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第1章 俺もチートキャラになりたいんですけど…
16話 冒険後
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今日のダンジョンでの探索を終えて外に出ると夕日が目にささった。
「結構長いこと潜ってたんだな。」
「そうね。お腹すいたわ。」
「冒険者ギルドに行ったら飯にするかの。」
俺達は屋台のいい香りに惹かれながらも冒険者ギルドに向かった。
ダンジョンを出てからふわふわとした現実味のない感覚がしていてあまり疲労感を感じない。
「俺達、本当に異世界に来たんだな。」
「そうね。遂に異世界に来れたのね。」
土御門さんも俺と同じ気分だったのか目を細めてそう言う。
「これからも冒険の日々が続いていくんだな。」
「あら、高音くんともあろうものが怖じ気づいたのかしら?」
「まさか。これからの毎日が楽しみだ。」
意地悪そうな顔をして尋ねた土御門さんの質問に答えると、土御門さんは俺の横から少し走ってふり帰り、右手を差し出した。
「これからも力を合わせて頑張って行きましょうね。高音君!」
「ああ、こちらこそ宜しくな!土御門さん。」
俺達は互いの右手をしっかりと握り握手をして笑いあった。
なんだか清々しい気持ちで握手を終えると土御門さんがふと気づいたように言った。
「いつまでも土御門さんじゃ他人行儀ね。舞って呼んでちょうだい。」
「また急だな。でもまあいいか。えーっと、舞さん。」
「舞よ。ま、い!」
土御門さんが自分の名前を強調して俺に名前で呼ぶようにお願いしてくる。
高校生になってからの一年ちょいずっと土御門さんと呼んできたため、改めて名前で呼ぶとなるととても気恥ずかしい。
「あ、ああ。舞。」
「ご、合格ね。改めて宜しくね、風舞くん!」
そう言うと思ったより恥ずかしかったのか舞がぱっと前を向いて歩きだした。
彼女の耳が夕日で染まる以上に真っ赤になっているのがわかる。
「異世界最高!!」
俺は小さくガッツポーズをして呟いた後ローズと舞の後を走って追った。
_____________________________
冒険者ギルド
「ただいま、ミレイユさん!」
「はい。皆さんお帰りなさい!!って共通語を覚えられたんですね!」
「ああ。なんとか今日中に覚えられたよ。」
「凄いですね!フーマさんはレベル1だったのに凄い速いです!」
冒険者ギルドで帰還の報告をした俺達をミレイユさんが労ってくれる。
話が出来るってだけで凄い嬉しい。
俺がこの感動にうち震えているとローズが後ろから日本語で声をかけてきた。
「そうじゃった。お主らの偽名じゃがフーマとマイムで冒険者登録をしておる。妾はミレンじゃ。くれぐれも共通語で呼び間違えんようにの。」
「俺のフーマってほぼそのままだけど良いのか?」
「うむ。フーマという名なら珍しいもののこの世界にもある名じゃ。元とあまり変わらんから覚えやすくて良いじゃろ。」
「なるほどな。しっかり覚えとく。」
「そうね。私も呼び間違えないように注意するわ。」
勇者兼逃亡者の俺たちのためにローズが冒険者登録の際に偽名を用意してくれたみたいだ。
これから人前で共通語を使うときは注意しよう。
「そうだ。改めて自己紹介しなくちゃね。私はマイムよ。宜しくね、ミレイユさん。」
「俺はフーマだ。宜しくな。」
「ああ、わたしも自己紹介しなくちゃですね。皆さんの専属受付嬢のミレイユです。宜しくお願いしますね!」
一通り自己紹介をした後ミレイユさんにホーンラビットの買い取りをお願いした。
ホーンラビットの魔石は一つあたり大銅貨三枚だったので今日の魔石分の報酬は銀貨11枚と大銅貨1枚だった。
「そうだ。私後一時間半くらいで終業なんですけど、良かったら一緒に夕飯に行きませんか?私、安くて美味しいお店知ってるんです。穴場なんですよ?」
「そうだな。良いんじゃないか?」
「妾も問題ないの。」
「それじゃあ決まりね。後で冒険者ギルドの前で待ち合わせましょうか。」
「はい!さすがに制服じゃ出歩けないので着替えてから向かいますから、申し訳ないのですけど余分に時間をみてください。」
「全然構わないわ。また後でね。」
ミレイユさんと夕飯の約束をした後、素材買い取り用受付に向かいホーンラビット10頭分の肉やら皮やらを買い取ってもらった。
アイテムボックスを使わずにリュックに入っていた皮袋に入れているため3人で手分けしてもこの数が限界だった。
ローズが言うにはアイテムボックスに入れている間は劣化しないそうなのでそのうち買って貰えば良いだろう。
「それにしても素材の方は大分高く売れたな。」
「そうね。一頭あたり大銀貨三枚だから一人あたり日給10万円ぐらいかしら。破格ね。」
「ホーンラビットは食ってよし、布にしてよしと需要が多いからの。強さの割にはおいしい魔物じゃな。」
今日の報酬のうち銀貨5枚ずつを手元に残して、俺と舞は残りの報酬を全てローズに受け取ってもらった。
衣食住に武器や防具など多くをローズに任せているため、報酬の多くをローズに受け取ってもらいたかったのだ。
ローズは気にせんで良いのじゃがと言っていたが俺と舞の説得で折れてくれた。
「さて、まだ暫く時間があるしどうするかの。」
「それじゃあ一度家に帰って着替えましょう。汗も流したいわ。」
「そうだな。俺も鎧を脱ぎたいし、これ結構蒸れるよな。」
「そうじゃの。では、一度家に帰るとするか。」
俺たちの家は冒険者ギルドから片道五分くらいの距離にあるので、全員が風呂に入っても時間的には問題ない。
こうして待ち合わせまでの予定を決めた俺達は歩いて家に帰った。
「さて、先に入って来て良いぞ。俺は早速自分の剣と防具の手入れをしてみる。」
「あらそう?それじゃあローズちゃん。一緒に入りましょ。背中を流すわ。」
「おおそうか。それじゃあ頼もうかの。」
俺は自室に戻った後鎧を脱ぎ、椅子に腰かけた。
鎧を脱いだらスッと体が軽くなったように感じる。
そのまま机の上に剣と防具を置き、帰り際にローズに教わった方法で手入れをした。
「ふう。なんか急に疲れが出てきたな。」
手入れを終えて舞とローズを待っている間、少しうとうとしてしまったがここで寝たら起きられないと思い、庭に出て井戸から水をくみ顔を洗って水を飲んだ。
「ここにおったのか、風呂が空いたから呼びにきたぞ。」
「おお。ありがとう。舞は?」
「うむ。部屋で着替えて身だしなみを整えておる。しかしそうか。お主も頑張っているようじゃな。うむうむ、若人はそうでなくてはな。これからも励めよ!」
ローズはそう言うと俺の腰の上あたりをぺしぺし叩き、笑いながら戻って行った。なんだったんだ?
着替えとタオルを持って風呂場に行き、体を洗った俺はドライヤーのような魔道具で髪を乾かし服を着てから、自分の部屋に荷物を置きリビングに向かった。
「悪い。待たせたな。そろそろ時間だろうし行こうか。」
リビングでばローズと舞がお茶を飲んで待っていた。
ローズと舞は細身のパンツとチュニックを着ていてペアルックだ。
二人とも風呂上がりのため長い髪がきらめいている。
正直二人とも可愛い。
「そうね。そろそろ行きましょうか。」
土御門さんがそう言って立上がると俺の方をじっと見つめてきた。
「ん?どうかしたか?」
「今日は誉めてくれないのかしら?」
「ああ、そうだな。俺の誉め力は日々のイメトレでぐいぐい上がっているが、舞が慣れてしまっては意味がないからな。悪いが今日はなしだ。」
今朝舞が言っていた話を真似して言ってみた。
決して上手い言葉が見つからなかった訳じゃない。
「あら、そうなの?それじゃあドキドキさせて貰えるのを楽しみにしてるわね。」
舞がそう言って微笑んだ。
あれ、ハードル上がってね?
間違えたか?
「やれやれ、何をやっとるんじゃ。」
ローズが両手を少し挙げてヤレヤレしていた。
_______________________________
冒険者ギルド前
「皆さん。お待たせしました!!」
「そんなことないわ。今来たところよ。」
俺達が到着して3分ほどでミレイユさんがやってきた。
紺のフレアスカートを履き、上は細身の白いブラウスを着ている。
彼女も胸が結構ある方なので服と合間ってその胸が強調されている。
ピンク緩いパーマのかかった長い髪と合わさってふんわりとした優しい印象を受ける。
「あら、ミレイユさん。制服の時のきっちりした格好と違ってとても可愛らしい服装ね。ミレイユさんの可愛いらしさと優しさが引き上げられているわ。」
「か、かわっ?そうですか?えへへ。誉められちゃいました。」
ミレイユさんが舞に誉められて嬉しそうに笑っている。
なるほど。ああやって誉めるのか。
って舞をドキドキさせる誉め言葉ってレベル高くない?
「まあ、頑張っての。」
「ローズ。お前は良い女だな。」
「ふふん。そうじゃろ。」
俺を励ましてくれたローズが胸をはる。
本当にローズには助けられっぱなしだ。
今度しっかりとお礼しよう。
「それでどこのお店に行くのかしら?」
「はい。火の国出身の方の郷土料理店に行こうと思います。珍しい食べ物が多いですけどとても美味しいんですよ!特にお米っていう白い穀物がオススメです!」
「お米?」
「はい。ご存じですか?」
「ええ、食べたことあるわ。」
どうやら今晩行く店は米があるらしい。
当分は食べられないと思っていたが、こうも早く食べれるとは。
俺はふと気になったことをローズに聞いてみた。
「なあ、火の国ってもしかして。」
「うむ。お主らのいた世界と同じかはわからんが日の本の国の勇者が興した国じゃな。」
「そうなのか。」
俺は異世界にあるらしい日本食に期待を膨らませた。
「結構長いこと潜ってたんだな。」
「そうね。お腹すいたわ。」
「冒険者ギルドに行ったら飯にするかの。」
俺達は屋台のいい香りに惹かれながらも冒険者ギルドに向かった。
ダンジョンを出てからふわふわとした現実味のない感覚がしていてあまり疲労感を感じない。
「俺達、本当に異世界に来たんだな。」
「そうね。遂に異世界に来れたのね。」
土御門さんも俺と同じ気分だったのか目を細めてそう言う。
「これからも冒険の日々が続いていくんだな。」
「あら、高音くんともあろうものが怖じ気づいたのかしら?」
「まさか。これからの毎日が楽しみだ。」
意地悪そうな顔をして尋ねた土御門さんの質問に答えると、土御門さんは俺の横から少し走ってふり帰り、右手を差し出した。
「これからも力を合わせて頑張って行きましょうね。高音君!」
「ああ、こちらこそ宜しくな!土御門さん。」
俺達は互いの右手をしっかりと握り握手をして笑いあった。
なんだか清々しい気持ちで握手を終えると土御門さんがふと気づいたように言った。
「いつまでも土御門さんじゃ他人行儀ね。舞って呼んでちょうだい。」
「また急だな。でもまあいいか。えーっと、舞さん。」
「舞よ。ま、い!」
土御門さんが自分の名前を強調して俺に名前で呼ぶようにお願いしてくる。
高校生になってからの一年ちょいずっと土御門さんと呼んできたため、改めて名前で呼ぶとなるととても気恥ずかしい。
「あ、ああ。舞。」
「ご、合格ね。改めて宜しくね、風舞くん!」
そう言うと思ったより恥ずかしかったのか舞がぱっと前を向いて歩きだした。
彼女の耳が夕日で染まる以上に真っ赤になっているのがわかる。
「異世界最高!!」
俺は小さくガッツポーズをして呟いた後ローズと舞の後を走って追った。
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「ただいま、ミレイユさん!」
「はい。皆さんお帰りなさい!!って共通語を覚えられたんですね!」
「ああ。なんとか今日中に覚えられたよ。」
「凄いですね!フーマさんはレベル1だったのに凄い速いです!」
冒険者ギルドで帰還の報告をした俺達をミレイユさんが労ってくれる。
話が出来るってだけで凄い嬉しい。
俺がこの感動にうち震えているとローズが後ろから日本語で声をかけてきた。
「そうじゃった。お主らの偽名じゃがフーマとマイムで冒険者登録をしておる。妾はミレンじゃ。くれぐれも共通語で呼び間違えんようにの。」
「俺のフーマってほぼそのままだけど良いのか?」
「うむ。フーマという名なら珍しいもののこの世界にもある名じゃ。元とあまり変わらんから覚えやすくて良いじゃろ。」
「なるほどな。しっかり覚えとく。」
「そうね。私も呼び間違えないように注意するわ。」
勇者兼逃亡者の俺たちのためにローズが冒険者登録の際に偽名を用意してくれたみたいだ。
これから人前で共通語を使うときは注意しよう。
「そうだ。改めて自己紹介しなくちゃね。私はマイムよ。宜しくね、ミレイユさん。」
「俺はフーマだ。宜しくな。」
「ああ、わたしも自己紹介しなくちゃですね。皆さんの専属受付嬢のミレイユです。宜しくお願いしますね!」
一通り自己紹介をした後ミレイユさんにホーンラビットの買い取りをお願いした。
ホーンラビットの魔石は一つあたり大銅貨三枚だったので今日の魔石分の報酬は銀貨11枚と大銅貨1枚だった。
「そうだ。私後一時間半くらいで終業なんですけど、良かったら一緒に夕飯に行きませんか?私、安くて美味しいお店知ってるんです。穴場なんですよ?」
「そうだな。良いんじゃないか?」
「妾も問題ないの。」
「それじゃあ決まりね。後で冒険者ギルドの前で待ち合わせましょうか。」
「はい!さすがに制服じゃ出歩けないので着替えてから向かいますから、申し訳ないのですけど余分に時間をみてください。」
「全然構わないわ。また後でね。」
ミレイユさんと夕飯の約束をした後、素材買い取り用受付に向かいホーンラビット10頭分の肉やら皮やらを買い取ってもらった。
アイテムボックスを使わずにリュックに入っていた皮袋に入れているため3人で手分けしてもこの数が限界だった。
ローズが言うにはアイテムボックスに入れている間は劣化しないそうなのでそのうち買って貰えば良いだろう。
「それにしても素材の方は大分高く売れたな。」
「そうね。一頭あたり大銀貨三枚だから一人あたり日給10万円ぐらいかしら。破格ね。」
「ホーンラビットは食ってよし、布にしてよしと需要が多いからの。強さの割にはおいしい魔物じゃな。」
今日の報酬のうち銀貨5枚ずつを手元に残して、俺と舞は残りの報酬を全てローズに受け取ってもらった。
衣食住に武器や防具など多くをローズに任せているため、報酬の多くをローズに受け取ってもらいたかったのだ。
ローズは気にせんで良いのじゃがと言っていたが俺と舞の説得で折れてくれた。
「さて、まだ暫く時間があるしどうするかの。」
「それじゃあ一度家に帰って着替えましょう。汗も流したいわ。」
「そうだな。俺も鎧を脱ぎたいし、これ結構蒸れるよな。」
「そうじゃの。では、一度家に帰るとするか。」
俺たちの家は冒険者ギルドから片道五分くらいの距離にあるので、全員が風呂に入っても時間的には問題ない。
こうして待ち合わせまでの予定を決めた俺達は歩いて家に帰った。
「さて、先に入って来て良いぞ。俺は早速自分の剣と防具の手入れをしてみる。」
「あらそう?それじゃあローズちゃん。一緒に入りましょ。背中を流すわ。」
「おおそうか。それじゃあ頼もうかの。」
俺は自室に戻った後鎧を脱ぎ、椅子に腰かけた。
鎧を脱いだらスッと体が軽くなったように感じる。
そのまま机の上に剣と防具を置き、帰り際にローズに教わった方法で手入れをした。
「ふう。なんか急に疲れが出てきたな。」
手入れを終えて舞とローズを待っている間、少しうとうとしてしまったがここで寝たら起きられないと思い、庭に出て井戸から水をくみ顔を洗って水を飲んだ。
「ここにおったのか、風呂が空いたから呼びにきたぞ。」
「おお。ありがとう。舞は?」
「うむ。部屋で着替えて身だしなみを整えておる。しかしそうか。お主も頑張っているようじゃな。うむうむ、若人はそうでなくてはな。これからも励めよ!」
ローズはそう言うと俺の腰の上あたりをぺしぺし叩き、笑いながら戻って行った。なんだったんだ?
着替えとタオルを持って風呂場に行き、体を洗った俺はドライヤーのような魔道具で髪を乾かし服を着てから、自分の部屋に荷物を置きリビングに向かった。
「悪い。待たせたな。そろそろ時間だろうし行こうか。」
リビングでばローズと舞がお茶を飲んで待っていた。
ローズと舞は細身のパンツとチュニックを着ていてペアルックだ。
二人とも風呂上がりのため長い髪がきらめいている。
正直二人とも可愛い。
「そうね。そろそろ行きましょうか。」
土御門さんがそう言って立上がると俺の方をじっと見つめてきた。
「ん?どうかしたか?」
「今日は誉めてくれないのかしら?」
「ああ、そうだな。俺の誉め力は日々のイメトレでぐいぐい上がっているが、舞が慣れてしまっては意味がないからな。悪いが今日はなしだ。」
今朝舞が言っていた話を真似して言ってみた。
決して上手い言葉が見つからなかった訳じゃない。
「あら、そうなの?それじゃあドキドキさせて貰えるのを楽しみにしてるわね。」
舞がそう言って微笑んだ。
あれ、ハードル上がってね?
間違えたか?
「やれやれ、何をやっとるんじゃ。」
ローズが両手を少し挙げてヤレヤレしていた。
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冒険者ギルド前
「皆さん。お待たせしました!!」
「そんなことないわ。今来たところよ。」
俺達が到着して3分ほどでミレイユさんがやってきた。
紺のフレアスカートを履き、上は細身の白いブラウスを着ている。
彼女も胸が結構ある方なので服と合間ってその胸が強調されている。
ピンク緩いパーマのかかった長い髪と合わさってふんわりとした優しい印象を受ける。
「あら、ミレイユさん。制服の時のきっちりした格好と違ってとても可愛らしい服装ね。ミレイユさんの可愛いらしさと優しさが引き上げられているわ。」
「か、かわっ?そうですか?えへへ。誉められちゃいました。」
ミレイユさんが舞に誉められて嬉しそうに笑っている。
なるほど。ああやって誉めるのか。
って舞をドキドキさせる誉め言葉ってレベル高くない?
「まあ、頑張っての。」
「ローズ。お前は良い女だな。」
「ふふん。そうじゃろ。」
俺を励ましてくれたローズが胸をはる。
本当にローズには助けられっぱなしだ。
今度しっかりとお礼しよう。
「それでどこのお店に行くのかしら?」
「はい。火の国出身の方の郷土料理店に行こうと思います。珍しい食べ物が多いですけどとても美味しいんですよ!特にお米っていう白い穀物がオススメです!」
「お米?」
「はい。ご存じですか?」
「ええ、食べたことあるわ。」
どうやら今晩行く店は米があるらしい。
当分は食べられないと思っていたが、こうも早く食べれるとは。
俺はふと気になったことをローズに聞いてみた。
「なあ、火の国ってもしかして。」
「うむ。お主らのいた世界と同じかはわからんが日の本の国の勇者が興した国じゃな。」
「そうなのか。」
俺は異世界にあるらしい日本食に期待を膨らませた。
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