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第26話 2人の夏休み③
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海水浴場は平日だったが、学生達を中心に 小さい子連れのファミリーやママ友グループ、ペット連れ等で芋洗い状態だったらしい。
ニュースで見た事あるアレか…。海水浴とか行った事ないけど ニュースの映像を思い出しただけで ウンザリしたが、どうやらアイツもウンザリだった様だ。
表面上は いつも通りの元気いっぱいで振る舞っていた様だけど。
ま、日本人だからな。あからさまに態度には出さないだろ、いくらアイツでも。
しかし、連れ2人をはじめ、いつものアイツを知ってるメンバーには分かるというか、感じ取れるものがあったそうだ。
BBQとか出来る海水浴場で 実際に現地に到着するまでは アイツは もの凄く楽しみにしていて、電車の中ではルンルンだったそうだ。
それに、あの有名なバンドの聖地というか曲の舞台になってる場所!と鼻歌混じりだったらしい。
しかし、実際到着してから 明らかにテンションダウンしてるっぽく見えたそうだ。
戸田君とチャーリーが中心になってBBQの準備をし、2人とも さすがの手慣れた感じで
元サッカー部だからか 大勢をまとめて指示したり、練習試合とかの PTAの炊き出しのように 実に見事にBBQ奉行…とでも言うのかをしてくれたお蔭で グダグダにもならず、皆で美味しく食べられた。
同じ調理チームのアイツは 海鮮系担当で力を発揮し、近くのスーパーで買った新鮮な魚介を調理したそうで
本当にビックリする程 手際よく魚を三枚におろして刺身にしたり、タコやイカに関しては
これが島育ちのやり方かッ⁈と全員が思ったそうだ。
「ナオくーん、何か手伝えることある~?って言ってもタコもイカも触った事すら無いけど……」
「俺も…」
「あたしもぉ~」
「ん?あ~大丈夫~。触らんでも、こんままで」
「え?あ、そのまま焼くの?」
「いいや?網で焼かんよ。こんまま作るけん。もう刺身は要らんやろ?」
「うん…魚の刺身だけで 十分と思うけど…このまま作るって⁇」
「まー、見とって…あ、じゃ、ヤカン取って~鉄のフライパンと~」
「ヤカン⁇」
そう言ってアイツは、ヤカンに海水と同じくらいの濃度になるように 水と塩を入れ、生きたタコをそのまま放り込んで蓋をし、火にかけたらしい。
ワイルド…というか…。
全員が、「えっ⁈」となってるまま、今度はバターを多めに入れたフライパンに コウイカ(という種類)を またしても そのまま丸ごと放り入れ…
両面が焼けて、良い匂いがし始めたら フライパンの中で イカをカットし墨とワタ(内臓の事らしい)と和えて
これまた 何とも言えない 飯も酒も進みそうな一品が完成し、実際もの凄く旨かったらしい。
タコの方は茹で上がると そのまま…ヤカンだから湯切りは一瞬で…カップ焼きそばの原理だな…と思ったら、タコは逃げ出すから ヤカンが適役だそうだ。
茹で上がったタコは、セロリと玉ねぎ、ミニトマトとかと イタリアン風マリネサラダに、ニンニクと鷹の爪でオリーブ油で炒めたもの、マヨネーズのピリ辛ソースのおつまみ風…どれも凄く美味しかったそうだ。
アイツはバンバン動画を撮られまくりながら料理して、それぞれ味見しただけで後は一切 手を付けなかったそうだ。
予定外の人数が 押し寄せた事もあるけど…少し浮かない表情に見えたらしい。
チャーリー達の手伝いをしてて、あれだけ海で泳ぎたいって言ってたのに 裏方ばかりだから、と役割交代で 裏方チームが泳ぐ番になったけど
ここでもチャーリー達にクロエ先輩も居たから、動画やらファンやらが ずっと声をかけて来たそうだ。
アイツのファンなのか インフルエンサー達の気を引きたかったのか「ガソリンスタンドに行きました」って人もいたらしい。
「さ~ナオくーん、泳ごうか~♪」
「あれ?そーいや、ナオくん水着は?」
「ん?無いけど?」
「へっ⁈忘れたのっ?」
「いいや?水着とかで 泳いだことない。海で」
「へっ⁈じゃ、何?裸っ⁈」
「裸な訳ねぇやん。服のままやけど?水着とか 高校のプールの授業で初めて着たし」
「はっ?マジか!すごいねっ?じゃ、今日そのまま泳ぐの?」
「うん。でも 人多いなぁ…それに砂浜か…初めてやな…」
「砂浜が?」
「うん。小石の浜しか知らんなぁ…」
「へ~?じゃ、初体験だね~♪」
「うん」
そんな感じで ニコニコはしてたけど、いつものテンションでは無く見え、アイツは膝下まで海に浸かって それ以上 沖に行こうとしなかったらしいが
取り巻き達が「着替え持って来てるんなら ナオくんの泳ぐところ見た~~い!!♡」
と 大合唱したため、アイツは ニコニコの表情を崩さず「いいけど~?」と言って そのまま沖に歩いて海に入って行き
見てた全員が「えっ⁈入水…ッ⁈」と焦る程に、チャポンっと音がしない程に…水の抵抗なく…海の中に入ったまま上がって来ず。
連れ2人もアイツの仲良しグループもインフルエンサー達も外部の人間も焦りまくって、服着てたから 溺れたかと思い パニックになろうとしていた時
アイツは 沖の誰もいない所に浮上して来て、溺れたかと思ったら 一分ほど潜って進み、人のいない所に行っていたのだった。
一同 安心したものの、アイツは海の中にずっと居て息継ぎに浮上して来るか、顔だけ…いや呼吸のために鼻と口だけ出して プカプカ浮いていて
知らない人が見てもだが、自分達が見ても水死体…みたいに見えるし、あまりにも泳ぎのスキルというか 海での泳ぎ方が違うし…
もし溺れても助けに行けない所なので 連れ2人をはじめ、皆で「こっちに戻っておいでっ?いい子だからっ!」的な感じで 呼び戻したらしい。
まぁ、気持ちは分かる。一応 先輩として責任があるからな。
でも…アイツの身になると…だな…。
アイツの 今までの話を聞く限り、誰にも邪魔されず自由に のびのびやって来たはずだ。
サンゴや魚たちが泳いでる 透き通った海の中で。
今回 行った海は…きっとアイツの望んだ…思ってた環境じゃ無かった…だろうと思う。
海水浴行った事も無いから 分かんないけど。
そんな形で浜辺に戻されて 人が多いエリアに入るから 浮上したと思ったら、側に居た子供達の浮き輪のヒモを掴んでいた。
側に保護者は見当たらず、アイツが現れた事で初めて 自分の子達が 浮き輪で足が届かない所に居たのが分かった親達が飛んで来たらしい。
大人なら まだギリギリ足が届く位置だったけど、気付かなかったら 危なかったかもしれない。
周りに これだけの人間が居て 気付かないって…と一同ゾッとしたらしい。
自分達も あの子達の保護者じゃ無いにせよ、アイツが溺れやしないかと見てる視界の中に居たのに…と。
アイツは 何事も無かったかの様に戻って来て、変わらない態度だったそうだけど
ポソっと「どんな時でも スマホ持っとんな」と呟いたのが、近くに居た このメンバーには聞こえた…そう…言った気がしたらしい。
誰かが危ない時でも…と、それは…そういう意味だろうな と、このメンバーは思ったが
他の参加していたメンバーには 聞こえなかったのか、いつもの調子でテンション高く
「ナオくんスゴイじゃ~ん!」とか「ナオくん かっこいい~ッ♡♡♡」とか言ってる連中ばかりだったそうだ。
仕舞いには、アイツに近づきたい女子達が「浮き輪引っぱってぇ~?♡」とか言って、アイツと泳ごうとしたらしいけど
アイツは ニコニコの表情は崩さず「足のつかない所の浮き輪ほど 危ない事は無いんですよ。海の常識です」とスッパリ切って、取り合わなかったらしい。
そこで その女子達はバツが悪そうにしたり、フラれた感じで 不機嫌そうなのも いたそうだ。
アイツは 腹減ったと言い、海に近づかずBBQしてる所に戻ろうとしたら 今度はさっき助けてもらった?事になるのか?
浮き輪の子達とその友達にペットの小型犬、親達が一言 礼を言いに来たらしい。
まだ小学校には 行ってないかな?くらいの小さい子達で その子達にとっては
テレビで観る様な アイドルのお兄さん的な感じもあった様で アイツにベッタリだったらしく
そのママ世代も「可愛い男の子」って感じで 接していたそうだ。
アイツは 子供の扱いが上手で しばらく一緒に遊んでいたそうだが、アイツを狙う女子達が グイグイ入って来たし、それ以外の女子達もグイグイ入って来て
あさましいかな…「自分は子供好き」「私は子供から好かれる」とかのアピールしたい人間が参加して来たから
母親達は 空気を読んで、子供達を連れて退散したそうだ。
アイツは残念そうだったらしい。そんなアイツを見て「ナオくん保護者会」メンバーが立ち上がり
群がる女子達から遠ざけてやろうと、いてもの大学の様な雰囲気にして、肉を焼いて食べつつし
この原因は自分達にもあるな…とクロエ先輩とチャーリー達も上手にフォローしてくれた。
学内には アイツを自分の動画に出したい連中がウジャウジャ居て 機会を狙ってるし。
学内外問わず、インフルエンサー達に近づきたくて アイツを狙ってるグループとアイツ自身を気に入って狙ってるのと…様々だ。
アイツは いつものメンバーに囲まれ、交代してBBQ担当してくれていた 北海道と沖縄出身者(アイツにとっては どちらも先輩)と話していて
やっぱり 北と南の出身者達は 一般的な海での過ごし方が関東圏とは全く違うから
参加者達はアイツらのトークを いつもの昼時の雰囲気で 凄く楽しめていたらしいが…
今日の この日のために、様々な野心を持って バッチリ準備して来た女子達…ビキニを着るには 様々な努力が必要らしい…にとっては、不満大爆発だったようで……。
ニュースで見た事あるアレか…。海水浴とか行った事ないけど ニュースの映像を思い出しただけで ウンザリしたが、どうやらアイツもウンザリだった様だ。
表面上は いつも通りの元気いっぱいで振る舞っていた様だけど。
ま、日本人だからな。あからさまに態度には出さないだろ、いくらアイツでも。
しかし、連れ2人をはじめ、いつものアイツを知ってるメンバーには分かるというか、感じ取れるものがあったそうだ。
BBQとか出来る海水浴場で 実際に現地に到着するまでは アイツは もの凄く楽しみにしていて、電車の中ではルンルンだったそうだ。
それに、あの有名なバンドの聖地というか曲の舞台になってる場所!と鼻歌混じりだったらしい。
しかし、実際到着してから 明らかにテンションダウンしてるっぽく見えたそうだ。
戸田君とチャーリーが中心になってBBQの準備をし、2人とも さすがの手慣れた感じで
元サッカー部だからか 大勢をまとめて指示したり、練習試合とかの PTAの炊き出しのように 実に見事にBBQ奉行…とでも言うのかをしてくれたお蔭で グダグダにもならず、皆で美味しく食べられた。
同じ調理チームのアイツは 海鮮系担当で力を発揮し、近くのスーパーで買った新鮮な魚介を調理したそうで
本当にビックリする程 手際よく魚を三枚におろして刺身にしたり、タコやイカに関しては
これが島育ちのやり方かッ⁈と全員が思ったそうだ。
「ナオくーん、何か手伝えることある~?って言ってもタコもイカも触った事すら無いけど……」
「俺も…」
「あたしもぉ~」
「ん?あ~大丈夫~。触らんでも、こんままで」
「え?あ、そのまま焼くの?」
「いいや?網で焼かんよ。こんまま作るけん。もう刺身は要らんやろ?」
「うん…魚の刺身だけで 十分と思うけど…このまま作るって⁇」
「まー、見とって…あ、じゃ、ヤカン取って~鉄のフライパンと~」
「ヤカン⁇」
そう言ってアイツは、ヤカンに海水と同じくらいの濃度になるように 水と塩を入れ、生きたタコをそのまま放り込んで蓋をし、火にかけたらしい。
ワイルド…というか…。
全員が、「えっ⁈」となってるまま、今度はバターを多めに入れたフライパンに コウイカ(という種類)を またしても そのまま丸ごと放り入れ…
両面が焼けて、良い匂いがし始めたら フライパンの中で イカをカットし墨とワタ(内臓の事らしい)と和えて
これまた 何とも言えない 飯も酒も進みそうな一品が完成し、実際もの凄く旨かったらしい。
タコの方は茹で上がると そのまま…ヤカンだから湯切りは一瞬で…カップ焼きそばの原理だな…と思ったら、タコは逃げ出すから ヤカンが適役だそうだ。
茹で上がったタコは、セロリと玉ねぎ、ミニトマトとかと イタリアン風マリネサラダに、ニンニクと鷹の爪でオリーブ油で炒めたもの、マヨネーズのピリ辛ソースのおつまみ風…どれも凄く美味しかったそうだ。
アイツはバンバン動画を撮られまくりながら料理して、それぞれ味見しただけで後は一切 手を付けなかったそうだ。
予定外の人数が 押し寄せた事もあるけど…少し浮かない表情に見えたらしい。
チャーリー達の手伝いをしてて、あれだけ海で泳ぎたいって言ってたのに 裏方ばかりだから、と役割交代で 裏方チームが泳ぐ番になったけど
ここでもチャーリー達にクロエ先輩も居たから、動画やらファンやらが ずっと声をかけて来たそうだ。
アイツのファンなのか インフルエンサー達の気を引きたかったのか「ガソリンスタンドに行きました」って人もいたらしい。
「さ~ナオくーん、泳ごうか~♪」
「あれ?そーいや、ナオくん水着は?」
「ん?無いけど?」
「へっ⁈忘れたのっ?」
「いいや?水着とかで 泳いだことない。海で」
「へっ⁈じゃ、何?裸っ⁈」
「裸な訳ねぇやん。服のままやけど?水着とか 高校のプールの授業で初めて着たし」
「はっ?マジか!すごいねっ?じゃ、今日そのまま泳ぐの?」
「うん。でも 人多いなぁ…それに砂浜か…初めてやな…」
「砂浜が?」
「うん。小石の浜しか知らんなぁ…」
「へ~?じゃ、初体験だね~♪」
「うん」
そんな感じで ニコニコはしてたけど、いつものテンションでは無く見え、アイツは膝下まで海に浸かって それ以上 沖に行こうとしなかったらしいが
取り巻き達が「着替え持って来てるんなら ナオくんの泳ぐところ見た~~い!!♡」
と 大合唱したため、アイツは ニコニコの表情を崩さず「いいけど~?」と言って そのまま沖に歩いて海に入って行き
見てた全員が「えっ⁈入水…ッ⁈」と焦る程に、チャポンっと音がしない程に…水の抵抗なく…海の中に入ったまま上がって来ず。
連れ2人もアイツの仲良しグループもインフルエンサー達も外部の人間も焦りまくって、服着てたから 溺れたかと思い パニックになろうとしていた時
アイツは 沖の誰もいない所に浮上して来て、溺れたかと思ったら 一分ほど潜って進み、人のいない所に行っていたのだった。
一同 安心したものの、アイツは海の中にずっと居て息継ぎに浮上して来るか、顔だけ…いや呼吸のために鼻と口だけ出して プカプカ浮いていて
知らない人が見てもだが、自分達が見ても水死体…みたいに見えるし、あまりにも泳ぎのスキルというか 海での泳ぎ方が違うし…
もし溺れても助けに行けない所なので 連れ2人をはじめ、皆で「こっちに戻っておいでっ?いい子だからっ!」的な感じで 呼び戻したらしい。
まぁ、気持ちは分かる。一応 先輩として責任があるからな。
でも…アイツの身になると…だな…。
アイツの 今までの話を聞く限り、誰にも邪魔されず自由に のびのびやって来たはずだ。
サンゴや魚たちが泳いでる 透き通った海の中で。
今回 行った海は…きっとアイツの望んだ…思ってた環境じゃ無かった…だろうと思う。
海水浴行った事も無いから 分かんないけど。
そんな形で浜辺に戻されて 人が多いエリアに入るから 浮上したと思ったら、側に居た子供達の浮き輪のヒモを掴んでいた。
側に保護者は見当たらず、アイツが現れた事で初めて 自分の子達が 浮き輪で足が届かない所に居たのが分かった親達が飛んで来たらしい。
大人なら まだギリギリ足が届く位置だったけど、気付かなかったら 危なかったかもしれない。
周りに これだけの人間が居て 気付かないって…と一同ゾッとしたらしい。
自分達も あの子達の保護者じゃ無いにせよ、アイツが溺れやしないかと見てる視界の中に居たのに…と。
アイツは 何事も無かったかの様に戻って来て、変わらない態度だったそうだけど
ポソっと「どんな時でも スマホ持っとんな」と呟いたのが、近くに居た このメンバーには聞こえた…そう…言った気がしたらしい。
誰かが危ない時でも…と、それは…そういう意味だろうな と、このメンバーは思ったが
他の参加していたメンバーには 聞こえなかったのか、いつもの調子でテンション高く
「ナオくんスゴイじゃ~ん!」とか「ナオくん かっこいい~ッ♡♡♡」とか言ってる連中ばかりだったそうだ。
仕舞いには、アイツに近づきたい女子達が「浮き輪引っぱってぇ~?♡」とか言って、アイツと泳ごうとしたらしいけど
アイツは ニコニコの表情は崩さず「足のつかない所の浮き輪ほど 危ない事は無いんですよ。海の常識です」とスッパリ切って、取り合わなかったらしい。
そこで その女子達はバツが悪そうにしたり、フラれた感じで 不機嫌そうなのも いたそうだ。
アイツは 腹減ったと言い、海に近づかずBBQしてる所に戻ろうとしたら 今度はさっき助けてもらった?事になるのか?
浮き輪の子達とその友達にペットの小型犬、親達が一言 礼を言いに来たらしい。
まだ小学校には 行ってないかな?くらいの小さい子達で その子達にとっては
テレビで観る様な アイドルのお兄さん的な感じもあった様で アイツにベッタリだったらしく
そのママ世代も「可愛い男の子」って感じで 接していたそうだ。
アイツは 子供の扱いが上手で しばらく一緒に遊んでいたそうだが、アイツを狙う女子達が グイグイ入って来たし、それ以外の女子達もグイグイ入って来て
あさましいかな…「自分は子供好き」「私は子供から好かれる」とかのアピールしたい人間が参加して来たから
母親達は 空気を読んで、子供達を連れて退散したそうだ。
アイツは残念そうだったらしい。そんなアイツを見て「ナオくん保護者会」メンバーが立ち上がり
群がる女子達から遠ざけてやろうと、いてもの大学の様な雰囲気にして、肉を焼いて食べつつし
この原因は自分達にもあるな…とクロエ先輩とチャーリー達も上手にフォローしてくれた。
学内には アイツを自分の動画に出したい連中がウジャウジャ居て 機会を狙ってるし。
学内外問わず、インフルエンサー達に近づきたくて アイツを狙ってるグループとアイツ自身を気に入って狙ってるのと…様々だ。
アイツは いつものメンバーに囲まれ、交代してBBQ担当してくれていた 北海道と沖縄出身者(アイツにとっては どちらも先輩)と話していて
やっぱり 北と南の出身者達は 一般的な海での過ごし方が関東圏とは全く違うから
参加者達はアイツらのトークを いつもの昼時の雰囲気で 凄く楽しめていたらしいが…
今日の この日のために、様々な野心を持って バッチリ準備して来た女子達…ビキニを着るには 様々な努力が必要らしい…にとっては、不満大爆発だったようで……。
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