俺のチートって何?

臙脂色

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第三章   ― 筆頭勇者と無法者 ―

第81話 筆頭勇者ディック & アイリス & エマ

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 「筆頭勇者って……鍋パした夜にオルガの知り合いが言ってた……」

 俺は筆頭勇者と呼ばれた男を見やる。
 俺と同じ背丈。ローブの中から度々見せていた腕も俺のと同じ太さ。
 勇者の代表と言われるぐらいだから、てっきりムキムキマッチョマンの大男を想像してたんだが、全然違った。


 「……ってマリンは?! 皆は無事か?!」

 ディックと知世のことは一度置いといて、皆の方に視線を移すと、女の子座りしているマリンに緑色のヤツが両手のひらを出して魔法をかけていた。
 あの青白い光は『回復魔法リカバリー マジック』か。
 ジェニーとミカも黄色のヤツから同様の光を受けていた。
 メシュは放置されていた。

 「は、はあうおえあああうえろ!」

 ……まぁ、メシュはしばらく放っておいても大丈夫だろう。

 「いはああ!」


 「それにしても、一度戦ってみたいからって、何でマリンたちまで巻き込む必要があんだよ。『回復魔法リカバリー マジック』かけたからって傷を負わせたことがチャラになるとでも思ってるのか? 知世さんよ」

 「は、はい。そちらに関しては知世も度が過ぎたと存じています」

 「お前が頭を下げる必要はねーよ。確かにワタナベと戯れたいって言い出したのは知世だが、この舞台構成を考えたのは俺だ。仲間がやられるって演出があった方がマジになれるだろ?」

 頭を下げる知世の隣で、悪びれる様子も無くディックが言いやがった。
 コイツの第一印象はで決まりだな。

 「実際、真剣な渡辺殿と相対してみて驚かされました。特に両腕の拘束を無理矢理抜けようとしたときは、焦りました。あのまま掴んでいたら関節が外れるところでしたので」

 「え、もしかして、ドロップキック受けて手を放したのってわざと?」

 「はい」

 そうだったのか……じゃあ、俺の攻撃は何一つ通じてなかったってことなのか……。

 「てかさ、結局本気じゃ無かったよな、お前」

 ディックが言う。
 コイツ何言ってんだ。

 「本気だったに決まってんだろ。こっちは殺されるかと思ってたんだから」

 「本気ねぇ……あの程度の実力でアリーナで勝てたとは思えねーなぁ。そもそもチートも使ってねぇじゃん。俺はそいつに興味があって知世に協力したっていうのによ」

 「俺だって自在に使えるものなら使いたいさ」

 「何だそれ」

 「俺が聞ききたいくらいだ」

 「ふーん」

 
 ……にしてもだ。

 「結局これって、俺と戦うために呼び出したって話だよな。クエストの件も嘘かよ……はぁ……」

 アリーナを辞退するための金が手に入るかと思えば、とんだ骨折り損だ。

 「なーに勝手に一人で先走って無かったことにしてんだよ」

 「は?」

 「いくらなんでも、演出のためだけに馬車まで用意はしねぇ。ほら、さっさと全員乗りな。フィラディルフィアを出発だ」


 *


 俺、マリン、ミカ、ジェニー、メシュ、オルガにディックたちを加えた10人を乗せた馬車が森の中を駆ける。
 馬車は走り出してすぐにアリオス林道を抜け、テトリアックの森に入る。晴れの日だというのに、テトリアックの森は林道よりもさらに草木が茂っており、日の光がほとんど差し込まない。
 時折、キーッという鳥の鳴き声っぽいのが森に響く。
 肝試しにはうってつけの場所だな。する気はないけど。

 「ショウマ様、あのお馬さんすごいですね。道を自分で選んでますよ」

 「ああ、すごいよな」

 マリンに同調する。
 この馬車、なんと御者がいない。馬車に繋がれているユニコーンっぽい馬が勝手に道を選んで走っている。なんでも、あの二頭の馬はディックが飼っているらしく、アチコチの地域を巡っている内、地名を言えばそこへ運んでくれるようになったという。


 「バミューダ港へのルートとは違う道を走ってないか?」

 オルガの問いかけに、ディックが答える。

 「俺も俺でクエストがあってな。先にそっちを済ませに、“ドロップスカイ”へ向かう」

 ……ドロップスカイ? 前にどこかでそんな名前を耳にしたような……あ、病院のラジオだ。よくはわからなかったが、ラジオの内容からして国の防衛に関わる建物なんだよな。要塞なんだろうか。それか城壁だったり。
 ちょっと楽しみだな。


 「んじゃ、ま、改めて自己紹介でもするかね。俺の名はディック・アイゼンバーグ。ピチピチの18歳で、筆頭勇者をやってる」

 ピチピチて。てか、俺と同い年なのかよ。

 「草薙一族、本家長女の草薙 知世くさなぎ ちせと申します。歳は17。ディック殿と同じく、勇者をしております」

 「質問」

 俺は軽く手を挙げた。

 「如何なされましたか、渡辺殿」

 「さっき戦いの最後で俺に仕掛けた技って、ありゃあどんなチートなんだ?」

 知世との戦闘で感じた、あの背後から脅威が迫り来るような感覚。あれの正体が気になった。

 「チートではありませんよ。あれは剣術の一つです」

 「え、剣術?」

 「草薙家で代々継承されている天知心流の極意の一つです。自らが放つ殺気を自在に操り、殺気を相手の正面ではなく背後に当てる。それにより相手は後ろに敵がいるような錯覚を受けるのです」

 天知心流。あれが武術だって? 武術って極めればあんな魔法みたいなこともできるのかよ。すげぇ。
 俺が感心しているところへ、ディックが付け足すように口を開く。

 「草薙家はチートを使わない主義なのさ。なんつったっけ? 「天恵を拠所よりどころとする者に武は応えず」だったか?」

 「天知心流の教えですね。そのとおりですよ」

 「ま、俺はその逆をいかせてもらうけどな」

 チートを使わず、己の技術のみで戦う。そんなヤツもいるんだな。

 「はいはーい! 次、私でーす!」

 黄色のローブを着ているヤツが、腰掛けから立って元気良く手を挙げる。
 さっきは戦闘中だったから考えてる余裕なかったが、改めて見るとコイツ背高いなぁ。180cm以上はあるぞ。

 黄色が黄色のローブをバッと脱ぎ捨てた。

 「じゃじゃーん! ディックのパートナーのアイリスちゃんでーす!」

 片方の手を腰に当て、目元で横向きのピースサインをした。
 ……露出度高っ! ほとんど下着姿じゃないか! ブラジャーにパンティー、その上から金色に輝く金属で少し覆っただけの服装。いや、もはや服装ですらない! 
 そういえば友達のA君から聞いたことがある。機能性度外視のエロスだけを追求した剣士の装備があると。その名もビキニアーマー!

 アイリスはビキニアーマーを装備するだけあり、ボンッキュッボンでスタイルは抜群。流れるような金髪ロングで顔も西洋系の美人顔だ。

 「皆さん、よろしくお願いしまーす!」

 アイリスが高速で俺たち六人の頬に一人ずつキスしていった。

 うわ、すっげー大胆!

 などと感心していると、ミカから両目に目潰しをくらった。

 「ギャース! 何すんだよミカ!」

 「つい」

 「つい、で目潰しするな!」

 怒る俺に対し、ミカはプイッと、そっぽを向いた。
 何なんだよ、まったく。

 「このアイリスちゃんの格好ってー、ディック君の趣味なのー?」

 もっともな質問だ。ディックがアイリスに着させたのだとすれば、俺の中の筆頭勇者のイメージはさらにダウンだ。

 「やれやれ、女の裸は好きだがTPOぐらい弁えてるっての。あと君を付けるな。アイリスの格好にはちゃんと意味がある。アイリスは索敵するタイプのチート能力を数種類持っているんだが、体を布やら鎧やらで覆ってると能力の質が下がるんだ」

 「へー、それでヤラシイ格好なの。大変だねー」

 ジェニーは面倒見のいいお婆さんのように細めた目をアイリスへ向けた。

 「のんのん、大変じゃないですよ! 好きでしてるのもありまーすから!」

 本人がその格好気に入ってるのかよ! 世界は広いな……。
 む、アイリスが索敵系ってことは、さっきのあれは……。

 「なあ、アイリスとそっちの緑、いきなりその場に現れたように見えたんだが、あれは緑の能力なのか?」

 「おーう、そーですよ! エマは『瞬間移動テレポート』ができまーす! ほらほら、エマも自己紹介しましょ!」

 そう言うと、アイリスは腰掛けの隅っこに座っていた緑のヤツのローブはハスキーボイスで言った。

 「何で? それ必要?」

 おっと、これはまたアイリスとはずいぶんな温度差だな。

 「まーた、エマは面倒臭がって! いいから名前だけでも言いましょ!」

 「名前なら既にアンタが言ってんじゃん」

 「自分の口で言うんでーす! ねっ! ほらっ! お姉ちゃん!」

 「――ちょっ!」

 アイリスが無理矢理にエマってやつが着ていたローブを引っ剥がした。

 現れたのは、すごく不機嫌そうな面をした緑のツインテール。見た目小学生の女の子だった。
 俺はエマとアイリスの背丈を一度見比べた後、さらにエマとアイリスの胸を見比べた。……お姉ちゃん?

 「お姉ちゃん?」

 うっかり思考が声に出てしまった。

 「張っ倒したろかこのガキ」

 エマは笑えばきっと可愛らしいであろう顔に青筋を浮かべて言った。
 メチャクチャ口悪いな……。

 「へーい! 汚い言葉を使ってはいけませーん!」

 「フンッ、アタシの勝手だ。 だいたい、こんな弱っちいヤツに名乗っても意味ないだろ。どうせすぐお別れだ」

 「な、弱いだって!」

 カチンッときた!
 確かにまだまだ実力不足なのは自覚してるが、こんなちんちくりんのヤツから言われる筋合いはない!

 「事実を言われて噛みついてくるところがますますガキだな」

 「なんだと!」

 「お姉ちゃん……」

 アイリスからさっきまでよりも低音の声が発せられた。顔も笑ってるはずなのに、どことなく冷たい空気を感じさせる。

 「笑顔になりましょう」

 「ハッ!」

 アイリスが腰につけていたヒップバッグから青色の液体が入った注射器を取り出すと、エマはギョッとした。

 「ま、待てよアイリス! それナシ!」

 「ダメでーす。 笑顔にならないとお友達増えませーん」

 さっきまでの強気はどこへいったのか、エマは体をガタガタと震え上がらせている。そのエマにアイリスは注射器を手ににじり寄る。

 「わかった! わかったよ愛想良くするからそれだけはやめろお!」

 「やめませーん!」

 アイリスがエマの首元にブスリと注射した。

 エマが笑顔になった……いや、でもこれ通常の笑顔と少し違わない? なんていうか、そのお茶の間のテレビで放送できないような笑顔っていうの? 顔の両サイドにピース足したらヤバイやつじゃね? うん、これ笑顔じゃなくア○顔だ。

 「アイリス! 元に戻せえ!」

 エマは白目を剥いて口をだらしなく開けながらアイリスへ掴みかかる。

 「とーってもビューティホーな笑顔になりましたよ!」

 「ア・イ・リ・スウウゥゥ!!!」

 こえぇ、○へ顔してるのに、額にめっちゃ青筋が浮かべてる。恐ろしいほどの表情と感情のミスマッチだ。

 ……アイリスだけは絶対敵にまわさないようにしよう……。
 そう、俺は心に固く誓うのだった。
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