23 / 25
#23 中二病のあの子は難しいお年頃
しおりを挟む
《それじゃあ始めましょうかー、はい5、4、3、2、・・・》
「はい、始まりました、【おねえさんのおしゃべりラジオ!】 当ラジオの司会進行を務めます、駄菓子のきな粉棒を見ると、つい買ってしまう女、篠原 怜(しのはら れい)です」
「そして本日のゲストは・・・」
『クックックッ! 下界の皆さん初めまして。私が闇を統べる者、ロレッタ・リーエンよ』
「はい、よろしくお願いしますー」
『チョット! もっと興味を持ちなさいよ!』
「ええー だって、何言ってるか分からないので・・・」
『それでも司会者なんだから、少しは興味を持ってよ! 』
「はいはい、分かりましたー それでは先に言っておく事があるのですが? 」
『ほう? 我への質問、許そうぞ? 』
「あ、やっぱいいですー」
『言いなさいよっ! 』
「それじゃあ言いますが、この番組を聴いてる外科医(げかい)の人はいないと思います」
『えぇ? そ、そんな事ないでしょ? 全国に流れているんだから、結構な下界(げかい)の人が聴いているでしょ? 』
「いや、それはないですね」
『チョ、チョット!(汗) もう少し自分の番組の人気を信じなさいよ・・・』
「人気? 人気はありますよ、多少なりとも」
『えっ? さっきから何を言っているの? 』
「えっ・・・ それは最初の私のセリフですが? 」
『ああもうッ! 訳分かんないッ! 』
「それでしたら、最初からやり直しますか? 」
『そうね、そうしましょう』
「それではいきますね・・・ はい、本日のゲストは・・・」
『クックックッ! 下界の皆さん初めまして。私が闇を統べる者、ロレッタ・リーエンよ』
「はい、やり直し」
『チョット! 』
「いや、同じ事言っただけではダメでしょう? 何も私は変えられませんよ」
『でも、私も変えられないし・・・』
「それでは、外科医(げかい)というピンポイントな発言はやめて下さい」
『ッ! それは出来ない相談ね。下界(げかい)の人たちに、私という存在を知らしめる為に、今日は来ているのだから』
「そんなに外科医(げかい)がいいんですか? 」
『ええ、もちろん』
「つまり、あなたはこの番組に、外科医(げかい)のパートナーを探しに来ていると? 」
『パートナーではなく、下界(げかい)の人間なんて、私の奴隷よ、ド・レ・イ』
「うわぁ、危ない人だ・・・」
『そうよ、私にやすやすと触れるのは危険よ。クックック・・・』
「それでは、もう金輪際、あなたは出禁という事で」
『ッ! チョット! どうして私が出禁なのよ?! 』
「危険だからです。自分でも言っていたでしょう? 」
『いや、それは言ったけど・・・』
「それに、この番組で外科医(げかい)を探して、玉の輿を狙う様な人は、さすがにお断りです」
『た、玉の輿って、そんなの狙ってないわよ! 』
「・・・えっ? 」
『・・・えぇっ? 』
《この番組は、誰でも自由に作品を、アルファポリスの提供でお送りしました》
「はい、始まりました、【おねえさんのおしゃべりラジオ!】 当ラジオの司会進行を務めます、駄菓子のきな粉棒を見ると、つい買ってしまう女、篠原 怜(しのはら れい)です」
「そして本日のゲストは・・・」
『クックックッ! 下界の皆さん初めまして。私が闇を統べる者、ロレッタ・リーエンよ』
「はい、よろしくお願いしますー」
『チョット! もっと興味を持ちなさいよ!』
「ええー だって、何言ってるか分からないので・・・」
『それでも司会者なんだから、少しは興味を持ってよ! 』
「はいはい、分かりましたー それでは先に言っておく事があるのですが? 」
『ほう? 我への質問、許そうぞ? 』
「あ、やっぱいいですー」
『言いなさいよっ! 』
「それじゃあ言いますが、この番組を聴いてる外科医(げかい)の人はいないと思います」
『えぇ? そ、そんな事ないでしょ? 全国に流れているんだから、結構な下界(げかい)の人が聴いているでしょ? 』
「いや、それはないですね」
『チョ、チョット!(汗) もう少し自分の番組の人気を信じなさいよ・・・』
「人気? 人気はありますよ、多少なりとも」
『えっ? さっきから何を言っているの? 』
「えっ・・・ それは最初の私のセリフですが? 」
『ああもうッ! 訳分かんないッ! 』
「それでしたら、最初からやり直しますか? 」
『そうね、そうしましょう』
「それではいきますね・・・ はい、本日のゲストは・・・」
『クックックッ! 下界の皆さん初めまして。私が闇を統べる者、ロレッタ・リーエンよ』
「はい、やり直し」
『チョット! 』
「いや、同じ事言っただけではダメでしょう? 何も私は変えられませんよ」
『でも、私も変えられないし・・・』
「それでは、外科医(げかい)というピンポイントな発言はやめて下さい」
『ッ! それは出来ない相談ね。下界(げかい)の人たちに、私という存在を知らしめる為に、今日は来ているのだから』
「そんなに外科医(げかい)がいいんですか? 」
『ええ、もちろん』
「つまり、あなたはこの番組に、外科医(げかい)のパートナーを探しに来ていると? 」
『パートナーではなく、下界(げかい)の人間なんて、私の奴隷よ、ド・レ・イ』
「うわぁ、危ない人だ・・・」
『そうよ、私にやすやすと触れるのは危険よ。クックック・・・』
「それでは、もう金輪際、あなたは出禁という事で」
『ッ! チョット! どうして私が出禁なのよ?! 』
「危険だからです。自分でも言っていたでしょう? 」
『いや、それは言ったけど・・・』
「それに、この番組で外科医(げかい)を探して、玉の輿を狙う様な人は、さすがにお断りです」
『た、玉の輿って、そんなの狙ってないわよ! 』
「・・・えっ? 」
『・・・えぇっ? 』
《この番組は、誰でも自由に作品を、アルファポリスの提供でお送りしました》
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる