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三つ巴対決

嵐の前の静けさ

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「よし!これで納品完了だ!これからもよろしくな!」
俺はポーションを納品していた。
予想以上に売れてしまったらしく急遽仕入れ依頼が来てしまい、brainがあらかじめ作ったものを納品したのだった。
今の値段は正直高いとは思っているが量産化が進めば自然と安くなるだろう。
利益が減ると心配するかもしれないが大量に売れば問題ない。
「おそらく、また売り切れるな~。まぁ、その時はよろしくな!」
ギルマス随分と機嫌がいいな。
まぁ、こんだけの金が入ってくるんだし無理もないな。

俺はその後1人で別の迷宮に潜ることにした。
その迷宮の名は罪の神殿。
この辺りでは最大級の難易度を誇る迷宮だ。この前俺はアラスに敗れ、自分の力不足を感じた。アーサーが居なければおそらく殺されていただろう。
アラスはまた来る。近いうちに。
その為にはアラスを打ち破れる程の力が必要だ。ここなら多少モンスターのレベルは高くなるしいい特訓になるだろう。

早速、中に入って探索を開始する。一階の魔物達と戦ってみたが15階くらいの魔物に匹敵するレベルだ。まぁ、俺とっては楽勝だが。
さっさと下の方に潜ってしまおう。俺は次々と魔物達を撃破しあっという間に30階についてしまった。
確か、今までの記録では27階までだったっけな。じゃあここはボス部屋か。
どうやらこのダンジョンでは5階ごとにボスが出てくるらしい。流石、最高難度のダンジョンとだけあるな。

ドアを開けるといきなり、火の玉が飛んできた。手で弾き返して処理する。大した火力ではなさそうだな。せいぜいワイバーンレベルか。
そこには燃える牛のようなものがいた。
名前はフレイムカーウ。ステータス平均は2000ほど。火魔法に特化しているな。じゃあ、こちらの火魔法も食らってみろ。
俺は最大火力の火の玉をぶっ放す。
すると大轟音とともに爆発が起き、煙が消えると辺り一帯更地になってしまった。やばいやばい、やりすぎたな。
とりあえず残っている。宝箱などを開けて回収する。大量の火炎石が手に入った。

「・・・コレは・・火炎石ですよね?
こんな量をどこで?って言ってもある程度出処の見当はつきますが。」
受付がため息をつきながら、火炎石の鑑定を始める。
「・・どれもすごい純度・・流石ですね。」
結局火炎石10キロで700万テリーの金が入ってきた。純度が高すぎて価値がとんでもないことになっていたらしい。
よし、後でガチャを回してスキルでも増やすか。ついでに職業も獲得しておこう。
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