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第22話 2人の転機②
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(別の日)
黒江先輩のお兄さんに カットしてもらって、リアルなアイドルっぽくなった アイツ自身には 変化無しだけど
周りが早速反応し始めたのが SNSをしてない俺にも分かる程だった。
大学内は生徒以外でも立ち入り自由だから、明らかにアイツ目当ての人間が入って来てる。
これは俺だけが そう思うんじゃなくて、全員…アイツ以外の全員が思っていた。
校内をキョロキョロしているのは部外者の証拠だし、アイドル好きそうな年齢層が多い。
アイツはカットしてから 黒江兄弟のSNSに写真が出て、その後 黒江先輩と青山付近を散策し、明治神宮に参拝し、渋谷で黒江先輩が食事を奢ってくれたそうで、一体どれだけの人間の目に触れただろうか。
身長が ほぼ同じの小柄なアイドル顔の2人が 一緒に楽しそうに歩いていたら、クロエのファンだけじゃ無くても チェックするだろうし。
その結果が今のコレだろう。昼のカフェテリアが 見たこと無い人間達で溢れかえっている。
もちろん、うちの大学はインフルエンサー多いから 普段から外部の人間は多かったけど。
数日でコレか…。
アイツは髪のセットとか苦手だから、毎日 黒江先輩がセットしてあげて 世話を焼いてる。
「お兄ちゃんに 朝日くんのセットの仕方聞いてきたよ~」と言ってるけど…それをSNSにあげてるか どうかは知らないが
少なくとも、ここで見てる人間達は この光景を見て 自分のSNSで流すのは自由だからな。
ネズミ講とは言わないけど、ネズミ算的な…。上手にやるな…。
周囲の人間の声を聞くと、クロエとアイツのセット売り、双子…さくらんぼ的な感じが可愛いから見たい派、つまり アイツはクロエのオマケ扱いの連中と アイツ目当ての連中がいるのが分かる。
その連中の話が聞こえて来るけど、分かる。単純に容姿だけで言えば アイツの方が上だし 個性があって記憶に残る。
クロエ先輩は男女どちらのメイクもするし、メイクで垢抜ける方法的なのもしてるらしいから、中性的で個性の無い顔立ちのイケメンが 自身にとってはピッタリなんだろうけど。
アイツは 単品でいける事も証明された。
まだ、自分でSNSもしてないのに。
今から動画撮るチャーリー達は美味しいだろうな。
連れの宮崎と長崎は アイツが垢抜けて成長するのを見てるのが楽しい感じかもしれないし、有名なアイツの知り合いって優越感あるかもしれないし、そこは分からねぇけど。アイツの仲良しグループのメンバーも。
ただ、アイツの側に居て 意図せず自分が誰かのSNSに姿が写ってたら?許可せず他人のSNSで拡散されてたら?否定的なコメントが付いてたら?
そん時は どう思うかな…?
俺はもう懲り懲りだから、絶対に近づかない。
お前ら気をつけろよ…?と心の中で言うのみ…
「先パ~イッ!いたいたぁ~っ♫」
…おおおおおォーーーーいぃィっつ!!
おまえぇェエえっつ!!つか、どこから声がっつ……⁈⁈ぐっ……⁈
ドンッという衝撃が… 右斜め後ろから突進して来たアイツが飛びついて来て全身に伝わるし
俺がアイツに気付くより早く…アイツの足の方が速かった…おい…コラ…俺のモノローグやら何やらをぶち壊しに…とかは目を瞑…れ無いけど
お前目当ての部外者に見られたらッ!どうしてくれんだよっ!!
そしてっ 本屋のバイトしてて ある程度鍛えてて体幹あるし、ガタイもあるから、お前が飛びついても 大事になって無ぇけどなァ……!!
止めろやッ!せめて 正面から来て 目視で確認させ…いや、早く声かけて離れさせるのが第一!!
「ちょっ…離…」
「先パイッ!決まりましたっ!!」
「えっ?何が?」
アイツはニカッと笑って、右斜め後ろからじゃ 顔を見て話し難いと思ったんだろう、そのまま くっついてスライドして正面まで来た。
お前…子供でもセミでもねぇんだから…
身長差があるから、アイツは俺を見上げる形になるわけで、必然的に上目遣いになるわけだが
この顔見たらセミじゃなくて 子猿かコアラかな…じゃなくて 離れさせねぇとっ…!
「本ですよっ!先パイの本屋で注文してもらうやつ!」
「え…」
「え?覚えてないんですか~っ⁈」
「あ…いや、…本読んでたの?」
「ん?だって 図書館まで教えてくれたのに、そりゃ行きますよ。ずっと知りたかったんやけん」
「あ…そう…」
「え~なんで?」
「いや、漫画読むのが楽しいって言ってたから…」
「あ~ めちゃくちゃ面白くて 最高やけど、子供の頃から知りたかったのが 先~!」
もう、活字の世界には、紙の本には戻って来ないと思ってたのに…
まぁ、でも「ケツの穴の小さい男じゃない」って言ってたし、義理人情に厚いからなコイツ…
「先パ~イ?」
「あ、ああ…そっか…それで?分かったの?知りたかった事は」
「うんっ!!先パイの教えてくれたの 全部見たっ!!ありがと~ございました~っ!!へへっ 図書館の人が 先パイみたいに、気になる本の見つけ方 教えてくれた~!」
「ふふ…そっか、良かったな?」
「うん!で、欲しい本決めましたっ!コレですっ!」
そう言って アイツはスマホの画面を見せた。何冊かあるな…
「本当に うちで注文していいの?」
「もちろんっす!お願いしますっ!」
「じゃ、御注文ありがとうございます。覚えられないから、ちょっと 画面撮らせて?」
「えっ…」
「え?ダメ?」
「いや…っ全然!」
「?じゃあ、ちょっと撮るから」
「はい……」
「?」
俺はスマホで 画面を撮ろうと思ったけど、アイツがくっついたままだったのに気がついた…。
何で忘れるかな⁈俺ッ!アホか!さっきこそ モノローグで関わらないって言ってただろ⁉︎
あんまりにも、アイツが くっついてるのが 珍しく無くなってるから…!!
「ちょっと…」と、やんわり言って アイツを離し、画面を撮って アイツにスマホを返したが…何だ?珍しく何か…言いたげな?
「どした?」
「あ~…えっとぉ…本は いつ届くかなぁ~って」
「あー、在庫があればなぁ、出版社とかもバラバラだし 全部一緒の日じゃないかもな」
「それって…夏休み入ります?」
「あー、今からなら…入るかも」
そう言うと、アイツはパッと表情を輝かせて 急にニコニコだ。
さっきの微妙な表情どうした?ホント 子供みたいだな。
「じゃあ、先パイの本屋に行きますっ!」
「え?ああ、そうだな夏休みだし…」
「うんうん!やったぁ~っ!めっちゃ行きたかったんです~!先パイの本屋~っ!」
「…あ…そうなの?」
だから あの反応か…。ホント子供みたい…と思っていたら、近くから いつものメンバーの声が聞こえて来た。
「あはははっ!ナオくん~良かったね~♡」
「てか、足速すぎ~!」
「嵯峨先輩に聞けた~?」
「うん!本屋行って良いって~!」
「はははっ 良かったね~♡」
…こいつら…部外者もいるんだから!
いつものBL展開止めろ!!
「あー、本屋だから 誰が来てもいい場所だから?じゃ、届いたら 長崎か宮崎からメッセージ送ってもらうから。じゃあね」
「は~い…」
そう言って 足早に立ち去ろうとすると、その場に居た宮崎、長崎以外の奴がアイツに「えっ?失敗っ?」と聞いている。
宮崎と長崎は「ははは、だから言っただろ~?」と言い、何かと思ったら、アイツは 俺と連絡先を交換したかったようだ。
…だから あの反応か…。
いやいや、どう切り抜ける⁈ここでアイツを断るのは……⁈
と思っていたが、周りの連中は この状況を楽しんでいる様で「また頑張ろうね~?ナオくん?♡」だ。
全く、人の気も知らないで…っ!!
お前も素直に「うん!」とか言ってんなよ!遊ばれてんだよ!あ~っもう!イライラする!!
取り乱すわけにはいかない。部外者含め皆が見てる!
俺はスーッとフェイドアウトし、離れた…と思ったら、アイツ一人で 追いかけて来た⁈
本日二度目の衝撃に備えようとしたら、2回目は飛びついて来ないようだ。
よかった…じゃねぇけど…。
「先パイ!」
「んっ?」
「あの、ここだけの話っすけど!」
「え?何…っ?」
アイツは 如何にも「秘密です!」という風に、内緒話をする時の定番の 口元に手を当てる仕草をしつつ
顔は「スクープ!特ダネ!」みたいな表情になってる。何かと思えば
「あのですね、実はあの最初の時に先パイに言いたかったんですけど、皆がいるから言えんくて…でも、本の中に知りたかった情報がバッチリ入ってて!もう、先パイにそれも お礼言いたかったし情報も言いたかったんですよ!マジでドンピシャの話が入っとったから!」
「あ、そうなの?それは良かったな…」
アイツは悪戯っ子の様な表情で「ひひひっ♪」と笑い、俺にコソッと耳打ちして
「じーちゃん達が 言ってたんすけど、南米と中東に美人が多いのは 本当でした♫」
「……へっ?」
「だって 島の皆が ずっと言うんやもん!気になるやんっ?へへへっ」
そう言って、今度は口をツンと尖らせて茶目っ気 たっぷりの表情になった。
「…ははっ それ言いたかったの?」
「うん!スッキリした~!」
「ははっ…」
本当に…っ、コイツって読めない!
それに、南米と中東か…女の顔の好みも合いそうな気がするし…何なの?あの珍獣…!!
黒江先輩のお兄さんに カットしてもらって、リアルなアイドルっぽくなった アイツ自身には 変化無しだけど
周りが早速反応し始めたのが SNSをしてない俺にも分かる程だった。
大学内は生徒以外でも立ち入り自由だから、明らかにアイツ目当ての人間が入って来てる。
これは俺だけが そう思うんじゃなくて、全員…アイツ以外の全員が思っていた。
校内をキョロキョロしているのは部外者の証拠だし、アイドル好きそうな年齢層が多い。
アイツはカットしてから 黒江兄弟のSNSに写真が出て、その後 黒江先輩と青山付近を散策し、明治神宮に参拝し、渋谷で黒江先輩が食事を奢ってくれたそうで、一体どれだけの人間の目に触れただろうか。
身長が ほぼ同じの小柄なアイドル顔の2人が 一緒に楽しそうに歩いていたら、クロエのファンだけじゃ無くても チェックするだろうし。
その結果が今のコレだろう。昼のカフェテリアが 見たこと無い人間達で溢れかえっている。
もちろん、うちの大学はインフルエンサー多いから 普段から外部の人間は多かったけど。
数日でコレか…。
アイツは髪のセットとか苦手だから、毎日 黒江先輩がセットしてあげて 世話を焼いてる。
「お兄ちゃんに 朝日くんのセットの仕方聞いてきたよ~」と言ってるけど…それをSNSにあげてるか どうかは知らないが
少なくとも、ここで見てる人間達は この光景を見て 自分のSNSで流すのは自由だからな。
ネズミ講とは言わないけど、ネズミ算的な…。上手にやるな…。
周囲の人間の声を聞くと、クロエとアイツのセット売り、双子…さくらんぼ的な感じが可愛いから見たい派、つまり アイツはクロエのオマケ扱いの連中と アイツ目当ての連中がいるのが分かる。
その連中の話が聞こえて来るけど、分かる。単純に容姿だけで言えば アイツの方が上だし 個性があって記憶に残る。
クロエ先輩は男女どちらのメイクもするし、メイクで垢抜ける方法的なのもしてるらしいから、中性的で個性の無い顔立ちのイケメンが 自身にとってはピッタリなんだろうけど。
アイツは 単品でいける事も証明された。
まだ、自分でSNSもしてないのに。
今から動画撮るチャーリー達は美味しいだろうな。
連れの宮崎と長崎は アイツが垢抜けて成長するのを見てるのが楽しい感じかもしれないし、有名なアイツの知り合いって優越感あるかもしれないし、そこは分からねぇけど。アイツの仲良しグループのメンバーも。
ただ、アイツの側に居て 意図せず自分が誰かのSNSに姿が写ってたら?許可せず他人のSNSで拡散されてたら?否定的なコメントが付いてたら?
そん時は どう思うかな…?
俺はもう懲り懲りだから、絶対に近づかない。
お前ら気をつけろよ…?と心の中で言うのみ…
「先パ~イッ!いたいたぁ~っ♫」
…おおおおおォーーーーいぃィっつ!!
おまえぇェエえっつ!!つか、どこから声がっつ……⁈⁈ぐっ……⁈
ドンッという衝撃が… 右斜め後ろから突進して来たアイツが飛びついて来て全身に伝わるし
俺がアイツに気付くより早く…アイツの足の方が速かった…おい…コラ…俺のモノローグやら何やらをぶち壊しに…とかは目を瞑…れ無いけど
お前目当ての部外者に見られたらッ!どうしてくれんだよっ!!
そしてっ 本屋のバイトしてて ある程度鍛えてて体幹あるし、ガタイもあるから、お前が飛びついても 大事になって無ぇけどなァ……!!
止めろやッ!せめて 正面から来て 目視で確認させ…いや、早く声かけて離れさせるのが第一!!
「ちょっ…離…」
「先パイッ!決まりましたっ!!」
「えっ?何が?」
アイツはニカッと笑って、右斜め後ろからじゃ 顔を見て話し難いと思ったんだろう、そのまま くっついてスライドして正面まで来た。
お前…子供でもセミでもねぇんだから…
身長差があるから、アイツは俺を見上げる形になるわけで、必然的に上目遣いになるわけだが
この顔見たらセミじゃなくて 子猿かコアラかな…じゃなくて 離れさせねぇとっ…!
「本ですよっ!先パイの本屋で注文してもらうやつ!」
「え…」
「え?覚えてないんですか~っ⁈」
「あ…いや、…本読んでたの?」
「ん?だって 図書館まで教えてくれたのに、そりゃ行きますよ。ずっと知りたかったんやけん」
「あ…そう…」
「え~なんで?」
「いや、漫画読むのが楽しいって言ってたから…」
「あ~ めちゃくちゃ面白くて 最高やけど、子供の頃から知りたかったのが 先~!」
もう、活字の世界には、紙の本には戻って来ないと思ってたのに…
まぁ、でも「ケツの穴の小さい男じゃない」って言ってたし、義理人情に厚いからなコイツ…
「先パ~イ?」
「あ、ああ…そっか…それで?分かったの?知りたかった事は」
「うんっ!!先パイの教えてくれたの 全部見たっ!!ありがと~ございました~っ!!へへっ 図書館の人が 先パイみたいに、気になる本の見つけ方 教えてくれた~!」
「ふふ…そっか、良かったな?」
「うん!で、欲しい本決めましたっ!コレですっ!」
そう言って アイツはスマホの画面を見せた。何冊かあるな…
「本当に うちで注文していいの?」
「もちろんっす!お願いしますっ!」
「じゃ、御注文ありがとうございます。覚えられないから、ちょっと 画面撮らせて?」
「えっ…」
「え?ダメ?」
「いや…っ全然!」
「?じゃあ、ちょっと撮るから」
「はい……」
「?」
俺はスマホで 画面を撮ろうと思ったけど、アイツがくっついたままだったのに気がついた…。
何で忘れるかな⁈俺ッ!アホか!さっきこそ モノローグで関わらないって言ってただろ⁉︎
あんまりにも、アイツが くっついてるのが 珍しく無くなってるから…!!
「ちょっと…」と、やんわり言って アイツを離し、画面を撮って アイツにスマホを返したが…何だ?珍しく何か…言いたげな?
「どした?」
「あ~…えっとぉ…本は いつ届くかなぁ~って」
「あー、在庫があればなぁ、出版社とかもバラバラだし 全部一緒の日じゃないかもな」
「それって…夏休み入ります?」
「あー、今からなら…入るかも」
そう言うと、アイツはパッと表情を輝かせて 急にニコニコだ。
さっきの微妙な表情どうした?ホント 子供みたいだな。
「じゃあ、先パイの本屋に行きますっ!」
「え?ああ、そうだな夏休みだし…」
「うんうん!やったぁ~っ!めっちゃ行きたかったんです~!先パイの本屋~っ!」
「…あ…そうなの?」
だから あの反応か…。ホント子供みたい…と思っていたら、近くから いつものメンバーの声が聞こえて来た。
「あはははっ!ナオくん~良かったね~♡」
「てか、足速すぎ~!」
「嵯峨先輩に聞けた~?」
「うん!本屋行って良いって~!」
「はははっ 良かったね~♡」
…こいつら…部外者もいるんだから!
いつものBL展開止めろ!!
「あー、本屋だから 誰が来てもいい場所だから?じゃ、届いたら 長崎か宮崎からメッセージ送ってもらうから。じゃあね」
「は~い…」
そう言って 足早に立ち去ろうとすると、その場に居た宮崎、長崎以外の奴がアイツに「えっ?失敗っ?」と聞いている。
宮崎と長崎は「ははは、だから言っただろ~?」と言い、何かと思ったら、アイツは 俺と連絡先を交換したかったようだ。
…だから あの反応か…。
いやいや、どう切り抜ける⁈ここでアイツを断るのは……⁈
と思っていたが、周りの連中は この状況を楽しんでいる様で「また頑張ろうね~?ナオくん?♡」だ。
全く、人の気も知らないで…っ!!
お前も素直に「うん!」とか言ってんなよ!遊ばれてんだよ!あ~っもう!イライラする!!
取り乱すわけにはいかない。部外者含め皆が見てる!
俺はスーッとフェイドアウトし、離れた…と思ったら、アイツ一人で 追いかけて来た⁈
本日二度目の衝撃に備えようとしたら、2回目は飛びついて来ないようだ。
よかった…じゃねぇけど…。
「先パイ!」
「んっ?」
「あの、ここだけの話っすけど!」
「え?何…っ?」
アイツは 如何にも「秘密です!」という風に、内緒話をする時の定番の 口元に手を当てる仕草をしつつ
顔は「スクープ!特ダネ!」みたいな表情になってる。何かと思えば
「あのですね、実はあの最初の時に先パイに言いたかったんですけど、皆がいるから言えんくて…でも、本の中に知りたかった情報がバッチリ入ってて!もう、先パイにそれも お礼言いたかったし情報も言いたかったんですよ!マジでドンピシャの話が入っとったから!」
「あ、そうなの?それは良かったな…」
アイツは悪戯っ子の様な表情で「ひひひっ♪」と笑い、俺にコソッと耳打ちして
「じーちゃん達が 言ってたんすけど、南米と中東に美人が多いのは 本当でした♫」
「……へっ?」
「だって 島の皆が ずっと言うんやもん!気になるやんっ?へへへっ」
そう言って、今度は口をツンと尖らせて茶目っ気 たっぷりの表情になった。
「…ははっ それ言いたかったの?」
「うん!スッキリした~!」
「ははっ…」
本当に…っ、コイツって読めない!
それに、南米と中東か…女の顔の好みも合いそうな気がするし…何なの?あの珍獣…!!
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