平凡雑音日記。

赤屋カル

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寒さとの戦い

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  今日の気温は最高10℃。最低4℃。
何がなんでも暖房を付けたくなかった。
急な寒さに体も追いついていないのか,布団から出たがらない。
近くにあった貼るカイロを2袋開けて,前後に貼る。
それでも自分の体温は2℃くらいしか上がらない
暖房を付けなよ!って言うaと
暖房はつけなくてもいけるさ!って言うbが朝から葛藤している。
パジャマから着替えようとはならない。
押し入れからパジャマをもう一着出して,パジャマの上にまたパジャマを着る。
それでもまだ寒いので,パジャマズボンをまた履く。
上2重,下3重。
ふっくらした体。
醜くなった体より,寒さを凌げる格好にする方が大切だ。
寒さを凌ぎたかったので,レンジでコップ一杯のお湯を作って,粉のコーヒーを入れて飲んだ。
喉に温かい何かが入った感覚がよくわかる
「うめぇ…」
その一言呟いただけなのに,白い煙が口からふわっと出て,一瞬で消える。
寒さを感じさせた瞬間であった。
そして,自分がいかに寒い部屋にいるのかを目で感じる瞬間でもあった。
トイレに行けば便座が冷たい。
ドアノブに触れれば,銀がやたらと強調をし,僕の体をすぐに冷たくさせた。
2ヶ月もすれば暖かくなるだろうか。
それとも、寒くなるだろうか。
できれば居心地のいい温度であって欲しい
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