琥珀の夜鷹_ep1. 星降りの守り人

朝河 れい

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EP1_5章

5章_3 ロクサリオの長い夢

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 「ロクサリオ将軍、我らが王都では、
この王無き星鏡台地の処遇を考え始めたぞ。
各諸公王に統治を移すか、
我らトルトゥーザ王国自らが直轄とするか。

そういう次元の話も出ているのだ。
この地の筆頭将軍として、よくよく考えておくといい。
次は、きっかり三か月後にこちらに来よう。
その時は、いかような裁可があり得るか、今伝えたからな。」


トルトゥーザからの使者が去るとすぐに、
結果を聞くべくレフコーシャの軍師が謁見の間に姿を現した。

「いよいよ、待つだけでは足りん状況だ。
トルトゥーザはしびれを切らしている。
この台地を接収するとまで言ってきた。
捜索隊からは報告は無いのか?」


軍師はロクサリオの言葉に青ざめる。
しかし、未だ捜索隊からは好ましい情報は入ってきていない。

歴史を辿っても、大公不在が続いた国は、
等しく接収されるか、または他の公国に割譲されてきた。


当初はトルトゥーザ王国を盟主として二十八の公国があったが、
今では公国は六つが残るだけである。
そして今、過去に失われていった公国と同じ道を、
星鏡台地を守護するエンタール公国も進もうとしていたのだった。


「我が主君、エオメル・エンタール。
公国の為ならば、貴方の生でも死でも受け入れよう。
しかし、行方知れずでは・・・」

私自身がとって変わるしかないのか。
忠臣ロクサリオにとっては、
その判断は余りにも残酷なものだった。


そして数週間の後、事は星鏡台地南東部、
サルヘナ湖の東湖畔に位置する小さな村、
アムリタで起こることとなる。
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