67 / 87
誰かを好きになる
しおりを挟む
宿に到着したのは、日が傾きはじめた頃だった。
バスを降りると、ひんやりとした山の空気が肌を撫でる。街中とは違う静けさと自然の匂いに、どこか非日常を感じた。
「わぁ……すごい、大きな旅館……!」
佐々木さんが、木造の立派な旅館の外観を見上げて感嘆の声を上げる。
「部屋割り、今から発表すんぞー!」
沢田先生の声に、生徒たちはざわつきながら玄関前に集まる。
男子は四人一部屋、女子も同様に振り分けられる。
「男子四号室、春樹・河合・高山・裕貴!」
「よっしゃ! 裕貴と同室ー!」
春樹が喜び勇んでハイタッチを求めてくる。俺は苦笑しながら手を合わせた。
女子たちもそれぞれ部屋が決まり、佐々木さんと神木さんはどうやら同室のようだった。
部屋へ向かう廊下で、神木さんがチラリとこちらを振り返り、にやりと笑ってみせる。
「修学旅行ってさ、なにが起こるか分かんないよね?」
「……まさか何か企んでる?」
「さあ、どうだろうね」
その意味深なやり取りに、佐々木さんは少し困ったように笑いながら俺たちを見ていた。
※
部屋に荷物を置いた後、俺たちはすぐに館内を見て回り、夕食まで自由時間となった。
大浴場ののれんをくぐり、風呂からあがると、外はぽつぽつと雨が降り出していた。
空はもう薄暗く、旅館の中庭にかかる石灯籠の明かりがぼんやりと濡れて光っている。
「なあ裕貴、ちょっと散歩行こうぜ。風、気持ちいいし」
春樹が俺を誘うが、そこへ現れたのは――
「裕貴くん、少しだけ、付き合ってくれる?」
浴衣に着替えた佐々木さんだった。淡い色の浴衣に、髪は緩く結ばれていて……その姿は、正直、見惚れてしまうほどだった。
「え、ああ……うん」
春樹は一瞬驚いたような顔をしたが、すぐに笑って「おー、邪魔しねーようにしてやるよ」と言い残して立ち去っていく。
※
宿の縁側を抜け、濡れた石畳の道を、佐々木さんと二人で歩く。
雨はすっかり本降りになっていたが、旅館から貸してもらった和傘が、俺たちを小さな世界に閉じ込めていた。
狭い傘の下、肩と肩が少し触れる。浴衣の袖が風に揺れて、佐々木さんの横顔にかかる髪がふわりと踊る。
「……ねぇ、こうして歩いてると、ちょっとだけ夢の中みたいだね」
「うん、確かに……日常から離れてる感じがする」
「……私、こういうの初めてだから。誰かとこうして、傘をさして、浴衣着て、静かな夜を歩くなんて」
そう言って微笑んだ彼女の声が、雨の音の中でやけに近く響いた。
俺の心臓が、少しずつ速くなる。
「……裕貴くん」
「うん?」
「もしも、またこういう時間があったら……また、私と歩いてくれる?」
振り返った彼女の瞳に、灯籠の光が映っていた。
この瞬間、俺は何も言えず、ただ小さく頷いた。
すると彼女は、ふっと安堵したように笑って、また前を向いて歩き出した。
雨はまだ、やさしく降り続けていた。
その音が、俺たちの沈黙を包んでくれるようで、少しだけ嬉しかった。
――修学旅行の夜が、静かに更けていく。
それぞれの胸に、小さな恋の予感を残したまま。
※
旅館に戻ったのは、それからしばらくしてからだった。
浴衣の裾を気にしながら玄関をくぐると、ロビーの奥で何人かの男子が集まってトランプをしていた。その中に春樹の姿もあったが、俺と佐々木さんが並んで戻ってくるのを見ると、彼は一瞬だけ目を細め、そして何事もなかったように笑って手を振ってきた。
「おかえり~。……仲良くしてんな?」
「べ、別にただの散歩だよ」
「ふーん? そういう“ただ”なら何回でもすればいいと思うけどな~?」
茶化すような声に、佐々木さんが小さく笑う。俺は軽くため息をついて、旅館の階段を登った。
※
男子部屋に戻ると、春樹がすぐあとから入ってきた。
「なあ、裕貴。さっきの、なんか……すげぇ雰囲気だったな」
「雰囲気?」
「佐々木さん、めっちゃ嬉しそうだった。てか、なんかああいうの見てると、俺ちょっと……」
言葉を濁しながら、春樹は自分の布団にドサッと倒れ込む。
「……なんかさ、最近わかってきた気がするんだよな」
「何が?」
「佐々木さんの魅力っていうか、あの優しさとか、芯の強さってさ……ちょっとズルいよな」
春樹の顔は冗談っぽく笑っていたけれど、どこか本気のようにも見えた。
「……好きになりそうって思ったことあるよ」
その一言に、俺は胸の奥がぎゅっとなる。
「でも、もう遅いって分かってるけどな」
ぽつりと、そんな言葉を落とした春樹は、それ以上何も言わず、布団をかぶってしまった。
俺はその背中を見つめたまま、何も言えずにいた。
※
その夜、旅館の天井を見上げながら、俺は眠れない時間を過ごしていた。
佐々木さんとの傘の帰り道、そして春樹の告白にも似た独白。
誰かを好きになるって、こんなにも誰かを傷つけてしまうものなのか。
想いの交差点で、誰かが前に進めば、誰かが取り残される――
そう思うと、胸が痛かった。
(……それでも、俺はもう、答えを出してる)
心の中で、そっとそう呟いた。
この修学旅行が終わったとき、自分の想いに、きっとひとつの形を与えよう――そう強く決意しながら、俺はようやく、目を閉じた。
バスを降りると、ひんやりとした山の空気が肌を撫でる。街中とは違う静けさと自然の匂いに、どこか非日常を感じた。
「わぁ……すごい、大きな旅館……!」
佐々木さんが、木造の立派な旅館の外観を見上げて感嘆の声を上げる。
「部屋割り、今から発表すんぞー!」
沢田先生の声に、生徒たちはざわつきながら玄関前に集まる。
男子は四人一部屋、女子も同様に振り分けられる。
「男子四号室、春樹・河合・高山・裕貴!」
「よっしゃ! 裕貴と同室ー!」
春樹が喜び勇んでハイタッチを求めてくる。俺は苦笑しながら手を合わせた。
女子たちもそれぞれ部屋が決まり、佐々木さんと神木さんはどうやら同室のようだった。
部屋へ向かう廊下で、神木さんがチラリとこちらを振り返り、にやりと笑ってみせる。
「修学旅行ってさ、なにが起こるか分かんないよね?」
「……まさか何か企んでる?」
「さあ、どうだろうね」
その意味深なやり取りに、佐々木さんは少し困ったように笑いながら俺たちを見ていた。
※
部屋に荷物を置いた後、俺たちはすぐに館内を見て回り、夕食まで自由時間となった。
大浴場ののれんをくぐり、風呂からあがると、外はぽつぽつと雨が降り出していた。
空はもう薄暗く、旅館の中庭にかかる石灯籠の明かりがぼんやりと濡れて光っている。
「なあ裕貴、ちょっと散歩行こうぜ。風、気持ちいいし」
春樹が俺を誘うが、そこへ現れたのは――
「裕貴くん、少しだけ、付き合ってくれる?」
浴衣に着替えた佐々木さんだった。淡い色の浴衣に、髪は緩く結ばれていて……その姿は、正直、見惚れてしまうほどだった。
「え、ああ……うん」
春樹は一瞬驚いたような顔をしたが、すぐに笑って「おー、邪魔しねーようにしてやるよ」と言い残して立ち去っていく。
※
宿の縁側を抜け、濡れた石畳の道を、佐々木さんと二人で歩く。
雨はすっかり本降りになっていたが、旅館から貸してもらった和傘が、俺たちを小さな世界に閉じ込めていた。
狭い傘の下、肩と肩が少し触れる。浴衣の袖が風に揺れて、佐々木さんの横顔にかかる髪がふわりと踊る。
「……ねぇ、こうして歩いてると、ちょっとだけ夢の中みたいだね」
「うん、確かに……日常から離れてる感じがする」
「……私、こういうの初めてだから。誰かとこうして、傘をさして、浴衣着て、静かな夜を歩くなんて」
そう言って微笑んだ彼女の声が、雨の音の中でやけに近く響いた。
俺の心臓が、少しずつ速くなる。
「……裕貴くん」
「うん?」
「もしも、またこういう時間があったら……また、私と歩いてくれる?」
振り返った彼女の瞳に、灯籠の光が映っていた。
この瞬間、俺は何も言えず、ただ小さく頷いた。
すると彼女は、ふっと安堵したように笑って、また前を向いて歩き出した。
雨はまだ、やさしく降り続けていた。
その音が、俺たちの沈黙を包んでくれるようで、少しだけ嬉しかった。
――修学旅行の夜が、静かに更けていく。
それぞれの胸に、小さな恋の予感を残したまま。
※
旅館に戻ったのは、それからしばらくしてからだった。
浴衣の裾を気にしながら玄関をくぐると、ロビーの奥で何人かの男子が集まってトランプをしていた。その中に春樹の姿もあったが、俺と佐々木さんが並んで戻ってくるのを見ると、彼は一瞬だけ目を細め、そして何事もなかったように笑って手を振ってきた。
「おかえり~。……仲良くしてんな?」
「べ、別にただの散歩だよ」
「ふーん? そういう“ただ”なら何回でもすればいいと思うけどな~?」
茶化すような声に、佐々木さんが小さく笑う。俺は軽くため息をついて、旅館の階段を登った。
※
男子部屋に戻ると、春樹がすぐあとから入ってきた。
「なあ、裕貴。さっきの、なんか……すげぇ雰囲気だったな」
「雰囲気?」
「佐々木さん、めっちゃ嬉しそうだった。てか、なんかああいうの見てると、俺ちょっと……」
言葉を濁しながら、春樹は自分の布団にドサッと倒れ込む。
「……なんかさ、最近わかってきた気がするんだよな」
「何が?」
「佐々木さんの魅力っていうか、あの優しさとか、芯の強さってさ……ちょっとズルいよな」
春樹の顔は冗談っぽく笑っていたけれど、どこか本気のようにも見えた。
「……好きになりそうって思ったことあるよ」
その一言に、俺は胸の奥がぎゅっとなる。
「でも、もう遅いって分かってるけどな」
ぽつりと、そんな言葉を落とした春樹は、それ以上何も言わず、布団をかぶってしまった。
俺はその背中を見つめたまま、何も言えずにいた。
※
その夜、旅館の天井を見上げながら、俺は眠れない時間を過ごしていた。
佐々木さんとの傘の帰り道、そして春樹の告白にも似た独白。
誰かを好きになるって、こんなにも誰かを傷つけてしまうものなのか。
想いの交差点で、誰かが前に進めば、誰かが取り残される――
そう思うと、胸が痛かった。
(……それでも、俺はもう、答えを出してる)
心の中で、そっとそう呟いた。
この修学旅行が終わったとき、自分の想いに、きっとひとつの形を与えよう――そう強く決意しながら、俺はようやく、目を閉じた。
12
あなたにおすすめの小説
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
学校一の美人から恋人にならないと迷惑系Vtuberになると脅された。俺を切り捨てた幼馴染を確実に見返せるけど……迷惑系Vtuberて何それ?
宇多田真紀
青春
学校一の美人、姫川菜乃。
栗色でゆるふわな髪に整った目鼻立ち、声質は少し強いのに優し気な雰囲気の女子だ。
その彼女に脅された。
「恋人にならないと、迷惑系Vtuberになるわよ?」
今日は、大好きな幼馴染みから彼氏ができたと知らされて、心底落ち込んでいた。
でもこれで、確実に幼馴染みを見返すことができる!
しかしだ。迷惑系Vtuberってなんだ??
訳が分からない……。それ、俺困るの?
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
バイト先の先輩ギャルが実はクラスメイトで、しかも推しが一緒だった件
沢田美
恋愛
「きょ、今日からお世話になります。有馬蓮です……!」
高校二年の有馬蓮は、人生初のアルバイトで緊張しっぱなし。
そんな彼の前に現れたのは、銀髪ピアスのギャル系先輩――白瀬紗良だった。
見た目は派手だけど、話してみるとアニメもゲームも好きな“同類”。
意外な共通点から意気投合する二人。
だけどその日の帰り際、店長から知らされたのは――
> 「白瀬さん、今日で最後のシフトなんだよね」
一期一会の出会い。もう会えないと思っていた。
……翌日、学校で再会するまでは。
実は同じクラスの“白瀬さん”だった――!?
オタクな少年とギャルな少女の、距離ゼロから始まる青春ラブコメ。
【完結】イケメンが邪魔して本命に告白できません
竹柏凪紗
青春
高校の入学式、芸能コースに通うアイドルでイケメンの如月風磨が普通科で目立たない最上碧衣の教室にやってきた。女子たちがキャーキャー騒ぐなか、風磨は碧衣の肩を抱き寄せ「お前、今日から俺の女な」と宣言する。その真意とウソつきたちによって複雑になっていく2人の結末とは──
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる