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夜鷹編
見えないものを見ようとしてクロノ死す
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「……グッモーニン゛!」
命がけの戦いから一夜明け、無事に目覚めた俺は朝日を拝んだ。撒き散らした水はすっかり乾き、労力に見合ってないことに気付く。飯を食べながら昨日を振り返ると、課題の多さにげんなりした。
「隠密スキルってやつは、想像以上に面倒だな」
『ボクらにしては、準備不足が目立ったね』
「正直、舐めてた。だから隠れた相手を見つけるスキル出してよ、ナイトメアエモン」
『しょうがないなぁ。ボクにそんな力はないからね。自分で考えようね』
敵の姿をもう一度、思い浮かべる。相手は黒い服に、黒い仮面を装着して、闇に溶け込む。死角からの一撃を狙われたので、隠密スキルも万能ではないはず。相手が弱かっただけかもしれないが。
どちらかと言えば、音が聞こえなかった。ばら撒いた水たまりから出た音は一人分だけ。意図的に踏んだ可能性もある。戦闘中は、呼吸や足音すら聞こえなかったのだ。
一方で、喋っているときはもちろん、俺を攻撃したときは障壁に当たって音が出ていた。焚き火くんを破壊したときも音が出ていた。つまり、敵が持っている隠密スキルの正体は、自分の足音や衣擦れを消すスキルだ。
「……まだ初級スキルだな。アレを使わない理由も何となく分かった」
『やつは雑魚の中でも最弱。暗殺者の面汚しよ』
「アレと上位の隠密スキルを使われたら、煽る余裕がなくなる。それは俺たちの負けと同じだ」
『煽りへの熱いこだわり……まぁ、君らしいと思うよ。それで、どうしようか?』
「相手は【ナイトヴィジョン】を持っている。こっちも見えるようにするしかない」
【ナイトヴィジョン】は、レンジャー系統の固有スキルだ。夜でも目が見えるようになるらしいので、イメージとしては暗視スコープのようなものだろう。恩恵が装備によるものなら、破壊して煽れたのだが、残念である。
『煽りワードを考える暇があるなら、スキルのイメージを考えようね』
お叱りを受けてしまったので、真面目に考えよう。レンジャー系統の固有スキルを魔術師の俺が習得することはできない。似たようなスキルがあればいいのだが……そこで、大蛇のことを思い出し、すぐに閃いた。
『力が……欲しいか……?』
「寄越せ……俺に力を!」
【シックスセンス】
スキルタイプ:パッシブ
マナの流れを視覚情報に加える。
「こっ、これがマナの流れ……?」
地面や、木が薄っすらと光っている。茶色だったり緑だったりするのは、マナの属性だろう。血液の流れを拡大して見た映像のように、マナが目まぐるしく動き続けている。実に魔術師らしい索敵スキルだが……。
「……眩しい。気持ち悪い。スキル解除」
パッシブスキルの切り替えは任意でできる。闇の祝福のように便利なスキルなら解除する必要はないが、これはダメ。慣れない感覚に酔ってしまった。
『これは、慣れが必要だねぇ……』
「わ、分かってるさ。【シックスセンス】」
歩いたり走ったり、飛び跳ねてみたり。戦いで行いそうな動作をして、スキルに慣れようと頑張った。すぐに飽きた。
木陰で休んでいると、奇妙な光景を見た。目の錯覚かもしれないが、木の影が伸縮していた……。
「……なぁ、影って動くと思う? 太陽って進むと見せかけて、戻るお茶目さんだったっけ? これ反復横跳びレベルよ?」
『確かに、影だけ動いてるね。妙なこともあるもんだ』
気になって近づく。変な影と俺の影が重なる。そうしたら、今度は俺の影が動き始めた……。
「……俺、疲れてるのかな」
スキルを解除して目をこする。俺の影はもう動いていない。少し目を休めて、再び【シックスセンス】を使うと、やっぱり俺の影が動いている……。
「……これは何のデメリットだ? ドライアイか?」
『ボクに聞かれても困るよ。ボクは君なんだから』
世界はマナで満ちている。土のマナは茶色で、木のマナは緑。空を見上げれば淡く白い光が煌めいている。この色は、属性なわけで……。
ようやく合点がいった。さっきから動いているこの影は、闇属性のマナを持っているのだと。
「……お前、生きているのか?」
影がめっちゃ伸びた。こいつなりの返答だろう。この世界の微生物にしては、デカすぎる。こいつはひょっとして、魔物かもしれない。
「お前って、ユニーク?」
影が伸縮した。ユニークじゃないらしい。だったら、サモンできるはずだ。目を閉じてこいつの姿を思い浮かべる。それらしいスキルが出てきたので、習得するしかあるまい。
【サモン:シャドーデーモン】
スキルタイプ:アクティブ
属性:闇
消費MP:4
影に生きる悪魔、シャドーデーモンを召喚する。召喚中は、最大MPが減少する。減少する数値は消費MPに依存する。召喚中は、一切の経験値を得られない。
「へぇ、お前って悪魔なんだ。倒さないと習得できないはずだから、気づかないうちに倒してたのかな。だって【シックスセンス】を使っていないと、まじでただの影にしか見えないもん」
サモンは、魔術師がその種族の魔物を倒すことでアンロックされる。これは【星の記憶】を所持していても同じだ。
倒したからといって、全ての魔物をサモンできるわけではない。使用者の属性と、魔物の属性が一致していないといけない。俺はリザードマンを倒しているが、水と土の属性を持つ彼らをサモンすることはできない。
「悪魔はみんな闇属性なのかな? デーモンロード・クロノもワンチャンありか」
サモンは、MPが許す限り何匹でも召喚できる。サモンするたびに、世界のどこかにいるその魔物を呼び出す。一匹でも呼び出すと経験値が得られないので、どうせ使うなら大量に呼んだほうが賢明かもしれない。
「とりあえず、何か話してみてくれよ」
召喚中は魔物と意思疎通ができるはず。気さくに話したかけた俺に、シャドーデーモンが返した言葉は……。
――死にたい。
「……メンヘラちゃん?」
――違うけど死にたい。
何を言っても死にたいが付いてくる。きっとハズレを引いたのだろう。もう一度サモンして、新しい子も呼び出してみる。
――死にたい。
何匹呼び出しても、まるでダメ。死にたいの大合唱である。俺を囲んでぐるぐる回るな。新手のイジメか。
「えぇい、やかましい! そんなに死にたいなら今すぐくたばれ!」
シャドーデーモンに剣を振り下ろしたが、健在である。
「こ、こいつ……地味に強いぞ!?」
――もっと。
「ドン引きレベルのドMちゃんだな。オラオラ、剣のサビになって眠れ! こいつはとっておきの【ダークネス】だ!」
――ありがとう……。
せっせと斬り続けて必殺技まで使ってようやく倒せた。ラスボスのホーンラビットよりはるかに強い。しかも、死に際にはお礼を言われる始末……。
「うおっ!? お前ら、こっち来るな。あっち行け!」
他のシャドーデーモンは逃げるどころか、俺に絡みついてくる。これだけの数に襲われたらひとたまりもない。それなのに、攻撃してくる様子はない。
「……敵討ちじゃないのか? 召喚者とはいえ、お前らの仲間を倒したんだぞ?」
――羨ましい。死にたい。
「悪魔って変わってるなぁ。それともお前らだけなのかね……」
どいつもこいつも死にたいしか言わない。俺が折れて黙っていると、何も喋らなくなった。これならやっていけそうだ。
「まずは、観察だな。んー、どこからどう見ても、丸っこい影だな。悪魔っぽい形じゃないから、こりゃ気づかないわけだわ」
『太陽に照らされると、影だけあって変な感じだね。逆に影のなかに居ると、シックスセンスがないとまるで分からない』
「見えない悪魔か。悪魔だって魔物だ。お前らの強さを見せてくれ」
近くに手頃な魔物は居ない。かといって仲間同士で殺し合いをさせるのは外道を極めた俺でも躊躇う。適当な木を指差すと、攻撃対象だと理解してくれた。くれたのだが……。
「……本気でやった?」
木の幹に微妙なひっかき傷ができた。それだけだった。いくらなんでも手抜きすぎるだろう……。
――攻撃スキルない。恥ずかしくて死にたい。
その気持はよく分かる。しかし死んだらいけーん。攻撃力は一般市民レベルのようなので、期待してはいけない。
「だったら、あの枝をへし折ってくれ」
風もないのに枝がしなる。シックスセンスを解除して見つめていると、立派なポルターガイスト現象だから……。
「……おぉ、折れたな! やればできるじゃないか!」
――嬉しい。恥ずかしくて死にたい。
頑張ったご褒美にこれでもかと褒め倒してみたが、死にたい欲求は消えない。褒め殺しじゃダメなのね……。
「喋りすぎて喉が乾いた。水と食料を持って来て」
シャドーデーモンたちが一斉に散った。素早さはかなりのものだ。しばらくして青いりんごがやってきた。地面から少しだけ浮いている。これも立派なポルターガイスト現象である。
「マジックバッグの中身で良かったのに、現地調達してくれるとはなぁ。これはこれで、ありがたい」
果物をかじっていたら、今度は水が浮いている。もはや宇宙空間である。水辺から取ってきてくれたのね……。
「えーっと、その……すすって飲めばいい?」
浮いてる水に話しかけると、水が揺れた。嫌なら離れるはずなので、タライに顔を突っ込むイメージで豪快に飲んだ。人間だったらキスokな優良娼婦になれたはず。残念!
「攻撃力は期待できないけど、防御力と素早さは大したもんだな。まるで生きたバリアみたいな……ふむ?」
どうせ死ぬなら俺のために死んでくれ。滅茶苦茶なお願いに、影の悪魔たちは歓声で応えた……。
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「隠密スキルってやつは、想像以上に面倒だな」
『ボクらにしては、準備不足が目立ったね』
「正直、舐めてた。だから隠れた相手を見つけるスキル出してよ、ナイトメアエモン」
『しょうがないなぁ。ボクにそんな力はないからね。自分で考えようね』
敵の姿をもう一度、思い浮かべる。相手は黒い服に、黒い仮面を装着して、闇に溶け込む。死角からの一撃を狙われたので、隠密スキルも万能ではないはず。相手が弱かっただけかもしれないが。
どちらかと言えば、音が聞こえなかった。ばら撒いた水たまりから出た音は一人分だけ。意図的に踏んだ可能性もある。戦闘中は、呼吸や足音すら聞こえなかったのだ。
一方で、喋っているときはもちろん、俺を攻撃したときは障壁に当たって音が出ていた。焚き火くんを破壊したときも音が出ていた。つまり、敵が持っている隠密スキルの正体は、自分の足音や衣擦れを消すスキルだ。
「……まだ初級スキルだな。アレを使わない理由も何となく分かった」
『やつは雑魚の中でも最弱。暗殺者の面汚しよ』
「アレと上位の隠密スキルを使われたら、煽る余裕がなくなる。それは俺たちの負けと同じだ」
『煽りへの熱いこだわり……まぁ、君らしいと思うよ。それで、どうしようか?』
「相手は【ナイトヴィジョン】を持っている。こっちも見えるようにするしかない」
【ナイトヴィジョン】は、レンジャー系統の固有スキルだ。夜でも目が見えるようになるらしいので、イメージとしては暗視スコープのようなものだろう。恩恵が装備によるものなら、破壊して煽れたのだが、残念である。
『煽りワードを考える暇があるなら、スキルのイメージを考えようね』
お叱りを受けてしまったので、真面目に考えよう。レンジャー系統の固有スキルを魔術師の俺が習得することはできない。似たようなスキルがあればいいのだが……そこで、大蛇のことを思い出し、すぐに閃いた。
『力が……欲しいか……?』
「寄越せ……俺に力を!」
【シックスセンス】
スキルタイプ:パッシブ
マナの流れを視覚情報に加える。
「こっ、これがマナの流れ……?」
地面や、木が薄っすらと光っている。茶色だったり緑だったりするのは、マナの属性だろう。血液の流れを拡大して見た映像のように、マナが目まぐるしく動き続けている。実に魔術師らしい索敵スキルだが……。
「……眩しい。気持ち悪い。スキル解除」
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『これは、慣れが必要だねぇ……』
「わ、分かってるさ。【シックスセンス】」
歩いたり走ったり、飛び跳ねてみたり。戦いで行いそうな動作をして、スキルに慣れようと頑張った。すぐに飽きた。
木陰で休んでいると、奇妙な光景を見た。目の錯覚かもしれないが、木の影が伸縮していた……。
「……なぁ、影って動くと思う? 太陽って進むと見せかけて、戻るお茶目さんだったっけ? これ反復横跳びレベルよ?」
『確かに、影だけ動いてるね。妙なこともあるもんだ』
気になって近づく。変な影と俺の影が重なる。そうしたら、今度は俺の影が動き始めた……。
「……俺、疲れてるのかな」
スキルを解除して目をこする。俺の影はもう動いていない。少し目を休めて、再び【シックスセンス】を使うと、やっぱり俺の影が動いている……。
「……これは何のデメリットだ? ドライアイか?」
『ボクに聞かれても困るよ。ボクは君なんだから』
世界はマナで満ちている。土のマナは茶色で、木のマナは緑。空を見上げれば淡く白い光が煌めいている。この色は、属性なわけで……。
ようやく合点がいった。さっきから動いているこの影は、闇属性のマナを持っているのだと。
「……お前、生きているのか?」
影がめっちゃ伸びた。こいつなりの返答だろう。この世界の微生物にしては、デカすぎる。こいつはひょっとして、魔物かもしれない。
「お前って、ユニーク?」
影が伸縮した。ユニークじゃないらしい。だったら、サモンできるはずだ。目を閉じてこいつの姿を思い浮かべる。それらしいスキルが出てきたので、習得するしかあるまい。
【サモン:シャドーデーモン】
スキルタイプ:アクティブ
属性:闇
消費MP:4
影に生きる悪魔、シャドーデーモンを召喚する。召喚中は、最大MPが減少する。減少する数値は消費MPに依存する。召喚中は、一切の経験値を得られない。
「へぇ、お前って悪魔なんだ。倒さないと習得できないはずだから、気づかないうちに倒してたのかな。だって【シックスセンス】を使っていないと、まじでただの影にしか見えないもん」
サモンは、魔術師がその種族の魔物を倒すことでアンロックされる。これは【星の記憶】を所持していても同じだ。
倒したからといって、全ての魔物をサモンできるわけではない。使用者の属性と、魔物の属性が一致していないといけない。俺はリザードマンを倒しているが、水と土の属性を持つ彼らをサモンすることはできない。
「悪魔はみんな闇属性なのかな? デーモンロード・クロノもワンチャンありか」
サモンは、MPが許す限り何匹でも召喚できる。サモンするたびに、世界のどこかにいるその魔物を呼び出す。一匹でも呼び出すと経験値が得られないので、どうせ使うなら大量に呼んだほうが賢明かもしれない。
「とりあえず、何か話してみてくれよ」
召喚中は魔物と意思疎通ができるはず。気さくに話したかけた俺に、シャドーデーモンが返した言葉は……。
――死にたい。
「……メンヘラちゃん?」
――違うけど死にたい。
何を言っても死にたいが付いてくる。きっとハズレを引いたのだろう。もう一度サモンして、新しい子も呼び出してみる。
――死にたい。
何匹呼び出しても、まるでダメ。死にたいの大合唱である。俺を囲んでぐるぐる回るな。新手のイジメか。
「えぇい、やかましい! そんなに死にたいなら今すぐくたばれ!」
シャドーデーモンに剣を振り下ろしたが、健在である。
「こ、こいつ……地味に強いぞ!?」
――もっと。
「ドン引きレベルのドMちゃんだな。オラオラ、剣のサビになって眠れ! こいつはとっておきの【ダークネス】だ!」
――ありがとう……。
せっせと斬り続けて必殺技まで使ってようやく倒せた。ラスボスのホーンラビットよりはるかに強い。しかも、死に際にはお礼を言われる始末……。
「うおっ!? お前ら、こっち来るな。あっち行け!」
他のシャドーデーモンは逃げるどころか、俺に絡みついてくる。これだけの数に襲われたらひとたまりもない。それなのに、攻撃してくる様子はない。
「……敵討ちじゃないのか? 召喚者とはいえ、お前らの仲間を倒したんだぞ?」
――羨ましい。死にたい。
「悪魔って変わってるなぁ。それともお前らだけなのかね……」
どいつもこいつも死にたいしか言わない。俺が折れて黙っていると、何も喋らなくなった。これならやっていけそうだ。
「まずは、観察だな。んー、どこからどう見ても、丸っこい影だな。悪魔っぽい形じゃないから、こりゃ気づかないわけだわ」
『太陽に照らされると、影だけあって変な感じだね。逆に影のなかに居ると、シックスセンスがないとまるで分からない』
「見えない悪魔か。悪魔だって魔物だ。お前らの強さを見せてくれ」
近くに手頃な魔物は居ない。かといって仲間同士で殺し合いをさせるのは外道を極めた俺でも躊躇う。適当な木を指差すと、攻撃対象だと理解してくれた。くれたのだが……。
「……本気でやった?」
木の幹に微妙なひっかき傷ができた。それだけだった。いくらなんでも手抜きすぎるだろう……。
――攻撃スキルない。恥ずかしくて死にたい。
その気持はよく分かる。しかし死んだらいけーん。攻撃力は一般市民レベルのようなので、期待してはいけない。
「だったら、あの枝をへし折ってくれ」
風もないのに枝がしなる。シックスセンスを解除して見つめていると、立派なポルターガイスト現象だから……。
「……おぉ、折れたな! やればできるじゃないか!」
――嬉しい。恥ずかしくて死にたい。
頑張ったご褒美にこれでもかと褒め倒してみたが、死にたい欲求は消えない。褒め殺しじゃダメなのね……。
「喋りすぎて喉が乾いた。水と食料を持って来て」
シャドーデーモンたちが一斉に散った。素早さはかなりのものだ。しばらくして青いりんごがやってきた。地面から少しだけ浮いている。これも立派なポルターガイスト現象である。
「マジックバッグの中身で良かったのに、現地調達してくれるとはなぁ。これはこれで、ありがたい」
果物をかじっていたら、今度は水が浮いている。もはや宇宙空間である。水辺から取ってきてくれたのね……。
「えーっと、その……すすって飲めばいい?」
浮いてる水に話しかけると、水が揺れた。嫌なら離れるはずなので、タライに顔を突っ込むイメージで豪快に飲んだ。人間だったらキスokな優良娼婦になれたはず。残念!
「攻撃力は期待できないけど、防御力と素早さは大したもんだな。まるで生きたバリアみたいな……ふむ?」
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