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4.ラディアスとの夜 ③ *
しおりを挟む呼吸が整ってきたラディアスは、ミルゼの首元をちゅっと吸った。
ミルゼはチリっとした痛みを感じたが、続けて舐められて、膣内がきゅんとした。
「あぁ、ミルゼ、今締まった。また、したくなってしまう…」
繋がったままのラディアスの陰茎がビクンと跳ね上がり、ミルゼの最奥を刺激した。
「ラディアス様、そのようにされると、また奥が切ないのです…」
「ああ、もう、煽ったらダメだ!激しくするけど、すまない!」
ラディアスは身を起こし、ミルゼの左脚を肩に乗せ、先程よりも深く深く繋がった。
ぱん、ぱん、ぱんと打ち付けられる腰にミルゼは気が遠くなるような快感を与えられ、ただラディアスに揺さぶられる。
「ああ、奥、善いです…ラディアスさまぁ…はぁん…」
「本当に君は!どれだけ煽るんだっ!!」
ミルゼの喘ぎと、薔薇とミルゼ自身から発せられる香りが混ざった甘い匂いがラディアスを狂わせる。
理性など疾うに焼き切れ、ミルゼを存分に味わう獣と化していた。
「ふっ、くぅっ、ミルゼ、善い、中が絡み付く!ああ、気持ち良い、はあ、腰がっ、溶けるっ!!」
「ラディアスさまぁ、また、イきそう…あぁん、だめっ、もうっ、おかしくなるっ、はぁん!」
ラディアスは腰を回転させ、これでもかというほど、ミルゼの中を抉る。
浅く深く、自在に律動する陰茎にミルゼも為す術もなく翻弄される。
「ラディアス様、も、もう、だめですっ、イっちゃいます!あああー、イくぅ!!」
「ミルゼ、イくぞっ、一緒にっっ!!」
膨らんだ陰茎はドクンと波打ち、びゅるるとミルゼの最奥に熱い白濁を吐き出した。
ラディアスはその吐精に思考の全てを持ち去られ、無意識に最奥の子宮口に亀頭を擦り付けていた。
全てを吐き出したラディアスは、ミルゼの左脚の太腿に口付けて、そっと下ろした。
そして、繋がったままミルゼの体を抱き締める。
ミルゼは、汗ばんだラディアスの前髪を指で梳き、形の良い眉を見ていた。
(ラディアス様は、どこもかしこも美しいのね。こんな方と、あんなことこんなことしてしまった…)
急に恥ずかしさに襲われて、ミルゼは真っ赤になっていた。
それを、目を閉じていた筈のラディアスが見ていた。
「何故、真っ赤になっているのだ?今更恥ずかしくなったか?」
「はい…何か恥ずかしいです…ラディアス様がいろいろなさるから…」
「これで恥ずかしがっていたらダメだぞ?我が家の初夜は三日間あるんだ。まだまだ、これからさ。」
ラディアスは、くすくす笑って起き上がり、ミルゼをひっくり返した。
「ラディアス様、何を!?」
「後ろから繋がるんだ。」
ミルゼの腰を高々と持ち上げ、ラディアスは陰茎を突き刺した。
「こんな格好でするのですか!?」
「そうだ。深く繋がるぞ!」
ラディアスは、いきなり最奥をグリグリと捏ね回し始め、ミルゼはまた体が昂ってきた。
ミルゼが昂れば、膣内の締め付けは激しくなり、陰茎が中で、手で扱かれているような快感にラディアスは酔った。
「はぁ、はぁ、ミルゼ、善い!ミルゼの中が俺を掴んで離さない、くうっ、凄い、気持ちいい!!」
「ラディアス様、そんなにしたら、私、すぐイっちゃう…ダメ、ねぇ、ラディアスさまぁー!」
「何度でもイけ!導いてやる!ほら、グリグリすると善いだろう?」
ぱちゅん、ぱちゅんと水音を含む律動に、ミルゼだけでなくラディアスも昂る体を我慢出来ない。
「んくっ、ミルゼ、んんんっ、俺もイきそうだ!」
「ダメ、イったばかりなのに、いやっ、ラディアス様、また、またイっちゃいます!!」
「ミルゼ、イくぞっ!あああー、出るっ!」
「ラディアスさ、ま、イくぅ!」
立て続けに攻められイかされ、ミルゼは意識を手放した。
ラディアスは、頬を染めて目を瞑るミルゼを心から愛おしく想い、抱き締めて目を閉じた。
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