欲しいものはガチャで引け!~異世界召喚されましたが自由に生きます~

シリウス

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帝国戦

ステインの秘密

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外に出て俺は息をついた。今回の戦いは終わってみれば悪魔の仕業であった。
「悪魔か・・どんな奴らなんだ?」
「怨念などの集合体のようなものだ。それが多ければ多いほど強い。」
「フェンリルか・・」
さすがは神獣、知識が豊富だ。
「ところでリクトよ、お前はあれに気づいているのか?」
「あれ?・・あぁそのくらい分かっているよ。」
俺達が2人で話していると、
「お!そこにいたのか?全く、あの2人の話に入れないから居場所がなかったんだぞ」
ステインが俺達の元へ走ってきた。
「じゃあ、私はここで。」
それと同時にフェンリルが立ち去った。
「ん?あいつ何で行っちまったんだ?」
「まぁ、いいだろ。ちょうどいい。お前に話がある。」
「話?」
ステインが不思議そうにする。
「話というのは違うか。こう言ったほうがいいな。そろそろ話したらどうだ?」
「・・・ん?何の話だ?」
「とぼけるな。お前の職業1つ見せてもらったがあったぞ。」
そう言うとステインはお手上げというように手を上げた。
「やれやれここまでばれていたとはな。」
「あぁ、さん。」
「どこで気づいた?」
「簡単だよ。メンバー登録の際にお前は水晶に手を置いたはずだ。」
「だが、あれには表示されていなかったぞ。」
そう確かに表示はされなかった。だが、
「俺と創一にその情報が流れてくるようにプログラムしておいたんだ。」
「・・・スゲェな。ギルドにまで干渉できるとは聞いていたが俺の想像以上だ。もはや傀儡扱いではないか?」
「傀儡ね・・まぁ、俺達に攻撃を仕掛けてきたのが悪いんだけどね。」
「で、俺が転生者と知って何になるんだ?」
「まぁ、エピソードとかを聞いてみたいなって思ったのさ。」
「そんなことか。いいだろう話すぜ。」
そしてステインが転生までの経緯を話した。

どうやらステインは転生する前は普通に会社員をしていたらしいが、ある日トラックに轢かれて死んだらしい。
転生小説にありそうな話だな。
そして目が覚めると姿が変わり、場所も変わっていた。よく分からないまま歩き回っていた時に皇帝に拾われたらしい。
「よく、見ず知らずの人間を・・」
「まぁ、それがあの人の性格だよ。おかげで俺はあの人に頭が上がらないけどな。」

そして一兵卒としての訓練を受け始めたのだがそこで才能が開花。あちらこちらで活躍しトントン拍子で昇進していった。
「そんな昇進しまくってて嫉妬とかされないのか?」
「あの国は実力主義が強い。嫉妬などする奴は所詮その程度さ。」
確かにそんなものか。
そして結局親王にまで到達した時、あの異変が起きた。ロアーズが悪魔に取り憑かれたのだ。
狂った王に真っ先に気づいたのはステインだった。そして僅かな時間だけ皇帝の自我が戻り、その際に補佐を頼まれ2位にまで昇格したらしい。
補佐と言っても暴走を止める存在になって欲しかったらしいが。

「んで、それから後になって俺が表舞台に出てきたと。」
「そうだな、名前を聞いた時に分かったよ。地球の人間だってな。」
なるほどな。どうやらこいつの向こうの世界での知識を利用して帝国を成長させていったっていうのもあるのかもな。
「なるほどな。まぁ、俺はお前が転生者であろうと関係無い。よろしくな。」
「あぁ、よろしく頼むぞ。転移者よ。」
俺達は握手を交わしたのだった。
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