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第1章 俺もチートキャラになりたいんですけど…
5話 魔王確保?
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「おはよう。高音くん。」
俺が再び目を冷ますと朝になっていた。
どうやら魔力切れで気絶した後、異世界に転移をした疲れからか、朝まで眠ってしまったようだ。
「ああ、ごめん。朝まで寝ちゃってたみたいだ。」
「ふふ。気にしなくていいのよ。私もついさっき起きたばかりだったし。それに、食料も出してもらったしね。」
そう言って土御門さんは洞穴の隅を見た。
ああ、しっかり食べたのね。
焼そばのゴミが落ちている。
「それじゃあ、高音くんが朝ご飯を食べたら出ましょうか。」
「土御門さんにも何か出そうか?」
「私はいいわ。まだそこまでお腹空いてないし、いざという時の為に魔力を取っておいた方が良いと思うの。」
俺がステータスカードを確認してみると魔力が最大まで回復していた。
睡眠中は回復量も多いのかもしれない。
持久力と同様に最大値が高ければ、一定時間毎の回復量も多い気がする。
そんなことを考えながら俺が朝ご飯を食べた後、俺達は再び昨日見つけた小川に沿って進むことになった。
「それにしても全く景色が変わらないな。」
「そうね。多分10日以上はこのままじゃないかしら?」
「まじかぁ途中で村でも見つかんねぇかなぁ。」
「そうねぇ。でもこんな森の中にそう多く村があるとは思えないけれど、いるとしたらエルフかしら?」
「エルフかぁ、一回見てみたいなぁ。」
「そうねぇ、耳をコリコリしてみたいわぁ。」
そうしてエルフ談義をしながら歩いていると小川の幅が急に広がるひらけた場所に出た。
どうやら俺達が見つけた小川は支流の1つだったらしい。
「だから、やっぱりエルフは貧乳でないとダメなのよ。」
「いや、だから、最近は巨乳エルフも来てるわけよ。」
「それじゃあエルフじゃなくて、エロフじゃないのって、高音くん!あそこ、人が倒れてるわ!!」
俺たちが走って近づくと河原には140センチくらいの身長の長い金髪の女の子が倒れていた。
赤いワンピースドレスの彼女の耳は長くとがっている。
「見て、この娘、エルフよ!ほら、耳!ほら!」
「いやいやいや、そんなん言ってる場合じゃないだろ!早く川から引き上げないと。」
「え、ええ。そうね。」
そうして川から引き上げると土御門さんは女の子の容態を確認し始めた。
「ふむ、特に怪我はなさそうね。行き倒れか、魔力切れかしら。」
「そうか、脈はあるのか?」
「ええ、特に命に別状はないと思うわ。」
そこで俺たちはこの女の子が目を覚ますまで様子を見ていることにした。
「ほら、やっぱりこの世界のエルフは別に貧乳じゃないじゃないか。」
「そんな、そんなバカな。」
「やっぱりエルフだから貧乳じゃないといけないってわけじゃないんだよ。」
俺たちが再びエルフ談義に花を咲かせていると、土御門さんの横で寝ていた女の子が目を覚ました。
土御門さんが女の子の耳をコリコリしていたから起きたのかもしれない。
「んんっ」
「あら、起きた?調子はどう?」
そう土御門さんが声をかけると女の子は俺と土御門さんの顔を見た後、すくっと立ち上がって話しだした。
「◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎!?」
「ちょっと高音くん。彼女がなんて言ってるかわからないわ。」
「あ、ああ。俺にもさっぱりだ。」
「どうしましょう。」
「◻︎◻︎◻︎◻︎。◻︎◻︎◻︎◻︎?」
俺と土御門さんが彼女の言葉がわからずに戸惑っていると、彼女は少しカールのかかった金髪の毛先をくるくるいじりながら赤い目を伏せ、何やら考え事を始めた。
ブツブツ言っているが彼女がなんと言っているのかは依然として理解できない。
「な、なんて言っているのかしら?」
「さ、さあ?」
「ふむ、お主たち。さては日の本の国からの来訪者か?」
俺と土御門さんが戸惑っていると彼女は突然顔をあげ、急に日本語で話し始めた。
「え、ええそうよ。でも、なんで急に言葉がわかるように?はっ、もしかして私の勇者としての力が彼女の言葉を理解できるように?」
「たわけ。妾の方が言語をお主らに合わせたのじゃ。しかし、そうかお主ら勇者じゃったか。」
彼女はそういうとその真っ赤な瞳で俺達の方を睨み始めた。
彼女が睨み始めた途端俺は全く身動きが取れなくなった。
まるで説教をされている時のプレッシャーを何十倍にもした様な状態だ。
恐らくこれが殺気というものなのだろう。
流石に普段の俺は小さい女の子に睨まれても動じるほど小心者ではないが、今目の前に立つ少女に対してはとてつもない恐怖を感じる。
ピクりとでも動けば殺される気がするのだ。
やばい。このままではやばい。
そうして俺は動けずにいたのだが、隣にいた土御門さんは少女の方につかつかと歩いて行きげんこつを落とした。
「あだっ!?」
「こらっ。助けてもらったのに、お礼も言わずに睨むんじゃありません!」
「わ、妾は魔王じゃぞ?妾が勇者を睨んで何が悪い!!」
「魔王も勇者もへったくれもない!!」
えー。説教の仕方古っ。
ともあれ土御門さんが女の子に説教を始めてからさっきまでの刺すような雰囲気から解放された。
さすがだよ土御門さん。
だが、何やら聞き捨てならないことを言ってたぞ?
「おい、ちょっと待て。お前、魔王なのか?」
「なんじゃ小僧。疑っておるのか?」
「いやいや、こんな小さい娘が魔王って言われても。」
「こらっ。先に悪いことしたら謝りなさい。」
「ちょっと、土御門さん?今はそんなことよりも、」
「そんなこと?」
ギロリ。
土御門さんに物凄い顔で睨まれた。
こわ、土御門さん怖!!
さっきの女の子の殺気よりも怖いわ。
女子高生がしていい顔じゃないだろ、それ。
「「ご、ごめんなさい」」
俺に向けられた土御門さんの恐ろしい顔を見たのか女の子まで俺の横で一緒に謝っている。
「はい。よろしい。」
土御門さんは怒らせちゃいけない。
俺は心に深く刻んだ。
「それで、お前。本当に魔王なのか?」
「う、うむ。妾は確かに魔王じゃ。この姿は謀反を起こされ呪術により力を封じられたことによるものじゃ。」
「それじゃあ、貴方はエルフじゃないのね?」
「うむ、妾は千年を生きる吸血鬼じゃ。」
「そうなのね。よかったわ。」
「うむ?」
ああ。まだエルフ貧乳説は諦めてなかったのね。
「それで、なんでお前は日本語を話せるんだ?」
「それは400年ほど前に召喚されて来た日の本の勇者にあったことがあるからじゃな。そやつは日の本の国の姫じゃと言っておった。」
「勇者って今まで何人もいるのかしら?」
「うむ。度々妾を倒しにやってきたぞ。」
なるほど、勇者は今まで何回か呼ばれているのか。
それでそのうちの一人から日本語を学んだと。
ん?それじゃあなんで、あの姫様は日本語を話せたんだ?
まあ、今気にしても答えは出ないだろうし考えても仕方ないか。
「それじゃあ、お主らの質問はもういいな。次は妾の番じゃ。」
「ええどうぞ。」
「うむ。お主らは妾の命を狙っておるのか?」
「いや、別に。」
「そうね。私も興味ないわ。」
「お、お主たちは勇者じゃないのか?」
「ええ、勇者よ。でも私たちとは関係ないわ。」
まあ、俺たちは王国から逃げてきた立場だからな。
今更魔王討伐に向けて頑張る気も今のところはない。
今はその日暮らしだし。
「ふむ、そうか。それではお主らの目的はなんなのじゃ?」
「ケモミミの幼女をモフり倒すことよ。」
「当分はこの世界を旅することになるな。」
土御門さんの願望はともかく、俺はせっかく異世界に来たんだから色んな場所を見て回りたい。
これは昨日土御門さんと話しあって決めたことでもある。
当分王国に戻ることはできないだろうし、世界中を漫遊することに決めたのだ。
「モフ?まあよい。お主らの目的は世界を旅して周ることなのじゃな?」
「そうね。」
「それでは、妾を共に連れて行ってはくれまいか?」
「いいぞ。」「いいわよ。」
「妾はこれでも魔王じゃ。この世界の多くを知っておるし、言語も十分にあやつえる。それにお主らの旅の邪魔はせんと誓うし、、、って今何て言った?」
「だからいいぞ。」「いいわよ。」
曰く謀反を起こされたのだろうし、初対面の俺たちにいきなり助けを求めるほど一人は心細かったのだろう。
あまり訳ありの奴を同行させるのはどうかとも思うが、異世界まで来た俺が魔王とか面白そうな奴を放っておけるわけがない。
仮に彼女が魔王だろうと魔王じゃなかろうとどうでもいいのだ。
ただ、異世界ならではの現地人と旅をする。
そのことへの期待に俺は胸を膨らましているのである。ま
だ短い時間しか共に過ごしていないが、土御門さんも見るからにウキウキしているし同じ気持ちなのだろう。
「良いのか?妾は魔王なのじゃぞ?魔王と共に旅をするという意味が分かっておるのか?」
「そんなの関係ないわ。貴女と旅をする。そのことに意味があるのよ!」
やっぱり土御門さんも俺と同じ気持ちだったようだ。
「そうだな。土御門さんの言う通りだ。よろしくな。魔王。」
「よろしくね魔王ちゃん!!」
俺たちの差し出した手を彼女は戸惑いつつも両手で掴みこう言った。
「う、うむ。よろしく頼むぞ!勇者!」
そうして俺と土御門さんの旅に2日目にして魔王?が加わったのである。
俺が再び目を冷ますと朝になっていた。
どうやら魔力切れで気絶した後、異世界に転移をした疲れからか、朝まで眠ってしまったようだ。
「ああ、ごめん。朝まで寝ちゃってたみたいだ。」
「ふふ。気にしなくていいのよ。私もついさっき起きたばかりだったし。それに、食料も出してもらったしね。」
そう言って土御門さんは洞穴の隅を見た。
ああ、しっかり食べたのね。
焼そばのゴミが落ちている。
「それじゃあ、高音くんが朝ご飯を食べたら出ましょうか。」
「土御門さんにも何か出そうか?」
「私はいいわ。まだそこまでお腹空いてないし、いざという時の為に魔力を取っておいた方が良いと思うの。」
俺がステータスカードを確認してみると魔力が最大まで回復していた。
睡眠中は回復量も多いのかもしれない。
持久力と同様に最大値が高ければ、一定時間毎の回復量も多い気がする。
そんなことを考えながら俺が朝ご飯を食べた後、俺達は再び昨日見つけた小川に沿って進むことになった。
「それにしても全く景色が変わらないな。」
「そうね。多分10日以上はこのままじゃないかしら?」
「まじかぁ途中で村でも見つかんねぇかなぁ。」
「そうねぇ。でもこんな森の中にそう多く村があるとは思えないけれど、いるとしたらエルフかしら?」
「エルフかぁ、一回見てみたいなぁ。」
「そうねぇ、耳をコリコリしてみたいわぁ。」
そうしてエルフ談義をしながら歩いていると小川の幅が急に広がるひらけた場所に出た。
どうやら俺達が見つけた小川は支流の1つだったらしい。
「だから、やっぱりエルフは貧乳でないとダメなのよ。」
「いや、だから、最近は巨乳エルフも来てるわけよ。」
「それじゃあエルフじゃなくて、エロフじゃないのって、高音くん!あそこ、人が倒れてるわ!!」
俺たちが走って近づくと河原には140センチくらいの身長の長い金髪の女の子が倒れていた。
赤いワンピースドレスの彼女の耳は長くとがっている。
「見て、この娘、エルフよ!ほら、耳!ほら!」
「いやいやいや、そんなん言ってる場合じゃないだろ!早く川から引き上げないと。」
「え、ええ。そうね。」
そうして川から引き上げると土御門さんは女の子の容態を確認し始めた。
「ふむ、特に怪我はなさそうね。行き倒れか、魔力切れかしら。」
「そうか、脈はあるのか?」
「ええ、特に命に別状はないと思うわ。」
そこで俺たちはこの女の子が目を覚ますまで様子を見ていることにした。
「ほら、やっぱりこの世界のエルフは別に貧乳じゃないじゃないか。」
「そんな、そんなバカな。」
「やっぱりエルフだから貧乳じゃないといけないってわけじゃないんだよ。」
俺たちが再びエルフ談義に花を咲かせていると、土御門さんの横で寝ていた女の子が目を覚ました。
土御門さんが女の子の耳をコリコリしていたから起きたのかもしれない。
「んんっ」
「あら、起きた?調子はどう?」
そう土御門さんが声をかけると女の子は俺と土御門さんの顔を見た後、すくっと立ち上がって話しだした。
「◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎!?」
「ちょっと高音くん。彼女がなんて言ってるかわからないわ。」
「あ、ああ。俺にもさっぱりだ。」
「どうしましょう。」
「◻︎◻︎◻︎◻︎。◻︎◻︎◻︎◻︎?」
俺と土御門さんが彼女の言葉がわからずに戸惑っていると、彼女は少しカールのかかった金髪の毛先をくるくるいじりながら赤い目を伏せ、何やら考え事を始めた。
ブツブツ言っているが彼女がなんと言っているのかは依然として理解できない。
「な、なんて言っているのかしら?」
「さ、さあ?」
「ふむ、お主たち。さては日の本の国からの来訪者か?」
俺と土御門さんが戸惑っていると彼女は突然顔をあげ、急に日本語で話し始めた。
「え、ええそうよ。でも、なんで急に言葉がわかるように?はっ、もしかして私の勇者としての力が彼女の言葉を理解できるように?」
「たわけ。妾の方が言語をお主らに合わせたのじゃ。しかし、そうかお主ら勇者じゃったか。」
彼女はそういうとその真っ赤な瞳で俺達の方を睨み始めた。
彼女が睨み始めた途端俺は全く身動きが取れなくなった。
まるで説教をされている時のプレッシャーを何十倍にもした様な状態だ。
恐らくこれが殺気というものなのだろう。
流石に普段の俺は小さい女の子に睨まれても動じるほど小心者ではないが、今目の前に立つ少女に対してはとてつもない恐怖を感じる。
ピクりとでも動けば殺される気がするのだ。
やばい。このままではやばい。
そうして俺は動けずにいたのだが、隣にいた土御門さんは少女の方につかつかと歩いて行きげんこつを落とした。
「あだっ!?」
「こらっ。助けてもらったのに、お礼も言わずに睨むんじゃありません!」
「わ、妾は魔王じゃぞ?妾が勇者を睨んで何が悪い!!」
「魔王も勇者もへったくれもない!!」
えー。説教の仕方古っ。
ともあれ土御門さんが女の子に説教を始めてからさっきまでの刺すような雰囲気から解放された。
さすがだよ土御門さん。
だが、何やら聞き捨てならないことを言ってたぞ?
「おい、ちょっと待て。お前、魔王なのか?」
「なんじゃ小僧。疑っておるのか?」
「いやいや、こんな小さい娘が魔王って言われても。」
「こらっ。先に悪いことしたら謝りなさい。」
「ちょっと、土御門さん?今はそんなことよりも、」
「そんなこと?」
ギロリ。
土御門さんに物凄い顔で睨まれた。
こわ、土御門さん怖!!
さっきの女の子の殺気よりも怖いわ。
女子高生がしていい顔じゃないだろ、それ。
「「ご、ごめんなさい」」
俺に向けられた土御門さんの恐ろしい顔を見たのか女の子まで俺の横で一緒に謝っている。
「はい。よろしい。」
土御門さんは怒らせちゃいけない。
俺は心に深く刻んだ。
「それで、お前。本当に魔王なのか?」
「う、うむ。妾は確かに魔王じゃ。この姿は謀反を起こされ呪術により力を封じられたことによるものじゃ。」
「それじゃあ、貴方はエルフじゃないのね?」
「うむ、妾は千年を生きる吸血鬼じゃ。」
「そうなのね。よかったわ。」
「うむ?」
ああ。まだエルフ貧乳説は諦めてなかったのね。
「それで、なんでお前は日本語を話せるんだ?」
「それは400年ほど前に召喚されて来た日の本の勇者にあったことがあるからじゃな。そやつは日の本の国の姫じゃと言っておった。」
「勇者って今まで何人もいるのかしら?」
「うむ。度々妾を倒しにやってきたぞ。」
なるほど、勇者は今まで何回か呼ばれているのか。
それでそのうちの一人から日本語を学んだと。
ん?それじゃあなんで、あの姫様は日本語を話せたんだ?
まあ、今気にしても答えは出ないだろうし考えても仕方ないか。
「それじゃあ、お主らの質問はもういいな。次は妾の番じゃ。」
「ええどうぞ。」
「うむ。お主らは妾の命を狙っておるのか?」
「いや、別に。」
「そうね。私も興味ないわ。」
「お、お主たちは勇者じゃないのか?」
「ええ、勇者よ。でも私たちとは関係ないわ。」
まあ、俺たちは王国から逃げてきた立場だからな。
今更魔王討伐に向けて頑張る気も今のところはない。
今はその日暮らしだし。
「ふむ、そうか。それではお主らの目的はなんなのじゃ?」
「ケモミミの幼女をモフり倒すことよ。」
「当分はこの世界を旅することになるな。」
土御門さんの願望はともかく、俺はせっかく異世界に来たんだから色んな場所を見て回りたい。
これは昨日土御門さんと話しあって決めたことでもある。
当分王国に戻ることはできないだろうし、世界中を漫遊することに決めたのだ。
「モフ?まあよい。お主らの目的は世界を旅して周ることなのじゃな?」
「そうね。」
「それでは、妾を共に連れて行ってはくれまいか?」
「いいぞ。」「いいわよ。」
「妾はこれでも魔王じゃ。この世界の多くを知っておるし、言語も十分にあやつえる。それにお主らの旅の邪魔はせんと誓うし、、、って今何て言った?」
「だからいいぞ。」「いいわよ。」
曰く謀反を起こされたのだろうし、初対面の俺たちにいきなり助けを求めるほど一人は心細かったのだろう。
あまり訳ありの奴を同行させるのはどうかとも思うが、異世界まで来た俺が魔王とか面白そうな奴を放っておけるわけがない。
仮に彼女が魔王だろうと魔王じゃなかろうとどうでもいいのだ。
ただ、異世界ならではの現地人と旅をする。
そのことへの期待に俺は胸を膨らましているのである。ま
だ短い時間しか共に過ごしていないが、土御門さんも見るからにウキウキしているし同じ気持ちなのだろう。
「良いのか?妾は魔王なのじゃぞ?魔王と共に旅をするという意味が分かっておるのか?」
「そんなの関係ないわ。貴女と旅をする。そのことに意味があるのよ!」
やっぱり土御門さんも俺と同じ気持ちだったようだ。
「そうだな。土御門さんの言う通りだ。よろしくな。魔王。」
「よろしくね魔王ちゃん!!」
俺たちの差し出した手を彼女は戸惑いつつも両手で掴みこう言った。
「う、うむ。よろしく頼むぞ!勇者!」
そうして俺と土御門さんの旅に2日目にして魔王?が加わったのである。
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