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激突!悪魔編!
新章開幕
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「創一、そう言えば悪魔族っていうのはどんな奴なんだ?」
帝国との戦いから半月ほどたった時、俺は思い出したことを聞いてみた。
「悪魔族ですか・・。少し調べさせてください。」
「すまないな、無理をさせて。」
「いえいえご安心を。」
創一はここ最近かなり忙しい生活を送っている。おそらく時間がなかったのだろう。
ロアーズに取り憑いてたアレは消したものの、そいつのせいで大戦争が起きた。悪魔族だってその事情を知らないわけが無い。
「また、新しい敵が出てくるということか・・・」
俺は1人部屋で呟いた。すると創一がちょうど部屋に入ってきた。
「調べ終わりましたマスター。」
「お疲れ、でどんな感じだった?」
「はい、悪魔族は人の怨念などを力の源としています。強さは下からエビル・スピリット、グレムリン、デビル、デーモン、ハイデーモン、オウガ・デーモン、そして最後にサタン級というものがいるらしいです。」
「サタン級?なぜそいつだけ級が?」
「そのランクで倒された悪魔がサタンしかいないらしく、それと同等の強さという意味らしいですね。」
「なるほどな・・・」
「ちなみにエビル・スピリットはちゃんとした実態すら持っていないらしく魔法で普通に駆除できるらしいですよ。」
駆除って・・言い方が。
「なるほどな・・気をつけるのはサタン級くらいでいいかな?」
「そうですね・・。まぁ、一応オウガ・デーモンにも注意しておきましょう。」
オウガ・デーモンか。確かに名前だけ聞いてると強そうだもんな。
「ところで悪魔族はどこに住んでいるんだ?」
「おそらく各地に分かれています。まとめて潰されないようにということでしょうか?」
やはり上手くはいかないか・・。犯罪組織と同じようなものか。各地に拠点を置くことで行動しやすくするというわけだな。ん?となるとペッカ国は・・。
「マスターは今、ペッカ国の心配をしていますね?ですが大丈夫です。我々の警備などや国民の戦闘力の高さからして拠点を建てづらくなっていますし。」
確かに1人1人の戦闘力はえげつないことになっているよな。
「よく俺が考えていたことが分かったな。」
「マスターが考えることなどある程度分かりますよ。」
恐ろしいな・・。じゃあ安心ということか。
「今の所は・・ですがね。今回のアレによって悪魔族も我々を警戒しています。そろそろ侵入してきてもおかしくはありません。」
「なるほどな。拠点を建てられたら困るしな。」
「いいえ、それならまだいいです。問題は奴らがあの国を破壊するかもしれません。殴り込みというやつですね。」
確かにそれは困るな・・。被害はかなりのものになりそうだしな。
だが、本当に戦いが多いよな。いい加減疲れてきたのだが。
帝国との戦いから半月ほどたった時、俺は思い出したことを聞いてみた。
「悪魔族ですか・・。少し調べさせてください。」
「すまないな、無理をさせて。」
「いえいえご安心を。」
創一はここ最近かなり忙しい生活を送っている。おそらく時間がなかったのだろう。
ロアーズに取り憑いてたアレは消したものの、そいつのせいで大戦争が起きた。悪魔族だってその事情を知らないわけが無い。
「また、新しい敵が出てくるということか・・・」
俺は1人部屋で呟いた。すると創一がちょうど部屋に入ってきた。
「調べ終わりましたマスター。」
「お疲れ、でどんな感じだった?」
「はい、悪魔族は人の怨念などを力の源としています。強さは下からエビル・スピリット、グレムリン、デビル、デーモン、ハイデーモン、オウガ・デーモン、そして最後にサタン級というものがいるらしいです。」
「サタン級?なぜそいつだけ級が?」
「そのランクで倒された悪魔がサタンしかいないらしく、それと同等の強さという意味らしいですね。」
「なるほどな・・・」
「ちなみにエビル・スピリットはちゃんとした実態すら持っていないらしく魔法で普通に駆除できるらしいですよ。」
駆除って・・言い方が。
「なるほどな・・気をつけるのはサタン級くらいでいいかな?」
「そうですね・・。まぁ、一応オウガ・デーモンにも注意しておきましょう。」
オウガ・デーモンか。確かに名前だけ聞いてると強そうだもんな。
「ところで悪魔族はどこに住んでいるんだ?」
「おそらく各地に分かれています。まとめて潰されないようにということでしょうか?」
やはり上手くはいかないか・・。犯罪組織と同じようなものか。各地に拠点を置くことで行動しやすくするというわけだな。ん?となるとペッカ国は・・。
「マスターは今、ペッカ国の心配をしていますね?ですが大丈夫です。我々の警備などや国民の戦闘力の高さからして拠点を建てづらくなっていますし。」
確かに1人1人の戦闘力はえげつないことになっているよな。
「よく俺が考えていたことが分かったな。」
「マスターが考えることなどある程度分かりますよ。」
恐ろしいな・・。じゃあ安心ということか。
「今の所は・・ですがね。今回のアレによって悪魔族も我々を警戒しています。そろそろ侵入してきてもおかしくはありません。」
「なるほどな。拠点を建てられたら困るしな。」
「いいえ、それならまだいいです。問題は奴らがあの国を破壊するかもしれません。殴り込みというやつですね。」
確かにそれは困るな・・。被害はかなりのものになりそうだしな。
だが、本当に戦いが多いよな。いい加減疲れてきたのだが。
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