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23.ホッとひと息? *
しおりを挟む「陛下って面白い方ね!」
謁見を終えて、ホッとする。
公爵邸の本邸に戻り、ヘル様の部屋で、カリーナおすすめのクッキーとお茶で寛ぐ。
チョコチップクッキーが美味しい。
ヘル様にも「あーん」する。
今では「あーん」も普通にする。
あんなにテレていた人が…
人って変わるのね。慣れたのかしら?
「陛下の謁見で、こんなに緊張したのは初めてだ。普段は親戚のおっちゃんに会う位の気持ちだからな。」
ヘル様もやっと笑顔。
「やっぱり外では堂々としてますね、ヘルは。凛々しくて素敵でしたよ?途中まで。」
思い出し笑いしてしまう。
「途中まで、って何だよ!陛下とマリが話を変な方向に持っていこうとするから…これはお仕置きが必要だな。」
不敵に笑って、またベッドに拉致られる。
「またですか?最近、昼夜関係ないじゃないですか!自重してください…」
昨日もしました…
お昼から夜更けまで…猛獣ですか?
「マリ…嫌…?」
そんな可愛い顔でずるい。
「…………」
「ねー、マリ…」
「…………」
「もぅ、ぃぃ…」
拗ねた。
「ふっ、ふははははっ!」
堪らず笑ってしまう。
「何で笑うんだよぅ…」
「昨日も言いましたよ?『あなたは私の男なんだから全て受け入れる』って。すぐ忘れてしまうのね。」
「だって、嫌がられたら、つらいし…」
「おいで!」
ガシッとしがみついて来る。
「皇宮での凛々しいヘルは何処に行ったのかしら?」
「外での態度とは真逆なんだろぅ?」
拗ねる、拗ねる、まだ拗ねる。
「凛々しいの真逆は甘えん坊なのね。覚えておくわ。」
垂れ耳の猛獣さん。
拗ねた猛獣のご機嫌取りの秘策。
両手を首に回して、おでこ・耳朶・頬・唇に軽いキス。敢えて、ゆっくりと。
チュッと音を立てると、更に興奮して喜ぶ。
そして、舌に吸い付く深いキス。
この辺りで機嫌が治って、息が上がり夢中になる。
「マリ…したい…」
艶やかな頬が赤く染まる。
「体が熱くなってきましたね。服、脱がせてあげる。」
何だかんだ、甘やかしてしまう。
「もぅ、またこんなにして…1回出した方が楽かしら…?」
ヘル様の屹立が苦しそうに見える。
「マリの中でいきたいけど、余裕が無いからすぐ出ちゃうかも…俺、早過ぎ?」
早漏と言いたいのかしら?
絶倫だとは思うけど。
「それって男性には恥ずかしいことなの?私が『いい女』ってことにしない?2人の中では。」
「マリは『いい女』だよ?俺が惚れたんだし。」
したり顔で笑う。
「あらあら、随分と余裕がお有りですのね?覚悟なさって!!」
有無をいわせず陰茎にしゃぶり付く。
このパターンをヘル様はかなり気に入っていると思う。
「あっ!マリ!!ダメだけど…いぃ…あぁ…うぅっ…」
じゅぶじゅぶと、音は大きい方がいい。
「くっっ!」とか「ふぅっ」とか、悶える声がいやらしい。
「はぁ、マリ…堪らない…我慢出来ない…」
口も手も総動員。
マリアベル、頑張る!
「あぁ、出るっっっ!!」
お仕置きじゃなくて、ご褒美。
「また、イかされた…」
お仕置きするって言ったの、だぁれ?
そこは突っ込まない。
「ふふふ…気持ち良かった?」
「うん。」
抱き締めて、撫で撫で。
うとうとし始めるヘル様。
胸の中で安らぐこの人を大事に想う。
ぎゅっと抱き締めて、もう放さない。
あなたが私をこんなふうにしたの。
私があなたをそんなふうにしたように。
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