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EP1_3章
3章_5 英雄オリオン
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立ち上がりこそしたものの、
視界は痛みに歪み、カムランは、
こめかみのあたりから血が流れているのがわかった。
受け止めることすら許されない剛力の剣。
改めて痛感させられた迷い星の強大な力を前にしてもなお、
カムランは背を向けることなく今一度立ち向かっていった。
しかし、大剣の大振りによって生まれる隙をつき、
次々と切りかかるが、
オリオンの燃えるような闘志の前に圧倒されてしまう。
攻撃をかわすことに終始させられ、
苦戦するカムランの横を、
突如風のような紅が駆け抜けた。
エルザはカムランへ向いていた攻撃を縫うようにかわし、
ついにオリオンの懐深くまで迫った。
「いい加減に、観念しろ!」
燃え盛る魔剣でオリオンの腹部を深く切り付け、
突き刺した。
身体を貫いた魔剣からさらに炎が吹き上がり、
オリオンは炎に包まれていく。
グオオというオリオンの叫びが夜をむなしく駆け抜ける。
これで終わったと二人の目線が交差する。
二人の目の前に燃え盛る炎はさらに強まり、
まもなくオリオンの姿は炎の中に消えた。
炎の中のオリオンは、
身体中を焼かれながら、片手で剣を掲げる。
それが最期の力だったのか、
決して折れることの無い不屈の闘志の証明か。
その光景は、オリオンの神の如き力を、改めて二人に思い知らせた。
ようやく終わった。
それを確認するように二人が再び視線を合わせたその時だった。
炎から突き出たその大剣は、
旋風を巻き起こす程の力で振り下ろされる。
巻き起こった爆風によって、
オリオンを覆っていた炎はかき消えてしまった。
燻る黒煙の中、未だ戦意を失っていないその目は、
刺すように二人を睨み付け、
剣を地面に引きずりながら再び迫ってきた。
一方の二人は、度重なる戦闘で疲労困憊し、
身体も傷だらけ。
立っているのがやっとの状態だった。
一歩、また一歩距離を詰めてくるオリオンを前に、
二人はただただ立ち尽くし、絶望を噛み締めていた・・・。
「まだ、やろうっていうのか・・・。」
再び剣を構えたカムランは、
オリオンの頭上に流れ星を見た気がした。
流れ星はだんだんと大きくなり、
やがて二人の真上に舞う。
「あの光はなんだろう・・・鳥のように見える。」
頭をしこたまぶつけていたカムランよりも、
エルザのほうが流れ星の正体が良く見えていた。
視界は痛みに歪み、カムランは、
こめかみのあたりから血が流れているのがわかった。
受け止めることすら許されない剛力の剣。
改めて痛感させられた迷い星の強大な力を前にしてもなお、
カムランは背を向けることなく今一度立ち向かっていった。
しかし、大剣の大振りによって生まれる隙をつき、
次々と切りかかるが、
オリオンの燃えるような闘志の前に圧倒されてしまう。
攻撃をかわすことに終始させられ、
苦戦するカムランの横を、
突如風のような紅が駆け抜けた。
エルザはカムランへ向いていた攻撃を縫うようにかわし、
ついにオリオンの懐深くまで迫った。
「いい加減に、観念しろ!」
燃え盛る魔剣でオリオンの腹部を深く切り付け、
突き刺した。
身体を貫いた魔剣からさらに炎が吹き上がり、
オリオンは炎に包まれていく。
グオオというオリオンの叫びが夜をむなしく駆け抜ける。
これで終わったと二人の目線が交差する。
二人の目の前に燃え盛る炎はさらに強まり、
まもなくオリオンの姿は炎の中に消えた。
炎の中のオリオンは、
身体中を焼かれながら、片手で剣を掲げる。
それが最期の力だったのか、
決して折れることの無い不屈の闘志の証明か。
その光景は、オリオンの神の如き力を、改めて二人に思い知らせた。
ようやく終わった。
それを確認するように二人が再び視線を合わせたその時だった。
炎から突き出たその大剣は、
旋風を巻き起こす程の力で振り下ろされる。
巻き起こった爆風によって、
オリオンを覆っていた炎はかき消えてしまった。
燻る黒煙の中、未だ戦意を失っていないその目は、
刺すように二人を睨み付け、
剣を地面に引きずりながら再び迫ってきた。
一方の二人は、度重なる戦闘で疲労困憊し、
身体も傷だらけ。
立っているのがやっとの状態だった。
一歩、また一歩距離を詰めてくるオリオンを前に、
二人はただただ立ち尽くし、絶望を噛み締めていた・・・。
「まだ、やろうっていうのか・・・。」
再び剣を構えたカムランは、
オリオンの頭上に流れ星を見た気がした。
流れ星はだんだんと大きくなり、
やがて二人の真上に舞う。
「あの光はなんだろう・・・鳥のように見える。」
頭をしこたまぶつけていたカムランよりも、
エルザのほうが流れ星の正体が良く見えていた。
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