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第一章 ― ワールドガイダンス ―
第23話 マリンとお買い物
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というわけで、俺とマリンは外に出た。
金は大金を持ち歩くのが不安だったので、おそらく3万円分であろうゴールドを巾着袋に入れて持ち、残りは敷布団の間に挟んでおいた。
時間は夕方だった。日暮れの日の光が、まだ一日も経ってないのに多くの出来事があったことを実感させる。
「マリン、本当におんぶしなくて大丈夫か?」
「はい。この辺りは道も平らにされているので平気です」
さて、目指すは靴屋と衣服店だが、オルガの民宿周辺は住宅街らしく、店らしい店もなし人の往来も少ない。商店街があるとすれば、人が密集していて騒がしいところにあるだろうと考え、その場所を探して歩き回った。
しばらく歩いていると、それっぽい大通りに出た。
ガヤガヤと騒々しい。
団子、たい焼き、おはぎ、おにぎり、揚げ物、肉、野菜などなど。この辺りは食い物関連の店が多い。
服屋は別の場所だろうか。
今夜のおかずを買いに来ているであろう人々に、時折ぶつかりそうになりながら通りを進み続ける。
「おや、あんた。こっちに来たばかりの転生者かい?」
知らないオバサンが声をかけてきた。
「ん? そうだけど?」
「だと思ったー! 来たばかりの転生者のパートナーは皆同じ格好してるからすぐにわかったわ」
皆同じ格好という部分に引っかかるものを感じている間にも、オバサンは話を続ける。
「靴売ってるところ探してるのよね? なら、こっちじゃなく向こうの方にあるわ。服もその店の隣よ」
「こっちじゃなかったのか。気づかないまま進むところだった。ありがとよ、オバサン」
手を振るオバサンと別れ、言われたとおりの方向を目指して歩く。
「お、ここだな」
草履、ブーツ、革靴が店内に並べられている建物を発見する。
時代を感じる商品の中に紛れている運動靴が異様な存在感を放っている。
もうこの辺りのことにツッコムのはやめよう。そろそろ慣れた。
「マリン、欲しいのあったら言ってくれ」
「あの……良ければ、ご主人様が選んでくれませんか?」
「え、俺?」
ウーンと唸りながら、俺は棚や台に並べられた商品を見比べる。
女の子だし、可愛いの買ってやりたいけど、とりあえず歩きやすい靴を先に買うべきだよな。よって、ヒールがついてるのはナシ。
……これなんかどうだろう?
と思って手に取ったのは、紐無しの青色の靴。こういう靴なんて呼んだっけ? スリッポン?
靴の青色がマリンの髪の色と同じで似合っていると思ったので購入した。
値段は2300Gに加えて10%の消費税だった。異世界にも消費税はあるんだなー。
買ってもらって喜んでいるマリンに、早速履くように勧めたところ、今履くと足の汚れが付いてしまうからいいと言われた。
帰りも裸足で歩かせるのは抵抗があるが、本人が言ってるし、まあいいか。
金は大金を持ち歩くのが不安だったので、おそらく3万円分であろうゴールドを巾着袋に入れて持ち、残りは敷布団の間に挟んでおいた。
時間は夕方だった。日暮れの日の光が、まだ一日も経ってないのに多くの出来事があったことを実感させる。
「マリン、本当におんぶしなくて大丈夫か?」
「はい。この辺りは道も平らにされているので平気です」
さて、目指すは靴屋と衣服店だが、オルガの民宿周辺は住宅街らしく、店らしい店もなし人の往来も少ない。商店街があるとすれば、人が密集していて騒がしいところにあるだろうと考え、その場所を探して歩き回った。
しばらく歩いていると、それっぽい大通りに出た。
ガヤガヤと騒々しい。
団子、たい焼き、おはぎ、おにぎり、揚げ物、肉、野菜などなど。この辺りは食い物関連の店が多い。
服屋は別の場所だろうか。
今夜のおかずを買いに来ているであろう人々に、時折ぶつかりそうになりながら通りを進み続ける。
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知らないオバサンが声をかけてきた。
「ん? そうだけど?」
「だと思ったー! 来たばかりの転生者のパートナーは皆同じ格好してるからすぐにわかったわ」
皆同じ格好という部分に引っかかるものを感じている間にも、オバサンは話を続ける。
「靴売ってるところ探してるのよね? なら、こっちじゃなく向こうの方にあるわ。服もその店の隣よ」
「こっちじゃなかったのか。気づかないまま進むところだった。ありがとよ、オバサン」
手を振るオバサンと別れ、言われたとおりの方向を目指して歩く。
「お、ここだな」
草履、ブーツ、革靴が店内に並べられている建物を発見する。
時代を感じる商品の中に紛れている運動靴が異様な存在感を放っている。
もうこの辺りのことにツッコムのはやめよう。そろそろ慣れた。
「マリン、欲しいのあったら言ってくれ」
「あの……良ければ、ご主人様が選んでくれませんか?」
「え、俺?」
ウーンと唸りながら、俺は棚や台に並べられた商品を見比べる。
女の子だし、可愛いの買ってやりたいけど、とりあえず歩きやすい靴を先に買うべきだよな。よって、ヒールがついてるのはナシ。
……これなんかどうだろう?
と思って手に取ったのは、紐無しの青色の靴。こういう靴なんて呼んだっけ? スリッポン?
靴の青色がマリンの髪の色と同じで似合っていると思ったので購入した。
値段は2300Gに加えて10%の消費税だった。異世界にも消費税はあるんだなー。
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