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19.いろいろ頼りになる夫 *
しおりを挟むアウレリオは一歳になった。
すくすく育ち、我が家の人気者だ。
よちよち歩きから進歩し、今ではトコトコスタスタ歩いて目が離せない。
でも、ジェスターは、いつも今が一番可愛い盛りと、アウレリオを溺愛している。
「アウレリオの為にブランコ作ろう!」
改修工事を終えて住みやすくなった邸を、更に快適にする為にいろいろしてくれるが、遂に庭園まで手を付けるらしい。
「男の子の遊びは分からないから、お任せしますわ!」
「ちちうえー、あそびましょー!」
「おう、いいぞ!来いっ!!」
ジェスター大好きなアウレリオは、今夜はぐっすりだろう。
楽しそうにはしゃぐ二人を見つめて、また幸せに浸った。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「アウレリオは寝たな。よく遊んだぞ。男の子は力も体力もあるから、ミラだと大変かもなぁ。」
「ジェスター様が遊んでくださるから、助かってます!」
「俺は、まだまだ体力が有り余ってるんだが?今からどうだろう?」
ジェスターから閨のお誘いだ。
アウレリオが産まれてからも、なかなかその時間は取れていなかった。
「いいですよ。お手柔らかに。」
相変わらず、良い顔で笑い、私にしがみ付いてきた。
「あぁ、ミラ…久しぶりだ…いい匂い…」
首筋にちゅっと口付け、匂いを嗅いでいて、ちょっと変態チックだ。
「くすぐったいから、やめてー!ほんとに、くすぐったいの!!」
「すまない。これ、好きなんだ。」
私が抗議しながら身を捩るので、唇を塞がれた。
その口付けは、どんどん深くなり、夢中で舌を絡める。
「口付けっていいな…ミラが美味い。」
(こんな人だったかしら…ジェスター様…まぁ、楽しそうだからいっか!)
夜着を寛げ、お互いに肌を曝す。
でも、初めての頃のような性急さはなく、労るような愛撫に安心する。
「乳首立ってる。可愛いな…」
ちゅっと咥えて、舌で転がされると、下腹が切なくなる。
ジェスターは、交互に乳首を舐めながら、私の反応を見ている。
「そんなに見ないで…ちゃんと気持ちいいから…」
「そうか。嫌なことはしたくないから、全部教えて?」
「大丈夫。嫌じゃないわ。」
「それなら、下も…」
ジェスターは、私の膝を左右に開き、秘所をじゅっと吸った。
「んあっ、あぁ…」
陰核を指でそっと転がし、花芽を剥き出しにする。
舌は花芽を、指は中へ中へ。
どちらの動きも激しくなり、ジェスターの昂りを感じる。
「そろそろ挿れたい…今日は奥まで愛したい…痛かったら、すぐに言ってくれよ?」
「はい。たぶん大丈夫…」
ジェスターは、唆り立つ肉棒をゆっくり挿れる。
溢れ出した蜜で、痛みは感じない。
「ジェスター様、大丈夫。来てください。」
ぐっと腰を押し付けられ、最奥に肉棒の先端が触れた。
「ああ…ミラ、凄くいい…子を産んだとは思えないほど狭いな…」
「動いてもいいですよ?大丈夫そうです。随分、我慢させてしまったから、好きにしていいですよ?」
「君は…煽らないでくれよ…ほんとに我慢出来なくなる…」
言葉と裏腹に、ジェスターは激しい律動に酔いしれる。
「はぁ、はぁ、ミラ、堪らない、保たない!ミラもいいか?」
「ぅん…いい…ジェスターさまぁ、凄くいいです…」
熱く溶け合うように、ジェスターも私も夢中でお互いを感じる。
肉棒に絡み付く膣壁を逃すまいとジェスターも必死だ。
「ミラ、締まるっ!もう、出そうっ!」
「私も、もう、イきたいっ!ジェスター様、イくっっ!!」
「あああー、出るっ!出るぞっっ!!」
はぁはぁと息遣いが響く部屋で、私とジェスターは同時に達した悦びを噛み締めていた。
「ミラ、素敵だった。心地良過ぎて、蕩けるよ、君の中は。」
「そうなんでしょうか…?そこは、私には分からないわ。ジェスター様が満足してくれたなら、良かったです!」
「愛してるよ、ミラ。」
「私もジェスター様を愛してます。」
その後、久しぶりに朝まで抱き潰されたけど、ジェスターは朝からしっかりアウレリオのお世話をしてくれた。
ジェスターは、想像以上に体力があることを証明してくれた。
頼りになる夫で父なのだ。
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