クラスごと異世界転移して好きな女の子と一緒に別行動していたら魔王に遭遇したんですけど...

がいとう

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第2章 やっぱり俺の仲間が優秀なんですけど…

6話 出発の前日

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 俺が夕飯を作って今回も何故か大絶賛を受けた後、俺達は4人でリビングでくつろいでいた。
 もう結構長い間こうして時間を潰している。
 因みにミレイユさんは自宅にいる為今日はここにいない。
 流石に家に連泊するのは微妙に怪しいからな。

「なるほどのう。妾は良いと思うぞ。」
「私は反対ね。シルビアさんはまだ病み上がりなんだし家で大人しくしているべきよ。」
「しかしマイム様。」
「それに私もレイズニウム公国に行きたいのにシルビアさんも行くなんてズルいわ!」
「ズルいって別に遊びに行く訳じゃないんだぞ。」

 俺達はシルビアさんが俺とボタンさんと一緒にレイズニウム公国に行くか否かについて話し合っていた。

「実際、ボタンさんがお城にアポイントを取ってからもう一度お城に行くまでは暇じゃない。」
「まあそれはその通りなんだけど。」
「それって只の旅行と何が違うのかしら?」

 舞が痛い所を突いて来る。
 俺も薄々そんな気はしてたしボタンさんも旅行だって言っていた。
 舞とローズが一生懸命働いている時に俺だけ旅行に行くのはちょっとどうかと思わなくもない。

「そうは言うがなぁ。」
「それなら、事が落ち着いた後にマイムも行けば良いじゃろう。」

 俺が舞の追求に困っていると、ローズが投げやりな提案をした。
 俺はここぞとばかりにそれに同調する。

「そうだな!俺もマイムと一緒にゆっくりレイズニウム公国を旅行したいと思うぞ!やる事が終わったら何泊でも行こうぜ!」

 歯をキラリとさせる事も忘れずに俺は立ち上がって舞にそう提案した。

「それもそうね。私もフーマくんとゆっくり旅行する為に今回は我慢するわ。」

 ふぅ。何とか舞を説得出来たな。
 ってちょっと待てよ。
 これって舞と慰安旅行に行く事が決まったのか?
 心の中の俺は全身でガッツポーズをした。

「私も事態の早期解決のため誠心誠意頑張ります!」
「ああ。シルビアさんは程々で良いと思うぞ?」
「いいえ。そう言う訳にはいきません。この命に代えてもフーマ様をお守りします。」

 あの始めて会った時のクールなシルビアさんはどこに行ってしまったのだろうか。
 今はお手と言ったらお手をしてボールを投げたら素早く回収し、撫でられたら大喜びする大型犬にしか見えない。
 撫でたら一生俺に仕えるとか言いそうだから絶対に撫でないけど。

「ねえフーマくん。今何か良からぬ事を考えてなかったかしら?」

 舞が俺の隣に腰掛けてきてそう尋ねてくる。
 昨日から舞のスキンシップが急に激しくなったので、俺は緊張のあまり手汗を出さない様に注意をし続けなくてはならなくなってしまった。
 実際、小躍りするくらい嬉しいんだけどな。
 なんせ、日本にいた頃は話しを出来ただけで心踊っていたわけだし。

「いや、別に。」
「ならいいわ。」

 俺が紅茶を飲んで茶を濁そうとしたが、カップに紅茶が入っていなかったのを見てシルビアさんがおかわりを入れてくれた。
 もう完全に従者って感じだな。
 さっきから椅子を進めても立っている方が落ち着くとか言って絶対に座らないし。

「さて、そろそろ待ち合わせの時間だしボタンさんを迎えに行った来るかね。」

 まだ少し早いが俺は舞のスキンシップから逃れる為に雲龍へボタンさんを迎えに行く事にした。
 シルビアさんが俺に何かしてくれる度に舞も対抗しようとするんだよ。
 今もポットを持って俺が紅茶を飲みきるのを待ってるし。

「おお、もうそんな時間じゃったか。」
「行ってらっしゃいフーマくん。」
「行ってらっしゃいませ。フーマ様。」
「ああ。行って来ます。って言ってももう一回直ぐに帰って来るんだけどな。」

 俺はそう言って転移魔法で雲龍に向かった。



 _______________________________________________




 俺が雲龍に着くとボタンさんが大きな荷物を用意してお茶を飲みながらカウンターに座って待っていた。

「お待たせしました。」
「あらあらフーマはん。予定より随分早いなぁ。」
「まあちょっとした事情があって。それより何ですかその荷物?」
「いやぁ、折角の旅行やからなぁ。つい楽しみになって荷造りしてたら多くなってしまったんよ。」
「はぁ。とりあえずアイテムボックスに入れちゃいますね。」
「気ぃ使わせてもうてごめんなぁ。」
「別に良いですよ。」

 俺はボタンさんの荷物をアイテムボックスに収納してかがんだ腰を元に戻した。

「さて、とりあえず家に跳びますね。」
「さっそくレイズニウム公国に跳ぶんやないんやね。」
「そうですね。ボタンさんの掴んだ情報をみんなで共有したいですから。」
「それもそうやね。」

 そうして俺がボタンさんを連れて転移しようと思い手を差し出したのだが、ボタンさんは俺に微笑みを向けているだけで動こうとしない。
 彼女の狐の尻尾が嬉しげに揺れている気がする。

「ボタンさん?」
「なぁフウマはん。二人きりの旅行楽しみやなぁ。」
「ああ、言い忘れてましたけどシルビアさんも一緒に行きますよ。ソレイドにいるよりは一緒に行った方が安全ですからね。」
「あらあらあら、フーマはんはうちだけではもの足りなかったんやね。たらしやわぁ。」
「はぁ。わかってて言ってますよね。もう行きますよ。」
「あんっ。強引やなぁ。」

 俺はニヨニヨと笑うボタンさんの肩に手を置いて我が家まで転移した。



 _______________________________________________



「お待たせ。」
「お帰りなさい。」
「お帰りなさいませ。」
「ああ、ただいま。」

 俺が家に帰ってきたら舞とシルビアさんがお帰りと言ってくれた。
 数分で帰って来たんだけどね。
 因みにローズは澄まし顔で紅茶を飲んでいる。
 俺はカップとソーサーを出して来てボタンさんに紅茶を入れてあげた。

「さて、それじゃあボタンさんが今日掴んできた情報を教えて下さい。」
「そうやね。うちが今日の昼間に掴んで来た情報は大まかに二つやね。一つ目は悪魔の叡智のソレイドにいる主力メンバー。もう一つはポートル家が悪魔の叡智に出している支援金の帳簿とその証拠やよ。」

 ボタンさんはそう言って着物の裾から丸まった羊皮紙を取り出した。
 これがおそらくレイズニウム公国の公爵に見せる証拠なのだろう。

「ほう。これがその帳簿か。しかし、主要な者の情報まで掴むとは流石じゃな。」
「あらあらあら、嬉しいわぁ。」
「それで結局誰が主要なメンバーなんだ?」

 俺はまたローズとボタンさんの褒め合いが始まりそうな気がしたので咄嗟に話の続きを促した。

「ああ、そうやったね。まず、冒険者ギルド副ギルドマスターのゲードっていう男やね。ゲードはもう20年前からソレイドの冒険者ギルドで働いてるんやけど、金に目が眩んで2年前から悪魔の叡智とつるんでるみたいやな。」
「副ギルドマスターが冒険者ギルドを裏切っていたんじゃ中々尻尾を掴めないのも無理ないわね。」
「そうじゃな。フーマが合った冒険者ギルドの職員も悪魔の叡智の構成員みたいだったし、この分だと結構な数の職員が悪魔の叡智に与していそうじゃの。」
「そうやね。うちの見立てでは職員の3割程が悪魔の叡智に関ってると思うんよ。」
「3割ですか。一つの組織でそこまでの人数が離叛しているとは思いもしませんでした。」

 シルビアさんが驚いた様子でそう言った。
 たしかに冒険者ギルドの3分の一が悪魔の叡智に関わっているとは驚きだ。
 冒険者とも繋がりが当然あるだろうし、ソレイドにいるかなりの人が悪魔の叡智に関わっている事になるだろう。

「そうだな。それで、他にはどんな奴がいるんですか?」
「そうやなぁ。後は自治兵の警邏隊長のへレイズも悪魔の叡智の一人やね。」
「自治兵っていうとシャーロットさんの所属する組織だったわね。彼女は門兵だから関係がなさそうだけれど、警邏隊長が敵というのは厄介ね。」
「まぁこっちはそこまでではないと思うんよ。ソレイドの自治兵長とはうちも長い知り合いやから今日話をつけて来たしなぁ。」
「おお、流石ですね。」

 どんな話の付け方をしてきたのかは分からないがとりあえずそう言っておいた。
 しかし、これで自治兵に追われる事がなくなるようなら大分楽になるな。
 あらぬ罪でしょっ引かれる心配をしなくても済むわけだし。

「ありがとなぁ。ただ、一人うちでも掴めへんかったんがいるんよ。」
「あら、ボタンさんでも掴めないとは相当ね。」
「そうなんよ。アセイダルっていう名前の悪魔の祝福をソレイドに広めた今回の件のボスなんやけど、ソレイドのどこにいるのかすら分からなかったんよ。」
「ん?ちょっと待ってください。悪魔の叡智はソレイド以外にも手を広げてる組織なんですか?」
「そうやね。どうやら複数の国に手を出してる大きな組織みたいやな。」
「マジか。」

 てっきり悪魔の叡智はソレイドで麻薬を使って稼いでいるだけの組織だと思っていたが、そうではなかったらしい。
 そういえばダビルがシルビアさんの事を実験体とか言ってたし、金儲けが目的じゃないみたいだな。

「しかし、ソレイドで見つけられんとは相当身を隠すのが上手いようじゃな。この街はそこまで大きくはないし隠れられる場所はそこまでないと思うんじゃが。」
「そうですね。私もかれこれ5年以上はこの街で暮らしてますが、そこまで治安の悪い場所もないですし。」
「え?シルビアさんってそんなにソレイドに住んでたのか?」

 感覚的にシルビアさんは俺よりも2つ上くらいだと思ってたから結構意外だ。
 5年前くらいとなると13歳くらいだろうか。
 そんな歳からソレイドでパン屋をまわしていたとは何とも逞しいことだ。

「はい。私は10の時にソレイドに来ましたからね。覚えておきやすいんですよ。」
「え?シルビアさんて私達よりも年下だったの?てっきり年上だと思ってたわ。」
「ああ、俺もだ。てっきり俺達よりも2つくらい上だと思ってた。」
「私は獣人の中でも体が大きくなりやすい種族ですからね。同い年のアンは私よりも大分小さいですよ。」

 大型犬と小型犬の違いみたいなものだろうか。
 獣人ていうのは結構面白い種族なんだな。

「そうだったのか。って悪い。今はアセイダルとかいうやつの話だったか。」
「ええよ。もう話す事は話したしなぁ。因みにうちは人間とそこまで大きさは変わらん種族なんよ。」

 ボタンさんがそう言って腕を組んだ。
 ボタンさんの大きな胸が強調されているが、俺はその手に乗らないぞ。
 舞に怒られたくないし、ここは強く心を保つ時だ。

「あら、ダメやったか。」

 ほれ見ろ。
 やっぱり罠だったか。ちょっと優越感。
 そんな感じで微妙に誇らしげな気分になっているとボタンさんがふと気付いた様子で口を開いた。

「そう言えば、ついさっきフーマはんがうちを迎えに来てくれた時の話なんやけどな、うちの肩を強引に掴んでここまで連れて来てくれたんよ。ほんまにフーマはんは男らしいなぁ。」
「本当なのフーマくん?」

 舞が今日だけで何度見たか分からない怒った顔をしてくるのかと思ったら、凄く悲しそうな顔をしている。
 こんな顔の舞は始めて見た。

「いや、それはボタンさんがそう言ってるだけだ。俺は常に何よりも舞を大切に思ってるし、できる事ならば今すぐに舞と二人でレイズニウム公国へ旅行に行きたいと思っている。」

 俺は心のそこから思っている事を真剣な顔で口にした。
 こういう時は言い訳せずに自分の本心を語るのが大事だってキャバクラで遊んでたのを婆ちゃんにバレた爺ちゃんが言ってた。
 今回の俺は別に悪いことしてないんだけどな。

「ふ、フーマくん。それって。」

 舞が顔を真っ赤にさせて口をパクパクさせている。
 あ、やべ。完全に言い過ぎたわ。
 視界の端っこでローズがニヤニヤしてるのが見える。

「い、いや。今のは言葉の綾というか、そうだ。同郷のよしみみたいなもんだ。」
「そ、そうよね。言葉の綾よね。」

 俺と舞の間に気まずい空気が流れた。

「よし。話も済んだしさっさと行くぞ二人とも。」
「はい。」

 かなりの恥ずかしさから逃れる為に俺がそう言って立ち上がると、シルビアさんが転移する為に側に寄って来てくれた。

「ほら、ボタンさんも。」
「あらあらあら。フーマはんは相変わらず強引やなぁ。」

 俺は座ったままのボタンさんの手を掴んで立ち上がらせた。

「それじゃあ行ってくる。舞もローズも十分に気をつけてな。あとミレイユさんによろしく。」
「うむ。お主も気をつけての。」
「い、行ってらっしゃいフーマくん。」
「ああ。行って来ます。」

 俺とシルビアさんとボタンさんはこうしてドタバタしながらもレイズニウム公国へ向けて転移した。
 正確にはまだ場所を聞いていなかったのでソレイドの外の最初に降りて来た丘の上なんだけど。



 _______________________________________________



 フウマがボタンとシルビアと共に出かけた後、妾は放心状態になっているマイを眺めながら紅茶を飲んでおった。
 妾からしたらフウマの言葉はまだまだじゃったが、マイにしてみるとこうなる位には嬉しかったようじゃな。
 昨日フウマが風呂に入っておる時に背を押しておいて正解だったようじゃ。
 まあ、そのせいか嫉妬心もかなり出てしまっておったがの。

「良かったではないかマイ。」
「そ、そうね。シルビアさんが家に来てボタンさんに加えて新たなライバル出現かと思ったけど、私が何よりも大切だって。大切。一番。えへ、えへへへ。」
「マイもまだまだ乙女じゃのう。」
「ふふふ。ローズちゃんの言う通り昨日から風舞くんに恥ずかしいのを我慢してアピールした甲斐があったわ。今日は一緒に寝ましょうねローズちゃん!」
「う、うむ。お手柔らかに頼むぞ。」

 こうして妾はマイに肩を押されながら共に寝室に向かった。
 今日もいつぞやの風呂の時の様にフウマの魅力を延々と聞かされるんじゃろうか。
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