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回想①リナの出来事
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リナは飼い猫のルナと一緒に
【お願い事を叶える為】猫だけが住む〘猫の街〙にきていた。『リナ、今日もパトロールして困ってる猫さんの願いを叶えに行くわよ』そう言うとルナはどこから出したのか[パトロール中]と書かれた襷|《たすき》を肩からかけた『ルナ、今日はどこに行こうか?』と聞くと『そうねぇ、まだ公園のほうは行ってないから公園の周辺をパトロールしましょ』
そう言って2匹は公園があるほうへ歩いて行った……
《何でこんな事になっちゃったんだろう?
【猫缶食べたら猫の街に飛ばされ、しかも猫のお願いを叶えないと元の姿に戻れない】だなんで…
猫神様もなんだか怪しい感じだったけど、私の擬人化したこの姿と実際にこの街で出会ってる二足歩行の猫ちゃん達を見たらこの街が〘猫の街〙だという事を信じるしか無いのよね。けど本当に元に戻れるのかなぁ…でもまぁ、猫は好きだしそれに猫のお願いって何なのかちょっと気になるから複雑な心境だけど…》
リナは猫神様から飛ばされ
〘ここに来た理由を〙思い返していた……
『おはよう、ルナ』
『にゃ~ん』
リナは猫ベッドの上に居るルナに声をかけながらミニテーブルにお気に入りのクロスをひき、趣味で始めたタロットカードを箱から取り出した。するとルナがミニテーブルの前まで来て上に飛び乗り両前脚を揃えて座りリナの手元にあるタロットカードを見つめた。リナはルナの視線を感じながら、ミニテーブルの上のクロスの上に置いたタロットカードをよーくシャッフル、そしてカットしてから1つの山にまとめると
ルナがタロットカードの上に左前脚をのせモゴモゴと何か言って左前脚をタロットカードからおろした
《ルナのいつもの儀式だけど
何を言ってるのかいつも気になる》
それが終わるとタロットカードを扇状に広げ
その中から1枚を選んでワンオラクルで占う
『今日の運勢は?』
今朝はルナと私が一緒のカードを選んだタロットカードをめくると
【Tower(逆位置)】
『Towerの逆位置かぁ…え~と意味は確か
【衝撃的な出来事】がこれから起こるって事かなぁ
何が起こるんだろうね?』
私はルナに声をかけたがルナはタロットを見つめながら何だか考え事をしてるようにみえた
『ルナ、じゃあ朝ごはんにしよっか?』
私はもう一度ルナに声をかけキッチンに行き朝食の準備を始めた
私は冷蔵庫を開けマヨネーズとハムと卵を取り出し缶詰を出そうとしてふと棚を見ると買った覚えの無い金色の缶詰があった
《こんなのあったっけ?》
と思いながらも私は特に気にせずに【金色の缶詰】を使ってハムとツナマヨのサンドイッチとオムレツを作った…
『うん、美味しかった。ごちそうさま』
私はいつも通りに朝食を食べ終えてもまだルナはタロットカードとにらめっこ
『ルナ?何してるの?ご飯いらないの?』
私がルナにもう一度声をかけるとどこからか
『ちょっと考え事してたの。ご飯は食べるわよ。』
どこからから可愛いらしい女の子の声が聞こえてき
『?』
(隣の部屋に誰か引っ越してきたのかなぁ?)
私はルナのほうを見るとルナのまん丸い大きな目が
さらに大きくなったまま固まっていた
『あなた、だれ?見た目も匂いもリナに似てるけど…』
ルナはリナの周りの匂いを嗅ぎながぐるぐる回り
リナの顔や身体を見てると視界にキラッと光る【モノ】がルナの目に入ると何かを思い出したかのようにルナはテーブルの上や棚の中、ルナのおもちゃ箱の中やベッドの下を探し始めた
…数分後
『ない、ない。あたしの金の缶詰がない!どこいったのよ~。』
ルナはさっき視界に入った場所まで行き確認すると
リナの前に【それ】を咥え持ってきた置くと
『ちょっと、あなた!あたしの金の缶詰を食べたのはあなたね!!どこの誰だか知らないけどね
あれはあたしが優勝してもらったものなのよ!
返しなさいよ!それに、あなた勝手に人の家に入って来て!!シャーッ!!』
ルナは自慢の黒毛を逆立て身体を弓なりに反らし
尻尾をパタパタと床を叩きながらリナに威嚇した
(私には絶対に怒った事のないルナが今すごい剣幕で怒ってる。しかも言葉も喋ってる〘鳴いてる〙とか
〘そう聞こえてる〙じゃなくハッキリと、だけどちょっと舌足らずな感じで人間の言葉で私に怒ってる。じゃあさっき聞こえた声もお隣さんじゃなくてもしかして、ルナの声?
『まさかね、ハハハ』
(あっ!そっか!これは夢の中の出来事ね
な~んだ、そっか。良かった。じゃなかったらルナが私に威嚇なんてするわけ……)
リナは今、自分の目の前で起こってる事から現実逃避するように自分に言い聞かせようとしたが
『痛ッ』
立ち上がろうとしてテーブルの脚に足の小指をぶつけ痛みを感じこれが夢では無く現実なのだと理解した。
更にリナは部屋の片隅に置いてある鏡に映った自分の姿を見てさらに驚愕した
そこには〘擬人化した猫〙がこちらを見ていた
『えっ?なに?ネコ?…人間?私はネコ?…』
リナの頭の中はパニックと疑問符でいっぱいになった。
鏡に映った茶色と白の縞柄のフワフワの長いシッポを見て
(まさか…ねぇ)と呟き苦笑しながら私は身体を軽く捻って腰周りを見ると鏡に映る擬人猫と同じ柄のフワフワの長いシッポがあった
『ちょっと、あなた?なに鏡で遊んでるのよ?』
リナの様子を見ていたルナが尻尾をパタパタさせながら話しかけてきたが私が暫く呆然と俯いていると
『ちょっと、あなた?聞いてるの?さっきから鏡ばっかり見て。自分に見惚れていないで早く返しなさいよ!』
『えっ?もしかして、さっきから喋ってるのって…ルナ?なわけないよね』とリナは半信半疑でルナに話しかけるとルナは普通に応えた。
『あたし以外に誰が居るのよ?リナはいつの間にか居なくなっちゃったし…』
『えっ?リナは私だけど!?てか、
そもそも何で私にシッポがあるの?
何で顔が猫になってるの?
ねぇ、何で?何で?』
リナの質問に答えるかのようにルナは
『なに、当たり前の事を言ってるのよ。あなた猫なんだからシッポがあるのも顔が猫なのも当たり前じゃない!で、あなたの名前はリナと同じなのね?! ハァ~』
ルナは大きなため息をついた。
そしてリナは更に疑問符でいっぱいになった
(だから、何で私が猫になってるのよ~!!泣》)
【お願い事を叶える為】猫だけが住む〘猫の街〙にきていた。『リナ、今日もパトロールして困ってる猫さんの願いを叶えに行くわよ』そう言うとルナはどこから出したのか[パトロール中]と書かれた襷|《たすき》を肩からかけた『ルナ、今日はどこに行こうか?』と聞くと『そうねぇ、まだ公園のほうは行ってないから公園の周辺をパトロールしましょ』
そう言って2匹は公園があるほうへ歩いて行った……
《何でこんな事になっちゃったんだろう?
【猫缶食べたら猫の街に飛ばされ、しかも猫のお願いを叶えないと元の姿に戻れない】だなんで…
猫神様もなんだか怪しい感じだったけど、私の擬人化したこの姿と実際にこの街で出会ってる二足歩行の猫ちゃん達を見たらこの街が〘猫の街〙だという事を信じるしか無いのよね。けど本当に元に戻れるのかなぁ…でもまぁ、猫は好きだしそれに猫のお願いって何なのかちょっと気になるから複雑な心境だけど…》
リナは猫神様から飛ばされ
〘ここに来た理由を〙思い返していた……
『おはよう、ルナ』
『にゃ~ん』
リナは猫ベッドの上に居るルナに声をかけながらミニテーブルにお気に入りのクロスをひき、趣味で始めたタロットカードを箱から取り出した。するとルナがミニテーブルの前まで来て上に飛び乗り両前脚を揃えて座りリナの手元にあるタロットカードを見つめた。リナはルナの視線を感じながら、ミニテーブルの上のクロスの上に置いたタロットカードをよーくシャッフル、そしてカットしてから1つの山にまとめると
ルナがタロットカードの上に左前脚をのせモゴモゴと何か言って左前脚をタロットカードからおろした
《ルナのいつもの儀式だけど
何を言ってるのかいつも気になる》
それが終わるとタロットカードを扇状に広げ
その中から1枚を選んでワンオラクルで占う
『今日の運勢は?』
今朝はルナと私が一緒のカードを選んだタロットカードをめくると
【Tower(逆位置)】
『Towerの逆位置かぁ…え~と意味は確か
【衝撃的な出来事】がこれから起こるって事かなぁ
何が起こるんだろうね?』
私はルナに声をかけたがルナはタロットを見つめながら何だか考え事をしてるようにみえた
『ルナ、じゃあ朝ごはんにしよっか?』
私はもう一度ルナに声をかけキッチンに行き朝食の準備を始めた
私は冷蔵庫を開けマヨネーズとハムと卵を取り出し缶詰を出そうとしてふと棚を見ると買った覚えの無い金色の缶詰があった
《こんなのあったっけ?》
と思いながらも私は特に気にせずに【金色の缶詰】を使ってハムとツナマヨのサンドイッチとオムレツを作った…
『うん、美味しかった。ごちそうさま』
私はいつも通りに朝食を食べ終えてもまだルナはタロットカードとにらめっこ
『ルナ?何してるの?ご飯いらないの?』
私がルナにもう一度声をかけるとどこからか
『ちょっと考え事してたの。ご飯は食べるわよ。』
どこからから可愛いらしい女の子の声が聞こえてき
『?』
(隣の部屋に誰か引っ越してきたのかなぁ?)
私はルナのほうを見るとルナのまん丸い大きな目が
さらに大きくなったまま固まっていた
『あなた、だれ?見た目も匂いもリナに似てるけど…』
ルナはリナの周りの匂いを嗅ぎながぐるぐる回り
リナの顔や身体を見てると視界にキラッと光る【モノ】がルナの目に入ると何かを思い出したかのようにルナはテーブルの上や棚の中、ルナのおもちゃ箱の中やベッドの下を探し始めた
…数分後
『ない、ない。あたしの金の缶詰がない!どこいったのよ~。』
ルナはさっき視界に入った場所まで行き確認すると
リナの前に【それ】を咥え持ってきた置くと
『ちょっと、あなた!あたしの金の缶詰を食べたのはあなたね!!どこの誰だか知らないけどね
あれはあたしが優勝してもらったものなのよ!
返しなさいよ!それに、あなた勝手に人の家に入って来て!!シャーッ!!』
ルナは自慢の黒毛を逆立て身体を弓なりに反らし
尻尾をパタパタと床を叩きながらリナに威嚇した
(私には絶対に怒った事のないルナが今すごい剣幕で怒ってる。しかも言葉も喋ってる〘鳴いてる〙とか
〘そう聞こえてる〙じゃなくハッキリと、だけどちょっと舌足らずな感じで人間の言葉で私に怒ってる。じゃあさっき聞こえた声もお隣さんじゃなくてもしかして、ルナの声?
『まさかね、ハハハ』
(あっ!そっか!これは夢の中の出来事ね
な~んだ、そっか。良かった。じゃなかったらルナが私に威嚇なんてするわけ……)
リナは今、自分の目の前で起こってる事から現実逃避するように自分に言い聞かせようとしたが
『痛ッ』
立ち上がろうとしてテーブルの脚に足の小指をぶつけ痛みを感じこれが夢では無く現実なのだと理解した。
更にリナは部屋の片隅に置いてある鏡に映った自分の姿を見てさらに驚愕した
そこには〘擬人化した猫〙がこちらを見ていた
『えっ?なに?ネコ?…人間?私はネコ?…』
リナの頭の中はパニックと疑問符でいっぱいになった。
鏡に映った茶色と白の縞柄のフワフワの長いシッポを見て
(まさか…ねぇ)と呟き苦笑しながら私は身体を軽く捻って腰周りを見ると鏡に映る擬人猫と同じ柄のフワフワの長いシッポがあった
『ちょっと、あなた?なに鏡で遊んでるのよ?』
リナの様子を見ていたルナが尻尾をパタパタさせながら話しかけてきたが私が暫く呆然と俯いていると
『ちょっと、あなた?聞いてるの?さっきから鏡ばっかり見て。自分に見惚れていないで早く返しなさいよ!』
『えっ?もしかして、さっきから喋ってるのって…ルナ?なわけないよね』とリナは半信半疑でルナに話しかけるとルナは普通に応えた。
『あたし以外に誰が居るのよ?リナはいつの間にか居なくなっちゃったし…』
『えっ?リナは私だけど!?てか、
そもそも何で私にシッポがあるの?
何で顔が猫になってるの?
ねぇ、何で?何で?』
リナの質問に答えるかのようにルナは
『なに、当たり前の事を言ってるのよ。あなた猫なんだからシッポがあるのも顔が猫なのも当たり前じゃない!で、あなたの名前はリナと同じなのね?! ハァ~』
ルナは大きなため息をついた。
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