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ある研究室に描かれた魔法陣は妖しく光り輝き、その中心からかの悪魔が腕を組みながら現れる。
大悪魔マルキドが100年振りに現世に這い上がって来たのだ!
その様を見た召喚者の魔術師は恍惚とした視線を彼に向ける。
「あぁ、やっと来てくれたのね悪魔さん。さぁ、早く私を不死にして♡」
「フッ、欲に忠実な奴は嫌いじゃないぜ?ほらよ!」
マルキドは不敵な笑みを浮かべ、指を鳴らす。
すると彼の周囲から緑色のべたつく何かが垂れ落ちた。
そうして彼が魔術師を指さすとそれは意思を持ったかのように動き出し、彼女の口に飛び込んでいった。
「おごっ!がは……!」
魔術師は唐突に口に異物が入り込み、のたうち回る。
マルキドはその様を見て愉悦し、気味の悪い笑みを止めることは出来なかった。
「……はぁ、おえっ……。うふふ、これで私は不死になったのね……♡」
咳き込みつつも、自分が不死となった実感を得た魔術師は
「あぁ、そうだぜ下等な塵よ。どうだ?本当に不死になったか試してみるかい?」
「えぇ、とびっきりのをお 願 い♡」
かの魔術師の名は『ヴィクセン・フィメール』。
彼女は幼少の頃から卓越した魔法使いであった。
10歳の頃には基本的な魔法をすべて習得する程、魔術の天才と称するべき逸材であった。
ただし、彼女にはその天賦を無に帰す程の致命的な欠点があった。
それは彼女が生まれながらの“マゾヒスト”であるという点だ。
肉体的な加虐も精神的な苦痛もこよなく愛し、それを得るためにヴィクセンは努力を惜しむことはなかった。
意図的にドラゴンを怒らせその業火に炙られ、ゴブリンの巣に自ら飛び込み好き放題され、挙句拷問人に頼み込んで罪もないのに刑罰を受ける等々……。
彼女が積み上げてきた快楽欲求の為の探求は留まることを知らなかった。
魔術の天才であり、筋金入りのドMである。
そんな二側面を持っているのがヴィクセン・フィメールという女である。
そんな彼女を世間は“UM(ウルトラ・マゾ)”と呼び、揃って奇異の目を向けていた。
しかしそんな冷たい視線すら、彼女の欲求を満たすものにしかならかった。
そんなヴィクセンにも悩みがあった。
それは自身の飽くなき快楽欲求に限界が見えて来たことだった。
幾ら傷つき、苦しむことを喜びだと感じていても、死んでしまっては快楽は得られない。
彼女はそれを克服する為に不死の研究に没頭するが、目覚ましい結果は得られずにいた。
そんなある日、ヴィクセンはあるダンジョンにて厳重に保管された禁書を発見する。
そこには今では失われた悪魔達を召喚する儀式の方法が、詳細に記載されていた。
そこには、かの大悪魔『マルキド』のこともしっかりと記されていた。
ヴィクセンは彼が召喚者に対して不死を齎すこと、そして同時に過度な加虐を科すことをここで知った。
彼女にとって後者のデメリットはデメリットにはならず、ただの御褒美でしかなかった。
その為、すぐさまマルキド召喚を行ったというわけだ。
さて、そんな事情は露知らず、マルキドは加虐を求めるヴィクセンを見て若干違和感を覚える。
……が結局彼はそれをただの挑発と捉えた。
「ほほう?この俺様に加虐を求めるのか?フフフ、面白い奴だな……」
「もう、焦らさないでよ?さぁ早く早く、私を……思う存分甚振って頂戴♡」
「フッ、ならば、その言葉に甘えさせてもらおうか⁉」
その直後、マルキドはヴィクセンのみぞおちにアッパーを打ち込んだ。
「ゴッ、はぁ~ん♡」
彼女の身体は宙を舞い、天井に叩きつけられた。
マルキドの加虐は止まらない。
次は鎖を召喚し、天井にめり込んだヴィクセンを絡めとる。
「こんなのはどうだい?“志向の加虐”」
青い電流が鎖を流れ、彼女に想像もつかぬ程の激痛を与えた。
これこそが大悪魔マルキドの十八番の魔法である。
対象者に耐え難い苦痛を与える禁断の魔法だ。
彼はこの魔法で数えきれぬ程の人々を甚振ってきた。
しかし、それもヴィクセンに新た扉を開かせただけだった。
「おほ、おほぉ~ん♡こんな痛み、初めてよぉ~♡」
「⁉何だコイツ……気持ちわりぃ……」
マルキドは思わず嫌悪の言葉を漏らしてしまった。
次第にヴィクセンの服はその魔法によって破れ始め、ピンク色の下着が露出し始めた。
そんな羞恥心すらも彼女は快楽と捉えてしまう。
「あは、いや~ん♡お気に入りだったのにぃ~♡」
「な、何なんだよコイツ……」
マルキドはここで漸く今回自信を呼び出した魔術師に違和感を覚えた。
自身の加虐が、ただ彼女を喜ばせることになっているのではと。
「これが俗にいうマゾヒストって奴か?初めて見たな……」
しかし彼はまだヴィクセンを甘く見ていた。
このまま加虐を続ければ、如何にマゾヒストでも根を上げ、悲哀に塗れた悲鳴を奏でると見立てていた。
「ヘッ、マゾヒストであろうと!俺の真の苦痛には耐えられまい!」
「ひゃん!」
マルキドは鎖を引き寄せ、ヴィクセンを床に叩きつけた。
そして彼女の頭を踏みつけ、侮蔑の言葉を投げつけた。
それでもヴィクセンは悦に浸っていた。
「この程度で終わると思うなよ?下等な塵よ」
「アハ……その意気……よ。もっと……もっと頂……戴♡」
「はぁ、相変わらずキモイなコイツ……」
彼女の倒錯した性癖にドン引きしつつも、彼は調教を続けた。
水責めをしたり、火炙りにしたり、彼女の尻尾を掴んで振り回したり、首の骨が折れる程に締め上げたり……。
だが、どんな加虐を科してもヴィクセンは嬌声を上げるばかり。
マルキドは嬌声を求めてはいない、苦しみ足掻く悲鳴を求めているのだ。
故に加虐の王を自称していた彼にとって、彼女の苦痛を愉悦とする態度に非常に気に食わなかった。
しかしどれだけ甚振り続けても、それはただヴィクセンを喜ばせる結果となった。
2時間後、ヴィクセンは痙攣しながら気絶していた。
服はボロボロにはだけ、僅かな布切れが辛うじて恥部を隠していた。
だがそれでも数多の快楽を受け止め、満足した表情を浮かべていた。
一方マルキドは疲れ果て、その場に膝をついて息を切らしていた。
彼の持てる力を全て使えど、彼女に悲鳴を上げさせることは叶わなかったのだ。
「ハァ、ハァ……この塵……どうかしてる……ぜ」
漸くマルキドは気づいたのだ。
彼女、ヴィクセン・フィメールは自分ではどうにもならない、真正の“ドM”であると……。
大悪魔マルキドが100年振りに現世に這い上がって来たのだ!
その様を見た召喚者の魔術師は恍惚とした視線を彼に向ける。
「あぁ、やっと来てくれたのね悪魔さん。さぁ、早く私を不死にして♡」
「フッ、欲に忠実な奴は嫌いじゃないぜ?ほらよ!」
マルキドは不敵な笑みを浮かべ、指を鳴らす。
すると彼の周囲から緑色のべたつく何かが垂れ落ちた。
そうして彼が魔術師を指さすとそれは意思を持ったかのように動き出し、彼女の口に飛び込んでいった。
「おごっ!がは……!」
魔術師は唐突に口に異物が入り込み、のたうち回る。
マルキドはその様を見て愉悦し、気味の悪い笑みを止めることは出来なかった。
「……はぁ、おえっ……。うふふ、これで私は不死になったのね……♡」
咳き込みつつも、自分が不死となった実感を得た魔術師は
「あぁ、そうだぜ下等な塵よ。どうだ?本当に不死になったか試してみるかい?」
「えぇ、とびっきりのをお 願 い♡」
かの魔術師の名は『ヴィクセン・フィメール』。
彼女は幼少の頃から卓越した魔法使いであった。
10歳の頃には基本的な魔法をすべて習得する程、魔術の天才と称するべき逸材であった。
ただし、彼女にはその天賦を無に帰す程の致命的な欠点があった。
それは彼女が生まれながらの“マゾヒスト”であるという点だ。
肉体的な加虐も精神的な苦痛もこよなく愛し、それを得るためにヴィクセンは努力を惜しむことはなかった。
意図的にドラゴンを怒らせその業火に炙られ、ゴブリンの巣に自ら飛び込み好き放題され、挙句拷問人に頼み込んで罪もないのに刑罰を受ける等々……。
彼女が積み上げてきた快楽欲求の為の探求は留まることを知らなかった。
魔術の天才であり、筋金入りのドMである。
そんな二側面を持っているのがヴィクセン・フィメールという女である。
そんな彼女を世間は“UM(ウルトラ・マゾ)”と呼び、揃って奇異の目を向けていた。
しかしそんな冷たい視線すら、彼女の欲求を満たすものにしかならかった。
そんなヴィクセンにも悩みがあった。
それは自身の飽くなき快楽欲求に限界が見えて来たことだった。
幾ら傷つき、苦しむことを喜びだと感じていても、死んでしまっては快楽は得られない。
彼女はそれを克服する為に不死の研究に没頭するが、目覚ましい結果は得られずにいた。
そんなある日、ヴィクセンはあるダンジョンにて厳重に保管された禁書を発見する。
そこには今では失われた悪魔達を召喚する儀式の方法が、詳細に記載されていた。
そこには、かの大悪魔『マルキド』のこともしっかりと記されていた。
ヴィクセンは彼が召喚者に対して不死を齎すこと、そして同時に過度な加虐を科すことをここで知った。
彼女にとって後者のデメリットはデメリットにはならず、ただの御褒美でしかなかった。
その為、すぐさまマルキド召喚を行ったというわけだ。
さて、そんな事情は露知らず、マルキドは加虐を求めるヴィクセンを見て若干違和感を覚える。
……が結局彼はそれをただの挑発と捉えた。
「ほほう?この俺様に加虐を求めるのか?フフフ、面白い奴だな……」
「もう、焦らさないでよ?さぁ早く早く、私を……思う存分甚振って頂戴♡」
「フッ、ならば、その言葉に甘えさせてもらおうか⁉」
その直後、マルキドはヴィクセンのみぞおちにアッパーを打ち込んだ。
「ゴッ、はぁ~ん♡」
彼女の身体は宙を舞い、天井に叩きつけられた。
マルキドの加虐は止まらない。
次は鎖を召喚し、天井にめり込んだヴィクセンを絡めとる。
「こんなのはどうだい?“志向の加虐”」
青い電流が鎖を流れ、彼女に想像もつかぬ程の激痛を与えた。
これこそが大悪魔マルキドの十八番の魔法である。
対象者に耐え難い苦痛を与える禁断の魔法だ。
彼はこの魔法で数えきれぬ程の人々を甚振ってきた。
しかし、それもヴィクセンに新た扉を開かせただけだった。
「おほ、おほぉ~ん♡こんな痛み、初めてよぉ~♡」
「⁉何だコイツ……気持ちわりぃ……」
マルキドは思わず嫌悪の言葉を漏らしてしまった。
次第にヴィクセンの服はその魔法によって破れ始め、ピンク色の下着が露出し始めた。
そんな羞恥心すらも彼女は快楽と捉えてしまう。
「あは、いや~ん♡お気に入りだったのにぃ~♡」
「な、何なんだよコイツ……」
マルキドはここで漸く今回自信を呼び出した魔術師に違和感を覚えた。
自身の加虐が、ただ彼女を喜ばせることになっているのではと。
「これが俗にいうマゾヒストって奴か?初めて見たな……」
しかし彼はまだヴィクセンを甘く見ていた。
このまま加虐を続ければ、如何にマゾヒストでも根を上げ、悲哀に塗れた悲鳴を奏でると見立てていた。
「ヘッ、マゾヒストであろうと!俺の真の苦痛には耐えられまい!」
「ひゃん!」
マルキドは鎖を引き寄せ、ヴィクセンを床に叩きつけた。
そして彼女の頭を踏みつけ、侮蔑の言葉を投げつけた。
それでもヴィクセンは悦に浸っていた。
「この程度で終わると思うなよ?下等な塵よ」
「アハ……その意気……よ。もっと……もっと頂……戴♡」
「はぁ、相変わらずキモイなコイツ……」
彼女の倒錯した性癖にドン引きしつつも、彼は調教を続けた。
水責めをしたり、火炙りにしたり、彼女の尻尾を掴んで振り回したり、首の骨が折れる程に締め上げたり……。
だが、どんな加虐を科してもヴィクセンは嬌声を上げるばかり。
マルキドは嬌声を求めてはいない、苦しみ足掻く悲鳴を求めているのだ。
故に加虐の王を自称していた彼にとって、彼女の苦痛を愉悦とする態度に非常に気に食わなかった。
しかしどれだけ甚振り続けても、それはただヴィクセンを喜ばせる結果となった。
2時間後、ヴィクセンは痙攣しながら気絶していた。
服はボロボロにはだけ、僅かな布切れが辛うじて恥部を隠していた。
だがそれでも数多の快楽を受け止め、満足した表情を浮かべていた。
一方マルキドは疲れ果て、その場に膝をついて息を切らしていた。
彼の持てる力を全て使えど、彼女に悲鳴を上げさせることは叶わなかったのだ。
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