【3話完結】 数多と唯一

紬あおい

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2.横たわる夫 *


「ほら、早く。」

グレンに急かされ、何故か自らナイトドレスを脱ぐ羽目になった私。
こうなったら、小説の悪女のように振る舞えばいいのかと、ゆっくり胸元のリボンを解きながらグレンに微笑み掛ける。

「いいね、綺麗だよ。」

お世辞と分かっていても、グレンの下半身には唆り立つものがあり、恥ずかしさに赤くなる。

「さあ、好きに触ってくれ。」

黒髪赤眼の美しい顔立ちと鍛え上げた体躯のグレンの体に跨り、頬に手を添えるとグレンは目を閉じた。
私は、グレンの頬に口付け、そのまま唇を重ねた。

「っん!」

グレンの美しい顔が歪み、唇が開いた隙に舌を入れると、そっとグレンも絡めてくる。
くちゅくちゅと水音が響き、だんだん激しくなる口付けに身を捩ると、お互いの乳首がこすれ、腰が揺れてくる。

「エレノア、もっと触れてくれ。」

耳朶をみ、耳穴を舌で舐ると、グレンの唇から溜め息が漏れる。
いちいち反応が嬉しくて、私はどんどん下へと手や唇を移動させる。
指先が乳首に触れると、グレンは私の髪を指に絡めた。

「ああ、善いよ、エレノア。」

強めに乳首を吸い上げると、グレンが慌てた。

「ちょっと、待てっ!あっ、ああー!!」

背中に熱いものが飛び散り、グレンが両手で顔を覆った。

「ーーーえっっっ!?」

背中をゆっくりと伝うものは、グレンの白濁液だろう。
女慣れしている筈のグレンが、一体どうしたのだろう。

「あっ、あのっ、一応伺いますが、慣れていらっしゃるのですよね?」

グレンは、まだ両手で顔を覆っており、顔も真っ赤に染めている。

「グレン様?あなた…まさかっ!?」

私は、先程までとは打って変わって、恥じらうグレンに驚いた。

「グレン様?もう一度お聞きしますが…あなた、初めて?」

指の間からちらりと覗く瞳を見て、私は確信した。

(さっきまでの横柄な態度は創りもので、噂通りの人ではないかもしれないわ。主導権を取るなら今だわっ!!)

そして、グレンの手を掴み乳房に当てた。

「触ってご覧なさい?柔らかいでしょう?」

「柔らかいな…ふわふわだ…」

そこからは、夢中で乳房にかぶり付くグレンを上手く誘導することに専念した。

「あぁ、エレノア、もう我慢出来ない!」

猛々しく固さを増した陰茎を密口に当てがい、グレンは私に乞うた。

「挿れたい…」

「いらして?グレン。」

名前で呼ぶと、ぐいんと更に唆り立つグレンのグレン。

「ちょっと!初めてなのに、更に大きくしないで!!」

「すまない…エレノアがあまりにも美しくて、いやらしいから…」

「ばっ、ばかっ!いいから、おいで!!」

グレンは、ごくんと喉を鳴らし、一気に最奥まで突き立ててきた。

(殺す気かぁぁぁ!?終わったら、みっちりシメてやる!)

破瓜の痛みを堪えつつ、グレンへのお仕置きを考えていたが、いつしか善いところを攻められて、気を失ってしまったのだった。
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