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第2章 やっぱり俺の仲間が優秀なんですけど…
5話 まだまだ適わない。
しおりを挟む「暇や。」
ボタンさんのところで夕飯を食べて転移魔法で家まで帰りその翌日。
俺はあまりの暇さにリビングで一人紅茶を飲みながらだらけていた。
舞とローズとミレイユさんは悪魔の叡智に怪しまれない様に、それぞれダンジョンと冒険者ギルドに行っていつも通りの活動をし、シルビアさんは客間でまだ寝ている。
俺は明日からソレイドの街を数日離れるため、療養中という名目の元ローズが結界を張った家の中で暇していた。
「せめて庭に出れたらもう少しましなんだがなぁ。」
ローズの張った結界は認識阻害まではついていないので、人目につく庭に出ることもできないしカーテンや木窓を開ける事もできない。
俺は薄暗い部屋の中で大人しくしているしかないのだ。
「食堂行って剣でも振ってるか。」
そう思いっ立った俺は剣を持って食堂に行き、テーブルや椅子を全て端に寄せてから素振りを始めた。
我が家の食堂は広いので剣を振っても壁や天井に当たることはない。
今度から雨の日はここで剣を振るのもありだな。
そう思った。
「この前のゴブリンキング戦を思い返してみると、あんなに馬鹿真面目に戦う必要なかったな。ゴブリンキングを天井ギリギリまで転移させればいけた気がする。」
普段のダンジョンは天井がそこまで高くないため、魔物を上に転移させて落としても大したダメージにはならなそうだが、ゴブリンキングのいた広間は結構な高さがあった。
相手のステータスにもよるがそこそこのダメージは入った気がする。
「まあ、魔力の消費は触ってないものを転移させるのは結構大きいからあんまりやりたくないんだけどな。」
俺は転移して剣を振るといういつもの動作を繰り返しながらそう呟いた。
ゴブリンキングに触れて転移させれば良かった気もするが、今考えてもせんなきことだ。
「そういえば、この技名決まったのかね。」
舞が俺の必殺技?の名前を考え始めてから既に数日が経っている。
もうそろそろ決まってもいい気がするのだが。
そんなどうでもいい事なんかを考えながら剣を振ること約2時間。
そろそろ腹もっへたし昼飯にするかと思い、一端汗を流しに風呂場に向かう途中でシルビアさんの寝ていた部屋のドアが開いた。
「お、起きたのか。具合はどうだ?」
「フーマさん。」
部屋から出てきたシルビアさんは俺の顔を見るなりぽろぽろと涙を零し始めた。
「え、どうしたんだ?何かあったのか?」
「す、すみません。ただ、フーマさんが生きていたのでほっとして。私はフーマさんに助けられてばかりで何もできませんでした。それなのに私はフーマさんを身代わりにして、それで、」
「なんだ。そんな事を気にしてたのか。俺が勝手にやった事なんだから気にすんな。お互い無事でよかったじゃないか。」
「ありがとうございます。」
シルビアさんが泣きながら頭を下げた。
どうやらシルビアさんは俺を犠牲にして自分だけが助かってしまったと落ち込んでいたところで、俺が生きているのが判って安心したあまりに泣いてしまったようだ。
寝起きなのもあって頭も正常に回ってないから感情が抑えられなかったんだろうな。
俺はシルビアさんが泣き止んで落ち着くのを待ってから質問を投げかけた。
「体の調子はどうだ?」
「はい。まだ気だるさはありますが不思議と久しぶりに調子がいいです。これもフーマさんが?」
「いや。それは俺の知り合いのおかげだな。シルビアさんにかかっていた呪術と毒素は全部取り除いたそうだぞ。」
「そうでしたか。その方にもお礼を言わなくてはいけませんね。」
「今夜会いに行くからそん時にシルビアさんも連れて行こう。」
俺とボタンさんは今日の真夜中に雲龍で待ち合わせてレイズニウム公国に行く予定だ。
その時に彼女も連れて行けばボタンさんに会えるだろう。
「はい。ありがとうございます。」
「ああそうだ。それと、アンさんも今のところは無事らしい。俺の仲間が様子を見てきてくれた限り数日は大丈夫だそうだ。それに、4日後には助けに行く予定だから問題ないだろう。」
「そんな。そこまでフーマさん達にやっていただくわけには。」
「もう乗りかかった舟だし、俺も既に悪魔の叡智に関わっちまったからな。シルビアさんは問題が片付くまで家にいると良い。」
「しかし、」
「はいはい。相変わらずシルビアさんは真面目だなぁ。ほら、さっさと風呂に行くぞ。流石に一晩風呂に入ってなければ気持ち悪いだろ?」
「ちょ、ちょっとフーマさん?」
俺は遠慮するシルビアさんの背中を押して彼女を風呂に案内した。
着替えは舞が出かける前に用意しておいてくれたものを脱衣所に置いておいた。
俺はシルビアさんに一声かけてから、リビングで風呂が空くのを待ちながらそういえば確認していなかったステータスカードを確認することにした。
_______________________________________________
フウマ タカネ
レベル 23
体力 81
魔力 1349/1432
知能 1426
攻撃力 76
防御力 74
魔法攻撃力 92
魔法防御力 95
俊敏性 76
魔法 転移魔法LV8 火魔法LV2
スキル ランバルディア共通語 魔力操作LV1 気配遮断LV1 剣術LV1
称号 異世界からの来訪者 勇者 大物食い
ステータスポイント 33
_______________________________________________
「おお、ゴブリンキングを倒して7もレベルが上がったのか。大分舞にも近づいてきたな。それに魔法攻撃力と魔法防御力はもうすぐ3桁に突入しそうだな。」
やっぱり俺は魔法系統の伸びが良いようで、その他の数値に差をつけ始めている。
ステータスポイントも補充されたし今ならゴブリンキング相手でも死闘を繰り広げるような事はないだろう。
「しかし、新しい称号か。正直勇者に大分振り回されている気がするし、もうお腹いっぱいなんだが。」
称号に大物食いが追加されていた。
間違いなく格上のゴブリンキングを倒した事によるものだろうが、どんな効果があるのか少し不安だ。
ローズなら知ってるかもだし、帰ってきたら聞いてみよう。
そう考えて居た所でシルビアさんがリビングにやって来た。
「いいお湯でした。あんなに大きなお風呂に入ったのは初めてです。」
シルビアさんはTシャツに短パンといったラフな格好をしている。
シルビアさんのスレンダーな体系によく合っている格好だと思う。
しかし、足長いな。
「そりゃ良かった。俺も風呂に入ってくるから上がったら飯にしよう。監視されてるらしいからくれぐれも家の外に顔を出さないでくれよ?シルビアさんが家にいると知られたらマズい事になる。」
「私のせいで、本当に申し訳ございません。」
「シルビアさんは誤ってばっかりだなぁ。そんなんじゃ将来はげるぞ。」
「はげっ!?」
後ろからシルビアさんの驚いた声が聞こえたが俺は構わず風呂に向かった。
さて、今日の昼飯は何にするかね。
_______________________________________________
俺は風呂から上がってからシルビアさんを連れて食堂に向かい、遠慮するシルビアさんを放っておいて二人分の昼食を作った。
なんとなく甘いものが食べたかった気分なので今日はフレンチトーストにした。
まだ病み上がりのシルビアさんもいるが、体の調子は大分良いと言っていたので別に問題ないだろう。
因みにこの世界の牛乳は生で飲むのは良くないらしいが、火を通せば普通に飲めるし味も生乳の割には結構うまい。
俺がシルビアさんの前に彼女の昼飯を置いて自分の分を食べ始めると、彼女もようやく諦めたのかフレンチトーストに手を付け始めた。
俺はシルビアさんに彼女が寝ている間の事と取敢えずの予定を話しながら昼食を食べ進めた。
今後の予定を話し終わった所で、シルビアさんが俺の方を真面目な顔で見ながら口を開いた。
「フーマさん。お願いがあります。」
「ん、どうした?」
「私もレイズニウム公国に連れていってください。私がここにいても出来る事はありませんし、何もせずに皆さんのお世話になるわけにはいきません。私では力不足でしょうが、フーマさんの矢避け程度にはなれます。」
確かにシルビアさんはもう呪術が解けてるからソレイドの街から普通に出れるし、追われている彼女もレイズニウム公国に連れて行った方が何かと安全かもしれない。
それに、本当はアンさんの救出に行きたいが自分では力不足だと思って、少しでも力になろうとレイズニウム公国までついて来ようとしてくれている。
これは断る理由がないな。
「別に矢避けにならなくても良いが、確かにソレイドにいるよりは俺と一緒に外に出た方が安全か。同行者次第だが別にいいんじゃないか?」
「ありがとうございます。この命に代えてもフーマ様の護衛を務めて見せます!」
「様?」
「はい。フーマ様は私の命の恩人でありアンも救ってくださる尊きお方。敬称を付けるのは当然かと。」
シルビアさんが立ち上がって尻尾をブンブン振りながら凛々しい顔でそう言った。
この前まで俺より背が高いこともあってクールなお姉さんって感じだったが、もう忠犬にしか見えない。
完全に犬だな。
「様は止めてくれ。そんなのが舞にバレたらなんて言われるかわからん。」
「しかし、そういう訳には、」
そこまでシルビアさんが言った所で食堂のドアが勢いよく開かれた。
「あー!私を差し置いて美味しそうな料理を食べてるわ!」
「ぬわっ!?お、お帰り。随分早かったんだな。」
「うむ。今日の予定はギルドの地図を使って妾達もゴブリンキングを倒しに行く事だったんじゃが、マイムがフーマが心配だからと言って今までになくやる気を出して随分と早く終わってしまったのじゃ。ゴブリンキングを瞬殺するマイムは正に修羅といった感じだったわい。」
「マジかいな。」
俺が頑張って倒したゴブリンキングを舞は瞬殺したらしい。
俺も強くなってきたなと思っていたのに、久しぶりにやるせない気持ちになったよ。
「そんな事よりその料理はフーマくんの手料理なのかしら?」
「ああ、そうだぞ。」
「ズルい。ズルいわ!私は昨日フーマくんの手料理をあんなに楽しみにしていたのに、シルビアさんと二人で食べるなんて!」
「わかったわかった。今二人の分も作るから待ってくれ。」
「お手伝いしますフーマ様。」
「フーマ様?」
「はい。私はフーマ様に命を救われた身。フーマ様を尊敬するのは当然の事でございます。」
顔をぐりんとシルビアさんに向けた舞が、そのシルビアさんの説明を聞いてギギギと俺の方に顔を向け直した。
スゲー怖いよ!?
「ねぇフーマくん。どうして起きて少ししか経っていないだろうシルビアさんがこうなっているのかしら?」
「俺に聞かれても。」
「流石フーマじゃな。妾の弟子なだけあってそのカリスマは抑えきれんようじゃ。」
「フーマくん。お話があります。」
「は、はい。」
そうして俺は舞のお説教を食堂の隅に正座させられて懇々と受けることとなった。
途中でシルビアさんが俺の横で「フーマ様にだけ罰を受けさせられません。」とか言って正座した為に、舞のお説教がヒートアップしたが、昼飯と夕飯を作る事でなんとか許してもらえた。
やっぱりこの世界は理不尽である。
俺はそう思った。
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