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#25(特別編) 【打ち切り…?】番組プロデューサーとの今後の打ち合わせ
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キキーッ ガシャンッ
「おはようございます」
《あっ、おはざっす、篠原(しのはら)さんっ さっきプロデューサーが探してましたよ? 》
「あら、プロデューサーが? 私、何かしたかしら? 」
《いや~、何をしたか、自分は分からないっすけど、スタッフ控え室にいると思うんで、行ってみて下さい》
「えぇ、分かったわ。ありがとう」
(プロデューサーと話した事なんて、最初の頃に会ったきりだし、一体何かしら? )
コンコンコンッ
「失礼します」
『あぁ、おはよう、篠原(しのはら)君』
「おはようございます。先程、プロデューサーが私を探していると聞いたのですが? 」
『あぁ、瀬川(せがわ)君に聞いたのかい? 今日はちょっとね、君と色々と話したいと思ったんだよ』
「? 話ですか? もうすぐ番組も始まりますけど? 」
『あれっ? 一応、昨日で番組は終了したよ? 』
「・・・エッ! つ、つまり【おねえさんのおしゃべりラジオ!】は打ち切りという事ですか?! 」
『あれ? 聞いてなかったのかい? ちゃんと昨日の番組前に打ち合わせで話したんだけど・・・』
「・・・私、打ち合わせに参加しないので」
『ハハッ、ああそうか、篠原(しのはら)君はそういう主義だったねぇ。それじゃあ説明すると、えぇとまぁ、打ち切りとは違うんだけどねぇ・・・』
「ハッキリ言ってもらっていいですよ? この番組が人気なかった事は、薄々気付いてましたし」
『まあまあ、僕の話はまだ終わってないから。とりあえず言うと、確かにこの番組は人気が出なかった。だから、ここいらでテコ入れをしようと思っているんだ』
「・・・テコ入れですか? 」
『そう、テコ入れだ。まだどうするのかは決まっていないけれどね』
「そうなると、私が呼ばれた理由は何ですか? もう明日からは来なくていいという連絡? 」
『違う違う、そうじゃないよ。今日はこのテコ入れをどうするか、篠原(しのはら)君の意見を参考として、聞きたいと思ってね。』
「はあ、意見ですか・・・」
『そうそう。あ、先に言っておくと、君には、そのテコ入れしたバージョンの番組に出てもらう予定だからね』
「ッ! それを聞いて安心しました。今しがた、これからの生活をどうするか考えていたので」
『ハハハッ、そこについては大丈夫だよ。僕は君を買っているからね』
「プロデューサーが、私の何をそんなに買ってくれているかは知りませんが、ありがとうございます」
『それはまぁ色々だよ。それで、テコ入れの話なんだけど、篠原(しのはら)君はどうして人気が出なかったと思う? 』
「そうですね、単につまらなかったからじゃないですか? 」
『うぐぅ、そうハッキリ言われると、プロデューサーとしては耳が痛いね。じゃあ今のをもう少し具体的に教えてくれないか? 』
「具体的に言いますと、聞こうと思えるような中身でなかったのでは? 毎日お送りした分、クオリティはそれほど高くありませんし、後半はマンネリ化ぎみでしたから」
『そうだねぇ、確かに対話形式での話となると、いくらゲストを工夫しても変わり映えしないからねぇ』
「対話形式という事で、テンポは良かったと思いますけどね」
『そうだね。それに各回毎のタイトルも個性的で良かったと自負してるんだけど』
「それはまぁ、受け手によりけりですが、個性的ではあったかと」
『後はどうだろう? 』
「後はそうですね・・・ 番組が短かったので仕方ない所もありましたが、もう少し深い話が出来ていれば、面白さも増したのではと思います」
『つまり、長い方がいいという事かな? 』
「はい。やはり時間が短いと、いくらゲストが個性的でも、表面的な話しか出来ないですから。せっかく色々と面白い経験を持っているはずなのに、それを引き出せる時間が無かったので」
『そうか、それは考えていなかったな。毎日放送する方が、注目されたりとメリットが大きいと考えていたが、そうではないのかも知れないね』
「もちろん、毎日放送する事のメリットはありますよ? ですが、25夜連続放送しても、ファンが0という結果が出ていますから」
『うーむ、そうだね。その根本からもう一度考えてみようか』
「はい」
『少しまとめると、①マンネリ化しない、変化のあるもの ②毎日放送する事より内容重視 というところかな』
「そうですね」
『もう少しだけ話してもいいかな? 』
「はい、どうぞ。番組亡き今、私は暇を持て余していますので」
『ハハハッ、やはり君は面白い。こういうシュールな笑いで君の右に出るものはいないな』
「特に笑わせようとは思っていませんが? 」
『いやいや、君自身が意識していなくても、君のその感じは、良い個性だよ』
「はぁ、ありがとうございます」
『それじゃあ話に戻ろうか。②についてはそのままの通りでいこうと思う。内容を深くしたものを、時間をかけて作って、それを放送しよう』
「それがいいと思います」
『では、問題の①の方だね。マンネリ化しないものって、例えばなんだろう? 』
「旅行に行くとかですかね? 」
『確かに、旅行はマンネリとは縁遠いね』
「後は、とりあえず何でも始めたばかりのものでしょうか? 付き合いたてのカップル、ハマったドラマとか」
『ああ~、何事も始めたばかりの時は、マンネリなんてないもんね。この番組も最初は、マンネリなんて無かったし』
「反対に、時間が経つと、どうしてもマンネリ化してしまいます。どれだけ美味しい好物でも、毎日同じでは飽きてしまいますし」
『うんうん、やっぱり変化がある事は必須だね』
「そうなると、内容も変化出来るものでなければなりませんね」
『こりゃあなかなか難しいなぁ・・・』
「そこはプロデューサーの腕の見せどころでしょう? 」
『まぁそうなんだけどね』
『うーん、ゲストは良かったけど、もっと深く。その為に放送時間も長くする。そうすると毎日は出来ない・・・』
「? プロデューサー? 」
『・・・あぁっ! ごめんね、ちょっと自分の世界に入っていたよ。今日はありがとう。色々と参考になる意見がもらえたよ』
「それは何よりです」
『それじゃあ、僕の考えがまとまったら声をかけるから、その時はよろしく頼むよ』
「はい、お待ちしています」
『それじゃあまたね』
「はい。それでは失礼します」
今回で、【おねえさんのおしゃべりラジオ!】シリーズは最終回となります。ここまでお付き合い下さいました皆さま、本当にありがとうございました。
この話にもありますが、次回作も絶賛考え中ですので、また皆さまにお読み頂ける、面白いものを作ります。
それではまた、近いうちにお会いしましょう!
しんしょう
「おはようございます」
《あっ、おはざっす、篠原(しのはら)さんっ さっきプロデューサーが探してましたよ? 》
「あら、プロデューサーが? 私、何かしたかしら? 」
《いや~、何をしたか、自分は分からないっすけど、スタッフ控え室にいると思うんで、行ってみて下さい》
「えぇ、分かったわ。ありがとう」
(プロデューサーと話した事なんて、最初の頃に会ったきりだし、一体何かしら? )
コンコンコンッ
「失礼します」
『あぁ、おはよう、篠原(しのはら)君』
「おはようございます。先程、プロデューサーが私を探していると聞いたのですが? 」
『あぁ、瀬川(せがわ)君に聞いたのかい? 今日はちょっとね、君と色々と話したいと思ったんだよ』
「? 話ですか? もうすぐ番組も始まりますけど? 」
『あれっ? 一応、昨日で番組は終了したよ? 』
「・・・エッ! つ、つまり【おねえさんのおしゃべりラジオ!】は打ち切りという事ですか?! 」
『あれ? 聞いてなかったのかい? ちゃんと昨日の番組前に打ち合わせで話したんだけど・・・』
「・・・私、打ち合わせに参加しないので」
『ハハッ、ああそうか、篠原(しのはら)君はそういう主義だったねぇ。それじゃあ説明すると、えぇとまぁ、打ち切りとは違うんだけどねぇ・・・』
「ハッキリ言ってもらっていいですよ? この番組が人気なかった事は、薄々気付いてましたし」
『まあまあ、僕の話はまだ終わってないから。とりあえず言うと、確かにこの番組は人気が出なかった。だから、ここいらでテコ入れをしようと思っているんだ』
「・・・テコ入れですか? 」
『そう、テコ入れだ。まだどうするのかは決まっていないけれどね』
「そうなると、私が呼ばれた理由は何ですか? もう明日からは来なくていいという連絡? 」
『違う違う、そうじゃないよ。今日はこのテコ入れをどうするか、篠原(しのはら)君の意見を参考として、聞きたいと思ってね。』
「はあ、意見ですか・・・」
『そうそう。あ、先に言っておくと、君には、そのテコ入れしたバージョンの番組に出てもらう予定だからね』
「ッ! それを聞いて安心しました。今しがた、これからの生活をどうするか考えていたので」
『ハハハッ、そこについては大丈夫だよ。僕は君を買っているからね』
「プロデューサーが、私の何をそんなに買ってくれているかは知りませんが、ありがとうございます」
『それはまぁ色々だよ。それで、テコ入れの話なんだけど、篠原(しのはら)君はどうして人気が出なかったと思う? 』
「そうですね、単につまらなかったからじゃないですか? 」
『うぐぅ、そうハッキリ言われると、プロデューサーとしては耳が痛いね。じゃあ今のをもう少し具体的に教えてくれないか? 』
「具体的に言いますと、聞こうと思えるような中身でなかったのでは? 毎日お送りした分、クオリティはそれほど高くありませんし、後半はマンネリ化ぎみでしたから」
『そうだねぇ、確かに対話形式での話となると、いくらゲストを工夫しても変わり映えしないからねぇ』
「対話形式という事で、テンポは良かったと思いますけどね」
『そうだね。それに各回毎のタイトルも個性的で良かったと自負してるんだけど』
「それはまぁ、受け手によりけりですが、個性的ではあったかと」
『後はどうだろう? 』
「後はそうですね・・・ 番組が短かったので仕方ない所もありましたが、もう少し深い話が出来ていれば、面白さも増したのではと思います」
『つまり、長い方がいいという事かな? 』
「はい。やはり時間が短いと、いくらゲストが個性的でも、表面的な話しか出来ないですから。せっかく色々と面白い経験を持っているはずなのに、それを引き出せる時間が無かったので」
『そうか、それは考えていなかったな。毎日放送する方が、注目されたりとメリットが大きいと考えていたが、そうではないのかも知れないね』
「もちろん、毎日放送する事のメリットはありますよ? ですが、25夜連続放送しても、ファンが0という結果が出ていますから」
『うーむ、そうだね。その根本からもう一度考えてみようか』
「はい」
『少しまとめると、①マンネリ化しない、変化のあるもの ②毎日放送する事より内容重視 というところかな』
「そうですね」
『もう少しだけ話してもいいかな? 』
「はい、どうぞ。番組亡き今、私は暇を持て余していますので」
『ハハハッ、やはり君は面白い。こういうシュールな笑いで君の右に出るものはいないな』
「特に笑わせようとは思っていませんが? 」
『いやいや、君自身が意識していなくても、君のその感じは、良い個性だよ』
「はぁ、ありがとうございます」
『それじゃあ話に戻ろうか。②についてはそのままの通りでいこうと思う。内容を深くしたものを、時間をかけて作って、それを放送しよう』
「それがいいと思います」
『では、問題の①の方だね。マンネリ化しないものって、例えばなんだろう? 』
「旅行に行くとかですかね? 」
『確かに、旅行はマンネリとは縁遠いね』
「後は、とりあえず何でも始めたばかりのものでしょうか? 付き合いたてのカップル、ハマったドラマとか」
『ああ~、何事も始めたばかりの時は、マンネリなんてないもんね。この番組も最初は、マンネリなんて無かったし』
「反対に、時間が経つと、どうしてもマンネリ化してしまいます。どれだけ美味しい好物でも、毎日同じでは飽きてしまいますし」
『うんうん、やっぱり変化がある事は必須だね』
「そうなると、内容も変化出来るものでなければなりませんね」
『こりゃあなかなか難しいなぁ・・・』
「そこはプロデューサーの腕の見せどころでしょう? 」
『まぁそうなんだけどね』
『うーん、ゲストは良かったけど、もっと深く。その為に放送時間も長くする。そうすると毎日は出来ない・・・』
「? プロデューサー? 」
『・・・あぁっ! ごめんね、ちょっと自分の世界に入っていたよ。今日はありがとう。色々と参考になる意見がもらえたよ』
「それは何よりです」
『それじゃあ、僕の考えがまとまったら声をかけるから、その時はよろしく頼むよ』
「はい、お待ちしています」
『それじゃあまたね』
「はい。それでは失礼します」
今回で、【おねえさんのおしゃべりラジオ!】シリーズは最終回となります。ここまでお付き合い下さいました皆さま、本当にありがとうございました。
この話にもありますが、次回作も絶賛考え中ですので、また皆さまにお読み頂ける、面白いものを作ります。
それではまた、近いうちにお会いしましょう!
しんしょう
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