1 / 1
異世界召還されたら幼馴染に捕まりました
しおりを挟む
「明日の朝まで帰ってこないで!」
私は手首を強く…跡が残るくらいの力で掴まれ、家の中を引きずられ、裏口から道路に放り投げられた。
扉からカチャと鍵を閉めた音がする。これが何回目とはもう覚えていない。少なくとも両手には収まらないと思う。
いつものこと。そう思いながらどこで過ごすか考える。まだ完全に日は沈んで居ないから少しは動ける。
道路では車に引かれてしまうかもしれない。
近くの公園も駄目だ。警察官に見つかり、母が呼ばれ、怒り狂った母に1日中窓のない地下室に閉じ込められた。
あそこしかないか。1年前にぼろアパートが壊されてまだ空き地の土地。昼は子供が遊んで居るが、夜は街灯が無いため、暗い。
さっき叩かれた脇腹が少し痛い。少し肌寒い季節、セーター1枚でも寒い。
此処にいてまた母に叩かれたくないので、移動しようと敷地から道路にでる。住宅街の裏道はいつも誰も居なくて暗い。それを分かっていて外に出したんだろう。ただ、今日は少し違った。
「誰?」
から声が聞こえる。目が慣れて声の方を見ると、私と同じくらいの、(小学4年生だ)眼鏡の男の子が立っていた。
「えっと…」
男の子はいきなり近づいてきて手首掴まれた。さっき母に掴まれた…
「痛っ!」
「あ、ごめん。」
パッと手を離してくれた
私はとても驚いた。今では当たり前だが「痛い」といえば離してくれるのか。今までそんなことなかったから。何を言っても。抵抗しても。もっと痛くなるだけだった。
私が呆然としている間に彼に引っ張られ、いつの間にか知らない家の前にいた。
玄関から綺麗な女の人が出てきて、
「お帰りなさい。優。あらその子どうしたの?」
こっからまるで覚えていない。次に覚えているのはいつの間にか着替えて、ベットに横になっていた。
「うふふ。女の子は居ないから嬉しいわ~」
と綺麗な女性、彼の母…後に私はお母さんと呼ぶことになる。
朝起きたら、知らない天井だった。まあ、家を追い出される私にはよくある事なのだが。動こうとするが、体が動かない。下を見ると後ろから伸びた手に抱きしめられている。昨日いきなり腕を掴まれた男の子だった。
頑張って逃げ出そうとするが全く動かない。5分くらい格闘していると、んっ~という声が聞こえてくる。
起きたかと覗いてみると、ぼんやりした感じでこちらを強く抱きしめてきた。さっきより動けない。
ん?とようやく起きたらしい。やっと腕を解いてくれた。
「おはよ。」
「おはよう…ございます?」
今の時間がわからない。
「何で疑問系…そっか…昨日聞き忘れてたんだけど。名前は?」
「東条 蒼です…」
これが初めて会った時だ。後に幼稚園から一緒だったことを知る。
「…。」
夢か?懐かしかったような気がする。
動こうとすると…今も胸の位置に手がある。
私は頑張って体を半回転させて彼を起こそうとする。
「優さん?朝ですよ?また遅刻しますよ?」
「うん…」
もう一度寝てしまった。仕方ないので引きずる。
お母さんはもう起きているだろう。
「眠い…」
「急いで~!」
後10分くらいでホームルームが始まる。ギリギリで校門に間に合い…当番の先生に「またか。急げよ~」と言われた。
急いで教室のドアを開けて…中に駆け込むと…そこは教室じゃなかった。
クラスメイト達が呆然と何かの模様の上にたっていて、偉そうなお爺さんが何か喋って、代表格の男子が何かを聞いて…気づいたらホテルの部屋みたいな所にいた。
私は驚くと記憶を飛ばすのだろうか。
とりあえず部屋の中を見回ってみる。リゾートホテルの一番良い部屋位の大きさがある。
凄いと思ってベットの上に座っていたら、木のドアからノックの音が聞こえる。
ドアを開けると優が立っていた。外に立たせたままという訳には行かないので、中に入ってもらう。
椅子は無いのでベットで隣に座ってもらう。
覚えてないだろ。と言われ、説明をされる。
省略すると、『勇者として、強い敵と戦う為に私達を召還した』と
この国に人権はないのかと見当はずれのことを考えていた。
優がそのまま横に倒れて…私が膝枕しているみたいになった。
何となく頭を撫でる。ふわふわつやつや。羨ましい。
「寂しい?」
優しいお母さん、かっこいいお父さんが優にはいる。寂しいのだろうか。
「慰めてくれる?」
何となく、可哀想だと思った。私に優しい母はいない。顔を見れば叩いてきて、1週間に一回外に出す母だけ。父は仕事人で顔を見たのは1ヶ月前だ。会話も少ない。
頭を撫でる。そしたらいきなり地面が光り出して…目を開けば、白と赤で整えられたら部屋にいた。優はいつの間にか前にたっている。周りを見回すと、そこにはお母さんお父さんがいた。
「え?」
「お帰り。優、蒼。」
会えない筈のお母さんお父さんがいる。どうして
「説明がまだだった。蒼。俺、父さん母さんは日本…地球の生物じゃないんだ。」
「ふぇ?」
すっごい気の抜けた返事をした。
「吸血鬼って知ってるか?」
また要約すると、
優は地球に勉強の為に来ていたらしい。そこで私…蒼つまり番に会ったらしい。一生に一人、決まった相手がいる。ということらしい。
「えっと…てことは。血、飲んでた?」
「ああ。たまに…すまない。」
まぁそれは良いんだが。だから貧血気味だったのか。
「まぁ…もう選択肢は無いんだが。逃がす気はない。」
異世界召還されたら幼馴染に捕まりました…
私は手首を強く…跡が残るくらいの力で掴まれ、家の中を引きずられ、裏口から道路に放り投げられた。
扉からカチャと鍵を閉めた音がする。これが何回目とはもう覚えていない。少なくとも両手には収まらないと思う。
いつものこと。そう思いながらどこで過ごすか考える。まだ完全に日は沈んで居ないから少しは動ける。
道路では車に引かれてしまうかもしれない。
近くの公園も駄目だ。警察官に見つかり、母が呼ばれ、怒り狂った母に1日中窓のない地下室に閉じ込められた。
あそこしかないか。1年前にぼろアパートが壊されてまだ空き地の土地。昼は子供が遊んで居るが、夜は街灯が無いため、暗い。
さっき叩かれた脇腹が少し痛い。少し肌寒い季節、セーター1枚でも寒い。
此処にいてまた母に叩かれたくないので、移動しようと敷地から道路にでる。住宅街の裏道はいつも誰も居なくて暗い。それを分かっていて外に出したんだろう。ただ、今日は少し違った。
「誰?」
から声が聞こえる。目が慣れて声の方を見ると、私と同じくらいの、(小学4年生だ)眼鏡の男の子が立っていた。
「えっと…」
男の子はいきなり近づいてきて手首掴まれた。さっき母に掴まれた…
「痛っ!」
「あ、ごめん。」
パッと手を離してくれた
私はとても驚いた。今では当たり前だが「痛い」といえば離してくれるのか。今までそんなことなかったから。何を言っても。抵抗しても。もっと痛くなるだけだった。
私が呆然としている間に彼に引っ張られ、いつの間にか知らない家の前にいた。
玄関から綺麗な女の人が出てきて、
「お帰りなさい。優。あらその子どうしたの?」
こっからまるで覚えていない。次に覚えているのはいつの間にか着替えて、ベットに横になっていた。
「うふふ。女の子は居ないから嬉しいわ~」
と綺麗な女性、彼の母…後に私はお母さんと呼ぶことになる。
朝起きたら、知らない天井だった。まあ、家を追い出される私にはよくある事なのだが。動こうとするが、体が動かない。下を見ると後ろから伸びた手に抱きしめられている。昨日いきなり腕を掴まれた男の子だった。
頑張って逃げ出そうとするが全く動かない。5分くらい格闘していると、んっ~という声が聞こえてくる。
起きたかと覗いてみると、ぼんやりした感じでこちらを強く抱きしめてきた。さっきより動けない。
ん?とようやく起きたらしい。やっと腕を解いてくれた。
「おはよ。」
「おはよう…ございます?」
今の時間がわからない。
「何で疑問系…そっか…昨日聞き忘れてたんだけど。名前は?」
「東条 蒼です…」
これが初めて会った時だ。後に幼稚園から一緒だったことを知る。
「…。」
夢か?懐かしかったような気がする。
動こうとすると…今も胸の位置に手がある。
私は頑張って体を半回転させて彼を起こそうとする。
「優さん?朝ですよ?また遅刻しますよ?」
「うん…」
もう一度寝てしまった。仕方ないので引きずる。
お母さんはもう起きているだろう。
「眠い…」
「急いで~!」
後10分くらいでホームルームが始まる。ギリギリで校門に間に合い…当番の先生に「またか。急げよ~」と言われた。
急いで教室のドアを開けて…中に駆け込むと…そこは教室じゃなかった。
クラスメイト達が呆然と何かの模様の上にたっていて、偉そうなお爺さんが何か喋って、代表格の男子が何かを聞いて…気づいたらホテルの部屋みたいな所にいた。
私は驚くと記憶を飛ばすのだろうか。
とりあえず部屋の中を見回ってみる。リゾートホテルの一番良い部屋位の大きさがある。
凄いと思ってベットの上に座っていたら、木のドアからノックの音が聞こえる。
ドアを開けると優が立っていた。外に立たせたままという訳には行かないので、中に入ってもらう。
椅子は無いのでベットで隣に座ってもらう。
覚えてないだろ。と言われ、説明をされる。
省略すると、『勇者として、強い敵と戦う為に私達を召還した』と
この国に人権はないのかと見当はずれのことを考えていた。
優がそのまま横に倒れて…私が膝枕しているみたいになった。
何となく頭を撫でる。ふわふわつやつや。羨ましい。
「寂しい?」
優しいお母さん、かっこいいお父さんが優にはいる。寂しいのだろうか。
「慰めてくれる?」
何となく、可哀想だと思った。私に優しい母はいない。顔を見れば叩いてきて、1週間に一回外に出す母だけ。父は仕事人で顔を見たのは1ヶ月前だ。会話も少ない。
頭を撫でる。そしたらいきなり地面が光り出して…目を開けば、白と赤で整えられたら部屋にいた。優はいつの間にか前にたっている。周りを見回すと、そこにはお母さんお父さんがいた。
「え?」
「お帰り。優、蒼。」
会えない筈のお母さんお父さんがいる。どうして
「説明がまだだった。蒼。俺、父さん母さんは日本…地球の生物じゃないんだ。」
「ふぇ?」
すっごい気の抜けた返事をした。
「吸血鬼って知ってるか?」
また要約すると、
優は地球に勉強の為に来ていたらしい。そこで私…蒼つまり番に会ったらしい。一生に一人、決まった相手がいる。ということらしい。
「えっと…てことは。血、飲んでた?」
「ああ。たまに…すまない。」
まぁそれは良いんだが。だから貧血気味だったのか。
「まぁ…もう選択肢は無いんだが。逃がす気はない。」
異世界召還されたら幼馴染に捕まりました…
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
恋愛
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)その後
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合つまた。
その後、大学を卒業した祐輔(ユウスケ)の新たなストーリーが始まった。
全15話を予定
老け顔ですが?何かあります?
宵森みなと
恋愛
可愛くなりたくて、似合わないフリフリの服も着てみた。
でも、鏡に映った自分を見て、そっと諦めた。
――私はきっと、“普通”じゃいられない。
5歳で10歳に見られ、結婚話は破談続き。
周囲からの心ない言葉に傷つきながらも、少女サラサは“自分の見た目に合う年齢で学園に入学する”という前代未聞の決意をする。
努力と覚悟の末、飛び級で入学したサラサが出会ったのは、年上の優しいクラスメートたちと、ちょっと不器用で真っ直ぐな“初めての気持ち”。
年齢差も、噂も、偏見も――ぜんぶ乗り越えて、この恋はきっと、本物になる。
これは、“老け顔”と笑われた少女が、ほんとうの恋と自分自身を見つけるまでの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる