ぼっちで死んだら、創造主が迎えに来た!わたしって?WATASHA SUDENI…、SINDEIRU…。(わたしゃ既に...、死んでいる...

旬乃助

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神球改革編

37話 ボンッ!旨!

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 今日の夕飯は 小春がおでんを作ってくれた

「小夏が縁側に居るから 小梅呼んで来てくれる」

「はーい」

 …縁側に哀愁ただよわせる背中が…遠くを見つめていた…竹とんぼを頭にさして…

「小梅か」

「ご飯出来たって」

「そうか」

「…小夏どうしたの?」

「飛べないのじゃ!……どうしても……」

「浮遊で飛べば」

「小梅は相変わらずロマンが無いのう 竹とんぼで飛ぶから良いのじゃ」

 …物理的に無理じゃね!…

「今日はおでんだって」

「わーい!」…ロマンは何処いった!

 **** サイドストーリー 神薙英機という漢 ****

 わしの名は 神薙英機《かみなぎひでき》 日本の極々ごくごく平凡な男だ

  現代の日本人からすれば短い人生だったかとは思う

  わしの話しなど聞きたくはないだろう

  だが敢《あ》えて語ろう…わしがわしで或《あ》るために…

 わしは田舎の農村に産まれた 

 貧しくも 父、母、弟と妹との五人家族じゃった 

 あの朝が来るまでは…

 あの朝わしは いつものように日が出る前に目覚め 

 裏山で畑仕事をしている 今日は一人だった 

 いつもなら父もいっしょなのじゃがあの日は違った…

 家に帰ると父は俺を観るなり 畑へ行って来ると出て行った 

 すれ違った父は拳を強く握っていた…

 …英機 朝ご飯を食べてしまいなさい 

 お勝手《かって》の外から母の声がした 

 ご飯と言っても米などなく 芋に冷汁だけだが 空腹を抑えるには充分じゃった

  腹を満たし わしは畑仕事に戻った 

 夕暮れ時 父の後ろを家に向かって歩いている 

 父は寡黙《かもく》な男だったが その日は 英機すまぬ と

 独り言の様に呟いた…わしは聞こえない振りをした

  意味が分からなかったからじゃ そうするのが良いと

 子供ながらに思ったのじゃ 

 水で身体を拭きお勝手に入る 

 いつものちゃぶ台の前に座る…妹の姿が無い?

 わしは黙っていた 口にしてはいけないと…

 妹は わしより四年遅く生まれた三歳だった 

 畑仕事をしていると 兄ー兄ーと雑草を持って歩いて来る 

 よちよちと 帰りはいつも 肩車をせがまれた 

 父に頼めば良いのにといつも思っていた 

 わしも幼かったから上手く出来なかった…

 時は過ぎた 隣国では戦争が続いてるらしい 

 わしには遠い国の話しとしか思えなかった 

 ある日 病気で弟が倒れたと畑仕事の最中に聞かされた

  町の病院に連れて行って貰ってると…

 その日を境《さかい》に父、母、わしの三人の暮らしになった

 其の後 父は畑を手放し行商の伝手《つて》で、母とわしを連れて町に出た 

 今思えば父も精一杯闘って居たのだと 生きる為に…

 わし達三人が暮らす長屋の三件隣に一つ歳上の小梅と言う娘がいた

  いつも姉さんぶって わしに絡んでくる

  小梅は末っ子の癖に…小梅は三姉妹じゃった 

 長女が桜 次女が楓 で末っ子だ 

 小梅はいつも桜の事で頭がいっぱいじゃったわ 

 そんな小梅を桜も可愛がっていた…

 因みに楓は 我関せず我が道をってな感じの女子《おなご》じゃった

 そんな町にも火の粉は降り注いだ空襲だ…

 町は消え人も消えた 

 幸いにもわし達親子は難を逃がれた

  一度消えた町に空襲は無いだろうと町に残る事になり 町外れにあった長屋に移り住む事ができた

  未だ戦争は続いていたが わしも復興に尽力《じんりょく》した 

 そんなある日 闇市で働く小梅に再会した 

 程なくわし達は結ばれた 

 小梅は先の空襲で生きながらえたが 独りになっていた 

 わしは四人家族になった…

 そんな わしの日常も一通の赤い紙により一変する事になる

 わしが満20歳の時である

 翌年わしは入営した…

 身籠った家族を残して

 わしは散々耳にした歌を背に参戦した 

 残す家族の為に 繋ぐ命のために…

 敢《あ》え無く死んだ…

 後悔は無かった…

 家族の為まだ観ぬ子の幸せを願って…

  !

 わしはのだから…

 これで わしの話は終わりじゃ…

 この話の続きは機会があったら話そう、でわ…。

 ****

「はんぺん!はんぺん!…此れ何?」

「ばくだん」

 …

  …「ひゅーっ ボンッ!旨《うま》!」
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