84 / 84
84)ハッピ~バレンタイ~ン♥(時間差)
「ハッピ~バレンタイ~ン♥」
私はプレゼントの箱を持って紅龍様の前できゃぴるんポーズをする。
しかし紅龍様の眼差しは冷たかった。
「……バレンタインから何日経過してると思ってるんだヨ」
ワタシ、当日ソワソワしてたんだヨーと文句を言う紅龍様に胸キュンしつつ、彼に報告する。
「手作りチョコにこだわったから、時間かかっちゃったんですぅー♥」
はいっ、どーぞ♥ と差し出すと、紅龍様は何故か恐る恐る包み箱を開けていた。
「紅龍様! 何ですかその爆弾処理班みたいな手つき!」
「ウルセー! オマエが作ったモノ、焼きイモ以外、大概がバクダンだろーガ!」
「ひっどーい! 普通にチョコ溶かして固めただけの平成女児チョコですよ!」
「チョコ溶かして固めただけのモンに、どうして何日も時間かかるんだヨ! つうか、かてぇなコレ!」
そんなカンジでイチャ♥イチャしてると、壁の端からサングレがハンカチを噛みしめながら見つめていた。
「ボク、しすたぁから、チョコもらってない……」
い、いかん! 悲しみのあまりサングレが闇堕ち(幼児化)してる!
キレイなサングレ(大人のサングレは発言キタナイけど)に戻すべく、私はセカンドきゃぴるんした。
「ほ~ら、サングレの分もあるのよ~。おいでおいで~」
ワンコニャンコを呼ぶ手つきでチッチッと舌を鳴らすと、サングレが飛んできて抱きついた。
「わーい! しすたぁ、だーいすき! やさしい! かわいい!」
「フフ。せやろ? 優しいやろ? もっと褒めてもええんやで?(サングレの顎クイしながら)」
私がドヤ顔でサングレから頬ずりされてると、紅龍様がチョコを嚙み砕いて、炎を背負っていた。
「オマエ、ワタシの前で堂々と浮気するようになったよナ~……」
し、しまっ……! ラスボスの前でキレちらかす真似しちゃった!
サングレも煽るみたいに紅龍様に舌を出しているし!
と青ざめている私の前で、珠天先生が、どっすんどっすん走って来た。(でかい)
「ディディさん、友チョコ作ってきたから、食べて食べて~」
珠天先生のチョコは、その体と同じくデッカかった!
先生の胸板くらいあるデカチョコ(ハート型)に、紅龍様とサングレが『その手があったか!』と白目になっている。
その後にも茨鬼君が「ディディ様! おれ、チョコ作ってきました! どうぞ」と走って来るし、アリアはユニコーンの角をまた獲りに行ったのか、七色の角が生えた丸いチョコ(どう見ても鈍器)を持ってやってきた。
モテモテすぎて困っちゃう♥とか、ほざきたい所だけど紅龍様とサングレという嫉妬組の方を見るのが怖い!
絶対メッラメラにジェラシって燃えてるから!!
そうやって、わちゃわちゃしてるとガルーが帰ってきた。
そういえばコイツ、バレンタインに女の子から高級チョコいっぱいもらってたわね~なーんて思い返しつつ、駆け寄る。
「はい、遅くなったけどガルーの分のチョコ。私の手作りだからキモいと思っても食べてね☆」
最悪のセリフでチョコを渡す。
ガルーは「ん。サンキュ」とだけ言って受け取る。
するとガルーはその場で包みを開けた。
食べてくれるのね~良い子だわぁ~。
と思っているとチョコを私の口の中に突っ込まれた! ふぐ!
それからキスをされる! ふゴ!
チョコの残る口内を熱い舌が掻き回し、歯列をなぞる。
突然のディープキスに私がクラクラしていると、ガルーは舌なめずりしてニヤニヤ笑いながら「美味ぇじゃん」と口にした。
そして頭をポンポンされる。お、お前! 貴様!!
モテる男以外がやったら処される真似を!!
そしてそれを見ていた男連中が騒ぎ出した。
紅龍「ガルー! テメー! コロス!」
サングレ「うわぁぁああああああああん! ガルーくん、ずるぅい!」
アリア「くっ……、このユニコーンの角では同じことができない……」
茨鬼「い、今のって、何ですか?(童貞力)」
珠天「茨鬼君、今のはね、ディープキスっていう大人の接吻で……」
あ~!!もう! うるせー!! となりそうなくらい騒ぐ面々を前に、来年のバレンタインはどうしようかと思う私であった。
・・・後書き・・・
カクヨムさんでR18版の残機始めました!
エッチありで全く別物の話になってます(特にディディ)
『神に愛されていないと言われた少女はヴィランの男達に溺愛される』
https://kakuyomu.jp/works/822139845177745457/episodes/822139845177923897
私はプレゼントの箱を持って紅龍様の前できゃぴるんポーズをする。
しかし紅龍様の眼差しは冷たかった。
「……バレンタインから何日経過してると思ってるんだヨ」
ワタシ、当日ソワソワしてたんだヨーと文句を言う紅龍様に胸キュンしつつ、彼に報告する。
「手作りチョコにこだわったから、時間かかっちゃったんですぅー♥」
はいっ、どーぞ♥ と差し出すと、紅龍様は何故か恐る恐る包み箱を開けていた。
「紅龍様! 何ですかその爆弾処理班みたいな手つき!」
「ウルセー! オマエが作ったモノ、焼きイモ以外、大概がバクダンだろーガ!」
「ひっどーい! 普通にチョコ溶かして固めただけの平成女児チョコですよ!」
「チョコ溶かして固めただけのモンに、どうして何日も時間かかるんだヨ! つうか、かてぇなコレ!」
そんなカンジでイチャ♥イチャしてると、壁の端からサングレがハンカチを噛みしめながら見つめていた。
「ボク、しすたぁから、チョコもらってない……」
い、いかん! 悲しみのあまりサングレが闇堕ち(幼児化)してる!
キレイなサングレ(大人のサングレは発言キタナイけど)に戻すべく、私はセカンドきゃぴるんした。
「ほ~ら、サングレの分もあるのよ~。おいでおいで~」
ワンコニャンコを呼ぶ手つきでチッチッと舌を鳴らすと、サングレが飛んできて抱きついた。
「わーい! しすたぁ、だーいすき! やさしい! かわいい!」
「フフ。せやろ? 優しいやろ? もっと褒めてもええんやで?(サングレの顎クイしながら)」
私がドヤ顔でサングレから頬ずりされてると、紅龍様がチョコを嚙み砕いて、炎を背負っていた。
「オマエ、ワタシの前で堂々と浮気するようになったよナ~……」
し、しまっ……! ラスボスの前でキレちらかす真似しちゃった!
サングレも煽るみたいに紅龍様に舌を出しているし!
と青ざめている私の前で、珠天先生が、どっすんどっすん走って来た。(でかい)
「ディディさん、友チョコ作ってきたから、食べて食べて~」
珠天先生のチョコは、その体と同じくデッカかった!
先生の胸板くらいあるデカチョコ(ハート型)に、紅龍様とサングレが『その手があったか!』と白目になっている。
その後にも茨鬼君が「ディディ様! おれ、チョコ作ってきました! どうぞ」と走って来るし、アリアはユニコーンの角をまた獲りに行ったのか、七色の角が生えた丸いチョコ(どう見ても鈍器)を持ってやってきた。
モテモテすぎて困っちゃう♥とか、ほざきたい所だけど紅龍様とサングレという嫉妬組の方を見るのが怖い!
絶対メッラメラにジェラシって燃えてるから!!
そうやって、わちゃわちゃしてるとガルーが帰ってきた。
そういえばコイツ、バレンタインに女の子から高級チョコいっぱいもらってたわね~なーんて思い返しつつ、駆け寄る。
「はい、遅くなったけどガルーの分のチョコ。私の手作りだからキモいと思っても食べてね☆」
最悪のセリフでチョコを渡す。
ガルーは「ん。サンキュ」とだけ言って受け取る。
するとガルーはその場で包みを開けた。
食べてくれるのね~良い子だわぁ~。
と思っているとチョコを私の口の中に突っ込まれた! ふぐ!
それからキスをされる! ふゴ!
チョコの残る口内を熱い舌が掻き回し、歯列をなぞる。
突然のディープキスに私がクラクラしていると、ガルーは舌なめずりしてニヤニヤ笑いながら「美味ぇじゃん」と口にした。
そして頭をポンポンされる。お、お前! 貴様!!
モテる男以外がやったら処される真似を!!
そしてそれを見ていた男連中が騒ぎ出した。
紅龍「ガルー! テメー! コロス!」
サングレ「うわぁぁああああああああん! ガルーくん、ずるぅい!」
アリア「くっ……、このユニコーンの角では同じことができない……」
茨鬼「い、今のって、何ですか?(童貞力)」
珠天「茨鬼君、今のはね、ディープキスっていう大人の接吻で……」
あ~!!もう! うるせー!! となりそうなくらい騒ぐ面々を前に、来年のバレンタインはどうしようかと思う私であった。
・・・後書き・・・
カクヨムさんでR18版の残機始めました!
エッチありで全く別物の話になってます(特にディディ)
『神に愛されていないと言われた少女はヴィランの男達に溺愛される』
https://kakuyomu.jp/works/822139845177745457/episodes/822139845177923897
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
転生したら乙女ゲームの主人公の友達になったんですが、なぜか私がモテてるんですが?
山下小枝子
恋愛
田舎に住むごく普通のアラサー社畜の私は車で帰宅中に、
飛び出してきた猫かたぬきを避けようとしてトラックにぶつかりお陀仏したらしく、
気付くと、最近ハマっていた乙女ゲームの世界の『主人公の友達』に転生していたんだけど、
まぁ、友達でも二次元女子高生になれたし、
推しキャラやイケメンキャラやイケオジも見れるし!楽しく過ごそう!と、
思ってたらなぜか主人公を押し退け、
攻略対象キャラからモテまくる事態に・・・・
ちょ、え、これどうしたらいいの!!!嬉しいけど!!!
女性が少ない世界に転生した控えめ伯爵令嬢、なぜか五人の婚約候補に選ばれて少しずつ恋を知っていきます
ノッポ
恋愛
女性が極端に少ない異世界に転生した私は、気づけば伯爵令嬢になっていた。
前世は日本で普通に生きていたせいか、貴族令嬢らしい強気な振る舞いがどうしても苦手。
社交界デビューを迎えても、「どうして私が選ばれるの?」と戸惑うばかりだった。
けれど今年デビューする高位令嬢はわずか三人。
家同士の思惑も重なり、騎士団長家の息子、宰相子息、魔術師団長の息子、幼なじみの侯爵子息、そして英雄騎士――
五人の若きエリートとのお見合いが次々と始まってしまう。
遠慮がちで控えめな性格は、この世界では珍しく、気づけば少しずつ距離を縮めていく彼ら。
異世界での恋愛に戸惑う日々。けれど出会いを重ねるたびに、私は少しずつ変わっていく――。
女性希少世界で、自分の幸せを選べるようになるまでの逆ハーレム恋愛ファンタジー。
主人公の義兄がヤンデレになるとか聞いてないんですけど!?
玉響なつめ
恋愛
暗殺者として生きるセレンはふとしたタイミングで前世を思い出す。
ここは自身が読んでいた小説と酷似した世界――そして自分はその小説の中で死亡する、ちょい役であることを思い出す。
これはいかんと一念発起、いっそのこと主人公側について保護してもらおう!と思い立つ。
そして物語がいい感じで進んだところで退職金をもらって夢の田舎暮らしを実現させるのだ!
そう意気込んでみたはいいものの、何故だかヒロインの義兄が上司になって以降、やたらとセレンを気にして――?
おかしいな、貴方はヒロインに一途なキャラでしょ!?
※小説家になろう・カクヨムにも掲載
甘い匂いの人間は、極上獰猛な獣たちに奪われる 〜居場所を求めた少女の転移譚〜
具なっしー
恋愛
「誰かを、全力で愛してみたい」
居場所のない、17歳の少女・鳴宮 桃(なるみや もも)。
幼い頃に両親を亡くし、叔父の家で家政婦のような日々を送る彼女は、誰にも言えない孤独を抱えていた。そんな桃が、願いをかけた神社の光に包まれ目覚めたのは、獣人たちが支配する異世界。
そこは、男女比50:1という極端な世界。女性は複数の夫に囲われて贅沢を享受するのが常識だった。
しかし、桃は異世界の女性が持つ傲慢さとは無縁で、控えめなまま。
そして彼女の身体から放たれる**"甘いフェロモン"は、野生の獣人たちにとって極上の獲物**でしかない。
盗賊に囚われかけたところを、美形で無口なホワイトタイガー獣人・ベンに救われた桃。孤独だった少女は、その純粋さゆえに、強く、一途で、そして獰猛な獣人たちに囲われていく――。
※表紙はAIです
猫なので、もう働きません。
具なっしー
恋愛
不老不死が実現した日本。600歳まで社畜として働き続けた私、佐々木ひまり。
やっと安楽死できると思ったら――普通に苦しいし、目が覚めたら猫になっていた!?
しかもここは女性が極端に少ない世界。
イケオジ貴族に拾われ、猫幼女として溺愛される日々が始まる。
「もう頑張らない」って決めたのに、また頑張っちゃう私……。
これは、社畜上がりの猫幼女が“だらだらしながら溺愛される”物語。
※表紙はAI画像です
【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました
ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。
名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。
ええ。私は今非常に困惑しております。
私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。
...あの腹黒が現れるまでは。
『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。
個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。
【コミカライズ企画進行中】ヒロインのシスコンお兄様は、悪役令嬢を溺愛してはいけません!
あきのみどり
恋愛
【ヒロイン溺愛のシスコンお兄様(予定)×悪役令嬢(予定)】
小説の悪役令嬢に転生した令嬢グステルは、自分がいずれヒロインを陥れ、失敗し、獄死する運命であることを知っていた。
その運命から逃れるべく、九つの時に家出を決行。平穏に生きていたが…。
ある日彼女のもとへ、その運命に引き戻そうとする青年がやってきた。
その青年が、ヒロインを溺愛する彼女の兄、自分の天敵たる男だと知りグステルは怯えるが、彼はなぜかグステルにぜんぜん冷たくない。それどころか彼女のもとへ日参し、大事なはずの妹も蔑ろにしはじめて──。
優しいはずのヒロインにもひがまれ、さらに実家にはグステルの偽者も現れて物語は次第に思ってもみなかった方向へ。
運命を変えようとした悪役令嬢予定者グステルと、そんな彼女にうっかりシスコンの運命を変えられてしまった次期侯爵の想定外ラブコメ。
※コミカライズ企画進行中
なろうさんにも同作品を投稿中です。
幼い頃に、大きくなったら結婚しようと約束した人は、英雄になりました。きっと彼はもう、わたしとの約束なんて覚えていない
ラム猫
恋愛
幼い頃に、セレフィアはシルヴァードと出会った。お互いがまだ世間を知らない中、二人は王城のパーティーで時折顔を合わせ、交流を深める。そしてある日、シルヴァードから「大きくなったら結婚しよう」と言われ、セレフィアはそれを喜んで受け入れた。
その後、十年以上彼と再会することはなかった。
三年間続いていた戦争が終わり、シルヴァードが王国を勝利に導いた英雄として帰ってきた。彼の隣には、聖女の姿が。彼は自分との約束をとっくに忘れているだろうと、セレフィアはその場を離れた。
しかし治療師として働いているセレフィアは、彼の後遺症治療のために彼と対面することになる。余計なことは言わず、ただ彼の治療をすることだけを考えていた。が、やけに彼との距離が近い。
それどころか、シルヴァードはセレフィアに甘く迫ってくる。これは治療者に対する依存に違いないのだが……。
「シルフィード様。全てをおひとりで抱え込もうとなさらないでください。わたしが、傍にいます」
「お願い、セレフィア。……君が傍にいてくれたら、僕はまともでいられる」
※糖度高め、勘違いが激しめ、主人公は鈍感です。ヒーローがとにかく拗れています。苦手な方はご注意ください。
※『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。