俺のチートって何?

臙脂色

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第三章   ― 筆頭勇者と無法者 ―

第104話 ナイン・ポイント・エイト

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 出場者専用の通路にある受付で、前回と同じく怪我をしても文句言うなよと書かれている同意書にサインをした後、試合に勝ったら誰をパートナーとするかを選んだ。

 ディックのパートナーの数、29人って……アリーナへの出場は16歳からだったよな。それで1ヶ月に一人のペースで得られる機会があって、29人のパートナーを勝ち取るには最短でも29ヶ月……ディックの年齢は俺と同じ18歳……つまりこれ、無敗ってことなんじゃ……。

 俺は頭をブンブンと振るった。
 弱気になるな、渡辺 勝麻。勝てる試合も勝てなくなる。

 パートナー選びだが、アイリスにしておこう。
 選んだ理由に深い意味はない。ただ、知り合いだからってだけだ。同じ条件でエマもいるが、アイツをパートナーにしたら、毎日口うるさく言われそうだからな。

 書類への記入が完了した次は、『透視』によって持ち物検査が行われた。

 今の俺は茶色のマントを羽織っている状態で、マントの下には今日のために用意したアイテムの数々が隠してある。もちろん、どれもアリーナの規定に準ずる物だ。

 「はい、問題はございません。会場の準備が出来ましたら、格子が開きますので、それまでお待ちください」

 『透視エックス レイ』能力者の受付嬢に言われ、俺は鉄格子の先を見据えた。
 いよいよか……。

 「すーはー」

 一度大きな深呼吸をした。
 初めて会ったミカは、笑顔が張り付いていた。とにかく、相手の機嫌を損ねないようにと、本当の自分を抑えつけていた。
 それが今じゃ、すっかりハジけるようになった。
 元気過ぎてたまに困りもするけど、楽しそうなミカの顔見てると、こっちも楽しくなってくるんだよな。

 だからこそ、この笑顔は守る。例え何があろうと、必ず守ってみせる。
 それが、親御さんから託された、ミカの主人である俺の責任だ。


 『前回の試合から会場の準備が整いました。これより、本日最後となる試合を開始します。レベル31渡辺 勝麻』

 なんだ、てっきり今回もふざけた実況があるかと思ったが違うんだな。

 前方にある鉄格子が上へと上がっていき、出口から差す光が強まる。その光に誘われるように、俺は真っ直ぐ歩き出た。

 会場へ出ると、眩い光が身を包んだ。
 眩しい。昼よりも明るいんじゃないのか、これ。
 野球場とかにあるような照明が、観客席の上から戦いの舞台をこれでもかと照らしてやがる。おかげで今が夜っていうのを忘れてしまいそうだ。
 戦場となる場所も、前よりも二回りほど大きい。俺が通っていた高校の敷地と同じぐらいの面積はある。その分観客席も遠く、人が豆粒のようだ。
 えっと、マリンたちは……あ、いたいた。
 マリンの青い髪を見つけ、皆のいる場所を把握する。ミカが手を振っていたので、俺も軽く振り返した。

 にしても、あのバカでかい門は、あれは一体何だ?

 観客席の中に、高さ10mはある鉄製の両開き扉が、アルーラ城をバックに佇んでいた。見るからに分厚く、重そうな扉だった。

 重いのは扉だけじゃないな。会場全体がどうもそんな雰囲気だ。歓声が全くしない。観客席に人がいないわけじゃなく、チラホラ人はいる。せっかくの超広大な観客席がもったいないと感じるくらいの人数しかいないが。
 ほとんどが鎧とか武器を装備してる様子からして、もしかして、ここに今いるのは騎士とか勇者連中だけなのか?


 『レベル270筆頭勇者ディック・アイゼンバーグ』

 考えている内、アナウンスが入った。

 すると、例の巨大な扉がゴゴゴと重低音を奏でながら、開いていく。

 「な!」

 ディックがいた。けど、俺が驚いたポイントはそこじゃない。
 ディックの後ろには半透明の黄色やオレンジ色で彩られた一本の道のようなものがあり、それがアルーラ城上部にあるバルコニーにまで続いていた。
 王国の代表であることを強く印象付けるような演出だった。

 鉄の扉が開き切ると、ディックは戦場へと続く階段をゆっくりと降りてくる。
 ……手に松葉杖がねぇ……もし足が治ってたんだとしたら一巻の終わりだぞ。

 静けさ故に、その一歩一歩地を踏む足音が良く聞こえた。次第に大きくなっていく足音が、指数関数的に俺の鼓動を加速させる。今更になって、やっとディックと闘うという実感が湧いてきて、額に冷や汗が滲む。

 「静かでいいだろ」

 ディックが俺から10mほど離れた地点で足を止めて言った。

 「俺は基本楽しいことはなんでもやる性質だからよ、普段は賭け目的でやってくるような客も受け入れるんだが、真剣勝負においては別だ。相手から大事にしてるもんを奪うんだ。それなりの誠意はみせなくっちゃあなぁ」

 耳のイヤリングを揺らして、ニヤリと口角を上げるディック。それで誠意を表しているつもりなのか。
 それよりもだ。アイツの格好、いつもの黒いローブじゃない。黒いダウンジャケットを着て、ジーパンを履いている。前の世界にいても違和感のないカジュアルな服装だ。

 「格好が気になってるみてぇだな。いつものダボダボなローブじゃなくて面くらったか? あれは懐にいろいろとアイテムが仕込めるから着てただけだぜ。あれが俺のファッションセンスだと思われたら困る」

 「俺と闘うのにアイテムは必要ないってわけか。そうやってずっと油断しててくれよ。勝ちやすくなるから」

 「わざわざ言われるまでもねーよ」

 コイツ、やっぱ嫌いだ。

 『それでは城門を閉じます。周辺にいる方は巻き込まれないように……! あ、あれは!』

 な、なんだ?
 淡々と語っていたアナウンスのいきなりな動揺に、俺もビビる。

 「へぇー、あのオッサンがここに顔を出すなんてな」

 ディックが巨大な扉の方に顔を向けていたので、俺もそちらを見やる。
 遠目に赤い髪で白い鎧を着た男が、ディックが通ってきた道を歩いてくるのが確認できた。
 見覚えがあるぞ……そうだ、ルーノール・カスケード! 前に一度中央区にやって来たときに見た人類最強のヤツだ!

 「俺もそうだったが、あのオッサンもお前のチート能力に興味があるみてぇだな」

 ルーノールは巨大な扉の横にある階段を上り、扉の真上にある屋上部分まで足を運んだ。屋上にはいくつか椅子が並べられており、その内の一つにルーノールが腰掛ける。

 『ルーノール様、お越しいただき恐悦至極に存じます。改めまして城門を閉じます。近くにいる方は閉まる扉に注意してください』

 再び、扉が大きな音を立てて、会場全体に振動を起こす。

 『両者共に準備はよろしいですね? それでは『物理反射バリア』と『魔法反射マジック リフレクション』を展開します』

 戦場が、半透明で黄色なドーム状の壁に覆われた。
 『物理反射』と『魔法反射』か、なるほど、確かに勇者クラスの戦いともなれば、こうでもしないと観客に被害が出そうだもんな。

 「いよいよだな。せめて10秒ぐらいは耐えてくれよ」

 「バーカ、10秒どころか、テメェを倒して終わりだ」

 『それでは、試合開始!』


 その言葉を合図に、俺とディックは同時に動き出した。
 ディックは俺に向かって地を蹴り、俺はその逆で後ろへと後退し、腰に巻かれたベルトに手を当てた。ベルトには魔法石が何十個か取り付けてあり、その中の2個からピンを引き抜く。

 とにもかくにも、これをしないと始まらない!

 飛び込んできたディックが俺を殴ろうとするが、直前で俺は加速してかわした。

 「……ふーん」

 ディックは少し感心したかのような声をもらしながら、俺への攻撃を続けた。突き突き突き、とディックは連続パンチを繰り出してきたが、それらも全てかわす。

 やっぱりだ、今のディックには動きにキレがない! 足のダメージがまだ残ってるんだ! その証拠に足技も使ってこない!

 「なーるほど『速さ支援スピード サポート』の魔法石を使ったのか。ちょこまかと動き回りやがって」

 自分の攻撃が当たらないってのに、嬉しそうに言いやがって、ムカツク奴だ。
 反撃してストレートの一発でもお見舞いしてやりたいところだが、それはできない。逆に反撃される危険もあるし、何より攻撃しても俺の攻撃力じゃディックの防御力を超えられない。
 今は避けるのに徹するんだ!

 「『魔法反射』を使ったのは俺の『透視』防止のためか。マントなんてお前に似合わないもん着てるから何かと思えば、その下に秘策があるわけだ」

 ディックの笑みが深くなる。
 ゾッとした俺は、一気に後ろへ下がった。

 「『透視』程度なら、市販されてる『魔法反射』でも対処できるだろうが、俺の魔法はそんななまっちょろくねぇぞ!」

 ディックが手のひらを広げて前へ突き出すと、ディックの前に炎の壁が現れ、それが津波となって俺に襲い掛かかってくる。

 チィッ! 炎はお呼びじゃねぇっての!

 俺はマントで自分の身を覆って、炎の波を受けた。
 身の周りを薄く包んでいた黄色の膜がバリンッと割れる音がした後、炎が俺を飲み込もうと噛み付いてくる。
 あ、熱い! 腕が……喉が焼けそうだ!
 けど、こんなもんで倒れてたまるか!

 俺はベルトにある魔法石から、またピンを抜いて『魔法反射』を発動させた。

 「『魔法反射』をまた……どうも同じ魔法石をいくつか所持してるみたいだな、めんどくせぇ。おまけに耐火マントかよ」

 炎の勢いが弱まったのを見計らい、俺は煙を吸い込まないように口を抑えつつ、ディックから距離をとるために走り出した。
 ディックはただでさえ動くのがしんどい状態だ。距離を離せば自然と――。

 「そんなに熱いのが嫌なら冷やしてやるよ!」

 魔法に頼る!

 ディックが地面に手を着いた瞬間、俺の目の前の地面から、何十本もの氷の槍が飛び出した。
 来た! それもベストな魔法が!

 俺はベルトの魔法石からピンを一つ引き抜いた後、マントから左腕を出して氷の槍を真っ向から受ける姿勢をとった。

 「――んなっ!? 盾だと!」

 ディックが俺の左腕に装備された鉄製の丸い盾に驚く。
 ああ、驚いとけ、これが秘策の着火材だからよ!

 無数の氷の槍が、俺を守護する『魔法反射』をあっという間に貫通し、そのまま盾も貫く勢いで迫るが、そうはならなかった。何故なら、この盾の表側には大量の空の魔法石が接着してあるからだ。
 空の魔法石は、接触しかけた氷の槍を次々に元の魔力へと分解し、石の内部へと吸収していく。

 「痛っ!」

 当然、魔法石で吸収できない範囲は氷の槍がすり抜けて肩や足に突き刺さる。皮膚表面を撫でる冷たい感触と肉の燃え上がるような熱さがないまぜになって、冷たいのか熱いのか、どっちつかずな感覚が体のあちこちで発生する。

 クソッ! 『防御支援ディフェンス サポート』で防御力を上げてもメチャクチャ痛てぇ! けど、覚悟の上でなら耐えられない痛みじゃねぇぞ!

 「いくぜディック!」

 盾に付けられた空の魔法石は、十分に『氷魔法』で満たされた。
 ここからだディック。ここから、俺の攻撃が始まる!
 俺はベルトに備えられた魔法石からまたピンを抜いた。それは『瞬間移動テレポート』が込められた魔法石で、俺はディックの前へ一瞬で移動した。

 「――ッ!」

 目を見開くディックの前で、俺は右手で左腕から盾を引き抜き、ディックにぶつけるようにして投げた。同時に、盾に付けられた全ての魔法石からピンが抜けた。
 盾の魔法石のピンの一つ一つにはワイヤーが結ばれており、それは俺の左手の指に続いていたのだ。

 「自慢の魔法。自分でくらえ」

 俺は『氷魔法アイス マジック』の魔法石にどんな形で氷を展開するかを念じた後、すぐさま巻き込まれないよう『瞬間移動』の魔法石でディックから離れた。

 直後、ディックを中心に氷の花が開花する。ディックは胸から下が、完全に氷の中に埋まり身動き一つできない状態となった。
 『氷耐性アイス レジスタント』の能力でダメージは無いだろう。でも、動きを固定するだけなら、そんなの関係ないよなぁ!

 「ははっ! 面白えこと考えたじゃねぇか!」

 ディックの野郎、まだ楽しんでやがるな。大方、何をしようが自分にダメージは加えられないとか思ってるんだろう。今の内にせいぜい余裕ぶってろ。

 今度は、『暗黒ダークネス』の魔法石だ。その能力が起動すると、戦場全体が真っ暗闇に覆われた。俺からディックが見えないどころか、自分の手足の位置すら視認できないほどの闇だ。

 「暗闇に紛れて俺を襲う算段か? 残念だったな、俺には『暗視ナイト ビジョン』のチート能力がある。闇の中でもオメーの動きは筒抜けだ」

 ああ、オルガから聞いてる。そうやってテメェが『暗視』を発動させるのを待ってたんだ。
 メシュの能力が込められた魔法石を使った。
 暗闇が一瞬にして『閃光フラッシュ』の輝きに塗り替えられ、戦場に太陽並みの輝きが点った。

 「ぐっ! ああぁ!!!」

 堪らずディックが両手で目を覆った。

 『暗視』は目に届く光に対して感度を上げる能力。それは手元すら見えない暗闇の中でさえも遠くの様子がわかるほど。言い換えれば、どんな小さな光も拾い上げるってことだ。そいつが、これだけの明るさを受けたら、そりゃあ、目の中で光が暴れまわってるみてぇになるだろうよ。

 ディックの身動きを氷で封じ、光によって目も閉じさせた今、次の攻撃は確実に当たる状態となった。
 残すは、最後の仕上げだ。

 懐から、紐とハンカチで作成した簡単な投石器を取り出し、それに『道具収納アイテムボックス』が込められた魔法石をあてがう。
 狙うは、ディックの遥か上だ。
 俺は魔法石からピンを引き抜くと、直ちに投石器を使って魔法石をディックの頭上へと発射した。

 上がれ! できるだけ上へ! 確実にアイツを仕留めるために!
 魔法石はぐんぐん上昇していき、高さ40mの付近まで飛んでディックの真上に到達した。そこで俺はアイテムの取り出しを念じた。

 魔法石から放出された紫色の光が一点に集中し、それが穴となる。
 穴からするっと一枚の黒い板が出てきて、そのまま重力加速度に従ってディックに向かって落ちていく。
 およそ縦12cm、横4cmの白い板。おそらく、この場にいるほとんどが見慣れない物体。だけど、俺はそれをこの世界に来る前から良く知っていた。

 「ディック、お前をフレンドリストから削除させてもらう。物理的にな」

 スマートフォンが、ディックの頭部に当たった次の瞬間、ディックを拘束していた氷ごと地面が爆発するように弾け、氷や土が周りに飛散した。

 「どうだ? 流石に効いただろ?」

 レイヤの『万有重力ユニバーサル グラビテーション』で限界まで重量を増やしたスマートフォンだ。『万有重力』は対象となる物が小さければ小さいほど重量の増減を操れる能力、ちょうど用済みなスマホがあったから有効利用させてもらった。

 「ぶち当てたスマホの重量は300トン。ジャンボジェット機が頭上に墜落したようなもんだ」

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