも求められ、男尊女卑が激しいむさ苦しい国だ。
女のレアには、とても過酷な環境だったに違いない。
「ふーん。レアの装備も揃えたし、冒険しよっか♡」
しかしリサ、意外にもこれをスルー。
レアが少し苦々しい表情をしたので、ろくなもんじゃないと瞬時に察していた。
「装備をくれるのは助かるが、リサとコン殿はいいのか?」
「んー、本当は揃えたいんだけどね。予算のせいで後回しだよ」
「レアが守ってくれれば、しばらくは平気」
「……そうか。私が二人を守る。騎士としてな」
「頼りにしてるからね。それじゃ、行こっか♡」
「おー、出発」
冒険に出たリサたちは、さっそく命の危機にあった。
遠くから、オークとゴブリンの大群が、半端ない速さで迫ってきていた……。
快楽と愛……どちらも両立するできる女を目指す。
リサはエッチな話をはぐらかして、改めてコンにレアを紹介した。
「そんなわけで、レアが正式に俺たちの仲間になったよ」
「よろしく頼む」
「ココン……リサがそう言うなら、コンは信じる」
「ありがと♡ コンちゃん♡」
コンもレアの実力を見たので、戦力的には欲しい素材だった。
それを理解しているリサだからこそ、レアに処女をあげる約束をしてまで、地上につなぎとめたのだから。
「レアがいるから、これからの冒険はもっとハードでいいと思うの。そのために、レアの鎧を買おうかなーって」
「いいと思う。前が崩れると、一気にわちゃわちゃする」
王都トカイの防具屋に入ったリサたちは、レアに似合う装備をぐるりと見渡した。
男心としては、重厚な鎧を与えたい。かっこいいし。
女心としては、かわいさとエッチさがある軽い装備がいい。
性能はともかく、機能美も追求すると、オーダーメイドしかない。
ひとまずは、出来合いの量産品でいくことになったが……。
それでも数十万アドはするのだから、すぐには決まらない。
「レアはこれとこれ、どっちがいい?」
「うぅむ……これまた極端だな。後者は煽情的すぎる」
「コンのは? 毛皮が付いてもふもふ」
「冬ならば選んだだろう。しかしドインカ農耕国はもう温かい」
「もー、わがままなんだから。で、レアが持ってきたものは?」
「少し迷ったが、これだ」
レアが持ってきた鎧は、どちらかと言うと軽鎧だ。
急所は鋼でしっかり守りつつ、防御と身軽さの両立ができそうだ。
最大の特徴は、大きく露出した背中だろう。
有翼人……翼がある種族向けに作られたもの。悪く言えば鳥人だよ。
とにかく既製品なので、予算内に収まる。
「後ろがガバガバだけどいいの?」
「私は騎士だから、攻撃は前から受ける。後ろはリサたちに任せるよ」
「そう? まぁ、別にいいけど」
はっきりとした回答とは思わなかったリサだが、鎧は気に入った。
レアの白い肌が冒険中も見れる。リサは迷わず買った。
さっそく試着させ、お披露目が始まる。
ちゃんとした装備を付けた効果もあり、いつにも増してレアがかっこかわいく見える。
最後に手甲を付けたレアが、くるりと回転して見せた。
「うんうん、いいね♡ かっこかわいい♡ 主人公みたいだ♡」
「ココン。リサの言う通り。ちょっとお姫様っぽさもある」
「そ、そんなに褒められると照れるじゃないか♡ さて、仕上げといこう」
レアは瓶を開けて、青い塗料を指で掬うと、鋼に刻まれた模様に塗った。
鈍い鋼色の無骨な鎧に、透き通った青模様のアクセント。
そのおかげで、安物も名品のように見えてくる。
「よし、これでリサが求めるかっこかわいさに近づいたと思う」
「鎧にペイントできるんだね。センスあるじゃん♡」
「ココン。強そう。強い。かっこいい。かわいい」
「騎士なりの主張というやつさ。支給された装備だと、どれが誰のものか分からなくなるからな。私の国では一般的だった」
「えー? まだ天界に未練があるの?」
「あぁ、いや、違うとも。地上で暮らした国……ガドー騎士王国の文化だよ」
ガドー騎士王国は、北の寒冷地にある。
騎士道精神が何よりも求められ、男尊女卑が激しいむさ苦しい国だ。
女のレアには、とても過酷な環境だったに違いない。
「ふーん。レアの装備も揃えたし、冒険しよっか♡」
しかしリサ、意外にもこれをスルー。
レアが少し苦々しい表情をしたので、ろくなもんじゃないと瞬時に察していた。
「装備をくれるのは助かるが、リサとコン殿はいいのか?」
「んー、本当は揃えたいんだけどね。予算のせいで後回しだよ」
「レアが守ってくれれば、しばらくは平気」
「……そうか。私が二人を守る。騎士としてな」
「頼りにしてるからね。それじゃ、行こっか♡」
「おー、出発」
冒険に出たリサたちは、さっそく命の危機にあった。
遠くから、オークとゴブリンの大群が、半端ない速さで迫ってきていた……。
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