琥珀の夜鷹_ep1. 星降りの守り人

朝河 れい

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EP1_3章

3章_15 急報

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 足早に歩くメリッサの後ろを、
カムランは小走りで追いかける。


「メリッサ様、お供します。」

メリッサに追いついたカムランは、
そのままメリッサに肩を並べて歩く。

「ありがとう。正直、少し期待していました。
こんな、、突然のことで、心臓がつぶれてしまいそうだけれど、
貴方が来てくれて少し落ち着いたみたい。」

表情はこわばっていたが、
それでもメリッサは笑ってみせた。
自分の弱さを認めつつも、芯は本当に強い人だ。

カムランは改めてそれを実感したのだった。


軍議所に入ると、
将軍の命を受けたのであろうエルザが中にいた。
メリッサが入ってきたことに一瞬驚いたようだったが、
エルザは胸に右の手を置いて敬礼をした。


「牡牛座・アルデバランにオリオン座・リゲルと、
二つの迷い星に対処してくださった貴女には重ねて苦労をかけてしまいますが、
今回もどうかお願いしますね。」

メリッサは怪我をおして出てきた
エルザをいたわらずにはいられないという様子だ。


「姫様もいらっしゃるのですか。
危険が伴うことになりますので、
何においてもまずはご自身の身を第一としてください。

ブラナス救援作戦に出る軍は、
夕刻より出発します。

それまではしばしのご休息と、
ご準備をお願いする次第です。」

エルザはまっすぐにメリッサの目を見据えてそう言った。
その姿からは、一軍の将にふさわしい力強さを感じた。


「ええ、そうさせてもらいます。
武勇の誉れ高い父、エオメルの血を引く者として、
少しはいいところを見せたいものです。」

メリッサは微かに震えるその手をギュッと握りしめ、
気丈に振る舞っていた。
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