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呪いのビデオ
依頼
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「やれやれ、またかよ。」
是宇須は親友でもある藤山浩太に昨晩の話をしていた。
「相変わらずお前の強さには呆れさせられるよ。」
彼は決して疑ってはいない。彼は是宇須の幼馴染であり、彼のチートな力を幾つも見てきた。小学生の頃、公園で謎の男に襲われた時も是宇須はチートな力でそれを吹き飛ばした。
そして中学校の時、海に生えていた幾つもの白い手をバッサバッサと切り裂き、全滅させたのも見た。
さらに高校の文化祭でもお化け屋敷に現れた本物の幽霊を撃退し成仏させている。
そんな彼は是宇須の唯一の友人である。是宇須は当然頭脳もとんでもないくらい凄く、模試では全国1位もよく取っていたが本人に欲が無いのか浩太と同じ大学になった。浩太も頭はかなりいいのだが是宇須の前だとやはりどうしようも無い。
そんな是宇須は当然浮いているのだが、彼の除霊の力がどこからか漏れ出しており、軽い噂になっている。本人は笑って否定しているが。
まぁ、それは半分正解だ。彼は確かに能力はあるが除霊という生易しいものでは無い。もっと何かやばいものだ。
マヤの予言なども世の中では嘘として片付けられているが是宇須の手によって阻止されたものだ。
他にもノストラダムスの予言も彼が阻止しているらしい。
「恐怖の大王だっけ?あの軍勢は手強かったな~。とにかく数が多かったんだよ~。まぁ、全滅させたから大丈夫だけどね。」
そのことを是宇須はそう語っていた。是宇須はその時まだ3歳だったと思うのだがとツッコミをいれたくなったが彼のことだということで納得してしまった。
そうやって2人が食堂で話していると、
「あの~すいません・・・。」
1人の女子が話しかけてきた。
「ん?何?ナンパ?」
是宇須が空気の読めないことを言ったので浩太は是宇須の頭を叩いた。
「痛っ、全く~冗談だよ。」
確かに是宇須はかなりカッコいいが彼女はいない。不思議すぎて浮いてしまうからだろうなと浩太は考えた。浩太も今は彼女はいない。
「いや、そういうものじゃなくて是宇須さんに頼みが・・」
なんとなく分かってきたなと浩太は感じ始めた。
「ん?なんの依頼?」
「はい、是宇須さんは呪いのビデオを知っていますか?」
「呪いの英世?千円札?」
「いや、ビデオです。」
「あぁ~呪いのビデオか。そんなものもあったね~。」
「実はそれが私の家に届いてしまって・・何か普通じゃない空気を出していて本物なんじゃ無いかと。」
「まだ、残ってたんだ・・・呪いのビデオ。」
嘗て呪いのビデオが騒がれていた時、どんどん広がっていくビデオを減らすために是宇須は各地で貞子を討伐していった。やがてビデオも使われなくなり是宇須の活躍で数を減らしたビデオだったが・・・。
「懐かしいな~。そんなこともあったね~。」
「おい、そんな感慨にふけるな。仮にも相手はかなり怖がっているんだぞ。」
横からの浩太のツッコミで是宇須は開き直る。
「ごめんごめん。で、分かったけどそのビデオ持ってきてもらっていいかな?再生しなければ呪いは発生しないし。」
「は、はい分かりました。では、明日またこの場所で・・」
そう言って女子は立ち去っていった。
「おそらくそのビデオ最後の一個だね。俺が全部倒したつもりが一個足りなくてね。まぁ、ほっといてたんだけど。」
「何で、ほっといたんだ?」
「いや、ビデオデッキ自体もう使われなくなり始めてね。奴らも出番をなくしたと思っていたからね。」
「なるほどね。じゃあ頑張れよ。」
「ん?何言ってんの?お前もだぜ。友達だろ?」
「マジかよ・・」
浩太はまた面倒ごとに巻き込まれると考え、溜息をついた。
是宇須は親友でもある藤山浩太に昨晩の話をしていた。
「相変わらずお前の強さには呆れさせられるよ。」
彼は決して疑ってはいない。彼は是宇須の幼馴染であり、彼のチートな力を幾つも見てきた。小学生の頃、公園で謎の男に襲われた時も是宇須はチートな力でそれを吹き飛ばした。
そして中学校の時、海に生えていた幾つもの白い手をバッサバッサと切り裂き、全滅させたのも見た。
さらに高校の文化祭でもお化け屋敷に現れた本物の幽霊を撃退し成仏させている。
そんな彼は是宇須の唯一の友人である。是宇須は当然頭脳もとんでもないくらい凄く、模試では全国1位もよく取っていたが本人に欲が無いのか浩太と同じ大学になった。浩太も頭はかなりいいのだが是宇須の前だとやはりどうしようも無い。
そんな是宇須は当然浮いているのだが、彼の除霊の力がどこからか漏れ出しており、軽い噂になっている。本人は笑って否定しているが。
まぁ、それは半分正解だ。彼は確かに能力はあるが除霊という生易しいものでは無い。もっと何かやばいものだ。
マヤの予言なども世の中では嘘として片付けられているが是宇須の手によって阻止されたものだ。
他にもノストラダムスの予言も彼が阻止しているらしい。
「恐怖の大王だっけ?あの軍勢は手強かったな~。とにかく数が多かったんだよ~。まぁ、全滅させたから大丈夫だけどね。」
そのことを是宇須はそう語っていた。是宇須はその時まだ3歳だったと思うのだがとツッコミをいれたくなったが彼のことだということで納得してしまった。
そうやって2人が食堂で話していると、
「あの~すいません・・・。」
1人の女子が話しかけてきた。
「ん?何?ナンパ?」
是宇須が空気の読めないことを言ったので浩太は是宇須の頭を叩いた。
「痛っ、全く~冗談だよ。」
確かに是宇須はかなりカッコいいが彼女はいない。不思議すぎて浮いてしまうからだろうなと浩太は考えた。浩太も今は彼女はいない。
「いや、そういうものじゃなくて是宇須さんに頼みが・・」
なんとなく分かってきたなと浩太は感じ始めた。
「ん?なんの依頼?」
「はい、是宇須さんは呪いのビデオを知っていますか?」
「呪いの英世?千円札?」
「いや、ビデオです。」
「あぁ~呪いのビデオか。そんなものもあったね~。」
「実はそれが私の家に届いてしまって・・何か普通じゃない空気を出していて本物なんじゃ無いかと。」
「まだ、残ってたんだ・・・呪いのビデオ。」
嘗て呪いのビデオが騒がれていた時、どんどん広がっていくビデオを減らすために是宇須は各地で貞子を討伐していった。やがてビデオも使われなくなり是宇須の活躍で数を減らしたビデオだったが・・・。
「懐かしいな~。そんなこともあったね~。」
「おい、そんな感慨にふけるな。仮にも相手はかなり怖がっているんだぞ。」
横からの浩太のツッコミで是宇須は開き直る。
「ごめんごめん。で、分かったけどそのビデオ持ってきてもらっていいかな?再生しなければ呪いは発生しないし。」
「は、はい分かりました。では、明日またこの場所で・・」
そう言って女子は立ち去っていった。
「おそらくそのビデオ最後の一個だね。俺が全部倒したつもりが一個足りなくてね。まぁ、ほっといてたんだけど。」
「何で、ほっといたんだ?」
「いや、ビデオデッキ自体もう使われなくなり始めてね。奴らも出番をなくしたと思っていたからね。」
「なるほどね。じゃあ頑張れよ。」
「ん?何言ってんの?お前もだぜ。友達だろ?」
「マジかよ・・」
浩太はまた面倒ごとに巻き込まれると考え、溜息をついた。
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